2025.11.12更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: カルビーグループ統合報告書2025

サマリ

戦後の食糧難を起点に「未利用資源を活かす」DNAで、自然素材のおいしさと楽しさを磨き続ける食品メーカー。ばれいしょの垂直統合や独自の食感技術、「ファンづくり×ものづくり」、DXを武器に国内トップのスナック・シリアルから海外・健康領域へ成長軸を拡張する。

目指す経営指標

・オーガニック売上高成長率:年平均+4〜6%(〜2026年3月期の3カ年)
・連結営業利益成長率:年平均+6〜8%(同上)
・ROE:10%以上を継続
・海外売上高比率:30〜35%(2026年3月期時点目標)
・新規領域売上比率:5%(2026年3月期時点目標)
・DXによる国内コアの収益改善:年間約100億円規模を継続的に創出
・ROICを中核指標とした経営管理へ移行(2026年3月期から)

専門用語

■ばれいしょの垂直統合
ポテトチップスの主原料であるばれいしょについて、種子・契約栽培・収穫・貯蔵・加工・物流までを一体で管理する体制のこと。天候や収穫量の変動に強く、安定供給と品質の均一化につながる。

■食感設計(食感の数値化/TDS)
噛み始めから後味までの食感変化を計測し、データで可視化して設計に活かす手法。狙った「カリッ」「ホロッ」などの時間変化を再現し、商品ごとの独自の食べ心地を作り込む。

■ファンづくり×ものづくり
ユーザーの声を起点に商品や体験を共創し、その学びを生産・開発に直結させる考え方。試食会やコミュニティ施策で得た気づきを、次の改良・新商品につなげる。

■OP&S
需要・供給・在庫・マージンなどの情報をつなぐ運営基盤の総称。どのSKUを、どの工場で、どれだけ作るかを可視化し、欠品と過剰の両方を減らすための意思決定を支える。

■BOSS-C
SKU単位で粗利・販促・物流コストまで追える管理の仕組み。儲かる/改善が必要なアイテムを素早く見分け、棚替えや生産計画の修正に反映する。

■SKU採算の見える化
商品(SKU)ごとに売上とコストを分解し、利益貢献度を定量で把握すること。重点投資すべき商品と縮小すべき商品を明確にする。

■せとうち広島工場(次世代型工場)
省エネ設備や自動搬送などを備え、生産性と環境性能を両立した拠点。需要変動に合わせた柔軟な生産やトレーサビリティ向上を狙う。

■RSPO認証(ラベル展開)
持続可能なパーム油の調達・利用に関する国際認証。認証油を使った製品であることを示すラベルを展開し、原料由来の環境・人権配慮を示す。

■ルビープログラム
アプリを軸にした会員向け施策の総称。購入・投稿・来場などの行動でポイントや体験価値がたまり、双方向のコミュニケーションで商品改良にもつなげる。

■Beyond & Calbee Next
カルビーの将来像を示す変革コンセプト。既存のスナックの枠を越え、海外・健康領域・アグリなど新しい食の価値づくりへ踏み出す意思を表す。

■2025 Change
短期での改革テーマを束ねた合言葉。収益性改善、サプライ網の最適化、開発スピードの向上など「変えるべきこと」を明確にし、実行力を高める。

■全員活躍
職種・年次を問わず、現場の提案と挑戦を評価して仕事を前に進める人材方針。現場起点の改善や新提案を素早く事業に反映する。

■Harvest Snaps
海外で伸長している豆由来スナックのブランド名。豆の軽い食感と高たんぱく・食物繊維といった特徴を活かし、健康志向市場に対応する。

■You For Better
海外事業で掲げるメッセージ。食を通じて日常を少し良くするという発想で、栄養・おいしさ・手軽さを両立した製品群を広げる。

■コントラクター事業
農家の負担が大きい作業(植え付けや収穫など)を外部が受託する仕組み。人手不足や高齢化に対応し、原料の安定確保と品質維持に寄与する。

■ぽろしり
加工適性や歩留まりを重視して育成されたばれいしょ品種の名称。フライ時の色調や食感の安定に優れ、スナック製造に適している。

■車座ミーティング
社長と従業員が対等に円を囲んで対話する社内コミュニケーションの形。現場の課題・提案を直接吸い上げ、意思決定の納得感を高める。