2025年4月期有価証券報告書より
  • 社員数
    4,965名(単体) 7,916名(連結)
  • 平均年齢
    42.4歳(単体)
  • 平均勤続年数
    18.5年(単体)
  • 平均年収
    6,828,580円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2025年4月30日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

リーフ・ドリンク関連事業

6,773

(1,827)

飲食関連事業

930

(10,206)

その他

213

(4)

合計

7,916

(12,037)

(注)1 従業員数は就業人員であり、当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含んでおります。

2 臨時従業員数は( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2025年4月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

4,965

(1,075)

42.4

18.5

6,828,580

 

セグメントの名称

従業員数(名)

リーフ・ドリンク関連事業

4,965

(1,075)

合計

4,965

(1,075)

(注)1 従業員数は就業人員であり、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含んでおります。

2 臨時従業員数は( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)管理職に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業取得率及び従業員の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める女性従業員の割合(%)

   (注)1

男性従業員の育児休業取得率(%)

   (注)2

従業員の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全従業員

うち正規雇用従業員

うち臨時従業員

3.9

62.2

78.5

78.7

84.1

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第2号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性従業員の割合(%)

 (注)1

男性従業員の育児休業取得率

  (%)

(注)2、3

従業員の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全従業員

うち正規雇用従業員

うち臨時従業員

タリーズコーヒージャパン㈱

23.7

83.3

79.6

75.4

106.3

ネオス㈱

3.6

15.4

60.9

87.8

90.6

㈱伊藤園フードサービス

25.0

0.0

55.7

76.3

88.7

伊藤園産業㈱

15.8

72.4

82.1

98.8

㈱伊藤園関西茶業

57.2

77.2

72.6

㈱北海道伊藤園

53.1

80.5

89.6

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 男性従業員の育児休業取得率における「0.0%」は、取得の対象となる従業員がいないことを示しております。

4 「-」は、上記準拠法の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年4月30日)現在において当社グループが判断したものであり、様々な要因により実際の結果とは大きく異なる可能性があります。

 

(1)サステナビリティ経営の推進

 経営理念「お客様第一主義」に基づき、サステナビリティ経営の推進と実践により、社会・環境課題の解決と企業価値向上の両立(共有価値の創造:CSV)を目指しています(伊藤園グループサステナビリティ基本方針)。

 2024年度には、経営環境の変化とグローバル化を成長戦略とする中期経営計画(2025年4月期~2029年4月期)を踏まえてマテリアリティの見直しを行い、新たに7つのマテリアリティを特定しました。当社グループ全体で中期経営計画とマテリアリティに取り組み、サステナビリティ経営を推進していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2025年3月に特定した7つのマテリアリティは以下のとおりです.

 

マテリアリティ

重点テーマ

事業を通じた社会課題解決

食生活を通じたウェルビーイングの実現

素材の研究と製品のおいしさ・健康性、ホスピタリティを通じて、人々と社会のウェルビーイングに貢献する、新たな食習慣の創出・浸透を目指します。

1)多様化するライフスタイルに合わせた

 飲用機会の提供と心身の豊かさへの貢献

持続可能な農業・サプライチェーンの構築

畑からの製品づくりによる技術革新とサプライヤーとの協働により、持続可能なグローバルサプライチェーンを構築し、価値提供領域を拡大していきます。

1)茶生産者との協働による

 「茶産地育成事業」の進化

2)原材料(茶葉、その他)の持続可能な調達

3)サプライヤーエンゲージメントの深化と

  安全・安心な品質の追求

4)持続可能な物流システムの構築

地球環境の健康

事業活動を通じた脱炭素化や資源循環等の環境課題解決に取り組み、多様なステークホルダーと共有価値を創造していきます。

1)気候変動対応

2)持続可能な容器包装

3)水資源

4)自然資本/生物多様性の保全

5)資源循環/廃棄物削減

地域社会との共創・つながりの深化

地域・コミュニティの課題解決に貢献し、新しい価値の提供とビジネス機会の創出に繋げていきます。

1)各国・地域の社会課題解決に向けた

  事業機会の創出

2)事業活動を通じた地域や協力者との協働

経営基盤の強化

人権の尊重

グローバルサプライチェーンを通じた人権リスクの最小化を図り、ステークホルダーからの信頼獲得に努めます。

1)バリューチェーンにおける人権の尊重

多様な人財と全員活躍

多様な人財が“自律的に成長”し、“ビジョンに向かって挑戦し続ける”組織を構築し、事業戦略の重点分野で活躍する人財を育成・拡充していきます。

1)多様な人材の育成と活躍推進

2)健康経営の推進

 ※2025年度中に経営戦略と連動する人財戦略を

  検討し、重点テーマとKPIを見直し・策定、

  2026年度に開示予定

グループガバナンス

人口動態、法規制、紛争、サステナビリティの重要性、情報セキュリティ等の外部環境変化による経営への影響を背景に、ガバナンス体制の整備を行いグループ全体でのリスクの最小化と機会の最大化を図っていきます。

1)グループガバナンス体制の構築

2)グループリスクマネジメント強化

3)情報セキュリティ/顧客プライバシーの保護

4)ステークホルダーとのエンゲージメントの

  充実化

各マテリアリティ/重点テーマの取り組みとKPIの詳細 https://www.itoen.co.jp/sustainability/materiality/

 

 2025年3月特定したマテリアリティの見直し・特定プロセスは以下のとおりです。

 

<社会課題の抽出>

 外部環境の変化と社会からの要請や期待、お客様の重要課題等の観点から、国際的な情報開示基準、ESG評価項目、SDGsなどを参照し、社会課題を抽出しました。

※参照した情報開示基準等:GRIスタンダード/SASBスタンダード/ESG評価(FTSE、MSCI)/CDP/SDGs/ISO26000

 

<重要度評価>

 当社グループでは、抽出した社会課題を、ステークホルダーにとっての重要度と当社グループにとっての重要度の双方向から評価するダブルマテリアリティを採用しています。社外の方々(有識者、機関投資家、社外取締役)と社内(当社、グループ各社の取締役・執行役員、部署長)を対象にアンケートを行うなど、マテリアリティ候補を評価しました。

 

<ステークホルダーとの対話>

 アンケート調査等を経たマテリアリティ候補に関して、見直しのポイントや経営課題、当社グループへの期待等について、経営陣と外部有識者によるステークホルダーダイアログを行い、ご意見をいただきました。

 

<マテリアリティの特定>

 上記のプロセスを経て、取締役会において審議を行い、経営課題として取り組み、中期経営計画の重点戦略と連動して推進するマテリアリティと重点テーマを特定しました。

 

①ガバナンス

 当社グループは、中長期的な企業価値向上の観点から、サステナビリティを巡る課題をリスクの減少・収益機会につながる重要な経営課題であると認識しております。サステナビリティ経営の推進と強化のため、サステナビリティ推進委員会を設置し、年4回開催しています。

 本委員会は、代表取締役社長を委員長とし、サステナビリティ推進担当役員(CSO)、人事・人権推進担当役員(CHRO)、生産・物流、マーケティング、営業、国際、管理等の担当役員及び主要各部門長で構成され、サステナビリティ推進体制の確立及び運営、マテリアリティの特定、取り組みの推進、社会・環境課題に関する対策と方針を検討しています。

 当社グループ全体でのサステナビリティ経営を推進するため、2023年度からはサステナビリティ推進委員会を発展させ、グループ会社の経営層も参加する体制としました。また、年4回開催の本委員会のほかに重要テーマ別分科会を設置し、テーマごとの議論を進めています。サステナビリティ推進委員会にて検討された重要事項は、執行役員会及び取締役会に報告・審議され、経営戦略に反映しております。

 2024年度は3年ぶりにマテリアリティを見直し、上記の特定プロセスを経て取締役会で審議し、経営課題として取り組み、中期経営計画の重点戦略と連動して推進するマテリアリティと重点テーマを特定しました。

 

 

 

②戦略

 当社グループは、中期経営計画の重点戦略と連動させて、7つのマテリアリティ(「食生活を通じたウェルビーイングの実現」「持続可能な農業・サプライチェーンの構築」「地球環境の健康」「地域社会との共創・つながりの深化」「人権の尊重」「多様な人財と全員活躍」「グループガバナンス」)の取り組みを推進しております。

 

<食生活を通じたウェルビーイングの実現>

 当社グループは、お客様のライフスタイルの変化に対応する多様な製品を開発し、健康的な生活習慣に寄与してきました。緑茶や抹茶などの素材の健康性に関する産官学連携の研究を継続的に行い、研究成果の発信や、特定保健用食品や機能性表示食品などのエビデンスに基づく製品を発売しています。

 2024年度には、抹茶が認知機能に与える影響についての産官学連携の研究として、軽度認知障害(MCI)や主観的認知機能低下(SCD)の高齢者を対象とした臨床試験の結果を発表しました。研究では抹茶の継続摂取により、社会的認知機能(顔表情からの感情知覚)の改善が確認されました。また、カフェインを含む抹茶の摂取にもかかわらず、睡眠の質が向上する傾向が確認され、この研究結果は2024年8月30日付で学術雑誌PLOS ONEに掲載されました。緑茶・抹茶は日常的に摂取できるものであることから、さらに研究を重ねることで今後、自治体等の認知症予防プログラムなどでの活用を通じて、研究成果が社会実装されていくことが期待されます。

 さらに新たな取り組みとして、京都大学iPS細胞研究所と産学共同研究を開始しました。京都大学iPS細胞研究所の技術を活用することで、動物実験(※)を行わずにお茶とその成分の有効性と安全性を検証する方法の開発を目指し、次世代の食品科学・食品産業の開拓を進める産学共同研究となります。動物実験の代替実験法としてヒトiPS細胞やオルガノイドが活用できるか検証し、最終的には動物実験を完全に代替する新たな研究方法の確立を目指します。なお2024年度に、これまでのマテリアリティ「食生活と健康への貢献」を見直し、身体的健康だけではなく、広くウェルビーイング(心身の健康・社会の健康)の実現への取り組みを重視するマテリアリティとしました。素材(緑茶、抹茶、コーヒー等)の研究と製品のおいしさ・健康性、ホスピタリティを通じて、国内・海外の人々と社会のウェルビーイングに貢献する、新たな食習慣の創出・浸透を目指していきます。

(※)当社グループでは製品開発において動物実験を行わない方針を掲げており、より持続可能な研究方法の採用に力を入れています。

   伊藤園グループ動物実験方針 https://www.itoen.co.jp/company/policy/animal/

 

<持続可能な農業・サプライチェーンの構築>

 中期経営計画では「お~いお茶」のグローバルブランド化を成長戦略としています。その実現には、畑からの製品づくりによる技術革新とサプライヤーとの協働により、持続可能なグローバルサプライチェーンの構築が必要であり、これまでのマテリアリティ「持続可能な農業への貢献」と「持続可能なサプライチェーンへの貢献」の2つを統合して取り組んでいきます。

 1976年から行っている茶産地育成事業では、高品質な原料茶の安定調達に加え、荒廃農地などの茶畑への転換や環境配慮型農業の推進により、持続可能な農業の実現に取り組んでいます。

 緑茶・抹茶原料は、昨今の世界的な減糖・無糖意識や健康志向の高まりから、海外輸出機会の拡大が見込まれていますが、一方で、各国の残留農薬等の品質基準、気候変動や生物多様性への対応等も求められております。当社グループにとって、気候変動や自然資本/生物多様性等への対応は、重要課題と認識し、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言のフレームワークに沿って茶事業への影響等について分析を行い、リスクへの対応と機会の創出に向けた取り組みを進めています。例えば、農業のDX化の推進(営農支援ツールや当社独自の農薬適否判定システムの導入など)による適正な施肥量等の管理、減農薬、有機栽培の取り組みは、生物多様性や土壌環境の改善など環境課題への対応だけでなく、海外輸出可能な国産原料茶の生産拡大にもつながります。また、茶産地育成事業は、GAP認証(※)取得100%維持に加え、バイオ炭散布による土壌への炭素貯留の試験などの茶栽培時のGHG排出削減にも取り組んでいます。

 また、茶生産者だけでなく飲料製造委託先や物流委託先などのサプライヤーとの強固なパートナーシップは当社グループにとって重要な資産であり事業基盤です。当社及びサプライヤーの双方の持続的な利益と社会・環境課題解決の両立、徹底した品質管理とトレーサビリティの確保など、サプライヤーとのエンゲージメントを強化しています。具体的にはサプライヤー供給者評価、製造委託先や原料調達先などとの品質会議、環境課題を主テーマとした環境品質会議など、年間を通じてエンゲージメントの向上を図っています。

 今後、海外の製造委託先や物流網を含む国内・海外のサプライヤーを含めた、

グローバルサプライチェーンを構築していきます。

(※)食の安全や環境保全に取り組む農業に与えられるGAP認証制度には、世界基準である「グローバルGAP」のほか、日本GAP協会が展開する「JGAP」「ASIAGAP」などがあります。GAP認証取得100%維持とは、この3つの認証のうちいずれかを取得した農園を指します。

 

<地球環境の健康>

 当社グループは、自然由来の製品を主軸とした事業活動を行う企業として、人類共有の地球環境を守り、次世代に継承することが最重要課題の一つと考えております。「伊藤園グループ環境方針」のもと中長期環境目標を設定し、グループの事業活動におけるバリューチェーンにおける気候変動、水資源、資源循環といった環境課題に取り組んでいます。

 2024年度は外部環境の変化や社会的要請を受けて、中長期環境目標のGHG排出量削減目標と水資源の目標を見直しました。気候変動を含む環境課題の取り組みについては、「(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)」に記載しております。

 

<人権の尊重>

 人権の尊重は、当社グループ経営理念「お客様第一主義」の根幹をなすものであり、全ての事業活動の根幹となるものです。当社グループでは、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に則り、「伊藤園グループ人権方針」「伊藤園グループサプライヤー基本方針」等を制定し、バリューチェーンにおける全ての人々の人権尊重の取り組みを推進しています。また当社では、「伊藤園グループ人権方針」に基づき、ステークホルダーとの対話を行うとともに、人権に関する専門家に協力をいただき、人権リスクの特定・評価、予防・是正、モニタリング、救済に取り組む仕組みである人権デューデリジェンスを構築し、実施しています。人権尊重の取り組みの進捗状況については、当社ウェブサイトや統合レポート等で公開しています。

 

 

 なお、グローバルサプライチェーンの構築、ファブレス経営、従業員のウェルビーイングなどの観点から人権リスクへの対応の重要性は高まっています。そのため2024年度のマテリアリティの見直しにあたり、サプライチェーンにおいて重視すべき取り組みという位置づけから、マテリアリティ「人権の尊重」として独立させました。グローバルサプライチェーンや従業員の人権リスクの最小化を図りステークホルダーからの信頼を得るべく取り組んでいきます。

 

<人材への取り組み>

 後述の「(3)人的資本」に記載しております。

 

 

③リスク管理

 当社グループは、企業経営の目的に影響を与え得る事象をリスクとして定義し、「伊藤園グループリスクマネジメント方針」に基づき、リスクを全体的視点で統合的かつ戦略的に管理し適切に対応することにより、企業価値の維持・向上に努めております。サステナビリティ関連リスクを含む重要リスクに関しては、各本部・部署および各委員会が連携して識別・評価する体制を整備しており、その決定・管理は、当社取締役会及び代表取締役社長が委員長を務める取締役会の諮問委員会であるリスクマネジメント委員会が担う体制を敷き、リスクと機会の両方の観点からサステナビリティ経営を推進しております。

 リスクマネジメントについては、「3 事業等のリスク」、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要③企業統治に関するその他の事項(ウ)リスク管理体制の整備の状況」に記載しております。

 

④指標及び目標

 中期経営計画の重点戦略と連動する各マテリアリティごとに重点テーマと取り組み・KPIを設定し、管理・評価を行っております。KPIは、取り組み状況に応じて定期的に見直しを行っていきます。

 

2024年度までの主な取り組み・KPIの実績は以下の通りです。※2022年に特定したマテリアリティ

マテリアリティ

取り組みテーマ

主なKPI・目標

2023年度実績

2024年度実績

食生活と

健康への貢献

人生100年時代に

向けた研究開発

食品の健康価値に関する研究発表件数 年間25件

28件

25件

生活者の健康ニーズと多様化するライフスタイルへの貢献

「お~いお茶」販売国 2040年度までに

100ヵ国以上(2028年度 60ヵ国以上)

40の国・地域

47の国・地域

特定保健用食品・機能性表示食品の売上構成比率 2026年度 30%以上

17.5%

17.2%

製品の安全・安心品質の追求と環境負荷低減

食品安全国際認証 取得率100%

※国内ドリンク/リーフ製造工場

95.7%

92.1%

ドリンク/リーフの工場監査 実施率100%

※国内ドリンク/リーフ製造工場

100%

100%

持続可能な

農業への貢献

世界に通用する独自の農業モデルの進化

茶産地育成事業展開面積

2026年度 2,650ha 2030年度 2,800ha

2,512ha

2,585ha

有機栽培の生産量

2026年度 380t 2030年度 500t

273t

309t

GAP認証の維持・運用 100%

※茶産地育成事業

100%

100%

環境

気候変動への

対応

GHG排出量の削減率(対2018年度)(※1)

2030年度 Scope1、2 50%削減

     Scope3  20%削減

Scope1、2

17.9%削減

Scope3

23.3%削減

集計中

2050年度 Scope1~3 カーボンニュートラル

全社再生可能エネルギー比率 (※2)

2030年度 100%

20%

集計中

全車両中の電動車の導入比率 (※2)

2030年度 50%

9.7%

集計中

水資源

原単位水使用量の削減率(対2018年度)

2030年度 16%削減

※生産1㎘当たりの水使用量

5.5%増

集計中

持続可能な

容器包装

リサイクル素材等の使用率

(全ペットボトル製品)

2030年度 100%

36%

45%

生物多様性

水源地保全活動、環境保全・整備活動の

総参加人数 年間500人

1,221人

2,746人

廃棄物の削減/

資源循環の推進

食品リサイクル率

伊藤園:90%以上

タリーズコーヒージャパン:50%以上

伊藤園  94.4%

タリーズ51.4%

伊藤園

94.5%

タリーズ

55.1%

茶殻リサイクル製品商品化数 年間10件

16件

10件

自販機ダミープラスチック使用量の削減率

2028年度 50%削減(対2018年度)

27.2%削減

33.9%削減

地域社会・コミュニティとのつながりの深化

地域社会との共創、お茶を通じたつながりの創出

食育参加人数 年間60万人

45万人

40万人

 

 

 

マテリアリティ

取り組みテーマ

主なKPI・目標

2023年度実績

2024年度実績

持続可能な

サプライチェーンへの貢献

持続可能なサプラ

イチェーンの構築

品質会議実施回数 年間7回

10回

9回

供給者評価の実施

実施

実施

人権尊重の取り組み推進

人権リスクの高いサプライチェーンに対する

人権デューデリジェンスの実施 年1回以上

3回

3回

社内向け人権啓発活動に関する教育実施

年3回以上

2回

3回

多様な人財と

全員活躍の推進

多様な人材の育成と活躍推進

従業員エンゲージメントスコア

2026年度 4.2以上(6点満点中)

3.99     ※従来基準3.19

4.00

女性管理職比率 2026年度 10%

3.7%

3.9%

男女間賃金格差(正規雇用労働者を対象、

男性を100とした場合)2026年度 80%

79.8%

78.7%

上記のうち勤続10年未満 2026年度 100%

94.3%

94.3%

男性育児休業取得率 2026年度 50%

43.1%

62.2%

健康経営の推進

健康経営優良法人(ホワイト500)の維持

認定

認定

コーポレート・

ガバナンス

サステナビリティ経営の推進

サステナビリティ重要課題の推進体制と監督機能の強化及びステークホルダーとの対話の実施

1回

1回

グループリスク管理の強化

リスクマネジメント委員会の開催

2回

2回

関連会社との定例会議の実施

4回

4回

コンプライアンスの徹底

コンプライアンス教育の実施回数 年間12回

(全社員対象)

12回

12回

DXの推進

DX推進委員会の開催

6回

6回

Scope1: 自社の営業車両や工場等での燃料の使用による直接排出

Scope2: 自社が購入した電気等の使用に伴う排出

Scope3: サプライチェーンからの間接排出

 

(※1)2023年度のScope1、2排出量の集計範囲は、当社および連結子会社を対象としています。ただし、連結子会社

    の一部(Cafetalera de Tierras Ticas, S.A.およびEMPRESAS DE ANTIOQUIA LTDA)は集計範囲に含まれてい

    ません。

    2023年度のScope3排出量の集計範囲は、当社および国内連結子会社を対象としています。

(※2)2023年度は当社単独を対象としています。

 

(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)

 当社グループは、TCFD提言に賛同を表明し、気候変動関連の諸課題の解決に向けて取り組んでおります。GHG排出量削減については、パリ協定に基づくGHG排出削減目標「Science Based Targets」(以下「SBT」(※1))を認定する機関「SBT イニシアチブ」(以下「SBTi」(※2))に対し、2024年11月にコミットメントレターを提出し、2年以内に「SBT」の認定取得を目指すことを表明しました。「SBT」の認定取得及びグループ事業全体のサプライチェーンも含めたGHG削減に向けて取り組んでいきます。また環境活動の持続的な改善に有効な手段として、ISO14001に沿った環境マネジメントシステムを導入しております。

(※1)パリ協定が求める水準と整合した、科学的根拠に基づく、企業のGHG排出削減目標

(※2)企業が策定する「SBT」の評価・認定を行う国際的なイニシアチブ

 

①ガバナンス

 当社グループは、サステナビリティ推進委員会(委員長:代表取締役社長 、年4回開催)において、気候変動問題に対する方針と戦略、対応策を議論しております。サステナビリティ推進委員会にて検討された重要事項は、執行役員会及および取締役会に報告・審議され、経営戦略に反映しております。

 

②戦略

 当社グループは、気候変動の主要因であるGHG排出量の削減に向け、「伊藤園グループ中長期環境目標」において「2050年度ネットゼロ」を目標として掲げ、2030年度までに2018年度のGHG排出量に対し、Scope1、2で総量50%削減、Scope3で総量30%削減の実現に向け、取り組みを推進しております。

 具体的には、2020年度から毎年対象範囲を拡充しながらTCFD提言に基づくシナリオ分析を実施することで、事業活動に影響を与える気候変動関連の重要なリスクと機会を特定し、対応策の検討と取り組みの強化を進めてきました。2020年度は、主力製品の原料である国内緑茶原料を対象に、気候変動に関する政府間パネル(以下、IPCC)の代表的濃度経路シナリオに基づき、各条件下での茶葉収穫量と品質への影響を定量的・定性的に分析しました。2021年度は、IPCC及び国際エネルギー機関(IEA)によるシナリオに基づく「1.5/2℃」、「4℃」の2つのシナリオを設定したうえで、対象を当社事業のバリューチェーン全体へと拡大し、2030年、2050年を対象時点とした中長期の気候変動による事業への影響を分析しました。2022年度はリーフ・ドリンク関連事業に関わるグループ会社、2023年度は自社及び国内の外部委託物流倉庫に対象範囲を拡大して分析を行いました。

 各シナリオにおける気候変動に伴うリスクと機会の項目を特定し、リスク・機会の顕在化が想定される時期を「発生時期」、事業へのインパクトを「影響度」として事業インパクト評価を行った結果、「1.5/2℃」シナリオでは低炭素社会への移行リスクとして、Scope1、2のGHG排出量に応じて2030年度には14.2億円、2050年度には25.4億円の炭素税導入によるコスト増加の影響があると試算しました(2023年時点)。また「4℃」シナリオでは、気候変動がもたらす物理的リスクとして気温上昇等による原料農作物の調達リスク、 渇水・洪水による操業停止等の水リスクが特に重要な影響を及ぼす可能性が高いことを認識しました。詳細は伊藤園統合レポートや当社ウェブサイト等に掲載しております。今後もリスクの回避・緩和、機会獲得に向け、バリューチェーン全体の脱炭素化やBCPの強化を対応策として推進してまいります。

 

③リスク管理

「3 事業等のリスク⑦気候変動・自然災害・事故等に起因するリスク」に記載しております。

 

④指標及び目標

 当社グループは、2050年度ネットゼロの実現に向けて「伊藤園グループ中長期環境目標」を設定し、グループの事業活動におけるバリューチェーン全体の環境負荷低減と課題解決に取り組んでいます。2030年度GHG排出量削減目標のほか、気候変動リスクに関わる重要指標として、製造に使用する水の使用量、容器包装に関する目標を掲げており「(1)サステナビリティ経営の推進 ④指標及び目標」に記載しております。

 

 

<その他の環境課題への対応>

 当社グループは、水資源、プラスチックを中心とする廃棄物等の環境問題、それらと密接に関わり合っている生物多様性の問題に対して、気候変動への対応と同様に解決に向けた取り組みを推進しております。

 

・水資源

 水資源は飲料製品の主原料であり、農作物の生育や製品の製造工程に不可欠です。持続可能な水資源の利用を目指し、生産活動における水使用量の削減等の取り組みを推進しております。当社は飲料製品の製造を外部へ委託する「ファブレス(fabless 自社工場を持たない)」方式を採用しているため、委託先企業を含めたバリューチェーン全体で取り組む必要があると認識しています。飲料製造では、製造委託先における水使用量の削減や循環水の再利用、適切な排水管理に取り組んでいます。

 また、毎年サプライヤーと当社による環境品質会議を開催し、サプライヤーとのエンゲージメントを通じて「伊藤園グループ中長期環境目標」の達成に向けた進捗管理と環境負荷低減への取り組みを働きかけるとともに、定量・定性によるサプライヤー間の情報交換を推進し、今後の削減策に反映させています。

 水リスクについては、毎年、自社及び協力工場を対象とした評価・特定を行って必要な対策を講じているほか、協力工場と協働して、工場周辺の取水源となる水源地保護につながる森林保全活動等を推進しています。

 

・容器包装

 当社グループでは、「伊藤園グループ容器包装に関する方針」「伊藤園グループプラスチックに関する方針」に基づき、3R(リサイクル、リデュース、リプレイス&リユース)+クリーン(環境保全)に、積極的に取り組んでいます。世界的に喫緊の課題である気候変動や海洋プラスチックごみ問題等を背景に、企業に求められるプラスチック課題への対応は複雑さを増しています。当社グループでは、製品の設計段階からライフサイクル全体を通じた、資源有効活用と環境負荷低減に向けた取り組みをより一層推進し、循環型社会の実現とGHG排出量の削減に貢献していきます。なお、ペットボトルに使用するリサイクル素材等の割合を2030年度までに100%にする目標を掲げ、ペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)を推進しています。この目標達成に向け、事業者や自治体と連携したボトルtoボトルの推進や、適正な分別排出に関する消費者への啓発に積極的に取り組んでいます。

 2024年度は、ボトルtoボトルに関する事業者や自治体との協定締結を拡充し、2025年3月に東京都渋谷区と当社を含む飲料メーカー4社の5者による「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結しました。

 

・生物多様性

 豊かな自然の恵みを活かして事業活動を行っている当社グループにとって、気候変動と同様、喫緊の課題である生物多様性の保全と回復に向けて、「伊藤園グループ生物多様性保全に関する方針」を策定しているほか、TNFD提言に賛同を表明し、事業活動を通じた取り組みを推進しております。気候変動と自然資本/生物多様性の課題は密接に関連しています。2023年度は、TCFD提言・TNFD提言に基づき、当社グループの主力製品の原料である緑茶栽培による自然資本/生物多様性への依存と影響の分析と把握を行いました。また2024年度には、当社グループの事業にとっての重要性を鑑みて、これまで緑茶栽培に限定していた分析範囲を緑茶とコーヒーのバリューチェーン全体に広げました。これらのバリューチェーンにおける、自然資本/生物多様性への依存と影響、リスクと機会を分析し、当社グループの事業への影響の評価を行っています。また当社は、環境省の「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画しています。

 

<2023年度に実施したTCFD・TNFD分析(サマリー)>

項目

TCFD

TNFD

ガバナンス

・サステナビリティ推進委員会(委員長:代表取締役社長)において、気候変動や自然資本/生

 物多様性などの問題に対する方針と戦略、対応策を協議。重要事項は取締役会および執行役

 員会に報告、審議され経営戦略に反映。

・サステナビリティ推進担当役員(CSO)を中心に、気候変動、自然資本/生物多様性の保全

 と回復を中心とした環境課題の推進体制を強化。

・気候変動を含む外部評価機関によるESG 評価結果を役員報酬の査定に反映。

戦略

1.シナリオ分析

・「1.5/2℃シナリオ」では、脱炭素社会への

 移行が完了していることを想定して移行リス

 クと機会を分析

・「4℃シナリオ」においては、世界の気温上

 昇とその影響が悪化し続けることを想定して

 物理的リスクと機会を中心に分析

2.シナリオに基づく分析結果

<移行リスク>

・炭素税導入によるコスト増加

・影響額 2030年度想定

 GHG削減対策なし:14.2億円

 GHG削減目標達成:7.1億円※Scope1、2対象

<物理的リスク>

・自社/委託工場、グループ会社/主要委託工

 場、物流倉庫における風水害リスク分析

・主力製品原料(緑茶、大麦、コーヒー豆)の

 収量、品質への影響

3.移行計画

・Scope1とScope2の削減策については、「営業

 車両の電動車への転換」「省エネの推進」

「再生可能エネルギーへの転換」の3つを柱に

 ロードマップとKPIを作成し、取り組みを推進

・Scope3については、容器包装の軽量化やサス

 テナブル素材への転換や、サプライヤーエン

 ゲージメントの向上と協働により削減を推進

1.LEAPアプローチ

・事業にとって重要な緑茶事業に対象範囲を

 限定し、LEAPアプローチを参照して分析。

 自然資本/生物多様性の影響が懸念される

 地域を特定するLocateと自然との接点を診

 断するEvaluateの依存・インパクトの特

 定(E2)までを実施

<Locate>

・緑茶事業のバリューチェーン上のうち、最

 も自然資本/生物多様性への依存とインパ

 クトが大きいのは、「栽培」工程

・「栽培」に関わる、当社グループが契約

 している茶園の状況を分析

<Evaluate>

・依存とインパクトが「非常に高い」または

 「高い」ものとして、特に「GHG排出量」

 と「土壌劣化(汚染)」を認識

2.移行計画

・環境負荷影響の可能性に対し、適正な施肥

 量の管理や土壌管理が重要であると考えて

 対応を進める

・気候変動と自然資本/生物多様性の関連性

 の視点からリスクと機会に関わる分析を進

 めるとともに統合的な対応策に取り組む

リスクとインパクトの管理

・取締役会の諮問機関であるリスクマネジメント委員会(委員長:代表取締役社長)において、

 重要リスクの一つとして認識している気候変動リスク、自然資本/生物多様性の保全と回復を

 全社的なリスクマネジメント体制に統合して管理

指標と目標

・伊藤園グループ中長期環境目標と実績を参照

・茶産地育成事業に関する目標と実績を参照

TCFD・TNFD提言に沿った情報開示 https://www.itoen.co.jp/sustainability/environment/tcfd/

 

(3)人的資本

 伊藤園グループの最も大切な財産は「人」であり、グループの持続的な成長を支える要であると考えています。成長の実現には人材への投資が重要であり、当社グループでは、グループで働くすべての人がいきいきと活躍し、その能力・価値を最大限に発揮できる人的資本経営を推進しています。

社員一人ひとりが挑戦・活躍し続けられる機会・環境を整備することで、個人の成長意欲を高め、多様な経験を通じて学び、自らのキャリアを自律的に考え成長できる人材の育成に取り組んでいます。個の育成を通して、ビジョンに向かって挑戦し続ける組織を目指しています。

 また、策定した中期経営計画の5つの重点戦略を実現させるため、「地域コミュニケーション」「グローバル」「次世代リーダー」「DX推進」「多様性受容」をテーマとした、求める人材の具体像を掲げました。これまで実施してきた人材マネジメントの取り組みを継続・発展させ、中期経営計画の実現と企業価値向上に貢献していきます。

 

 

 

 

 

 

①ガバナンス

 当社グループでは、人的資本経営の実行体制として、CHROが委員長を務める「人財戦略委員会」を設置し、外部環境や経営戦略の変化を踏まえた人財戦略の見直しと実効性のある人事施策の検討・議論を行っています。人財戦略委員会にて検討された重要な人事施策については、執行役員会及び取締役会に報告し、グループ各社への展開を進めています。

 

②戦略

(ア).人材育成方針

 当社グループは実力主義の考えのもと、チャンスは社員一人ひとりに平等であり、評価は公正に行うことを基本として、常に前向きに挑戦する人材の育成に力を入れています。多様な人材が、あるべき姿を求め、自ら考え、学び、率先して行動し、自らの夢を実現することこそが、企業の持続的な成長と発展を支え、企業価値を高めると信じ、社員の自己実現に向けたキャリア形成を支援しています。

 

(イ).社内環境整備方針

 当社グループでは、社員一人ひとりが常に前向きに挑戦し、互いに切磋琢磨しながら、組織力を活かし、環境の変化に迅速に対応できる、創造性と生産性の高い組織づくりを目指します。その中で、多様な人材が一人ひとりの状況に応じて柔軟に働き方を選択できるようにすることで、ワークライフバランスを推進し、誰もが働きやすい職場になるよう環境整備を行っています。

 

③指標及び目標

(ア).女性の管理職比率

 女性活躍推進法に基づく第4期行動計画(2023年5月~2027年4月)を策定し、女性活躍に向けた取り組みを進めています。女性社員が自己の能力を十分に発揮し、更なる活躍ができるようキャリア・ライフプランを再考・形成できる場を設けています。階層別の女性教育を実施することで女性社員のモチベーションや定着率向上、家庭と仕事の両立支援、管理職の育成などの強化に繋げています。

 

(イ).男性の育児休業取得率

 社員及びその家族のライフステージ(出産・育児・介護など)を福利厚生、勤務・賃金体制の面から総合的に支援しています。男性社員の育児休業取得推進を目的とした「育児休業制度」拡充や、病気・育児・介護との両立を目的とした「短時間勤務、繰上げ繰下げ勤務」の適用拡大などを進めています。

 詳細は、「(1)サステナビリティ経営の推進 ④指標及び目標」に記載しております。

 

(4)社会からの主な評価

 当社グループのESGへの取り組みが評価され、世界の代表的なESG指数である「FTSE4Good IndexSeries」及び、世界最大級の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用している日本企業の株式を対象としたESG投資指数の構成銘柄に複数組み入れられています。また、国際的な非政府組織(NGO)であるCDPの「水セキュリティ」分野において、当社グループの水資源に関する取り組みが評価され、2024年度に初めて最高評価「Aリスト」企業に選定されました。なお、「気候変動」分野では「B」評価を取得しています。引き続き、環境目標の達成に向けた取り組みと改善を継続的に行っていきます。

 社員と家族の健康保持・増進に向けた健康経営の推進にも取り組んでおり、経済産業省と日本健康会議が共同実施する「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)~ホワイト500~」の認定を継続して受けております。

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