2025年12月期有価証券報告書より
  • 社員数
    659名(単体) 1,471名(連結)
  • 平均年齢
    42.0歳(単体)
  • 平均勤続年数
    15.0年(単体)
  • 平均年収
    8,494,179円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2025年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

国内業務

928

(712)

海外業務

502

(50)

全社(共通)

41

(14)

合計

1,471

(775)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含んでいます。)であり、臨時雇用者数(案件ごとの契約社員、パートタイマーは含み、人材会社・外注先会社等からの派遣社員は除いています。)は、( )内に年間の平均人員を外数で記載しています。

2.全社(共通)は、提出会社の管理部門の従業員です。

 

(2) 提出会社の状況

2025年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(円)

659

(256)

42才7ヶ月

15年0ヶ月

8,494,179

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

国内業務

593

(194)

海外業務

25

(49)

全社(共通)

41

(14)

合計

659

(256)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含んでいます。)であり、臨時雇用者数(案件ごとの契約社員、パートタイマーは含み、人材会社・外注先会社等からの派遣社員は除いています。)は、( )内に外数で記載しています。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。

3.全社(共通)は、管理部門の従業員です。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されていませんが、労使関係は円満に推移しています。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合(%)(注)1

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1

全労働者

正規労働者

非正規労働者

2.4

86.6

61.9

70.8

72.8

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

 

 ② 主要な連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者の割合(%)(注)1

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)2

全労働者

正規労働者

非正規労働者

㈱水道アセットサービス

22.5

CDCアクアサービス㈱

10.0

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

 2.㈱水道アセットサービス及びCDCアクアサービス㈱の男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異及びその他の連結子会社は、法律に基づく公開義務の対象外のため記載しておりません。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

当社グループは「健全な水と環境を次世代に引き継ぐ」を企業パーパスとし、持続可能な社会の構築に貢献する事業活動を展開しています。事業のターゲットは、くらしの安全・健康・快適、地球と環境、水と環境のインフラの3つの分野としています。

くらしの安全・健康・快適については、気候変動により激化する自然災害に対する防災減災、水と環境に関する情報発信、市民窓口や料金管理等のカスタマーリレーション等のサービスを提供しています。

地域と環境に関しては、温室効果ガス削減等の環境保全、地域の自然と文化を生かすまちづくり、グローバルな環境対策等のサービスを提供しています。

水と環境のインフラについては、水インフラの整備に係る調査・計画・設計、施設情報・災害シミュレーション・経営管理を網羅したソフトウェア、老朽化インフラの点検調査等のサービスを提供しています。

これらのサービスを通じて、サステナブルな水と環境の事業を構築しています。

 

(1)サステナビリティに関するガバナンス及びリスク管理

① ガバナンス及びリスク管理

サステナビリティの課題への取り組みを推進するため、社内にコーポレート・サステナビリティ委員会を設置し情報の集約、取り組み課題の策定及び事業のモニタリングを行っています。コーポレート・サステナビリティ委員会は常勤の取締役と関係部門の責任者により構成されており、委員会で協議した重要事項は取締役会に報告され議論しています。

また、コーポレート・サステナビリティ委員会において、気候変動に関するリスクについて事業単位で評価し管理しています。評価結果のうち重要と判断された内容は取締役会に報告され、議論しています。

 

サステナビリティ推進体制図

 


 

 

② マテリアリティの特定

当社グループは事業環境を分析し持続可能性を高め企業価値の向上を目指すため、自社の企業価値と関係が深い重要課題(マテリアリティ)を設定しました。

当社グループのマテリアリティと事業のアウトプット・アウトカム

マテリアリティ

趣旨

アウトプット

アウトカム

フルモデル

チェンジ

水インフラのフルモデルチェンジに貢献するため、水インフラの強靭化や持続性を高める技術サービスを強化する

・災害に強い水インフラ、水害を防ぐ水インフラ

・地域の実情に即し再構築された水インフラ

・運営の持続性が確保された水インフラ事業

・地球環境、地域環境にやさしい水インフラ

安全・健康・快適な地域・くらし

・安全で安心な水道水へのアクセス

・災害時における飲料水やトイレ

・衛生的な生活環境

・清らかな水環境(河川・湖沼・海域)

・豊かな水資源や水辺

・豪雨に対して被害が出にくいまち

・継続的な地域雇用、地域の活力維持

・水や水インフラへの親近感や理解

・地域と一体で進める水インフラ事業

オペレーションカンパニー

これまでに培ってきた水と環境の技術やノウハウを生かし、地域課題や事業運営のニーズまで幅広く対応できるオペレーションカンパニーへの転換を目指す

・NJSが主体的に役割を担う水インフラ事業

・NJSが保有する技術・ノウハウの活用が進んだ効率的な事業運営

・水インフラ事業を担うNJSへの信頼醸成

カスタマー

サービス

カスタマー(市民やユーザー)にフォーカスして「くらしの安全・健康・快適をまもる」取組みを推進する

・水と環境の情報共有

・カスタマーリレーションの深化

・コミュニケーションの充実

プロアクティブ

状況を的確に判断し、課題を明確にし、新しいことにも積極的に対応していく、主体的な意識と習慣を醸成する

・主体的に思考し行動する人材

・リーダーシップのある人材

・地域課題の理解促進と積極的な提案

・社員エンゲージメントの向上

・地域課題の解決

・地域の関係者や市民を巻き込んだ一体的な取組み

・多様な主体との連携で生まれるイノベーション

コーポレート

ガバナンス

持続可能な成長を目的として、変化への迅速な対応、ステークホルダーとの信頼構築、組織の健全な運営を推進する

・内部統制と経営体制の効率化

・機動的で効率的な経営

・コンプライアンス経営

・社会的な信用、活動への共感

・新しい価値の創造

・社会への貢献

 

 

マテリアリティの特定は、下図のプロセスにより実施しています。「審議決定」におけるコーポレート・サステナビリティ委員会の審議は、代表取締役が委員長となり、業務執行取締役、サステナビリティに関連する部門の責任者が参加し議論したうえで、取締役会に報告され、議論したうえで決定しています。

 

マテリアリティの特定プロセス

社会課題の整理

SDGsやESG、地域環境・経済社会に着目し、水インフラに関連する社会課題を整理

事業戦略の整理

社会的なインパクト(短期的、中長期的)を分析するとともに

経営方針との整合性を考慮しつつ事業戦略を整理

マテリアリティ案

事業戦略を実行するために必要となる取組課題(マテリアリティ)を抽出

社外有権者との議論

マテリアリティ案をもとに社外取締役と意見交換を実施

経営レベルでの審議・選定

代表取締役社長を委員長とするコーポレート・サステナビリティ委員会にて審議し、マテリアリティを選定し、取締役会にて決定

 

 

 

③ 指標及び目標

当社グループはサステナビリティの向上に向けて次のとおり各資本の充実に向けた取り組みを、KPIを設定したうえで実施しています。

 

[各資本の充実に向けた取り組み]

 

区分

取り組み

財務資本

●AI·DX·ロボティクス分野等への投資により当社及びグループ企業の競争優位性を維持するとともに、生産性を向上(業務効率化)させる。

●事業規模及び新事業領域の拡大のため、戦略的な投資活動を継続する。

●資本効率の維持及び成長と還元の両立を図る。

知的資本

●インフラマネジメント及び地域·環境課題の解決に寄与できる有効な技術を抽出し、保有すべき知財を整理して開発方針を体系化する。

●開発投資及び日常業務より得られた知見の発表を通じ、ナレッジの固定化と共有化を図る。

●NJSが保有する知的資本と他企業が保有する技術·知財を融合させ、事業化スピードを高める(オープンイノベーション)。

人的資本

●採用活動の充実等により、社員数を増加させる。

●パーパス·ミッション·ビジョンの共有や人事制度改革により、働きがいやエンゲージメント指数を高め、プロアクティブ人材を育成する。

●就業制度の充実や心理的安全性の確保により、働きやすさを高める(ウェルビーイングな就業環境)。

●研修メニューや資格取得支援制度を充実させ、従業員の資質向上を図る。

自然資本

●日常の業務活動においてGHGの排出削減に取り組む。

●太陽光発電事業や小水力発電事業のコンサルティングにより間接的に、あるいは事業者として直接的にグリーンエネルギー事業に関与する。

●地球温暖化に起因する気候変動による自然災害対策に寄与する。

社会関係資本

●多様化·複雑化する地域社会の諸課題にきめ細かく対処できるように、地域主体の組織形態を維持する。

●ソリューション·サービスの充実、質的向上のため、グループ会社間の連携を促進する。

●海外グループ企業との人材交流や技術連携により、グローバルソリューションの充実を図る。

●国内·海外拠点を核として、主要顧客である地方公共団体への提案行動を充実させ、受注件数の増加を図る。

●業界内外の企業との連携により、当社の知的資本の活用領域を広げるとともに、官民連携事業への参画数を増加させる。

 

 

 

 

 

[KPIの設定と実績の状況]

 

 

単位

2024年

2025年

2030年

実積

目標

実積

目標

財務資本

●開発投資の継続

百万円

873

850

927

1,500

●投資回収の評価

 

技術会議での評価

●他社との資本提携·M&A検討件数

3

1

2

3

●官民連携事業への資本参加検討件数

5

5

4

5

●配当の充実(1株あたり配当)

95

105

105

130

●資本効率:ROE

8.4

8.5

8.0

8.5

知的資本

●知的資本開発体制の強化

 

技術会議にて議論

●特許取得数(のべ)

57

60

57

80

人的資本

●新卒採用人数

27

50

25

50

●経験者採用人数

19

20

21

20

●高エンゲージメント者割合

9

12

13

15

●プロアクティブ業務(PPP)件数 

76

80

96

100

●ストレスチェック実施率

 %

98.3

100.0

98.8

100.0

●健康診断受診率

 %

100

100

100見込

100

自然資本

●PPA事業への参画数(累計)

1

3

3

10

●水害ハザードマップ受注件数

64

70

68

70

社会関係資本

●グループ会社の再編・連携

4

1

2

1

●海外子会社の業容拡大・強化(人事交流)

0

10

1

12

●国内グループ営業拠点の維持・強化

 

施設系

社内公募制導入

-

●地域産業の支援(株主優待:野菜)

1

3

2

5

●プロポーザル受注件数

118

130

165

150

 

 

 

 

 

(2)気候変動に対する取り組み

当社グループでは、気候変動に関連したマテリアリティとして「フルモデルチェンジ」を特定し、水インフラのフルモデルチェンジに貢献するため、水インフラの強靭化や持続性を高める技術サービスを強化しています。カーボンニュートラルの実現へ向けて、炭素マネジメント、地域マネジメント、雨水マネジメントの各事業で気候変動対策に取り組んでいます。

 

① 戦略

当社グループは水と環境のソリューションパートナーとして気候変動リスクが各事業活動に影響を与えうる「リスク」と「機会」について、次のように分析し対応します。

 

[気候変動に対するリスクと機会]

リスク

機会

脱炭素関連の技術やサービスの開発の遅れによる競争力の低下

気候変動に伴う自然災害の激化に対応した災害対策業務の拡大

・再生可能エネルギー導入、脱炭素化計画業務等での競合他社に対する劣後

・雨水管理関連業務のコンサルティング業務拡大

・点検調査において、効率やエネルギー消費で優位なツールの出現

 

・ソフトウェアにおける気候変動データ管理機能の競合他社に対する劣後

施設の脱炭素化促進による新たなコンサルティング業務の需要拡大

・気候変動に伴う災害に対応した技術及びサービスやソフトウェア開発の遅れ

・脱炭素化の促進によるコンサルティング業務拡大

人材育成の遅れや適切な事業パートナーとの連携不足による競争力の低下

・施設の省エネや創エネに関する調査・設計業務拡大

・エネルギー管理や脱炭素技術の開発に関する人材育成の遅れ

 

・行政や異業種(プラント、ロボティクス、DX関連等)との連携不足

インスペクション、オペレーション業務の脱炭素化に関する需要拡大

当社の温室効果ガス排出削減の取組不足に基づく受注機会の減少

・低炭素化に向けた点検調査サービスやツールの需要拡大

・温室効果ガス排出削減の取組不足による顧客からの発注制限

・運転管理の効率化、スマートメーター導入、脱炭素化支援の需要拡大

・入札等評価点の低下による受注減少

 

 

 

② 指標及び目標

当社グループは、「RE Action(再エネ100宣言)」に参加し、事業活動における電力使用量を2030年までに全て再生可能エネルギーに転換することを宣言しています。再生可能エネルギーへの転換を通じて2050年のカーボンニュートラル達成に取り組みます。

 

(3)人的資本戦略

我々コンサルタントにとって最も重要な資本は人的資本です。当社の持続的な成長と競争力を強化するため、多様な人材を生かす就業環境を整備するとともに、人材の確保と育成に取り組んでいます。当社の人的資本戦略は、「人材の確保と育成」、「プロアクティブ人材の開発」、「処遇改善」、「働き方改革」の4つで構成されています。

 

① 人的資本戦略

a.人材の確保と育成

 新卒採用のみならず、経験者採用も積極的に行い、多様な専門分野、異業種経験者、女性、外国人材の確保に努めています。 期首に年間のキャリア別研修メニューを作成し、計画的な研修を行っています。技術者として最も重要な「テクニカルスキル」だけでなく、「ヒューマンスキル」、「コンセプチュアルスキル」についても各キャリアの段階で求められるスキルに対応した研修メニューを揃えています。

 

b. プロアクティブ人材の開発

 主要な業務部門を統括する部門マネージャー制度を新たに設け、事務所を横断した活発な人材連携強化を図っています。高度な専門知識と経験を併せ持つ各部門マネージャーは、全社的な営業支援・技術支援に加え、担当部門における長期的な人材育成を担っています。

 社員が主体的に考え行動するプロアクティブマインドの醸成とキャリア自律を目的とした社内公募制度(プロアクティブキャリア制度)を導入しています。この制度では、希望する部所の公募へ自ら手を挙げることで、キャリアアップやキャリアチェンジなどの機会を得ることができるとともに、自ら手を挙げた責任を持つことで、より一層の成長を促します。

 

c.処遇改善をはじめとする人事制度改革

 昨今の賃上げの流れやそれを受けた労働市場での競争優位性確保、何よりも日々の社員の貢献に対する適正な処遇を行うことを目的に、毎年給与水準の見直しを実施しています。

 フレックスタイム制やテレワーク制度等の柔軟な働き方ができる制度とあわせて、社員の充実したプライベートを後押しするべく、育児休業(以下、育業)の取得促進に取り組んでいます。 

 2023年12月には「男性育児休業取得率100%宣言」をし、それ以降は毎年100%を達成しています(2025年度については達成見込みとなります。)。2024年からは、育業等を取得する社員がいる部所全員に対して、一律で会社が手当を支給する「育業サポート手当」を導入しています。

 

 d.働き方改革

多様な社員が心身ともに健康で、意欲を持って仕事に臨むことが事業の原動力になるという視点から、社員の健康管理を経営の中心課題に位置づけ、これを一層推進するため、2018年にNJSグループ健康宣言を行っています。

「成長し合える魅力的な職場をともにつくる」をスローガンに心理的安全性を高めるための取組みを行っています。若手からシニアまで幅広い世代の多様なバックグラウンドを持つ社員が、お互いに遠慮なく率直にコミュニケーションを取り、成長し合える職場を目指して、コミュニケーション活性化のための定期的な職場対話会や率直にフィードバックを送り合う風土醸成のための360度フィードバック、部下を育成するためのコミュニケーションに特化した管理職研修など様々な施策にチャレンジしています。また、取締役をはじめ、役職に関係なく社員同士が「さん付け」で呼び合うことで、親しみやすく、意見を交換しやすい雰囲気を作り出しています。

 

② 指標及び目標

人材の多様性の確保を含む人材育成に関する方針について、次の指標を用いています。当該目標に関する目標及び実績は、次のとおりです。

指標

実績(2025年度)

目標(年度)

男性育休取得率

86.6%

100.0%(2024年度~)

女性管理職割合

2.4%

7.0%(2030年度)