ストーリー・沿革
サマリ
バイタルケーエスケー・ホールディングスは、東北・新潟と近畿を基盤に医薬品卸売事業を中核としつつ、薬局事業や動物用医薬品卸売事業、介護レンタルその他事業を束ね、地域のヘルスケアを支える「健康スペシャリスト企業」への転身を掲げるグループです。災害に強い物流センターやロボケア、ドローンによる供給網などで「薬がいつでも手に入る」体制を磨き、MAPsやウィメンズヘルスケアソリューション部、新規の物流受託事業や製薬事業(未承認薬導入支援事業)を通じて医療周辺ビジネスを拡大し、長期ビジョン2035「垣根を越えて 薬の先へ “つなぐ”ことで 医療の未来を革新する」に挑戦しています。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2030年度までにGHG排出量を2021年度比30%削減し、再生可能エネルギー利用や物流網の最適化、HV・EV車両導入により環境負荷低減を図る。
・DOE(株主資本配当率)を3.0%以上とし、年間配当68円水準を想定することで、安定的な株主還元を実現する。
・事業ポートフォリオ・マネジメントにより、全事業をROICと5年間の売上高成長率(CAGR)で毎期評価し、資本収益性の向上と投資・株主還元の最適なキャッシュフロー・アロケーションを目指す。
トップメッセージの要約
MAPs(Medical Assist Partners)
ウィメンズヘルスケアソリューション部
製薬事業(未承認薬導入支援事業)
逆風を推進力に変えて
用語解説
地域の基幹病院で行われる医療全般に精通したプロフェッショナルMSのチームで、治療の前後に必要な幅広い情報にアクセスしながら、医薬品・医療機器・検査薬などを組み合わせて提案する病院専門部隊です。製薬企業のMR機能の一部も代替し、病院市場での販売機会創出や情報提供を担います。
■メディカルMS
医療機器に特化したMS(医薬品卸の営業担当)で、病院で使われる高度な医療機器の知識を強みに、機器の導入から運用までを支援する専門チームです。医薬品と機器を組み合わせた提案により、病院の診療体制の質向上と安定した収益確保に貢献します。
■がんリエゾン
がん治療薬に関する高い専門性を持つMSで、がん専門医療機関と連携しながら、新薬情報や適正使用情報をきめ細かく届ける役割を担う部隊です。希少疾患を含むスペシャリティ医薬品の販売拡大や情報フィー獲得に貢献し、がん領域での存在感を高めています。
■Lab Access部
病理検査室へのアプローチを強化するために新設された組織で、病理検査に関わる試薬・検査薬や関連機器を中心に提案する専門部隊です。がん領域に特化したチームとして、病理部門のニーズを的確に捉え、医師・検査技師と連携しながら営業体制を強化しています。
■ウィメンズヘルスケアソリューション部(WHS部)
女性特有のライフイベントや健康問題に対して、婦人科領域の医薬品や子宮頸がんワクチン、フェムテック・フェムケア商材などを組み合わせて解決策を提案する、女性MS中心の専門部署です。自治体や医療機関と連携し、疾患啓発やワクチン接種の推進などを通じて、女性の健康支援を広げています。
■GuuMin(ぐーみん)
乳幼児の夜泣きや寝渋りなど、子どもの睡眠トラブルに悩む家庭をオンラインでサポートするサービスブランドです。自身の育児経験から着想した社員のアイデアを起点に、助産師や睡眠・発達の専門家が1on1で相談に乗り、家族全員が安心して眠れる環境づくりを手助けします。
■仙台ロボケアセンター
世界初の装着型サイボーグ「HAL」を用いた運動プログラム「Neuro HALFIT」を提供する拠点で、脊髄損傷や脳卒中後遺症、神経・筋疾患などで自力歩行や動作が難しくなった人のリハビリを支援する施設です。専門スタッフが利用者の「もう一歩進みたい」という想いに寄り添い、身体機能の改善・再生・拡張を目指します。
■おくすりあうん
炎症性腸疾患(IBD)患者向けに開発された、薬局薬剤師向け教育プログラムと専用チャットルームを一体化したWebアプリケーションです。主治医と連携する薬剤師が研修動画や情報を活用し、患者とチャットでつながることで、在庫の有無や服薬方法の相談にきめ細かく対応し、三者連携によるより良いIBD治療を支えます。
■Arukana Mill(アルカナ ミル)
医療機関・薬局向けの顧客ポータルサイトで、医薬品の出荷調整が続く中、納品時期や在庫状況などをオンラインで確認できるサービスです。電話やFAXでの問い合わせ負担を減らしつつ、発注や情報閲覧をまとめて行えるようにすることで、医療現場と卸双方の業務効率を高めています。
■製薬事業(未承認薬導入支援事業)
欧米で既に承認・販売されている一方、日本ではまだ導入されていない新薬について、同社グループが主導してライセンス契約を結び、国内での臨床開発から販売・流通までを一貫して担う新しいビジネスモデルです。医薬品卸と3PL事業とのシナジーも活かしながら、海外で評価された薬を日本の患者に届けることを狙います。
■メドリープファーマ
バイタルケーエスケー・ホールディングスが100%出資する製薬事業子会社で、未承認薬導入支援事業を専門に担います。社名は「Med(医療)+Leap(跳躍)」に由来し、「挑戦・つなぐ・跳躍」というコンセプトと、ドラッグロス解消への思いを翼のロゴに込めています。欧米の製薬企業からライセンスを受け、日本での臨床開発と流通を進める役割を担います。
■ドラッグロス・ドラッグラグ
海外では承認・販売されているにもかかわらず、日本では承認が遅れたり、実際の治療に十分使われていなかったりすることで、患者が薬の恩恵を受けられない問題を指す言葉として用いられています。同社は、未承認薬導入支援事業を通じてこの課題の解消に貢献することを、自社の重要な使命と位置づけています。
■3PL事業
Third Party Logisticsの略で、荷主企業に代わって物流業務全体を受託するビジネスです。同社グループでは、これまで自社向けに構築してきた高機能・高品質な医薬品サプライチェーンを外部にも開放し、医薬品の保管・配送や品質管理を一括で請け負うことで、新たな収益の柱に育てようとしています。
■GDPガイドライン/GMP
GDPはGood Distribution Practiceの略で、医薬品の流通過程での品質確保や偽造品防止のために定められた「適正流通」の基準です。GMPはGood Manufacturing Practiceの略で、医薬品の製造・品質管理に関する基準を指します。同社グループはGDP統括部の設置やISO9001認証取得を通じて、これらの基準に沿った高水準の品質保証体制を整えています。
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(1)連結子会社
(2)持分法適用関連会社
(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.特定子会社に該当します。
3.記載内容は、2025年3月31日現在の内容を記載しております。
4.㈱バイタルネット及び㈱ケーエスケーについては売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (㈱バイタルネット) (㈱ケーエスケー)
(1)売上高 298,622百万円 277,769百万円
(2)経常利益 3,623百万円 2,831百万円
(3)当期純利益 3,879百万円 3,653百万円
(4)純資産額 45,862百万円 38,692百万円
(5)総資産額 146,931百万円 123,276百万円