2025年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

医薬品卸売事業 薬局事業 動物用医薬品卸売事業 その他
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
医薬品卸売事業 575,396 93.7 5,163 91.4 0.9
薬局事業 19,564 3.2 251 4.4 1.3
動物用医薬品卸売事業 11,626 1.9 314 5.6 2.7
その他 7,317 1.2 -78 -1.4 -1.1

事業内容

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社18社及び関連会社5社により構成され、医薬品卸売事業、薬局事業、動物用医薬品卸売事業及びその他事業の4部門に関係する事業を主として行っており、その他事業では医薬品等の小売業、農薬等の卸売業、運送業、介護サービス業、医療機関に対するコンサルティング業、損害保険代理業、不動産斡旋業、駐車場業等の事業活動を行っております。

セグメントの名称

関係会社

医薬品卸売事業

当社、㈱バイタルネット、㈱ケーエスケー、㈱ファイネス

薬局事業

㈱オオノ、㈱グッドネイバー、㈱健康堂薬局、㈲天王保健調剤センター

動物用医薬品卸売事業

㈱アグロジャパン、アローメディカル㈱

その他事業

㈱医療経営研究所、㈱バイタルグリーン、㈱バイタルケア、㈱たんぽぽ、

㈱バイタルエクスプレス、大伸通商㈱、㈱プレアーク  他7社

 

以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

 

 


業績

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)経営成績の分析

①連結経営成績の概況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

連結経営成績

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

売上高

 

 

 

587,481

 

600,370

 

12,889

 

売上総利益

 

48,301

 

49,214

 

912

 

販売費及び
一般管理費

 

42,745

 

43,508

 

762

 

営業利益

 

5,556

 

5,706

 

149

 

経常利益

 

 

 

6,557

 

6,970

 

413

 

親会社株主に帰属する当期純利益

 

5,843

 

7,308

 

1,465

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度における売上高は、600,370百万円(前期実績は587,481百万円)となりました。これは、主に、医療用医薬品市場全体の伸長に加え、抗がん剤や新型コロナウイルス感染症治療薬の販売が好調に推移したことによるものです。

売上総利益は、49,214百万円(前期実績は48,301百万円)となりました。これは、主に上述の販売増や取引コストを意識した価格交渉を徹底したことによるものです。

販売費及び一般管理費は、43,508百万円(前期実績は42,745百万円)となりました。これは、業績賞与やインフレ手当の支給等の賃上げ等によるものです。

以上の結果、営業利益は、5,706百万円(前期実績は5,556百万円)となりました。

経常利益は、受取配当金、受取賃貸料等の営業外収益を1,471百万円計上したことで6,970百万円(前期実績は6,557百万円)となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、主に投資有価証券売却益からなる特別利益4,276百万円と、減損損失353百万円等の特別損失556百万円を計上したことで、最終的に7,308百万円(前期実績は5,843百万円)となりました。

 

②セグメント業績の概況

(a)医薬品卸売事業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

外部顧客への売上高

 

552,870

 

564,614

 

11,744

 

セグメント利益
 

 

4,913

 

5,163

 

250

 

 

当社グループの主たる事業である医薬品卸売事業におきましては、薬価改定の影響及び前年同期に計上した新型コロナウイルス感染症の治療薬や検査キット等の販売が減少するなどマイナスの影響はあったものの、インフルエンザの流行による検査キットや治療薬の販売の伸長に加え、抗がん剤を中心とした新薬創出加算品および子宮頸がんワクチンや、10月から接種が開始された新たなコロナワクチン等の販売の伸長が減収分を上回り増収となりました。

また利益面においては、前年に計上した大口先の貸倒引当金の戻入益の反動や、国や自治体から受託したコロナワクチン配送収益の剥離、並びに事業投資費等の計上があったものの、上述の増収効果や、一貫して取り組んできた取引コストを意識した価格交渉によって、営業利益は増益になりました。

その結果、医薬品卸売事業セグメントの外部顧客への売上高は564,614百万円(前期実績は552,870百万円)となり、セグメント利益は5,163百万円(前期実績は4,913百万円)となりました。

 

ここで、医薬品卸売事業の主たる事業子会社の株式会社バイタルネットと株式会社のケーエスケーについても主な業績の概況を説明します。

 

ア)株式会社バイタルネット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

売上高

 

282,874

 

298,622

 

15,747

 

営業利益
 

 

2,776

 

2,895

 

119

 

 

東北・新潟を主な商圏とする㈱バイタルネットでは、抗がん剤や新型コロナウイルスワクチン等の販売増により、売上高は298,622百万円(前期実績は282,874百万円)となりました。営業利益は、この増収効果に加えて、取引コストを意識した価格交渉に取り組んだことによって、2,895百万円(前期実績は2,776百万円)となりました。

 

イ)株式会社ケーエスケー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

売上高

 

281,969

 

277,769

 

△4,200

 

営業利益
 

 

2,110

 

2,340

 

230

 

 

近畿2府4県を商圏とする㈱ケーエスケーでは、新型コロナ治療薬の公費負担が終了したことによる

 影響が大きく、売上高は277,769百万円(前期実績は281,969百万円)となりました。

  営業利益については、新型コロナワクチン、HPVワクチンなど、ワクチン類の販売増加が寄与し、

  2,340百万円(前期実績は2,110百万円)となりました。

 

(b)薬局事業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

外部顧客への売上高

 

19,115

 

19,552

 

437

 

セグメント利益

 

310

 

251

 

△ 59

 

 

薬局事業におきましては、受付処方箋枚数は減少したものの、調剤技術料収入及び薬学管理料収入の増大に努めたことなどにより、外部顧客への売上高は19,552百万円(前期実績は19,115百万円)となりました。

一方利益面においては、薬価改定の影響のほか、処方日数の長期化などによりセグメント利益は251百万円(前期実績は310百万円)となりました。

 

(c)動物用医薬品卸売事業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

外部顧客への売上高

 

11,027

 

11,626

 

599

 

セグメント利益

 

350

 

314

 

△ 36

 

 

動物用医薬品卸売事業におきましては、一部商品がメーカー直販になったため商品切り替えのマイナス等の影響がありましたが、2024年8月のアローメディカル㈱(本社:横浜市)の連結子会社化もあり、外部顧客への売上高は11,626百万円(前期実績は11,027百万円)となりました。一方、セグメント利益は仕入価格の上昇等が影響し、314百万円(前期実績は350百万円)となりました。

 

(d)その他事業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

前連結
会計年度

 

当連結
会計年度

 

増減

 

外部顧客への売上高

 

4,468

 

4,577

 

109

 

セグメント損失(△)

 

△ 109

 

△ 78

 

30

 

(注)その他事業は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、農薬等の卸売業、運送業、介護サービス業、医療機関に対するコンサルティング業、スポーツ関連施設運営事業等を含んでおります。

 

その他事業におきましては、各事業において売上が回復したことなどにより、外部顧客への売上高は4,577百万円(前期実績は4,468百万円)、セグメント損失は78百万円(前期実績は109百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

①連結財政状態の概況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度
2024年3月31日

当連結会計年度
2025年3月31日

 

増減

資産合計

 

 

 

317,258

299,426

 

△ 17,831

 流動資産合計

 

203,303

187,896

 

△ 15,407

 

現金及び預金

34,712

23,099

 

△ 11,612

 

受取手形及び売掛金

117,993

116,944

 

△ 1,048

 

棚卸資産

 

31,421

33,253

 

1,832

 

その他流動資産

19,176

14,598

 

△ 4,577

 固定資産合計

 

113,954

111,529

 

△ 2,424

 

有形固定資産合計

49,704

49,168

 

△ 536

 

無形固定資産合計

3,913

4,291

 

377

 

投資その他の資産合計

60,336

58,070

 

△ 2,265

負債及び純資産合計

317,258

299,426

 

△ 17,831

負債合計

 

 

 

211,317

192,120

 

△ 19,197

 流動負債合計

 

193,407

174,880

 

△ 18,527

 

支払手形及び買掛金

179,174

162,492

 

△ 16,682

 

短期借入金(一年内返済予定長期借入金を含む)

1,860

1,870

 

10

 

その他の流動負債合計

12,372

10,517

 

△ 1,854

 固定負債合計

 

17,910

17,240

 

△ 670

 

長期借入金

5,820

4,850

 

△ 970

 

その他固定負債合計

12,090

12,390

 

299

純資産合計

 

 

105,940

107,306

 

1,366

 株主資本合計

 

79,958

82,678

 

2,719

 その他の包括利益累計額合計

24,705

23,234

 

△ 1,470

 非支配株主持分

1,276

1,393

 

117

 

 

(a)資産

流動資産は前連結会計年度末比15,407百万円減少の187,896百万円となりました。これは主に、前期の決算期末日が金融機関の休業日のため支払いが当期にずれ込んだこと等により現金及び預金が11,612百万円減少したこと等によります。

固定資産は前連結会計年度末比2,424百万円減少の111,529百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却等で投資その他の資産合計が2,265百万円減少したこと等によります。

以上の結果、資産合計は前連結会計年度末比17,831百万円減少の299,426百万円となりました。

 

(b)負債

流動負債は前連結会計年度末比18,527百万円減少の174,880百万円となりました。これは主に、前期の決算期末日が金融機関の休業日のため支払いが当期にずれ込んだこと等により支払手形及び買掛金が16,682百万円減少したこと等によります。

固定負債は前連結会計年度末比670百万円減少の17,240百万円となりました。これは主に、長期借入金が、返済により970百万円減少したこと等によります。

以上の結果、負債合計は前連結会計年度末比19,197百万円減少の192,120百万円となりました。

 

(c)純資産

純資産は前連結会計年度末比1,366百万円増加の107,306百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益7,308百万円の計上、及び配当金の支払額2,187百万円、自己株式の取得2,505百万円等によります。

以上の結果、負債及び純資産合計は前連結会計年度末比17,831百万円減少の299,426百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

①連結キャッシュ・フローの概況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

 

当連結会計年度

 

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

23,570

 

△ 8,024

 

△ 31,594

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

△1,822

 

3,516

 

5,338

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

△5,769

 

△ 6,543

 

△ 773

現金及び現金同等物の増減額
(△は減少)

15,978

 

△ 11,050

 

△ 27,029

現金及び現金同等物の期首残高

 

15,147

 

31,125

 

15,978

現金及び現金同等物の期末残高

 

31,125

 

20,074

 

△ 11,050

 

 

当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比11,050百万円減少し、20,074百万円となりました。

 

(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度において、営業活動による資金の減少は8,024百万円(前連結会計年度は23,570百万円の増加)となりました。これは、税金等調整前当期純利益10,691百万円の計上等の増加要因があったものの、仕入債務の減少額16,879百万円(前連結会計年度は14,545百万円の増加)、法人税等の支払額2,923百万円等の減少要因があったことによるものです。

 

(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度において、投資活動による資金の増加は3,516百万円(前連結会計年度は1,822百万円の減少)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出2,563百万円(前連結会計年度は1,845百万円)、無形固定資産の取得による支出1,774百万円(前連結会計年度は3,253百万円)等の減少要因があったものの、投資有価証券の売却による収入6,085百万円(4,537百万円)等の増加要因があったことによるものです。

 

(c)  財務活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度において、財務活動による資金の減少は6,543百万円(前連結会計年度は5,769百万円の減少)となりました。これは配当金の支払額2,183百万円(前連結会計年度は2,365百万円)、自己株式取得による支出2,505百万円(前連結会計年度は1,626百万円)等の減少要因があったことによるものです。

 

②資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(a) 資金調達の方法及び状況

当社グループの資金調達の方法は、通常の事業活動の展開や支店・倉庫の新設や更新投資等においては、営業活動から得られる資金で賄うことをベースに考えますが、必要に応じて、銀行借入で賄うこともあります。一方、大型の物流センターの建設やM&A等の実施の場合には、銀行借入の他に、社債発行や株式発行等による調達方法も選択肢に加え柔軟に検討いたします。

(b) 資金の主要な使途を含む資金需要の動向

当社グループは、営業活動から得られた資金と外部調達から得られた資金を事業の運転資金や設備・システムの新設・更新・維持投資、それに新規事業投資やM&A等に振り向けるほか、必要な手許資金を残して、余剰資金を適切に株主還元に充当していく考えです。

 

(c) 株主還元

当社グループは、株主還元を経営の重要課題と位置付け、当期の株主還元策については、総還元性向50%以上、配当については単年度の業績変動の影響を受けにくい株主資本配当率(DOE)を採用し、DOE2.0%以上を基本方針として実施しました。

具体的には、自己株式につきましては、取得株数200万株、取得総額2,505百万円を取得しました。

配当金につきましては、中間配当金を1株につき21円、期末配当金は1株につき24円とし、合わせて年間で1株につき45円(連結配当性向30.2%)とさせていただきました。

次期につきましては、中期経営計画2027における株主還元策の方針変更により、キャッシュ・フローを製薬事業や物流事業等の成長投資に回すため、従来の「総還元性向50%以上」の方針を取りやめる一方、配当金については、「DOE3%以上」に変更します。これによって、次期の中間配当金は1株につき34円、期末配当金も1株につき34円とし、年間で1株につき23円増配の68円とする予定です。

 

(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づいて作成しています。これらの財務諸表の作成にあたっては、当社グループは重要な見積りや仮定を行う必要があります。会計方針の適用にあたり、特に重要な判断を要する項目は以下のとおりです。

 

①のれんの減損

のれんについては、毎年、四半期ごとに、薬局事業内ののれんの発生元における事業環境や将来の業績見通しの悪化、事業戦略の変化等を考慮しながら、減損の必要性を自社内で確認しています。もし、減損の必要があると判定された場合には、独立した外部の評価機関に適正な割引率の算定を委託し、これを基に減損損失を計上することにしています。

 

②その他

以下に示すその他の重要な会計方針の見積り項目につきましても、上記①に記載した当社の仮定に基づき評価等をしております。

 

(a)貸倒懸念債権等特定の債権の評価

個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金に計上しております。

 

(b)投資有価証券の評価

回復可能性等を考慮して必要と認められる額につきまして減損処理を行っております。

 

(c)繰延税金資産の回収可能性

将来の課税所得を見積り、回収可能と判断しております。

 

(d)賞与引当金

支給見込額に基づき計上しております。

 

(e)退職給付費用及び退職給付債務に関する割引率及び期待運用収益率

国債の市場利回りなどの経済状況を勘案して決定しております。

 

(5) 生産、受注及び販売の状況

① 仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前年度比(%)

医薬品卸売事業

535,901

102.4

薬局事業

14,806

102.7

動物用医薬品卸売事業

9,931

106.1

その他事業

3,129

101.5

合計

563,768

102.4

 

(注) 1.金額は、仕入価格によっております。

2.セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

② 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前年度比(%)

医薬品卸売事業

564,614

102.1

薬局事業

19,552

102.3

動物用医薬品卸売事業

11,626

105.4

その他事業

4,577

102.4

合計

600,370

102.2

 

(注) 1.金額は、販売価格によっております。

2.セグメント間の取引については相殺消去しております。

3.主な相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上に該当するものはありません。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、事業会社を基礎とした業種別のセグメントから構成されており、その主たるセグメントである「医薬品卸売事業」、「薬局事業」及び「動物用医薬品卸売事業」を報告セグメントとしております。

「医薬品卸売事業」は、病院、開業医、薬局等の医療機関に、医薬品・診断薬・医療機器・材料等の販売等をしております。「薬局事業」は、一般消費者に医薬品・医療機器・器具及び衛生材料等の販売をしております。「動物用医薬品卸売事業」は、農場、牧場、動物病院、診療所等に、動物用医薬品・飼料等の販売等をしております。 

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注1)

合計

調整額

(注2)

連結財務諸表

計上額

(注3)

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

552,870

19,115

11,027

583,012

4,468

587,481

587,481

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

10,574

12

0

10,587

2,656

13,243

△13,243

563,444

19,127

11,027

593,599

7,125

600,724

△13,243

587,481

セグメント利益又は損失(△)

4,913

310

350

5,574

△109

5,465

90

5,556

セグメント資産

297,526

9,502

5,431

312,460

12,991

325,451

△8,193

317,258

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

2,849

149

16

3,014

236

3,251

3,251

 のれんの償却

15

122

137

137

137

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

4,794

67

1

4,863

94

4,958

4,958

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、農薬等の卸売業、介護サービス業、運送業、医療機関に対するコンサルティング業等を含んでおります。

2.売上高の調整額△13,243百万円は、セグメント間取引消去等によるものであります。

3.セグメント利益又は損失(△)の調整額90百万円、セグメント資産の調整額△8,193百万円はセグメント間取引消去等によるものであります。

4.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注1)

合計

調整額

(注2)

連結財務諸表

計上額

(注3)

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

564,614

19,552

11,626

595,792

4,577

600,370

600,370

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

10,782

12

0

10,794

2,739

13,534

△13,534

575,396

19,564

11,626

606,587

7,317

613,904

△13,534

600,370

セグメント利益又は損失(△)

5,163

251

314

5,729

△78

5,650

55

5,706

セグメント資産

279,356

9,380

5,795

294,531

12,807

307,338

△7,912

299,426

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

3,233

157

18

3,409

248

3,658

3,658

 のれんの償却

3

116

8

128

128

128

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

3,006

88

3

3,098

120

3,219

3,219

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、農薬等の卸売業、介護サービス業、運送業、医療機関に対するコンサルティング業等を含んでおります。

2.売上高の調整額△13,534百万円は、セグメント間取引消去等によるものであります。

3.セグメント利益又は損失(△)の調整額55百万円、セグメント資産の調整額△7,912百万円はセグメント間取引消去等によるものであります。

4.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

1  製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3  主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表

計上額

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

  減損損失

82

82

82

82

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表

計上額

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

  減損損失

353

353

353

353

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表

計上額

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

(のれん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 当期償却額

15

122

137

137

137

 当期末残高

3

678

682

682

682

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

合計

調整額

連結財務諸表

計上額

医薬品

卸売事業

薬局事業

動物用医薬品卸売事業

(のれん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 当期償却額

3

116

8

128

128

128

 当期末残高

561

53

615

615

615

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。