2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

集積回路及び電子デバイスその他事業 サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業 その他 ネットワーク事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
集積回路及び電子デバイスその他事業 1,040,045 85.7 24,735 59.0 2.4
サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業 174,230 14.3 17,213 41.0 9.9

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と子会社、関連会社の計56社で構成され、集積回路、電子デバイス、ネットワーク関連商品の販売を中心とした事業を行っております。

当社グループの事業に関わる主な関係会社の事業の位置付けは、次のとおりであります。

セグメントの名称は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 」に掲げる事業セグメント情報の区分と同様であります。なお、当連結会計年度より「ネットワーク事業」のセグメント名称を「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」に名称変更を行いました。本変更は名称変更のみであり、セグメントの区分、範囲、測定方法の変更はありません。これに伴い、前連結会計年度についても変更後のセグメント名称で記載しております。

また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

摘要

会 社 名

セグメントの名称

事業内容

主たる

連結子会社

㈱マクニカ

集積回路及び電子
デバイスその他事業

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業

半導体及び電子部品の販売

ネットワーク関連商品の販売

MACNICA CYTECH LIMITED

集積回路及び電子
デバイスその他事業

半導体及び電子部品の販売

MACNICA CYTECH PTE. LTD.

集積回路及び電子
デバイスその他事業

半導体及び電子部品の販売

MACNICA GALAXY INC.

集積回路及び電子
デバイスその他事業

半導体及び電子部品の販売

MACNICA ANSTEK INC.

集積回路及び電子
デバイスその他事業

半導体及び電子部品の販売

MACNICA CHUNGJU CO., LTD.

集積回路及び電子
デバイスその他事業

持株会社

MACNICA CYTECH (THAILAND) CO., LTD.

集積回路及び電子
デバイスその他事業

半導体及び電子部品の販売

NAVYA MOBILITY SAS

集積回路及び電子
デバイスその他事業

自動運転システムの開発、製造、販売

NETPOLEON SOLUTIONS PTE LTD

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業

ネットワーク関連商品の販売

 

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響はあるものの雇用・所得の回復や底堅い企業収益の改善により設備投資が徐々に持ち直し、景気は緩やかに回復しております。世界経済におきましては、米国の政策変更による貿易摩擦の懸念、従前の地政学リスクに加え、新たな中東情勢の緊迫化も加わり、先行き不透明な状況が続いております。

当社の属するエレクトロニクス産業におきましては、生成AI向けサーバーの需要が増加することでメモリーやGPUといった高性能な半導体の需要が急増し、世界の半導体市場は過去最高の市場規模となりました。産業機器市場では、その半導体を製造する設備投資が好調に推移しました。また、車載市場では、EV(電気自動車)の市場成長が想定より遅れ、市場全体が伸び悩んでいるものの、安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システムの需要は継続しています。

IT産業におきましては、企業のIT投資環境は引き続き良好となっております。セキュリティに関しては、ランサムウェアやサプライチェーンを経由したサイバー攻撃が多発しており、情報の漏えいや業務停止など、甚大な被害を及ぼしていることから、サイバーセキュリティリスクを経営課題と捉える企業が増加しております。また、クラウド活用やリモートワークの定着に伴って、外部への接続が増加し、企業が対策すべき領域が広がっております。社内システムにおいてもユーザーやデバイスを前提として信頼しないゼロトラストや、情報資産のリスクを可視化・管理するASM(アタック・サーフェス・マネジメント)、各種データ分析・可視化するソリューションへの関心が高まっております。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は1,214,196百万円(前期比17.4%増)、営業利益は41,950百万円(前期比5.8%増)、経常利益は37,392百万円(前期比0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては27,765百万円(前期比9.8%増)となりました。

 

セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。なお、2026年3月期より「ネットワーク事業」のセグメント名称を「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」に名称変更を行いました。本変更は名称変更のみであり、セグメントの区分、範囲、測定方法の変更はありません。

 

集積回路及び電子デバイスその他事業

当事業におきましては、産業機器市場においては、海外市場において新たな商流獲得によるシェアの拡大に加え、市場自体も半導体製造装置を中心に回復しました。コンピュータ市場では、生成AIへの投資が加速しAIサーバー向けに高性能なサーバーを中心に国内外で需要が増加しました。また、車載市場では、市場自体は停滞しているものの当社の営業活動が評価され商流移管が進みました。

これらの結果、同事業の当連結会計年度の売上高は1,040,045百万円(前期比18.2%増)、比較的利益率の低い海外の売上高比率が高まったこと及び新規事業への中長期的な事業拡大を目的とした投資による販管費の増加により営業利益は24,735百万円(前期比6.1%減)となりました。

 

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業

当事業におきましては、クライアント端末へのセキュリティ対策の重要性認識が浸透し、エンドポイントセキュリティ関連商品が引き続き堅調に推移しました。クラウドサービスの利用拡大とゼロトラストセキュリティの普及を背景に、クラウド上での安全なコンテンツ管理を支援するソリューションや、ネットワークとセキュリティを統合するSASE(Secure Access Service Edge)関連商品等が堅調に成長しました。また、東南アジア地域を中心とした海外サイバーセキュリティ事業も順調に伸長しております。

これらの結果、同事業の当連結会計年度の売上高は174,230百万円(前期比13.2%増)、営業利益は17,213百万円(前期比29.2%増)となりました。

 

 (資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べ142,936百万円増加となりました。これは主に電子記録債権が15,942百万円、売掛金が62,659百万円、商品が29,362百万円、その他の流動資産が29,578百万円それぞれ増加したことによるものです。

固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,512百万円増加となりました。これは主に退職給付に係る資産が1,558百万円増加したことによるものです。

 (負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べ116,509百万円増加となりました。これは主に支払手形及び買掛金が77,367百万円、未払法人税等が3,202百万円、契約負債が5,304百万円、預り金が22,276百万円、その他の流動負債が5,808百万円それぞれ増加したことによるものです。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ301百万円増加となりました。これは主にその他の固定負債が263百万円減少したものの、リース債務が370百万円、繰延税金負債が203百万円それぞれ増加したことによるものです。

 (純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べ27,638百万円増加となりました。これは主に利益剰余金が15,271百万円、為替換算調整勘定が11,259百万円、非支配株主持分が1,119百万円それぞれ増加したことによるものです。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末の48,452百万円に比べ5,917百万円増加し、54,370百万円となりました。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは18,774百万円増加(前連結会計年度は、24,232百万円増加)となりました。これは主に売上債権及び棚卸資産の増加があったものの、税金等調整前当期純利益38,641百万円の計上及び仕入債務の増加があったことによるものです。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは1,306百万円減少(前連結会計年度は、9,573百万円減少)となりました。これは主に貸付金の回収による収入及び投資有価証券の売却による収入があったものの、貸付けによる支出、有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出があったことによるものです。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは15,158百万円減少(前連結会計年度は、4,229百万円減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出及び配当金の支払いがあったことによるものです。

 

 

③ 仕入、受注及び販売の実績

a. 仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

仕入高(百万円)

前期比(%)

集積回路及び電子デバイスその他事業

946,130

+23.3

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業

168,494

+14.6

合計

1,114,624

+21.9

 

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

b. 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

受注高(百万円)

前期比(%)

受注残高(百万円)

前期比(%)

集積回路及び電子デバイスその他事業

1,384,181

+77.5

826,795

+71.3

サイバーセキュリティ及び

その他ITソリューション事業

188,858

+13.7

71,460

+25.9

合計

1,573,040

+66.3

898,256

+66.5

 

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

   2 集積回路及び電子デバイスその他事業の受注高及び受注残高の増加は、主に海外での商流移管の獲得による

         増加に伴うものであります。

 

c. 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売高(百万円)

前期比(%)

集積回路及び電子デバイスその他事業

1,040,045

+18.2

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業

174,150

+13.1

合計

1,214,196

+17.4

 

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当連結会計年度の当社の属するエレクトロニクス産業におきましては、半導体市場は、年度を通じて生成AI向けに高性能な半導体(GPUやメモリ)の需要が増加しました。また、車載市場では、生産台数は低下したものの、安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システム、脱炭素化に向けたEV(電気自動車)化の動きなど、車1台当たりの半導体搭載量が増加しております。産業機器市場では、国内市場において、年度の前半は顧客在庫の調整の影響を受け回復が遅れていましたが、海外市場では回復が進みました。IT産業におきましては、企業のIT投資環境は引き続き良好となっております。セキュリティに関しては、ランサムウェアなどのサイバー攻撃により情報の漏えいや業務停止するなど、甚大な被害を及ぼしていることから、経営課題ととらえる企業が増加しております。また、近年、企業のITシステムは、クラウド活用やリモートワークの進展などにより外部接続の増加とともに対策するべき点が増えており、社内システム内でもユーザーやデバイスを最初から信頼しないことを前提とするゼロトラストや情報資産のリスクを評価・管理するASM(アタック・サーフェス・マネジメント)への注目が高まっています。

このような経済環境下、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ17.4%増加1,214,196百万円、営業利益は前連結会計年度に比べ5.8%増加41,950百万円、経常利益は、0.2%増加37,392百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ9.8%増加27,765百万円となりました。

 

a. 売上高

当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ17.4%増加1,214,196百万円となりました。

集積回路及び電子デバイスその他事業におきましては、産業機器に関しては、国内では年度の前半は顧客在庫の調整により微減となりましたが、海外ではアナログICを中心に新たな商流獲得によるシェア拡大に加え、市場自体の回復により売上高は増加しました。また、海外を中心に、データセンター向けAIサーバーの販売が増加し、コンピュータが大幅に増加しました。その結果、前連結会計年度に比べて18.2%増加1,040,045百万円となりました。

サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業におきましては、国内では、大手企業におけるサイバーセキュリティ対策の対象の拡大により追加需要が継続しており、また、中堅以下の企業にもセキュリティ対策の導入が拡大しています。その結果、エンドポイントセキュリティ関連商品を中心に大幅に伸長しました。また、東南アジア地域を中心とした海外事業においても、サイバーセキュリティ需要は継続しております。その結果、前連結会計年度に比べて13.2%増加174,230百万円となりました。

 

b. 売上原価、販売費及び一般管理費

売上原価は、前連結会計年度の912,928百万円から18.7%増加し、1,083,758百万円となりました。売上高に対する売上原価の比率は89.3%となりました。販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ8.4%増加し、88,487百万円となりました。なお、販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は7.3%であります。

 

c. 営業利益

営業利益は、売上総利益の増加により、前連結会計年度の39,649百万円から5.8%増加し、41,950百万円となりました。

 

d. 営業外収益

営業外収益は、受取利息が286百万円減少したものの、受取配当金247百万円及び保険金収入477百万円の増加等により、前連結会計年度の1,732百万円から63.3%増加し、2,829百万円となりました。

 

e. 営業外費用

営業外費用は、支払利息495百万円及び為替差損2,640百万円の増加等により、前連結会計年度の4,064百万円から81.7%増加し、7,387百万円となりました。

 

f. 経常利益

経常利益は、前連結会計年度の37,318百万円から0.2%増加し、37,392百万円となりました。

 

g. 特別利益

特別利益は、投資有価証券売却益1,020百万円の増加等により、前連結会計年度の1,158百万円から56.1%増加し、1,807百万円となりました。

 

h. 特別損失

特別損失は、減損損失355百万円の減少等により、前連結会計年度の984百万円から43.3%減少し、558百万円となりました。

 

i. 税金等調整前当期純利益

税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度の37,491百万円から3.1%増加し、38,641百万円となりました。

 

j. 法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額

税金等調整前当期純利益に対する法人税等の比率は、前連結会計年度の28.4%から2.3%減少し、26.1%となりました。

 

k. 親会社株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の25,279百万円から9.8%増加し、27,765百万円となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a. 財政状態

「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概況 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。

 

b. キャッシュ・フロー

「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

c. 資金需要

当社グループの運転資金需要の主要なものは、売上の増加に伴う支払と回収のサイト差及び商品在庫の保有によるものです。サイト差については、主に海外の仕入先に支払う仕入代金のサイトが国内外の得意先からの回収サイトよりも短くなっていることが主な要因であります。また商品在庫に関しては、得意先への納入期限に対応するために適正水準を保持しております。

 

d. 財務政策

当社グループにおける増加運転資金につきましては、内部資金、売上債権の流動化、金融機関からの借入等によって調達しております。グループ各社の必要資金は、グループ全体の資金効率を踏まえつつ、調達環境や市場動向を勘案し、各社による調達または子会社である㈱マクニカからの親子ローンを柔軟に決定していく方針であります。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

この連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の報告数字に影響を与える見積りは、主として棚卸資産、貸倒引当金、投資の減損、繰延税金資産、賞与引当金、退職給付費用等であり、継続して評価を行っております。見積り及び判断については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

当社は、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される当社の重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。

 

a. 棚卸資産

当社グループは、将来における需要や市場状況等に基づき、正味売却価額が帳簿価額を下回る場合には収益性の低下があるものとし売価評価減を、棚卸資産の保有日数に応じて一定金額まで帳簿価を切り下げる滞留評価減や将来の販売可能性の見積りに基づく個別評価減を計上しております。

 

b. 貸倒引当金

当社グループは、顧客の支払不能時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しております。顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。

 

c. 投資の減損

当社グループは、中長期的な企業価値向上に資すると判断される場合に限定して例外的に取引先との関係の維持・強化のほか、資本業務提携、新規事業分野への参画・創出を目的とした株式保有を行っております。また新規仕入先の開拓を目的とした情報収集のために、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)等への出資をしております。これらには市場価格のある公開企業等への投資と市場価格のない未公開企業等への投資があります。市場価格のある投資につきましては、市場価格が取得原価に比べ50%以上下落した場合には無条件で減損処理を行い、30%以上50%未満下落した場合には個別に下落率の推移、発行体の財政状態等を勘案し、減損処理を行っております。

一方、市場価格のない投資の減損につきましては、実質価額が著しく低下した場合、合理的な事業計画等に基づき、回復可能性が認められない場合には実質価額まで減損処理を行っております。

また非連結の子会社及び関連会社の株式等についても、有価証券の評価方法に準じて処理を行っております。

当連結会計年度において減損処理を行い、投資有価証券評価損409百万円を計上しております。今後も株式市場の悪化や投資先の業績不振などにより、評価損を計上する可能性があります。

 

d. 繰延税金資産

当社グループは、将来の課税所得と慎重かつ実現可能性の高い継続的な経営計画を検討したうえで繰延税金資産を計上しておりますが、繰延税金資産の全部又は一部を回収又は解消できないと判断した場合、当該判断を行った期間に繰延税金資産の調整額を費用として計上する可能性があります。

 

e. 賞与引当金

賞与引当金は、支給対象期間の業績に応じて支給見込額のうち当期に帰属する額を計上しておりますが、実際の支給額は支給時点における外部環境及び当社グループの状況を勘案のうえ決定されるため、実際の支給額が見積りと異なる場合には追加の費用計上が必要となる可能性があります。

 

f. 退職給付費用及び退職給付に係る負債

退職給付費用及び退職給付に係る負債は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。前提条件には、退職給付債務の割引率、将来の報酬水準、退職率及び直近の統計数値に基づいて算出される死亡率や年金資産の期待運用収益率等が含まれており、実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、将来において認識される費用及び計上される負債に影響を与える可能性があります。

セグメント情報

(セグメント情報等)

 

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、集積回路、電子デバイス、ネットワーク、その他関連事業を営んでおり、取り扱う商品・サービスによって、当社及び当社の連結子会社を設置し、各々が独立した経営単位として、国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは、商品・サービスを基礎とした事業別のセグメントから構成されており、「集積回路及び電子デバイスその他事業」及び「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」の2つの報告セグメントとしております。

 

(2) 各報告セグメントに属する商品及びサービスの種類

「集積回路及び電子デバイスその他事業」は、集積回路、電子デバイス等の販売をしております。

「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」は、ネットワーク関連のハードウェア、ソフトウェア、サービス等の販売をしております。

 

(3) 報告セグメントの変更等に関する事項

連結会計年度より、従来「ネットワーク事業」としていた報告セグメントの名称を「サイバーセキュリティ及びその他ITソリューション事業」に変更しております。当該変更は報告セグメント名称の変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。なお、前連結会計年度のセグメント情報は変更後のセグメント名称で記載しております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

報告セグメントの利益は営業利益をベースとした数値であります。

セグメント間の売上高は、市場価格等を勘案して決定しております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

 (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

集積回路及び電子

デバイスその他事業

サイバーセキュリ

ティ及びその他IT

ソリューション事業

売上高

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

880,242

153,938

1,034,180

1,034,180

  セグメント間の内部

 売上高又は振替高

5

5

5

880,242

153,943

1,034,186

1,034,186

セグメント利益

26,328

13,320

39,649

39,649

セグメント資産

489,409

63,232

552,641

552,641

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,220

676

3,897

3,897

  のれんの償却費

598

98

696

696

 持分法投資利益又は損失(△)

△10

△10

△10

 持分法適用会社への投資額

533

533

533

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

3,325

1,048

4,373

4,373

 

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日

 (単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

集積回路及び電子

デバイスその他事業

サイバーセキュリ

ティ及びその他IT

ソリューション事業

売上高

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

1,040,045

174,150

1,214,196

1,214,196

  セグメント間の内部

 売上高又は振替高

79

79

79

1,040,045

174,230

1,214,276

1,214,276

セグメント利益

24,735

17,213

41,949

41,949

セグメント資産

611,471

85,910

697,382

697,382

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,784

794

4,579

4,579

  のれんの償却費

519

519

519

 持分法投資利益又は損失(△)

40

40

40

 持分法適用会社への投資額

587

587

587

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

3,293

1,040

4,333

4,333

 

 

 

4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

 (単位:百万円)

売上高

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

1,034,186

1,214,276

セグメント間取引消去

△5

△79

連結財務諸表の売上高

1,034,180

1,214,196

 

 

 (単位:百万円)

利益

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

39,649

41,949

セグメント間取引消去

0

0

連結財務諸表の営業利益

39,649

41,950

 

 

 (単位:百万円)

資産

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

552,641

697,382

セグメント間取引消去

△2,745

△3,187

全社資産 (注)

6,541

6,692

連結財務諸表の資産合計

556,438

700,887

 

(注) 全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない土地及び投資有価証券であります。

 

 (単位:百万円)

その他の項目

報告セグメント計

その他

調整額

連結財務諸表計上額

前連結
会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

減価償却費

3,897

4,579

3,897

4,579

のれんの償却費

696

519

696

519

持分法投資利益又は損失(△)

△10

40

△10

40

持分法適用会社への投資額

533

587

533

587

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

4,373

4,333

4,373

4,333

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

 

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 (単位:百万円)

日本

中国

その他

合計

533,700

191,709

308,770

1,034,180

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 (単位:百万円)

日本

香港

台湾

その他

合計

7,389

379

593

1,087

9,450

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日

 

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

 (単位:百万円)

日本

中国

その他

合計

548,642

249,327

416,226

1,214,196

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 (単位:百万円)

日本

香港

台湾

その他

合計

6,743

300

606

1,823

9,474

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

集積回路及び電子デバイスその他事業

サイバーセキュリ

ティ及びその他IT

ソリューション事業

当期末残高

579

579

579

 

(注) のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

集積回路及び電子デバイスその他事業

サイバーセキュリ

ティ及びその他IT

ソリューション事業

当期末残高

105

105

105

 

(注) のれんの償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

集積回路及び電子デバイスその他事業において、連結子会社である株式会社グローセルの株式を追加取得いたしました。これに伴い当連結会計年度において、612百万円の負ののれん発生益を計上しております。

 

当連結会計年度(自  2025年4月1日  至  2026年3月31日

該当事項はありません。