2025.11.04更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025(SNKレポート)

サマリ

新日本空調は、半導体工場・データセンター・原子力施設まで扱う“空調のパイオニア”。施工・調整という建物の「ラストワンマイル」を担い、最適運転まで作り込む実装力が評価の源泉です。2030年に完工高1,300~1,500億円、営業利益率・ROE各10%以上を掲げ、DX・人材投資と環境ソリューションで収益力を高める方針です。

目指す経営指標

2030年:完工高1,300~1,500億円、営業利益率10%以上、ROE10%以上。

2025年度(上方修正後):受注工事高1,550億円、完成工事高1,440億円、当期純利益88億円(24年度の政策保有株式売却益は除外)。

配当方針:DOE下限5%・累進配当、2030年3月期まで減配なし方針。

資本政策:政策保有株式を2025年度末までに2022年度末比で20%以上削減(時価ベースで約43.5億円削減目標)。


気候目標:2030年までにScope1+2で60.6%、Scope3で25%削減(2021年度比)—2025年7月SBT認証取得。

専門用語

■ ViEST®(ヴィエスト)エンジン
微粒子の挙動を高速画像処理で解析し、粒子の大きさ別の数量や動きの速さを同時に数値化・可視化できる同社の計測・解析技術です。専用カメラや監視システムに搭載され、クリーン環境の評価に用いられます。

■ EnergyQuest®(エナジークエスト)ファミリ
建物設備の運転状況を可視化し、熱源の最適制御まで行う省エネ運用支援の製品群の総称です。「EQデータグラス®」「EQプランナー®」「EQガイダンス」「EnergyQuest® Cloud」の4構成で、分析から自動運転まで一連の運用改善を実現します。

■ EQデータグラス®
建物設備の運転状況やエネルギー消費量を多角的に可視化するツールで、EnergyQuest®ファミリの中核機能の一つです。運用実態の「見える化」により改善点の特定を支援します。

■ SNK EBINA Innovation X HIVE
2027年度稼働予定の新技術開発拠点の名称です。多様な人材が融合(X)し、にぎやかに集う“HIVE(蜂の巣)”のような場をコンセプトに、微粒子可視化やシミュレーションなどの技術開発・展示、認証取得やZEBの達成も目指す拠点です。

■ SNK Vision 2030
同社グループが2030年を節目に掲げる長期ビジョンです。中期経営計画(PhaseⅠ/Ⅱ)を通じ、完工高1,300~1,500億円、営業利益率・ROE各10%以上などの指標達成を狙う道筋を示しています。

■ SNK-SOLNet(SNK Sustainable Offsite & Logistics Smart Network System)
現場の資機材搬入や加工を最適化し、省力化・効率化を図る同社独自の物流・加工ネットワークシステムです。2024年4月に首都圏で運用開始し、現場の間接作業の負担軽減に活用されています。

■ CARBONIX(カーボニックス)
協業先のSustechが提供するGHG排出量可視化クラウドサービスです。自社の「EQデータグラス®」と連携させることで、設備運用データと排出データをつなぎ、脱炭素の価値創出を狙う取り組みに使われます。

■ 「ラストワンマイル」(建築設備の文脈)
同社が自社の役割を説明する際に用いる表現で、据付・接続・試運転・調整までを担い、設備を“最適運転”の状態で顧客に引き渡す「建物における最後の工程」を指します。環境価値を顧客・社会へ届ける接点という意味合いも含みます。

■ カイテキヒーロー
2025年3月に開始した企業広告の名称です。ウルトラマンをイメージキャラクターに起用し、「空気の快適を守るヒーロー」として社会基盤を支える同社の使命感を社内外に発信する取り組みです。