2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 9,553 100.0 551 100.0 5.8

3【事業の内容】

当社は、即席の棒ラーメン、皿うどん、カップめん等の製造及び販売を行っております。

現在、福岡工場、佐賀工場及び北波多工場の3工場において即席棒ラーメン、皿うどん等の製造を行っており、カップめんについては、サンヨー食品株式会社及びエースコック株式会社へ、袋めんについては、サンヨー食品株式会社へ製造を委託しております。

販売については、福岡、広島、大阪、名古屋、東京の5営業所、国内事業部及び海外事業部において、特約店(一次問屋)を通じ、それぞれの系列の問屋、卸売店を経て、量販店、コンビニエンスストア等に販売しております。

なお、製品別販売比率は次のとおりであります。

区分

主要品目

売上高構成比率(%)

第62期

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

第63期

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

棒ラーメン

マルタイラーメン、屋台九州味棒ラーメン、九州ご当地シリーズ(博多、熊本、長崎、鹿児島、宮崎、佐賀、大分、久留米)

35.4

38.5

皿うどん

長崎皿うどん

26.0

25.3

カップめん

長崎ちゃんぽん、高菜ラーメン

34.2

32.5

袋めん

屋台ラーメンとんこつ味、長崎ちゃんぽん麺

4.0

3.4

その他

カップしるこ、その他

0.4

0.3

合計

100.0

100.0

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善を背景に、景気は緩やかに回復いたしました。しかしながら、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクの高まりや、中東情勢の影響から、先行き不透明な状況が続いております。

食品業界におきましては、原材料価格や人件費・物流費など依然として高水準で推移している中、食料品価格・エネルギー価格の高騰に伴う消費者の節約志向も強まっており、引き続き厳しい環境が続いております。

このような状況の中で、棒ラーメン群の販売は順調に推移しましたが、夏場の酷暑の影響や業務用OEM製品の販売減などの理由によりカップ麺群・皿うどん群の販売が伸び悩んだため、売上高は9,552百万円(前年同期比0.5%減)、損益面につきましては、営業利益は550百万円(前年同期比13.3%減)、経常利益は619百万円(前年同期比10.7%減)、当期純利益は424百万円(前年同期比12.5%減)となりました。

 

<当事業年度中の新発売製品>

2025年5月

 

棒ラーメン

 

マルタイ棒油そば

 

 

棒ラーメン

 

マルタイ棒ざるラーメン

 

 

カップめん

 

カップ・マルタイ焼きそば

 

 

カップめん

 

カップ・冷やし中華

7月

 

カップめん

 

カップ・屋台焼ラーメン

8月

 

棒ラーメン

 

マルタイ棒中華そば

 

 

棒ラーメン

 

尾道背脂醤油ラーメン

 

 

皿うどん

 

おかず麺ニラと卵でつくる皿うどん

11月

 

カップめん

 

縦型さっぱり酸辣湯麺

 

 

カップめん

 

縦型にぼし醤油ラーメン

2026年1月

 

棒ラーメン

屋台とんこつ味棒ラーメン

2月

 

棒ラーメン

元祖長浜屋協力棒ラーメン

 

 

棒ラーメン

一幸舎監修棒ラーメン

 

 

皿うどん

あんかけかた焼きそば醤油味

 

 

カップめん

 

縦ビッグ肉肉うどん監修肉うどん

 

 

カップめん

 

ピリ辛とんこつラーメン

 

(※印はリニューアル発売製品)

 

主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。

(棒ラーメン)

2025年9月頃よりの米価の価格高騰において乾麺の需要の伸びに加え、業務用商材の伸びやOEMの販売、東日本地区の販売増もあり、売上高は3,675百万円(前年同期比8.2%増)となりました。

(皿うどん)

一般販売分は前年以上を推移しましたが、OEM商品、業務用商品の売り上げ減のため、売上高は2,420百万円(前年同期比3.2%減)となりました。

(カップめん)

前期は台風の影響による売り上げ増が夏場から秋にかけてかなりありましたが、今期は台風による影響が少なく、販売努力をしましたが、売上高は3,101百万円(前年同期比5.5%減)となりました。

(袋めん)

チラシ特売導入減の影響もあり販売数量が減少し、売上高は329百万円(前年同期比14.8%減)となりました。

 

②財政状態の状況

当事業年度末の総資産は13,760百万円となり、前事業年度末に比べ160百万円増加しました。これは主に有価証券が1,000百万円減少したものの、現金及び預金が539百万円、有形固定資産が367百万円及び投資有価証券が258百万円増加したこと等によるものであります。

負債につきましては3,380百万円となり、前事業年度末に比べ327百万円減少しました。これは主に長期借入金が288百万円減少したこと等によるものであります。

純資産につきましては10,379百万円となり、前事業年度末に比べ487百万円増加しました。これは主に利益剰余金が310百万円増加したこと等によるものであります。

 

③キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ490百万円減少し、資金残高は2,407百万円となりました。

 

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。


(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は674百万円(前年同期は1,285百万円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益が628百万円となったこと等によるものであります。


(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は760百万円(前年同期は374百万円の獲得)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が712百万円、無形固定資産の取得による支出が62百万円となったこと等によるものであります。


(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は404百万円(前年同期は386百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が288百万円、配当金の支払額が114百万円となったこと等によるものであります。

 

④生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。

生産品目別

当事業年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

 前年同期比(%)

棒ラーメン(千円)

4,015,098

16.6

皿うどん(千円)

2,445,270

△2.5

カップめん(千円)

3,326,009

2.2

袋めん(千円)

322,362

△16.9

その他(千円)

27,566

△34.3

合計(千円)

10,136,307

5.2

(注)金額は販売価格によっております。

 

b.受注実績

当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。

 

c.販売実績

当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。

販売品目別

当事業年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

 前年同期比(%)

棒ラーメン(千円)

3,675,265

8.2

皿うどん(千円)

2,420,103

△3.2

カップめん(千円)

3,101,572

△5.5

袋めん(千円)

329,160

△14.8

その他(千円)

26,860

△32.9

合計(千円)

9,552,962

△0.5

(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

当事業年度

(自 2025年4月1日

至 2026年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

加藤産業株式会社

1,876,796

19.5

1,920,429

20.1

ヤマエ久野株式会社

1,382,128

14.4

1,435,663

15.0

国分グループ本社株式会社

1,159,361

12.1

1,113,693

11.7

株式会社日本アクセス

1,058,246

11.0

1,058,841

11.1

三菱食品株式会社

1,028,152

10.7

1,014,792

10.6

合計

6,504,684

67.7

6,543,420

68.5

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。

当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高9,552百万円で減収となり、営業利益は550百万円、経常利益は619百万円、当期純利益は424百万円となり、減益となりました。減収・減益の要因としては、国内での棒ラーメン群の売上増加があったものの、皿うどん、カップめんの売上減少、コスト面では原材料や包装資材の価格上昇、物流費の上昇がありました。

当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、主に棒ラーメン群の売上高は増加した一方で、皿うどんとカップめんの売上が減少しました。また、原材料費については小麦粉が若干の値下がりがあったものの、揚げ油や原油を原料とする包装資材の価格上昇が製造コストの増加を招いております。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況及び為替動向により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格の動向は包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。

経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は550百万円、売上高営業利益率は5.8%となり、営業利益は目標を達成することができましたが、売上高営業利益率については未達成となりました。

セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。