2025年4月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

リーフ・ドリンク関連事業 飲食関連事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
リーフ・ドリンク関連事業 421,550 90.6 19,025 84.4 4.5
飲食関連事業 43,784 9.4 3,518 15.6 8.0

事業内容

3【事業の内容】

当社の企業集団は、当社、子会社38社、関連会社8社により構成されており、茶葉(リーフ)、飲料(ドリンク)の製造販売を主たる事業とし、飲食関連事業ならびにその他の関連事業も行っております。

当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、以下のとおりであります。なお、以下の事業区分は、「セグメント情報」における事業区分と同一であります。

 

<リーフ・ドリンク関連事業>

当社は茶葉(リーフ)製品を仕入製造し、緑茶、麦茶、ウーロン茶等を中心に全国に販売しております。ただし、沖縄地区・北海道地区におきましては、それぞれ㈱沖縄伊藤園・㈱北海道伊藤園が当社製品を仕入れて販売しております。また、伊藤園産業㈱及び㈱伊藤園関西茶業は緑茶、麦茶等を製造加工し、その大部分を当社が仕入れております。

当社は飲料(ドリンク)製品を企画・開発しており、生産につきましては当社グループ外のメーカーに製造委託した後、完成品として仕入れ、全国に販売しております。ネオス㈱は、当社製品を仕入れて自動販売機を通じた飲料の販売を行っております。また、伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ㈱は、製品を仕入れて当社へ販売しております。チチヤス㈱は、乳類の処理加工販売、発酵乳等の製造販売を行っております。なお、国内のリーフ・ドリンク関連事業における当社の物流業務は、主にトーウンロジテム㈱に委託しております。

海外におきましては、ITO EN(Hawaii)LLCが製品を製造し、米国ハワイ州を中心に販売を行っております。ITO EN(North America)INC.は当社製品を仕入れ、米国を中心に販売を行っております。Distant Lands Trading Co.は米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行っております。当社はDistant Lands Trading Co.より原料等の一部を仕入れております。福建新烏龍飲料有限公司は、製品を製造し、中国・香港を中心に販売しており、伊藤園飲料(上海)有限公司は、福建新烏龍飲料有限公司より製品を仕入れ、中国国内で販売しております。ITO EN AUSTRALIA PTY. LIMITEDは、現地で茶葉を栽培し、製造したティーバッグ製品等に加え、当社から仕入れた製品をオーストラリア中心に販売しております。ITO EN Asia Pacific Holdings Pte. Ltd.は、当社製品を仕入れ、東南アジアを中心に販売を行っております。

 

<飲食関連事業>

タリーズコーヒージャパン㈱は、国内でスペシャルティコーヒーの飲食店を経営・フランチャイズ展開しております。なお、Distant Lands Trading Co.より原料等の一部を仕入れております。

 

<その他>

Mason Distributors,Inc.は、米国でサプリメントの製造及び販売を行っております。

事業の系統図は次のとおりであります。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」と

いう。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等により緩やかな回復が見られた一方、米国の政策動向や東欧・中東地域における紛争の長期化、原材料・エネルギー価格の高止まり、為替変動による影響など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況の中、当社グループは、すべてのお客様を大切にすることが経営の基本であるという経営理念「お客様第一主義」のもと、当社グループと関わるすべての方々をお客様と位置づけ、ご意見やご要望に真摯に向き合い、常にお客様の立場に立った対応を図りながら、一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。

 

 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,727億16百万円(前期比4.1%増)、営業利益229億69百万円(前期比8.2%減)、経常利益229億73百万円(前期比13.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益141億56百万円(前期比9.5%減)となりました。

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

<リーフ・ドリンク関連事業>

 リーフ・ドリンク関連事業における当連結会計年度の売上高は、「お~いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移しました。一方で利益面は、原材料をはじめとする各種コスト上昇の影響や、競争激化に伴うリベート等の増加、広告宣伝費の先行投資もあり減益となりました。

 当社の主力ブランドである「お~いお茶」は、現在40以上の国と地域で販売しており、1989年の発売以来、累計販売本数は450億本を突破しました(500mlペットボトル換算/2024年12月末時点)。本年3月には同ブランドから“お茶の常識、すてましょう。”を合言葉に、お茶の伝統を引き継ぎつつグローバルで日本の茶文化を伝播させる新シリーズとして、「お~いお茶 PURE」シリーズを発売しました。本シリーズは米国やアジア市場の動向を基に、海外で求められている嗜好に沿うため、日本茶の苦みや渋みを抑えつつ「後味のすっきりさ」「爽やかな香り」を楽しめる味わいを製品のベースとしました。発売1週間で出荷1,000万本を突破するなど、ご好評いただいております。

 今後も長期ビジョンである「世界のティーカンパニー」を実現するため、「お~いお茶」のグローバルブランド化をより一層進めてまいります。

 

 この結果、売上高は4,203億28百万円(前期比3.6%増)、営業利益は190億25百万円(前期比13.9%減)となりました。

 

<飲食関連事業>

 タリーズコーヒージャパン㈱は、春を彩る季節限定ドリンクとして、昨今話題のアサイーを使用したフローズンドリンク「豆乳アサイーバナナスワークル」を発売し、甘酸っぱいアサイーテイストのフローズンにバナナの果肉がマッチした味わいがご好評をいただいております。フードメニューでは、日本の素材の魅力をお届けする『FUN FAN JAPAN!』プロジェクトメニューとして、瀬戸内産レモンを使用した「グリルチキンの瀬戸内レモンパスタ ~青唐辛子風味~」を発売し、ごろっとした具材感と春を感じる爽やかな味わいが支持され、好調に推移しました。また、紙カップや抽出後のコーヒー粉のリサイクルなど、環境への配慮を目的とした取り組みも積極的に推進することで、企業としての役割を社会に向けて発信し続けています。新規出店に関しましては、タリーズが掲げる“5つの最高”を体現するコンセプト店舗「タリーズコーヒー プライムファイブ グラングリーン大阪店」や、『&TEA』の旗艦店となる「タリーズコーヒー &TEA 虎ノ門ヒルズ店」のオープンなど、話題性のある施設への出店が順調に進み、2025年4月末の総店舗数は818店舗となっております。

 

 この結果、売上高は437億69百万円(前期比8.5%増)、営業利益は35億18百万円(前期比8.7%増)となりました。

 

<その他>

 売上高は86億19百万円(前期比7.6%増)、営業利益は7億66百万円(前期比112.8%増)となりました。

 

 財政状態の状況は次のとおりであります。

 

(流動資産)

 当連結会計年度末における流動資産は2,319億95百万円で、前連結会計年度末に比べて117億54百万円減少しております。これは主に「現金及び預金」が194億5百万円減少、「売掛金」が44億86百万円増加、「商品及び製品」が26億51百万円増加、「未収入金」が13億27百万円増加したことによるものであります。

(固定資産)

 当連結会計年度末における固定資産は1,126億3百万円で、前連結会計年度末に比べて24億60百万円増加しております。これは主に「建物及び構築物」が28億95百万円増加、「工具、器具及び備品」が12億29百万円増加、「繰延税金資産」が14億98百万円減少したことによるものであります。

(流動負債)

 当連結会計年度末における流動負債は1,081億20百万円で、前連結会計年度末に比べて114億55百万円増加しております。これは主に「買掛金」が36億76百万円増加、「短期借入金」が97億34百万円増加、「未払法人税等」が22億22百万円減少したことによるものであります。

(固定負債)

 当連結会計年度末における固定負債は605億5百万円で、前連結会計年度末に比べて135億5百万円減少しております。これは主に「長期借入金」が123億4百万円減少したことによるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産は1,759億71百万円で、前連結会計年度末に比べて72億44百万円減少しております。これは主に「親会社株主に帰属する当期純利益」により「利益剰余金」が141億56百万円増加、「剰余金の配当」により「利益剰余金」が54億83百万円減少、「自己株式の取得」により「自己株式」が148億87百万円増加、「自己株式の消却」により「資本剰余金」及び「自己株式」が182億7百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ198億32百万円減少し、当連結会計年度末には855億65百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

 営業活動によるキャッシュ・フローは、180億38百万円の収入(前期は254億82百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益222億31百万円、減価償却費87億45百万円、法人税等の支払額86億27百万円によるものであります。

 

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

 投資活動によるキャッシュ・フローは、133億33百万円の支出(前期は107億37百万円の支出)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出122億86百万円によるものであります。

 

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

 財務活動によるキャッシュ・フローは、232億36百万円の支出(前期は122億13百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入120億円、長期借入金の返済による支出135億22百万円、自己株式の取得による支出148億87百万円、配当金の支払額54億74百万円によるものであります。

 

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

  当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比増減率(%)

リーフ・ドリンク関連事業

 

 

(販売用製品)

62,150

3.9

(自社製品用原料)

21,875

7.7

リーフ・ドリンク関連事業計

84,026

4.9

その他

 

 

(販売用製品)

2,707

20.4

合計

86,733

5.3

(注)1 販売用製品の金額は販売価格、自社製品用原料の金額は原価によっております。

2 セグメント間取引については、相殺消去しております。

3 上記生産実績には外部へ製造委託している仕入製品は含まれておりません。

 

b.仕入実績

  当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比増減率(%)

リーフ・ドリンク関連事業

227,980

1.8

飲食関連事業

12,661

5.3

その他

2,821

△9.3

合計

243,463

1.9

(注)1 金額は仕入原価によっております。

2 セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

c.受注実績

  当社グループは受注生産を行っておりません。

 

d.販売実績

  当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比増減率(%)

リーフ・ドリンク関連事業

420,328

3.6

飲食関連事業

43,769

8.5

その他

8,619

7.6

合計

472,716

4.1

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり、必要と思われる見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、これらは不確実性を伴うため、将来生じる実際の結果と大きく異なる可能性があります。

 当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

 a.リベートに係る未払費用

 顧客に対して支払われるリベートに係る未払費用については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 b.貸倒引当金

 当社グループは売上債権等の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しておりますが、将来、販売先の財務状況が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。

 c.棚卸資産

 当社グループが販売する棚卸資産は市場の需給の影響を受け、市場価格が低下する場合があるため、評価基準として、総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しております。なお、在外連結子会社につきましては、先入先出法又は移動平均法による低価法を採用しております。

 d.賞与引当金

 賞与引当金は、従業員に対する翌連結会計年度賞与支給見込額のうち当期間対応額を計上しておりますが、実際の支給額は支給時点における外部環境及び当社グループの状況を勘案のうえ決定されるため、実際の支給額が見積りと異なる場合には、追加の費用計上が必要となる可能性があります。

 e.退職給付に係る資産・負債

 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上使用される前提条件に基づいて算出しております。これらの前提条件には、割引率、退職率、死亡率及び昇給率など多くの見積りが含まれており、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件が変更された場合、又は法改正や退職給付制度の変更があった場合、その影響は累積されて将来にわたり規則的に認識されることとなり、将来の退職給付費用及び債務に影響を与える可能性があります。

 f.有価証券の評価

 当社グループは価格変動性が高い公開会社の株式と、株価の決定が困難である非公開会社の株式を保有しております。当社グループは有価証券の評価を一定期間ごとに見直し、その評価が取得原価又は減損後の帳簿価額を一定率以上下回った場合、減損処理を実施しております。将来の市況悪化又は投資先の業績不振により、現在の帳簿価額に反映されていない損失又は帳簿価額の回収不能が発生した場合、評価損が発生し、利益に影響を与える可能性があります。

 g.繰延税金資産

 当社グループは繰延税金資産の回収可能性を評価するに当たって、将来の課税所得を合理的に見積っております。将来の不確実な経済条件の変動により、この見積りに変動があった場合、繰延税金資産の調整により、利益に影響を与える可能性があります。

 

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 a.財政状態

   当連結会計年度末の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。

 b.経営成績

当連結会計年度の売上高は4.1%増の4,727億16百万円となりました。これは「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおり、リーフ・ドリンク関連事業及び飲食関連事業の売上高が堅調に推移したことによるものであります。

当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ8.2%減の229億69百万円となり、営業利益率は0.7ポイント減の4.9%となりました。これは原材料をはじめとする各種コスト上昇の影響や、競争激化に伴うリベート等の増加、広告宣伝費の先行投資等により、売上原価が5.9%増、販売費及び一般管理費が3.0%増となったことによるものであります。

当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度に比べ13.9%減の229億73百万円となり、経常利益率は1.0ポイント減の4.9%となりました。これは、主に営業利益が減益となったことに加え、為替相場の変動により為替差損益が悪化したことによるものであります。

当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ9.5%減の141億56百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益率は0.5ポイント減の3.0%となりました。これは、経常利益が37億7百万円減少、減損損失が13億26百万円減少、法人税、住民税及び事業税が18億57百万円減少、法人税等調整額が10億47百万円増加したことによるものであります。

 c.キャッシュ・フロー

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 当社グループは、収益性の強化によるキャッシュ・フローを高め、さらに投資効果を重視した設備投資を行うとともに、有利子負債の削減を進めてまいります。

 

③ 経営成績に重要な影響を与える要因について

 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3.事業等のリスク」に記載しております。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 a.資金需要

   当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、リーフ・ドリンク関連事業における製品製造のための原材料の仕入や製造経費のほか、販売費及び一般管理費等であります。また、設備投資需要としては、リーフ・ドリンク関連事業における自動販売機等への投資や飲食関連事業における新規出店等への投資であります。

 b.財務政策

   当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に調達するため、内部資金の活用に加え、金融機関からの借入及び社債の発行等による資金調達を行っております。資金調達に際しては、調達コストの低減に努める一方、過度に金利変動リスクに晒されないよう金利の固定化を図っております。

 

⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、2029年4月期までの中期経営計画の実現に向け、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)当社グループの中期的な経営戦略」に記載した取り組みを実施してまいります。

 なお、中期経営計画における定量目標は以下のとおりであります。

 

 

2025年4月期

実績

2029年4月期

目標値

連結売上高

伸長率 4.1%

年平均伸長率 2%以上

(海外8%以上 ※為替影響除く)

営業利益率

4.9%

8%以上

自己資本利益率(ROE)

8.0%

10%以上

総還元性向

144.0%

40%以上

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、主に国内外でリーフ製品・ドリンク製品の製造、仕入及び販売をしており、その他に飲食事業等を展開しております。したがって、当社グループの報告セグメントは「リーフ・ドリンク関連事業」、「飲食関連事業」、「その他」から構成されております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表の作成の基礎となる会計処理の方法と一致しております。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益、資産、その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2023年5月1日  至  2024年4月30日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

合計

売上高

 

 

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上高

405,536

40,350

8,013

453,899

453,899

(2)セグメント間の内部売上高又は振替高

722

1

2,409

3,134

△3,134

406,258

40,352

10,422

457,034

△3,134

453,899

セグメント利益

22,103

3,236

360

25,699

△675

25,023

セグメント資産

323,016

20,466

9,217

352,701

1,190

353,892

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

7,525

885

184

8,595

8,595

のれんの償却額

91

91

989

1,080

持分法適用会社への投資額

1,865

1,865

1,865

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

8,754

2,313

106

11,174

11,174

(注)1  セグメント利益の調整額△675百万円は、のれんの償却額△989百万円、セグメント間取引313百万円であります。

2  セグメント資産の調整額1,190百万円は、のれんの未償却残高等であります。

3  セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4  報告セグメントの変更等に関する事項

連結財務諸表「注記事項(会計上の見積りの変更)」に記載のとおり、当社グループが保有するリース資産並びに工具、器具及び備品のうち、自動販売機については、耐用年数を8年から10年に見直し、将来にわたり変更しております。この変更に伴い、従来の方法と比較し、リーフ・ドリンク関連事業の当連結会計年度のセグメント利益は、1,386百万円増加しております。

 

当連結会計年度(自  2024年5月1日  至  2025年4月30日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

合計

売上高

 

 

 

 

 

 

(1)外部顧客に対する売上高

420,328

43,769

8,619

472,716

472,716

(2)セグメント間の内部売上高又は振替高

1,222

15

2,495

3,733

△3,733

421,550

43,784

11,115

476,450

△3,733

472,716

セグメント利益

19,025

3,518

766

23,309

△339

22,969

セグメント資産

313,307

21,960

8,825

344,093

505

344,598

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

7,537

1,082

125

8,745

8,745

のれんの償却額

7

7

685

693

持分法適用会社への投資額

3,285

3,285

3,285

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

11,356

2,826

171

14,354

14,354

(注)1  セグメント利益の調整額△339百万円は、のれんの償却額△685百万円、セグメント間取引345百万円であります。

2  セグメント資産の調整額505百万円は、のれんの未償却残高等であります。

3  セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年5月1日 至 2024年4月30日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

402,664

45,016

6,218

453,899

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

63,994

9,471

570

74,036

 

3  主要な顧客ごとの情報

連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2024年5月1日 至 2025年4月30日)

1  製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1)売上高

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

416,505

49,523

6,687

472,716

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

その他

合計

68,347

8,524

484

77,356

 

3  主要な顧客ごとの情報

連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年5月1日 至 2024年4月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

1,594

221

1,815

 

当連結会計年度(自 2024年5月1日 至 2025年4月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

35

454

489

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年5月1日 至 2024年4月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

91

989

1,080

当期末残高

8

1,448

1,456

 

当連結会計年度(自 2024年5月1日 至 2025年4月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

リーフ・

ドリンク

関連事業

飲食関連事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

7

685

693

当期末残高

762

762

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。