2026年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    668名(単体) 1,928名(連結)
  • 平均年齢
    41.6歳(単体)
  • 平均勤続年数
    17.5年(単体)
  • 平均年収
    5,943,000円(単体)
  • 平均年収の
    対前年増減率
    -0.9%(単体)

従業員の状況

人材戦略に関する基本方針等

(1) 【人材戦略に関する基本方針等】

当社グループの人材戦略は、中期経営計画に掲げる「人財の育成」を基本方針の一つとし、それに加えて人財獲得及び職場環境整備を推進し、安全・安心で高品質な食品の安定的な提供と持続的な成長及び企業価値の向上を支える人財基盤を強化することを目的としております。

 

① 人財育成

OJTを基本としつつ、階層別研修(入社1年目~中堅社員)、選抜型研修プログラム(次世代の管理職層・経営層)及び通信教育の受講費用補助、資格取得奨励金制度等を通じて、従業員一人ひとりの職務遂行能力、マネジメント能力及び専門知識の向上に取り組んでおります。また、品質・食品安全に関する教育及びコンプライアンス教育を通じて、食品メーカーとして必要な基礎力の強化と事業環境の変化に柔軟に対応できる人財の育成を進めております。

 

② 人財獲得

新卒採用だけでなく、中途採用やアルムナイ採用も活用することにより、製造、営業、商品開発、品質保証、管理部門等の各分野において必要な基礎的資質と成長意欲を有し、将来的に特定分野に限定されず幅広い業務に対応し活躍できる人財の獲得に努めております。

 

③ 職場環境整備

従業員の健康保持・増進を重要な経営課題と位置づけ、具体的には健康経営の推進、長時間労働の抑制、ストレスチェック、メンタルヘルスのフォロー、治療と仕事の両立支援等に取り組んでおります。加えて、仕事と育児の両立支援や女性活躍、複線型キャリアを想定した専門職制度設計、ワークライフバランス向上に継続して取り組むとともに、従業員エンゲージメントの向上を通じて、従業員一人ひとりが成長を実感し、多様な人財が安心して能力を発揮できる職場環境の整備を進めております。

 

また、当社グループにおける従業員の給与その他の給付の額及び内容については、各人の役割、職務、能力、経験、成果等を総合的に勘案し、当社グループの人事制度及び関連する社内規程に基づき決定しております。

 

(2) 【従業員の状況】

① 連結会社の状況

2026年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

加工食品事業

1,422

 

(2,668)

食肉事業

400

 

(81)

その他

18

 

(16)

全社(共通)

88

 

(21)

合計

1,928

 

(2,786)

 

(注) 1 従業員数は、グループ外への出向者を除く就業人員であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

 

② 提出会社の状況

2026年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

平均年間給与の対前

事業年度増減率(%)

668

41.6

17.5

5,943

△0.9

(592)

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

加工食品事業

575

(564)

食肉事業

5

(7)

その他

(-)

全社(共通)

88

(21)

合計

668

(592)

 

(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

③ 労働組合の状況

当社は、丸大食品グループ労働組合連合会が結成されており、上部団体はUAゼンセンであります。また、一部の連結子会社において、個別に労働組合が結成されております。労使関係は良好であり、特記すべき事項はありません。

 

④ 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

A 提出会社

当事業年度

管理職に占める

 女性労働者の割合(%) (注)1

男性労働者の

 育児休業取得率(%) (注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1、4

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

6.1

90.0

53.6

72.9

92.8

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 連結子会社への出向者も含めて算出しております。

4 「労働者の男女の賃金の差異」について、人事・賃金制度上において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は、主に女性労働者においては勤務時間が短いパートタイマーが多いことによるものであります。

 

B 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注)1

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注)2

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注)1、4

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

戸田フーズ㈱

9.7

100.0

76.2

76.1

97.6

㈱ミートサプライ

0.0

100.0

78.8

84.7

90.8

丸大フード㈱

0.0

25.0

46.4

86.3

93.7

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

 

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 当社から連結子会社への出向者は「A 提出会社」に含めて算出しているため、上記には含めておりません。

4 「労働者の男女の賃金の差異」について、人事・賃金制度上において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は、主に女性労働者においては勤務時間が短いパートタイマーが多いことによるものであります。

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

  当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、以下のとおりであります。

  なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

  (1)  サステナビリティに関する基本的な考え方

    ①  ガバナンス

        ・「サステナビリティ基本方針」及び「サステナビリティ行動指針」のもと活動します。

     ・活動内容は代表取締役社長が委員長を務める「サステナビリティ委員会」を通じて定期的に進捗状況を取締役会に報告し、持続可能な成長と企業価値向上の実現に努めていきます。

        ・「サステナビリティ推進室」を中心に、各事業部門・グループ会社と連携してサステナビリティ活動を推進していきます。

        ・取締役会には、気候変動や人的資本を含めたサステナビリティに関する業務の執行状況を半期ごとに報告・共有しています。その他、経営会議を通じて取り組みの進捗状況及び課題を経営層と共有しています。

 

           <サステナビリティ推進体制>

 


 

    ・役員報酬へのサステナビリティ指標の取り込み

     取締役(社外取締役を除く)の報酬は固定報酬及び業績連動報酬(賞与、株式報酬)で構成し、業績連動型株式報酬の業績連動指標を「ROE:ESG経営指標=80%:20%」に設定しています。取締役の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価の変動による利益・リスクを株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高めています。

 

 

  ② 戦略

      サステナビリティを巡る課題を重要な経営課題であると認識し、マテリアリティの項目を挙げて取り組みを推進していきます。

 

マテリアリティ
(重要課題)

リスク

機会

サステナビリティについての

主要な取り組み

安全・安心の
確保

・社会全般にわたる品質問題など予測が困難な事故や社会的混乱の発生

・風評被害による影響

・品質クレーム等による社会的信頼の低下

・品質および危機管理体制を強化し、透明性の高い情報開示を行うことで、ステークホルダーからの信頼を確立

・食品安全マネジメントシステムの外部認証取得を拡大

・品質保証部門による徹底した品質管理体制を構築

生活者のライフスタイルの変化

・生活者のライフスタイルの変化、価値観の多様化への対応遅れによる成長機会の損失

・食の多様化への対応による新市場の創出

・多様な価値観やライフスタイルに合わせたサービスを提供し、新たな顧客層を獲得

・食を通じた市場ニーズへの迅速な商品戦略の対応強化

・お客様目線に立った製品・サービスの提供や適切な情報開示の実践

・少高齢化への取り組み、脳機能サポート素材「プラズマローゲン」の研究開発、健康に配慮した商品の提供、糖質ゼロ「藻塩の匠」シリーズ

気候変動の緩和

・温室効果ガス排出削減への対応遅れによる生産コストの上昇

・地球温暖化への対応遅れによる社会的信頼の低下

・省エネルギー技術の導入や再生可能エネルギーへの転換を進めることで、長期的な生産コストの削減と効率化を図る

・低炭素製品・サービスの開発や提供を通じて、環境意識の高い消費者層からの支持を獲得し、新たな市場を創造

・製品ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルに向けた長期的な取り組み

・太陽光発電設備の導入、CO₂フリー電力への切り替え

・省エネルギー推進による環境負荷低減

・TCFDに対応した情報開示の取り組み

・物流、輸送に関わる温室効果ガス削減の取り組み強化

持続可能な原材料調達

・サプライチェーンの各段階における社会・環境問題への対応遅れ

・気候変動や地政学的リスク

・安定した供給網を構築し、サプライヤーとの強固なパートナーシップを築くことで、事業継続性を確保し、リスク耐性を高める

・サステナブルな調達を推進することで、消費者からの支持を獲得

・安定した原材料調達に向けたサプライヤーとの連携強化

・サプライヤーとの持続可能な相互発展を目指した事業活動の推進

・人権デュー・ディリジェンスによる重要原材料の責任ある調達体制の構築

・アニマルウェルフェアへの配慮

水資源の保全

・渇水・洪水・水質悪化による生産停滞

・水リスク評価と対策を強化することで、事業継続性を高め、予期せぬ生産停止リスクを低減

・節水技術や高度な排水処理技術を導入することで、水資源の効率的な利用を促進し、地域社会への貢献と同時に、コスト削減を実現

・水資源の有効利用

・生産工場における排水処理施設の保全

・森づくり活動による環境保全推進

 

 

 

マテリアリティ
(重要課題)

リスク

機会

サステナビリティについての

主要な取り組み

資源循環型社会実現への貢献

・廃棄物削減への対応遅れによる生産コストの上昇

・環境に配慮した包装資材への転換遅れによる社会的信頼の低下

・廃棄物の削減、リサイクルの推進により資源効率を高め、コスト削減と新たな価値創造を実現

・環境に配慮した包装資材への転換を積極的に進めることでサステナブルな企業イメージを確立し消費者からの共感を獲得

・包装・容器の軽量化による廃棄物削減の取り組みの推進

・包装・容器の3R推進(リデュース、リユース、リサイクル)

・食料品廃棄物の飼料や肥料へのリサイクル促進

・環境に配慮した包装・容器採用の推進

フードロスの

低減

・食資源の枯渇

・食品廃棄物の削減の対応遅れによる社会的信頼の低下

・生産・流通・消費プロセス全体での効率化を図り、フードロスを削減することで、コスト削減と資源の有効活用を実現

・フードロス削減への積極的な取り組みをすることで、企業イメージを向上させ消費者や社会からの信頼と支持を獲得

・製造過程における廃棄物ロス削減に貢献する製造方法の改善・改良

・保存性向上による製品廃棄ロス、不良返品の削減

多様な人財の

活躍

・採用活動の多様化、競争激化による人財不足・コストの上昇

・競争優位性のある組織能力の実現

・ダイバーシティ&インクルージョンを推進することで、従業員のエンゲージメントと満足度を高め、生産性向上と離職率低下に繋げる

・多様な人財が活躍することができる環境を整えることによる優秀な人財の確保

・多様な価値観・専門性を養成する人財育成の教育マネジメント強化

・働き方改革の推進

・ダイバーシティ推進、女性活躍推進に向けた取り組み

・仕事と育児の両立支援を進め、『次世代育成支援対策推進法』に基づく認定を取得(「くるみん認定」)

健康経営の強化

・健康管理体制の対応遅れによる社会的信頼の低下

・従業員の健康増進に積極的投資を行うことで、生産性の向上、医療費の抑制、休職率の低下を実現

・従業員満足度とエンゲージメントを高め、企業への帰属意識を醸成

・健康経営に向けた取り組み強化

・ストレスチェック、メンタルヘルスのフォロー体制強化

ガバナンスの

強化

・脆弱なガバナンス体制による企業経営を脅かすリスクの増大

・リスク管理体制の対応遅れによる事業継続への影響

・金融危機、貿易摩擦等の不安定な政治・経済・社会情勢による組織運営への混乱や事業採算性低下

・デジタル技術革新に対応できないことによる競争力低下

・脆弱なITマネジメント体制による競争力低下

・知的財産リスクによる事業への影響

・強固なガバナンス体制とリスク管理体制を構築することで、企業価値を向上させ、投資家や社会からの信頼を高める

・強固なITマネジメント体制を確立することで、情報セキュリティを強化し、顧客情報や知的財産を守り、信頼性の高い事業運営を実現

・デジタル技術革新を積極的に取り入れ、業務プロセスの効率化、新たなビジネスモデルの創出、データに基づいた意思決定を強化し、競争力を向上

・知的財産リスクを回避することで企業価値を向上

・当社グループ全従業員への「丸大食品グループ行動基準」の教育・浸透

・コーポレート・ガバナンス体制の強化として、危機管理委員会、企業倫理委員会、コンプライアンス委員会、指名報酬委員会の設置

・丸大ホットライン(内部通報制度)の整備

・基幹システムを最大限活用した迅速な経営の意思決定や業務効率化の推進

・IT管理運用規程の制定による情報セキュリティの強化

・知的財産リスクマネジメント

地域社会への

貢献

・地域社会への一員としての対応の遅れによる社会的信頼の低下

・地域経済の活性化に貢献することで、持続可能な社会づくりに貢献し、企業の事業基盤も強化

・食を通じて地域社会へ貢献

・環境保全・美化活動の推進

 

 

 

    ③ リスク管理

     当社グループでは、サステナビリティ関連のリスク及び機会の識別・評価にあたり、以下の情報をインプットとして活用しております。 

  ・外部情報:市場動向、消費者ニーズ、規制・政策動向等

  ・内部情報:原材料調達実績、エネルギー使用量、品質情報、お客様からのご意見・ご指摘、コンプライアンス関連情報等

  また、事業活動に潜在するリスクを事前に想定し、リスク管理を適切に行うために制定している「丸大食品グループ危機管理規程」に基づき、事業活動に影響を及ぼすリスクが発生した場合には、社内規程に則り、危機管理委員会を開催するなど迅速に対応し、リスク管理体制の維持に努めています。

 

              <リスク管理体制>


 

 

    ④ 指標と目標

 

 マテリアリティ

KPI・目標

 

安全・安心の確保

生産場における食品安全マネジメントシステムの導と管理体制の維持徹底

 目標 導率100%

 

 

生活者のライフスタイルの変化

食品セグメントの継続的な伸長

 

持続可能な原材料調達

サプライヤーとのコミュニケーション頻度増

 

気候変動への適応

温室効果ガス排出量(Scope1・2)

 目標 2030年度:77,760 t-CO₂ 2022年度比32%削減

エネルギー使用量(原単位)の削減

 

水資源の保全

水使用量(原単位)の削減 

 

資源循環型社会実現への貢献

包装資材のプラスチック使用量の削減

 

食品廃棄物再生利用実施率目標 2030年度:95%

 

フードロスの低減

廃棄物排出量(原単位)の削減

 

多様な人財の活躍

エンゲージメントスコア目標 2030年度:70%以上

女性管理職比率目標         2032年度:10%以上

育児休暇取得の推進

 

健康経営の強化

健康経営優良法人の継続認定

 

健康配慮型商品の拡充

 

ガバナンスの強化

各拠点における毎月定期的に実施するコンプライアンス教育の実施率

 目標 実施率100%

 

地域社会への貢献

食育授業・ども食堂への支援拡充

 

 

 

 

  (2)  気候変動

    ①  ガバナンス

   気候変動対応を含むサステナビリティのガバナンスは、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティに関する基本的な考え方 ① ガバナンス」をご参照ください。

  ② 戦略

  ・自社工場での生産商品を対象に、TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)が提言する気候変動のシナリオ分析と気候変動のリスクと機会を選定し、財務インパクトの評価を実施しました。

  ・評価を踏まえ今後、自社及び環境に影響するリスクと機会について財務影響を考慮した上で対応策の優先順位を検討し、必要な予算措置を含めて対策を推進してまいります。

  ・当社グループは、G20の要請を受け、金融安定理事会(FSB)によって設立されたTCFD提言のフレームワークに基づいて分析と開示をしてまいります。

 

 A 1.5℃シナリオ、4℃シナリオに基づく将来の世界観

      シナリオとしては、以下のとおり2つのシナリオを想定しました。

2030年 1.5℃シナリオ(SSP1-1.9)

2030年 4℃シナリオ(SSP5-8.5)

温室効果ガス削減に積極的に取り組み、炭素税導入など規制の強化への対応費用や温室効果ガス削減の対応費用が上昇する。一方、植物性食品などの開発が進むことで市場に評価され機会がうまれる。

温室効果ガス削減の政策が出されるが対策が進まず、対応の為の費用は抑えられるが、気候変動の進展とともに原料価格の高騰、自然災害による浸水被害のリスクが高まる。

 

 

 

 B 気候変動リスク・機会及び影響度評価

「A 1.5℃シナリオ、4℃シナリオに基づく将来の世界観」に記載の1.5℃シナリオ、4℃シナリオのそれぞれについて、部門横断プロジェクトにおいてリスクと機会の発生可能性と影響度の観点から重要度の評価を大・中・小の3段階で行いました。その結果、以下のとおりの項目が抽出されました。
 

項目

内容

時間軸

財務

影響

インパクト

対応策

短期

中長期

1.5℃

4℃

移行
リスク

環境規制対応のためのコストの増加

 

15~20
億円

・製品ライフサイクル全体でのカーボンニュートラルに向けた長期的な取り組み

炭素税導入による原材料調達コストの増加

 

5~10
億円

・原材料調達ルートの分散化などによる安定的な原材料の確保

・高付加価値商品の開発等への取り組み

炭素税導入によるエネルギーコストの増加

1~5
億円

・省エネルギー推進による環境負荷低減

・省エネ設備の導入など、生産に関わるエネルギー削減の取り組み強化

消費者の嗜好変化に対する対応の遅れによる売上減少

 

40~50
億円

・食を通じた市場ニーズへの迅速な新商品投入戦略の対応強化

・お客様目線にたった製品・サービスの提供や適切な情報開示の実践

気候変動対応への遅れが資金調達やサプライヤーの商品選択へ悪影響

 

・サプライヤーとの持続可能な相互発展を目指した事業活動の推進

物理

リスク

気温上昇による原料価格高騰等コストの増加

 

・安定した原材料調達に向けたサプライヤーとの連携強化

自然災害がもたらす浸水被害や物流遅延により操業に影響

 

3~5
億円

・自然災害に対する被害・損害を最小限にするための防災、減災等、さらなる危機管理体制の構築

機会

低炭素への対応のため物流効率化によるコスト削減

 

20~25
億円

・共同配送やモーダルシフトなど、物流、輸送に関わる温室効果ガス削減の取り組み強化

気候変動への対応により社会的評価が高まり資金調達が安定

 

・TCFDに対応した情報開示の取り組み

植物性代替ミート商品や長期保存商品、低カーボンフットプリント製品開発による新たな市場の創出

 

3~5
億円

・持続可能な社会の形成に関わる食品の開発

 

 (注) 1 各発生時間軸が示す期間の短期は5年未満、中長期は5年以上10年超です。

    2 財務影響は自社データと外部の係数を用いて算定しております。

 

 

 <取り組み内容>

項 目

実施内容

化石燃料由来の

CO₂排出量削減

・太陽光発電設備の導入。再生可能エネルギー調達の検討

・省エネルギー設備導入

・コージェネレーションシステムの導入

・ハイブリッド車の導入

・太陽光発電設備導入        7製造拠点

・CO₂フリー電力へ切り替え 5製造拠点

・使用する営業車の車数の削減やハイブリッド車の導入

環境負荷の低減

・プラスチック包材削減。包装・容器の3R推進(リデュース、リユース、リサイクル)

・食品廃棄物再生利用の促進

・包材サイズの変更によりプラスチック使用量の削減

・食品残渣を飼料や肥料原料に加工し廃棄物による環境負荷を低減

物流への取り組み

・物流への取り組み(配送ドライバーの負担軽減、物流の効率化、共同配送の推進)

・モーダルシフトの取り組み

・関西と九州の間でモーダルシフトの取り組みを実施

新規機会の創出

・プラントベース食品の開発

・長期保存商品の開発

・植物性素材を取り入れたスイーツを開発

 

 

    ③ リスク管理

        気候変動対応を含むサステナビリティのリスク管理は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1)サステナビリティに関する基本的な考え方 ③ リスク管理」をご参照ください。

 

    ④ 指標と目標

 

マテリアリティ

KPI・目標

実績

気候変動への適応

温室効果ガス排出量(Scope1・2)

 目標 2030年度:77,760 t-CO₂

 2022年度比32%削減

温室効果ガス排出量(Scope1・2

 2024年度:106,348 t-CO₂

(Scope)詳細については、当社HPをご参照ください

https://www.marudai.jp/corporate/sustainability/data/esg.html

資源循環型社会実現への貢献

食品廃棄物再生利用実施率目標

 2030年度:95%

食品廃棄物再生利用実施率

 2025年度:92.8%

 

 

 

  (3) 人的資本・多様性

     ① ガバナンス

    人的資本・多様性を含むサステナビリティのガバナンスは、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティに関する基本的な考え方 ① ガバナンス」をご参照ください。

 

     ② 戦略

     ・当社グループでは、多様な背景を持つ社員がそれぞれの個性や強みを活かせる環境づくりと支援体制の充実、リスキリングを促進する教育プログラムの実施を通じ、社員一人ひとりが夢と働きがいを感じられる企業を目指しています。

     ・多様性を確保すべく、女性がさらに活躍できる環境の整備や支援体制の強化、リスキリングを促す教育プログラムの実施のほか、事業戦略に対応した多様な価値観・専門性を持った人財を適宜採用していきます。

     ・当社グループの永続的な事業運営を継続するため、次世代経営者育成を目的とした選抜研修を実施し、後継者の安定確保を推進していきます。

     ・従業員の心身の充実を図りウェルビーイングを高めるため、柔軟性の高い勤務形態を取り入れるとともに、さらなる健康経営の推進を図り従業員の健康に対するフォロー体制の強化と快適な職場環境の構築を推進していきます。

     ・当社グループは人権において、国籍・人種・性別・宗教・障害等による差別、嫌がらせ、不当な強制は許されず、お互いの人権を尊重するように取り組んでいきます。

 

  <取り組み内容>

  A 人財育成

      以下の項目に取り組んでおります。

項 目

内 容

若手社員の育成

・階層別研修の実施、配属後のフォロー面談実施

管理職候補者の育成

・中堅社員を対象とした選抜型研修

幹部人財の後継者候補育成

・経営者候補選抜型研修

自己啓発の機会の提供

・通信教育の充実と援助の拡大

キャリアの醸成

・自己申告制度によるキャリアプランの実現

多様な働き方、活躍する職場環境の整備

・複線型キャリアを想定した専門職制度設計

・ダイバーシティ推進、女性活躍推進に向けた取り組み

 

 

           <教育体系図>


 

 

  B 環境整備

   当社グループは従業員の健康保持・増進を重要な経営課題と捉え、健康経営宣言(2020年9月制定)を発信いたしました。

丸大食品㈱とグループ会社のトーラク㈱が、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」 の取り組みが優良であると認められ、「健康経営優良法人 2026(大規模法人部門)」として認定されました。

 

  C 人権への対応

    当社グループでは「丸大食品グループ 人権の取組みについて」に則り、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」の提唱プロセスに沿って、人権デュー・ディリジェンスを実施しています。また、これらの枠組みに則り、サプライチェーンを通じた事業活動に伴って生じ得る人権への負の影響を特定しました。特定にあたっては、人権に関する国内外の報告書や外部専門家の意見を参照し、地域性や社会環境、事業固有の特性に加え、脆弱な立場にある人々への影響も十分に考慮しました。その結果、当社グループにおける「重要な人権課題」として、以下を特定し、負の影響としてまとめました。負の特定「差別・ハラスメント」「労働者の権利」「労働環境、安全衛生」これらの課題については、負の影響の防止・軽減に向けた取り組みを継続的に実施し、その実効性を評価しながら改善策を検討・実行していきます。

 

  ③ リスク管理

   人的資本・多様性を含むサステナビリティのリスク管理は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (1) サステナビリティに関する基本的な考え方 ③ リスク管理」をご参照ください。

 

  ④ 指標と目標

 

マテリアリティ

KPI・目標

実績

多様な人財の活躍

エンゲージメントスコア目標 

 2030年度:70%以上

女性管理職比率目標  

 2032年度:10%以上

エンゲージメントスコア 

 2025年度:62.5%

女性管理職比率

 2025年度:6.7%

 

     ※エンゲージメントスコアとは従業員アンケートのエンゲージメント項目におけるポジティブ回答割合。