事業内容
セグメント情報
セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
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セグメント別売上構成
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セグメント別利益構成 セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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セグメント別利益率
最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています
セグメント名 | セグメント別 売上高 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
セグメント別 利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
(単一セグメント) | 8,944 | 100.0 | 358 | 100.0 | 4.0 |
事業内容
3【事業の内容】
当社は、即席の棒ラーメン、皿うどん、カップめん等の製造及び販売を行っております。
現在、福岡工場、佐賀工場及び北波多工場の3工場において即席棒ラーメン、皿うどん等の製造を行っており、カップめんについては、サンヨー食品株式会社及びエースコック株式会社へ、袋めんについては、サンヨー食品株式会社へ製造を委託しております。
販売については、福岡、広島、大阪、名古屋、東京の5営業所、国内事業部及び海外事業部において、特約店(一次問屋)を通じ、それぞれの系列の問屋、卸売店を経て、量販店、コンビニエンスストア等に販売しております。
なお、製品別販売比率は次のとおりであります。
区分 |
主要品目 |
売上高構成比率(%) |
|
第60期 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
第61期 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
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棒ラーメン |
マルタイラーメン、屋台九州味棒ラーメン、九州ご当地シリーズ(博多、熊本、長崎、鹿児島、宮崎、佐賀、大分、久留米) |
32.3 |
32.8 |
皿うどん |
長崎皿うどん |
27.7 |
25.6 |
カップめん |
長崎ちゃんぽん、高菜ラーメン |
33.2 |
35.8 |
袋めん |
屋台ラーメンとんこつ味、長崎ちゃんぽん麺 |
6.3 |
5.3 |
その他 |
カップしるこ、その他 |
0.5 |
0.5 |
合計 |
100.0 |
100.0 |
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、経済活動及び社会活動の正常化が一段と進み、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、急激な為替相場の変動や世界的な金融引締めに伴う影響のほか、ウクライナ情勢の長期化などによって原材料価格やエネルギー価格が高騰し、景気の先行きはますます不透明となっております。
食品業界におきましては、原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇を反映した食料品の値上げが相次いだことにより消費者の節約志向が高まっており、経営環境は一層厳しさを増してきております。
このような状況の中で、当社では2023年6月及び10月に行った製品の価格改定に加え、主力製品の棒ラーメン、カップめんの販売が好調に推移したことにより、売上高は8,944百万円(前年同期比7.3%増)、損益面につきましては、営業利益は357百万円(前年同期比19.0%増)、経常利益は419百万円(前年同期比19.9%増)、当期純利益は282百万円(前年同期比23.4%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
2023年5月 |
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棒ラーメン |
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カレー祭!マルタイラーメン |
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皿うどん |
|
カレー祭!長崎皿うどん |
|
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カップめん |
|
カレー祭!長崎ちゃんぽん |
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|
袋めん |
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カレー祭!屋台焼きラーメン5食入 |
7月 |
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棒ラーメン |
※ |
四海樓監修棒ちゃんぽん |
9月 |
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棒ラーメン |
|
棒ラーメン(業務用1㎏)10入 |
10月 |
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カップめん |
|
縦ビッグ長崎亭監修ちゃんぽん |
2024年2月 |
|
棒ラーメン |
※ |
福岡県産ラー麦台湾まぜそば |
|
|
皿うどん |
|
野菜宣言おからサラダ麺チキン風味 |
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|
カップめん |
|
カップ・マルタイ焼きそば |
3月 |
|
カップめん |
|
長崎亭監修ちゃんぽん |
(※印はリニューアル発売製品)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
2023年10月の製品の価格改定に加え、新規販売ルートの開拓やOEMの販売、関東地区の販売増もあり、売上高は2,933百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
(皿うどん)
2023年10月の製品の価格改定の影響で、チラシ特売価格が上昇した結果、販売数量が減少し、売上高は2,292百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
(カップめん)
2023年6月の製品の価格改定に加え、全国的に低価格製品のカップめんの販売が好調でスポット販売やコンビニエンスストア向けのビッグカップ製品の販売増もあり、売上高は3,196百万円(前年同期比15.7%増)となりました。
(袋めん)
2023年6月の製品の価格改定の影響で、チラシ特売価格が上昇した結果、販売数量が減少し、売上高は476百万円(前年同期比9.6%減)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は13,352百万円となり、前事業年度末に比べ200百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が388百万円、現金及び預金が298百万円減少したものの、有価証券が400百万円、投資有価証券が243百万円及び売掛金が164百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては3,823百万円となり、前事業年度末に比べ166百万円減少しました。これは主に長期借入金が288百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては9,529百万円となり、前事業年度末に比べ367百万円増加しました。これは主に利益剰余金が186百万円、その他有価証券評価差額金が180百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ101百万円増加し、資金残高は1,624百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は585百万円となり、前年同期と比べ505百万円減少しました。これは主に未収消費税等の増減額(収入)が388百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は97百万円となり、前年同期と比べ341百万円減少しました。これは主に定期預金の払戻による収入が400百万円増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は386百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
生産品目別 |
当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
前年同期比(%) |
棒ラーメン(千円) |
2,993,896 |
9.3 |
皿うどん(千円) |
2,258,363 |
△3.4 |
カップめん(千円) |
3,201,958 |
13.2 |
袋めん(千円) |
460,741 |
△15.9 |
その他(千円) |
35,692 |
△15.7 |
合計(千円) |
8,950,652 |
5.4 |
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
販売品目別 |
当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
前年同期比(%) |
棒ラーメン(千円) |
2,933,931 |
8.9 |
皿うどん(千円) |
2,292,350 |
△0.5 |
カップめん(千円) |
3,196,597 |
15.7 |
袋めん(千円) |
476,609 |
△9.6 |
その他(千円) |
44,882 |
0.4 |
合計(千円) |
8,944,370 |
7.3 |
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先 |
前事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
当事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
加藤産業株式会社 |
1,583,120 |
19.0 |
1,625,864 |
18.2 |
ヤマエ久野株式会社 |
1,088,385 |
13.1 |
1,188,644 |
13.3 |
国分グループ本社株式会社 |
1,114,140 |
13.4 |
1,134,367 |
12.7 |
株式会社日本アクセス |
979,696 |
11.8 |
1,096,031 |
12.3 |
三菱食品株式会社 |
933,758 |
11.2 |
1,052,856 |
11.8 |
三井食品株式会社 |
873,527 |
10.5 |
666,484 |
7.5 |
合計 |
6,572,631 |
78.9 |
6,764,249 |
75.6 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,944百万円で増収となり、営業利益は357百万円、経常利益は419百万円、当期純利益は282百万円となり、増益となりました。増収・増益の要因としては、原材料や包装資材の価格上昇によるコスト増があったものの、2023年6月及び10月に実施した価格改定及び新製品を含めたカップめんの販売増加が寄与しました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、2023年6月及び10月に実施した価格改定に伴う販売価格の上昇やカップめんの販売増加により売上高は増加しました。一方で主要原料である小麦粉の価格上昇や原油を原料とする包装資材の価格上昇が製造コストの増加を招いております。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況及び為替動向により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格の動向は包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は357百万円、売上高営業利益率は4.0%となり、目標を達成することができませんでした。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。