2025.11.12更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

フィード・ワンは、畜産・水産の配合飼料を核に、研究開発と製造拠点投資で「選ばれる企業」へ進化中。低魚粉・無魚粉飼料や昆虫タンパク活用、DXによる需給・生産管理の高度化、そして水産新工場の建設で供給力と収益性を同時に高め、食の安定と養殖の次世代化を牽引する。

目指す経営指標

・2034年3月期:EBITDA160億円以上
・2034年3月期:ROIC8%以上
・2034年3月期:ROE10%以上・2034年3月期:畜産飼料市場シェア20%以上(民間企業No.1堅持)
・中長期:水産新工場の成長寄与により水産飼料事業のEBITDAを工場竣工10年後に現在比2倍を見込む

専門用語

■まだいDPサステナZERO
まだい用の無魚粉(魚粉を使わない)飼料で、商業ベースの業界初として発売された製品です。従来品と同等の成長性を実現し、魚粉価格高騰時の需要に合致して販売を伸ばした、同社の象徴的な「次世代養殖」対応製品です。

■低魚粉・無魚粉飼料
水産用配合飼料に含まれる魚粉の使用量を減らす、またはゼロにする設計の総称です。天然資源への依存と価格変動リスクを下げつつ、養殖現場のパフォーマンス確保を狙う同社の開発方針を示すキーワードです。

■昆虫タンパク(脱脂ミールワーム)
魚粉代替として研究・活用する原料で、同社は脱脂ミールワーム配合飼料の給与により養殖魚の体表粘液増加を確認しました。体表粘液は病原体侵入を防ぐバリアとして機能し、特許出願中の独自知見に基づく価値提案です。

■補償成長
高水温期などに給餌量を調整した後、条件改善時の「取り返し成長」を活かす飼養管理の考え方です。同社は養殖魚の生産性向上に向け、この手法を実証し飼料設計・給餌提案に反映しています。

■マジックパール
味付けゆで卵のロングセラーブランドです。新工場の稼働により生産能力を約1.5倍へ拡大し、最新設備で省エネ・省人化と品質向上を同時に進める食品事業の柱となっています。

■ワンアップ肉牛育成
素牛期の体重最大化を狙う肉牛用飼料です。綿実やビートパルプ等の既存原料を活かし、反芻回数の向上という新たな価値を見出して応用した設計で、特許出願中の同社独自製品です。

■ブリードワンFシリーズ
種豚(母豚)向けの専用飼料シリーズです。繁殖段階に合わせた栄養設計で生産者の課題に対応し、同社の畜産領域における高付加価値ラインを代表します。

■搾乳ロボット専用飼料(ファイブギアドロップ等)
ロボット搾乳に適した粒度・流動性・嗜好性を備える設計の乳牛用飼料です。自動化設備との相性最適化により、乳量・作業効率の両立を支援します。

■BUJIDAS(ブジダス)
牛の起立困難を予防する声掛けAIサービスの販売パートナーとして同社が関与するソリューションです。現場の異常兆候に早く気づくための仕組みを提供し、飼養管理の省力化と事故低減に寄与します。

■次世代養殖
同社が掲げる水産事業のテーマで、無魚粉・低魚粉飼料の普及、高水温環境への給餌・管理手法の確立、沖合大規模養殖や陸上循環養殖に適合する飼料開発を通じて、安定生産と環境配慮を両立させる取り組みを指します。