2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    179名(単体)
  • 平均年齢
    43.7歳(単体)
  • 平均勤続年数
    13.1年(単体)
  • 平均年収
    4,917,002円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

179

43.7

13.1

4,917,002

(注)1.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

2.従業員数には嘱託7名を含んでおります。

3.当社は、単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

(2)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

(3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当社は、常時雇用する労働者数が300人以下であり、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異については、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

「笑顔と幸せを食卓に」の経営理念のもと、当社は商品の安全・安心と美味しさを追求し、魅力ある商品を世界の食卓にお届けすることで企業の持続的な成長と社会への貢献を目指しております。

小麦粉や食用油など自然の恵みを主原料としている当社にとって、世界的な課題である気候変動の影響は、その進行に伴う異常気象を要因とする原材料の調達不全などの様々なリスクが予想されます。当社は気候変動への対応と持続可能な社会の実現は当社事業の重要な課題ととらえており、事業活動を通じた課題解決に取り組んでおります。

 

(1)ガバナンス及びリスク管理

当社は、代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を年2回開催しております。当委員会では気候変動や自然災害の発生の影響による事業活動の停滞や原材料調達に関わるリスクを総合的に勘案し、リスクの特定、リスク発現の蓋然性や影響の大きさ、リスクの顕在化の未然防止と顕在化時の被害の最小化への対応力を評価しております。

 

(2)重要課題及び取組状況

当社は気候変動への対応及び持続可能な社会の実現に向け、地域社会への貢献とSDGsへの取り組みを重要施策と位置づけております。食品製造業の立場から省エネルギーやフードロス削減を重点に、以下の重要課題を設定して事業活動を通じた取り組みを行っております。

 

①地域貢献活動

・災害発生時に当社製品の提供や義援金の寄付などの被災地の復興支援

・行政が主催するイベントなど地域のイベントへの参加や製品提供

 

②環境への配慮

・地球環境に配慮した包装素材の導入によるプラスチック使用量の削減

・エネルギーの有効活用による環境負荷の低減と省エネルギーの実施

 

③循環型社会への対応

・フードロス削減に寄与する製品開発

・廃棄物ゼロに向けたリサイクルの推進

 

各重点課題の取組内容及び状況は、以下のとおりであります。

 

課題

項目

内容

目標/実績

①地域貢献活動

被災地復興支援

製品の提供

2016年熊本地震

2017年九州北部豪雨

※実績:計1万2千食

義援金の寄付

「JA筑前あさくら」に復興義援金

※実績:5年間累計5百万円

災害協定

唐津市と災害時緊急支援協定締結

地域支援

イベントへの出展、製品提供

※2023年度実績

佐賀県「SAGAものスゴフェスタ」、「さが健康維新運動」などの行政主催イベント、「福岡市西区どんたく」、「三陽高校文化祭」など地域イベントへの参加、製品の提供

子ども食堂支援

※2023年度実績

唐津市福祉協議会、福岡市のNPO法人へ製品の寄付

②環境への配慮

環境に配慮した素材の導入とプラスチック削減

棒ラーメン群

バイオマス配合の包装材に切替

※実施済み:年間5トンのプラスチック削減

紙包材化でプラスチック使用量50%削減

※実施目標:2030年までに完了

皿うどん群

包装材の薄肉化

※実施目標:2024年度に完了

梱包用段ボール

FSC森林認証紙へ順次切替

※実施目標:2025年度までに完了

省エネルギー

福岡工場

ガスコージェネレーション設備

※導入済み

太陽光発電設備

※導入済み、2023年度100kW増設

佐賀工場

潜熱回収ボイラー設備、蒸気ドレン回収システム

※導入済み

③循環型社会への対応

フードロス削減に向けた賞味期限延長

皿うどん群

5か月から7か月に延長

※実施済み

棒ラーメン群

8か月から12か月に延長(一部製品を除く)

※2023年度実施済み

廃棄物の削減とリサイクル

原料廃棄物の削減

揚げ油の廃棄量の削減

※実績:年間約10トンの削減

廃棄物リサイクル

くず麵、廃揚げ油の畜産飼料へのリサイクルシステム

※導入済み

 

 

 

また、企業の持続的な成長の原動力は人材であるとの理念のもと、全従業員を対象とした組織診断を定期的に実施するなど、人材の育成及び社内環境の整備に取り組んでおります。その方針として、多様な属性や価値観をもつ従業員が活躍できる職場づくりを目指すため、自律性・積極性に富んだ次世代リーダーの育成、部門を横断したコミュニケーションの場の形成を推進するとともに、積極的な人材登用と採用を進めてまいります。

指標

目標

実績

継続的な人材採用

大卒:4~5名

高卒:1~2名

中途:1~2名

2023年度:大卒4名、高卒1名、中途2名(内、社員登用1名)

女性管理職者数

2025年度末までに3名

2023年度末:2名

男性育休取得者数

2023年度~2025年度中に3名取得

2023年度:1名

教育研修

次世代リーダー育成研修:30名

部門横断的活動への参加:10名

2023年度

管理職キャリア教育参加:29名

女性リーダー研修参加:6名

部門横断的活動(子ども参観日企画)参加:10名

 

 

(3)従業員への浸透

取り組みには従業員一人ひとりが重点課題を理解・共有し、行動することが重要と考えております。当社では社内向けのSDGsガイドブックを作成し、サステナビリティと当社の取り組みへの従業員の意識付けを行っております。