2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

メディカルプラットフォーム エビデンスソリューション キャリアソリューション サイトソリューション ペイシェントソリューション 海外 その他エマージング事業群
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
メディカルプラットフォーム 107,830 30.3 35,918 47.8 33.3
エビデンスソリューション 24,521 6.9 5,120 6.8 20.9
キャリアソリューション 22,799 6.4 5,925 7.9 26.0
サイトソリューション 54,353 15.3 5,766 7.7 10.6
ペイシェントソリューション 56,877 16.0 2,686 3.6 4.7
海外 86,921 24.4 14,898 19.8 17.1
その他エマージング事業群 2,230 0.6 4,878 6.5 218.7

3【事業の内容】

当社グループの事業目的は、「テクノロジーを創造的に活用し、健康で楽しく長生きできる人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らすこと」です。社名のエムスリーは医療(Medicine)、メディア(Media)、変容(Metamorphosis)の3つのMを表しています。テクノロジーとメディアの力を活かして、医療の世界を変えていくことが、当社の設立の志です。

上記の目的の実現に向けて、当社グループでは、以下のような事業を展開しています。

 

当社グループの事業は、国内における医師会員35万人以上(2026年5月1日現在)が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」、米国の「MDLinx」や英国の「Doctors.net.uk」等の当社グループが世界中で運営する医療従事者のプラットフォームを中心に様々なサービスの展開をしています。

主なサービスの内容は下記の通りです。

なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメントの区分と同一です。

 

(1) メディカルプラットフォーム

主要サービス

主要サービスの内容

製薬企業向けマーケティング支援

「m3.com」のプラットフォームを基盤として、医師への情報提供のサポート、医療従事者を対象とした受注型または定型の各種調査、医療情報以外のサービスの案内など、企業向けに展開するマーケティング支援事業。

医療現場DX

医療機関向け電子カルテ等の開発・販売をはじめとする、医療現場のDX化支援事業。

患者・従業員向け健康支援

患者、従業員向けの健康維持に係るサービスの提供。

医療機器

医療機関向け医療機器の開発・販売・サポート事業。

その他

論文校正、治験募集、各種サポート事業、承継投資事業、障がい福祉など、上記主要サービス以外の支援事業。

 

(2) エビデンスソリューション

主要サービス

主要サービスの内容

CRO事業

臨床開発業務の支援及び大規模臨床研究の支援。

SMO事業

治験実施医療機関における治験業務全般の管理・運営の支援。

その他

臨床開発・臨床研究等の実施に必要な被験者の募集(PRO事業)並びに周辺業務の支援など、上記主要サービス以外の支援事業。

 

(3) キャリアソリューション

主要サービス

主要サービスの内容

医療従事者等向け人材サービス

医師、薬剤師向けの総合キャリアサービスの提供。

人材紹介、「m3.com CAREER」等への求人広告掲載等。

 

(4) サイトソリューション

主要サービス

主要サービスの内容

医療機関

医療機関への経営支援、海外における医療機関の運営等。

ホスピス

ホスピス型住宅の運営、訪問看護、訪問介護等。

居宅訪問看護

訪問看護、通所介護(デイサービス)、居宅介護支援等。

メディカルケアレジデンス

住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅及びリハビリ強化型デイサービスの運営。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護等。

 

 

(5) ペイシェントソリューション

主要サービス

主要サービスの内容

患者サポート事業

入院患者、介護施設利用者等へのCS(ケア・サポート)セット(以下「CSセット」という)の提供。

 

(6) 海外

主要サービス

主要サービスの内容

マーケティング支援

海外におけるテクノロジーを利用した製薬会社等の営業、マーケティング支援事業等の提供及び海外における医療従事者を対象とした調査サービス。

医療機関・医療従事者向けサービス

海外におけるデータベース、電子カルテ等の医療機関向けデジタルソリューションの提供。

医療従事者向け人材サービス

海外における医師向け転職支援サービス及び病院向け医師プロファイルデータベースライセンスの提供等。

製薬企業向け治験支援事業

海外における治験実施施設の運営、治験業務の管理・運営支援。

 

 当社グループの事業の系統図は、以下の通りです。

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、入手可能な情報に基づいて当社グループが判断したものです。

 

(1) 経営成績の概況

国内においては、医師会員35万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開をしています。

メディカルプラットフォームでは、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスや、会員医療従事者を対象とした調査サービス、また、当社グループが保有する多様なデータアセットと、AIを含むテクノロジーの力を掛け合わせることで、本質的な薬剤課題を解決する製薬企業向けのマーケティング支援サービス等、顧客の意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。また、医療機関向けには、AI機能を搭載した電子カルテや診療支援システム、及び画像診断支援領域を中心とする多様な医療AIを利用できる仕組みに加え、「m3.com」の会員基盤を活用した開業医向けの第三者継承支援事業等を提供している他、疾病の発症前の段階から健康状態を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジェクト」の一環として2025年4月に子会社化した株式会社イーウェルが提供する企業向けの福利厚生サービス事業も含め、グループ各社を通じて様々なサービスを展開しています。

エビデンスソリューションでは、臨床開発業務の支援及び大規模臨床研究の支援を行うCRO、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を支援するSMO、臨床開発・臨床研究等の実施に必要な被験者の募集並びに周辺業務の支援を行うPRO等の事業を、グループ各社を通じて展開しています。

キャリアソリューションでは、エムスリーキャリア株式会社において、医師、薬剤師向けの求人求職支援サービス等の展開を進めています。

サイトソリューションでは、医療機関の運営をサポートする各種サービスを展開しています。

ペイシェントソリューションでは、CSセットの提供等を通じて、入院患者や介護施設の利用者等を対象とした患者サポート事業を行っています。

さらに、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」(https://

www.AskDoctors.jp/)や、医療福祉系国家試験の対策等の事業を行うエムスリーエデュケーション株式会社等を通じて様々なサービス展開を進めています。

また、当社グループは日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及び医師パネルを通じて合計700万人以上の医師登録数を有しており、海外セグメントでは、これを活用してグローバルな調査サービスを提供している他、米国や欧州を中心に、会員基盤を活かした製薬企業向けサービスや医師を中心としたキャリア関連サービス等も展開しています。この他に、北米地域では治験支援サービスを、欧州地域では、VIDAL Groupを通じて、フランス、ドイツ、スペインでの医薬品情報データベースの提供や、主にフランスでのSaaS型電子カルテWedaをはじめとするクリニック向けソフトウェアの提供を行うとともに、アジアを中心とするその他地域においてもインドや韓国を筆頭に事業を拡大しています。

 

当連結会計年度の業績は、以下の通りです。

(当期の業績)                                    (単位:百万円)

 

2025年3月期

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

2026年3月期

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

比較増減

売上収益

284,900

351,363

+66,462

+23.3%

営業利益

62,971

73,547

+10,576

+16.8%

税引前当期利益

64,785

76,276

+11,491

+17.7%

当期利益

44,340

54,046

+9,706

+21.9%

 

(セグメントの業績)                                 (単位:百万円)

 

2025年3月期

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

2026年3月期

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

比較増減

メディカル

プラットフォーム

セグメント売上収益

91,566

107,830

+16,263

+17.8%

セグメント利益

34,105

35,918

+1,813

+5.3%

エビデンス

ソリューション

セグメント売上収益

24,244

24,521

+278

+1.1%

セグメント利益

4,345

5,120

+775

+17.8%

キャリア

ソリューション

セグメント売上収益

20,914

22,799

+1,885

+9.0%

セグメント利益

5,656

5,925

+269

+4.8%

サイト

ソリューション

セグメント売上収益

47,043

54,353

+7,310

+15.5%

セグメント利益

5,422

5,766

+344

+6.3%

ペイシェント

ソリューション

セグメント売上収益

21,919

56,877

+34,958

+159.5%

セグメント利益

824

2,686

+1,862

+226.0%

海外

セグメント売上収益

80,570

86,921

+6,351

+7.9%

セグメント利益

14,745

14,898

+153

+1.0%

その他エマージング事業群

セグメント売上収益

2,453

2,230

△223

△9.1%

セグメント利益

1,003

4,878

+3,875

+386.5%

調整額

セグメント売上収益

△3,809

△4,168

セグメント利益

△3,130

△1,644

合計

売上収益

284,900

351,363

+66,462

+23.3%

営業利益

62,971

73,547

+10,576

+16.8%

 

① メディカルプラットフォーム

医療機関向けの支援事業において減損損失を計上したものの、新型コロナウイルス関連プロジェクトの減少によるマイナス影響が縮小するなか、製薬マーケティング支援事業や医療現場のDX化支援等の事業が堅調に推移したこと、加えて、2025年4月に連結を開始した株式会社イーウェルの買収寄与もあり、セグメント売上収益は107,830百万円(前期比17.8%増)、セグメント利益は35,918百万円(前期比5.3%増)となりました。

 

② エビデンスソリューション

新型コロナウイルスに関連した治験プロジェクト等の減少によるマイナス影響が縮小傾向にあること、及び相対的に収益性が高い案件が寄与した結果、増収に加え利益率が改善したため、セグメント売上収益は24,521百万円(前期比1.1%増)、セグメント利益は5,120百万円(前期比17.8%増)となりました。

 

③ キャリアソリューション

医師向け及び薬剤師向けの求人求職支援サービスがいずれも堅調に推移したことを主因に、セグメント売上収益は22,799百万円(前期比9.0%増)、セグメント利益は5,925百万円(前期比4.8%増)となりました。

 

④ サイトソリューション

ホスピス及び居宅訪問看護事業の堅調な推移に加え、2024年10月に連結を開始した株式会社ノアコンツェルの買収寄与もあり、セグメント売上収益は54,353百万円(前期比15.5%増)となりました。セグメント利益は、ノアコンツェルにおいて先行投資を積極的に実施したこと、並びに医療機関事業の利益率が上期に一部の支援先医療機関の業績不振により悪化したこと等による影響を受けたものの、不動産売却益1,441百万円を計上したこと等により、5,766百万円(前期比6.3%増)となりました。

 

⑤ ペイシェントソリューション

2024年10月に完了した当社による株式会社エランの公開買付及び子会社化に伴い、前連結会計年度第3四半期からセグメントとして新設しました。この新規連結効果に加え、CSセット新規契約獲得による利用者の増加等の貢献もあり、セグメント売上収益は56,877百万円(前期比159.5%増)、セグメント利益は2,686百万円(前期比226.0%増)となりました。

 

 

⑥ 海外

北米治験事業において、米国の政策転換等によりワクチン関連でマイナス影響が発現したものの、欧州・その他地域がオーガニック成長や買収貢献により堅調な実績となったことで、セグメント売上収益は86,921百万円(前期比7.9%増)となりました。セグメント利益は、売上収益ミックスの改善や、前年度に計上した減損損失の剥落等の影響を受けたものの、過年度に減損損失を計上した北米治験事業及び英国の医師向けキャリア事業において減損損失を追加計上したこと等により、14,898百万円(前期比1.0%増)となりました。

 

⑦ その他エマージング事業群

セグメント売上収益は2,230百万円(前期比9.1%減)となりました。セグメント利益は、4,101百万円の関連会社株式の売却益を計上した影響で、4,878百万円(前期比386.5%増)となりました。

 

以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上収益は351,363百万円(前期比23.3%増)、営業利益は73,547百万円(前期比16.8%増)、税引前当期利益は76,276百万円(前期比17.7%増)、当期利益は54,046百万円(前期比21.9%増)となりました。

 

(2) 財政状態の概況

資産合計は、前連結会計年度末比55,654百万円増の637,396百万円となりました。流動資産については、現金及び現金同等物が21,244百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比29,610百万円増の273,035百万円となりました。非流動資産については、新規連結子会社の取得等によりのれん及び無形資産がそれぞれ12,452百万円、4,319百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比26,045百万円増の364,361百万円となりました。

負債合計は、前連結会計年度末比21,805百万円増の190,747百万円となりました。流動負債については、営業債務及びその他の債務が8,130百万円、その他の金融負債が3,825百万円、未払法人所得税が2,556百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比17,893百万円増の100,007百万円となりました。非流動負債については、その他の金融負債が2,900百万円減少した一方で、借入金が7,642百万円増加したこと等により、前連結会計年度末比3,912百万円増の90,740百万円となりました。

資本合計は、前連結会計年度末比33,849百万円増の446,648百万円となりました。自己株式の取得20,000百万円及び剰余金の配当14,260百万円による株主還元を行った一方、親会社の所有者に帰属する当期利益49,100百万円の計上や在外営業活動体の換算差額の変動等があったことによります。

 

(3) キャッシュ・フローの概況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末残高より21,244百万円増加し、156,177百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、70,262百万円の収入(前期は51,743百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税引前当期利益76,276百万円、支出の主な内訳は、法人所得税の支払額20,311百万円です。

投資活動によるキャッシュ・フローは、15,890百万円の支出(前期は39,149百万円の支出)となりました。主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出12,698百万円が発生しています。

財務活動によるキャッシュ・フローは、35,471百万円の支出(前期は27,165百万円の支出)となりました。主に自己株式の取得による支出20,020百万円、親会社の株主への配当金の支払額14,256百万円が発生しています。

 

(4) 生産、受注及び販売の状況

① 生産実績

 当社グループは、製品の生産を行っていないため、記載すべき事項はありません。

 

② 受注実績

当社グループは、実績に応じて売上が計上される契約がほとんどであり、受注時に受注金額を確定することが困難な状況であるため、記載を省略しています。

 

③ 販売実績

セグメント別の当連結会計年度における販売実績は、次の通りです。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

前年同期比

メディカルプラットフォーム

(百万円)

104,044

+18.0%

エビデンスソリューション

(百万円)

24,354

+1.4%

キャリアソリューション

(百万円)

22,724

+8.8%

サイトソリューション

(百万円)

54,346

+15.6%

ペイシェントソリューション

(百万円)

56,873

+159.5%

海外

(百万円)

86,905

+7.9%

報告セグメント計

(百万円)

349,246

+23.6%

その他エマージング事業群

(百万円)

2,116

△10.3%

合計

(百万円)

351,363

+23.3%

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しています。

2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、前連結会計年度及び当連結会計年度における各販売先への当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しています。

(5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

① 重要性がある会計方針及び重要な会計上の見積り

 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、連結決算日における財政状態及び報告期間における経営成績に影響を与える見積り、予測を必要としています。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続してこの見積り、予測の評価を実施しています。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4 重要な会計上の見積り及び判断方針」に記載の通りです。

 

② 当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容

当連結会計年度の経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の概況、(2)財政状態の概況、(3)キャッシュ・フローの概況」に記載の通りです。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期利益76,276百万円を計上したことを主な要因に、70,262百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により15,890百万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは自己株式の取得及び親会社の株主への配当による株主還元を行ったこと等により35,471百万円の支出となりました。これらの結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より21,244百万円増加し、156,177百万円となりました。

当社はこの資金により、今後更に経営基盤を強化し、新たな事業展開に備えるための新規投資や出資等による支出に、機動的に対応していきます。

余剰資金の運用については、市場リスクや与信リスクを極めて限定的なものにする保守的な運用を行う方針としており、規模、期間を勘案した適切な手段による資金運用を行っています。

 

④ 経営成績に重要な影響を与える要因、今後の方針等について

経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りです。また、経営方針・経営戦略等については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りです。

 

セグメント情報

5 セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。当社グループでは「メディカルプラットフォーム」、「エビデンスソリューション」、「キャリアソリューション」、「サイトソリューション」、「ペイシェントソリューション」及び「海外」の6つを報告セグメントとしています。

 「メディカルプラットフォーム」は、国内における、医療従事者専門サイト「m3.com」を核としたテクノロジーとリアルオペレーションを活用した各種マーケティング関連事業を行っています。

 「エビデンスソリューション」は、臨床試験等(治験、大規模臨床研究等)の業務支援事業、治験実施医療機関における治験業務全般の管理、運営支援事業等を行っています。

 「キャリアソリューション」は、国内における医療従事者を対象とした人材サービス事業を行っています。

 「サイトソリューション」は、医療機関の運営サポート事業、足病及び静脈疾患クリニックの運営、訪問看護事業等を行っています。

 「ペイシェントソリューション」は、入院患者や介護施設の利用者等を対象とした患者サポート事業を行っています。

 「海外」は、米国、英国、中国、韓国、インド、フランス、ドイツ及びスペイン等での医療従事者専門サイトを活用した医療関連会社マーケティング支援、調査、治験支援、人材サービス等の各種サービスを提供しています。

 

(2) 報告セグメントの売上収益、利益又は損失及びその他の項目

当社グループの報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、及びその他の項目は以下の通りです。

報告セグメントの会計方針は、注記「3 重要性がある会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同一です。また、報告セグメント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいています。

 

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他エマージング事業群

(※1)

調整額

(※2)

連結財務諸表計上額

 

メディカルプラットフォーム

エビデンスソリューション

キャリアソリューション

サイトソリューション

ペイシェントソリューション

海外

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

88,181

24,020

20,882

47,030

21,919

80,506

282,540

2,361

284,900

セグメント間の

内部売上収益又は振替高

3,385

223

32

12

64

3,716

93

△3,809

91,566

24,244

20,914

47,043

21,919

80,570

286,256

2,453

△3,809

284,900

セグメント利益

34,105

4,345

5,656

5,422

824

14,745

65,098

1,003

△3,130

62,971

金融収益・費用

(純額)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1,814

税引前当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

64,785

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

持分法による投資損益(△は損失)

392

1

1,792

2,185

487

2,672

減価償却費及び

償却費

2,982

531

390

3,286

1,033

3,980

12,202

2

12,205

減損損失(※3)

2,077

2,077

2,077

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他エマージング事業群(※1、4)

調整額

(※2)

連結財務諸表計上額

 

メディカルプラットフォーム

エビデンスソリューション

キャリアソリューション

サイトソリューション

ペイシェントソリューション

海外

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

104,044

24,354

22,724

54,346

56,873

86,905

349,246

2,116

351,363

セグメント間の

内部売上収益又は振替高

3,786

167

75

7

4

16

4,054

114

△4,168

107,830

24,521

22,799

54,353

56,877

86,921

353,301

2,230

△4,168

351,363

セグメント利益

35,918

5,120

5,925

5,766

2,686

14,898

70,314

4,878

△1,644

73,547

金融収益・費用

(純額)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2,729

税引前当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

76,276

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

持分法による投資損益(△は損失)

526

△55

1,708

2,178

293

2,471

減価償却費及び

償却費

4,693

547

398

4,896

2,568

4,104

17,206

23

17,229

減損損失(※5)

2,088

4,589

6,677

6,677

 

※1 「その他エマージング事業群」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、コンシューマ向けサービスの他、医療福祉系国家試験対策サービス等を含んでいます。

 2 調整額の内容は、以下の通りです。

   ① セグメント間取引の消去

   ② 各報告セグメントに帰属しない収益及び全社費用

 3 将来の収益性を見直した結果、のれんについて減損損失を計上しています。

 4 「その他エマージング事業群」のセグメント利益には関連会社株式売却益4,101百万円が含まれています。

 5 将来の収益性を見直した結果、のれん及び無形資産等について減損損失を計上しています。

 

(3) 主要な製品及び役務からの収益

 「(2) 報告セグメントの売上収益、利益又は損失及びその他の項目」に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。

 

 

 

(4) 地域別に関する情報

地域別の外部顧客からの売上収益

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当連結会計年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

日本

195,870

254,181

北米

37,970

37,897

(うち米国)

(37,182)

(37,220)

欧州

33,692

38,201

その他

17,368

21,084

合計

284,900

351,363

 売上高は、事業拠点の所在地を基礎として分類しています。

 

地域別の非流動資産(金融商品、繰延税金資産及び持分法で会計処理されている投資を除く)

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当連結会計年度

(2026年3月31日)

日本

148,579

163,699

北米

36,362

37,244

(うち米国)

(34,741)

(35,433)

欧州

64,897

69,087

(うちフランス)

(33,795)

(39,337)

その他

12,197

12,819

合計

262,034

282,848

 

(5) 主要な顧客に関する情報

 単一の外部顧客との取引による売上収益が当社グループの売上収益の10%以上である外部顧客がないため、記載を省略しています。