2025年12月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 457,794 100.0 29,957 100.0 6.5

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(持株会社)及び子会社17社(2025年12月31日現在)で構成され、レストランの経営を主体としているほか、食品の販売、グループ会社を通じて配送や店舗清掃・保守等の事業も展開しております。

 当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

(1)当社グループ各社の事業内容等

 当社グループの連結財務諸表における開示すべき報告セグメントは「レストラン事業」のみであり事業セグメント情報の記載が省略されておりますが、「3.事業の内容」では、当社グループのレストラン事業及びデリバリー・テイクアウト事業を「レストラン事業」として記載し、株式会社フロジャポン、株式会社ジャパンカーゴ及び株式会社すかいらーくD&Mの営む事業を「その他」として記載しております。

 

レストラン事業

① 株式会社すかいらーくレストランツ

事業内容:国内におけるファミリーレストラン事業の店舗運営及び食品等の販売

ブランド:ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、ステーキガスト、むさしの森珈琲、魚屋路(ととやみち)、その他

 

ブランドごとの紹介とターゲット客層

ブランド名

ブランド紹介

ターゲット客層

ガスト

幅広い客層・利用動機に対応するファミリーレストラン。洋食を中心に多様なジャンルの料理を提供する「お値打ち感」重視のレストラン。

30~50代の女性を含むファミリー、シニア、おひとり様、女性グループなどの幅広い客層

バーミヤン

餃子・ラーメン・炒飯から本格中華まで多彩なメニューをお手頃価格で楽しめる中華レストラン。

30~50代の女性を含むファミリーからシニア、おひとり様まで幅広い客層

しゃぶ葉

美味しいお肉と新鮮野菜、デザートも食べ放題のしゃぶしゃぶ専門店。種類豊富なタレや薬味でアレンジでき、様々な味わい方をお楽しみいただけるお店。

学生、ファミリーを中心に、ヘルシーバランスを気にされる女性、シニアの方に至るまで幅広い客層

ジョナサン

厳選素材や健康感にこだわり、多様なジャンルの質の高いメニューを提供。都市部を中心に店舗を展開。

30~50代女性、シニア、ファミリーを中心とした客層

夢庵

日常のお食事づかいからお祝いの席まで、幅広いシーンでご利用いただける和食レストランとして、季節や旬の食材を活用したメニューを展開。

主婦からシニア、ファミリーまで30~60代以上まで幅広い客層

ステーキガスト

美味しいステーキとハンバーグを充実のサラダバーとともにお値打ち価格で提供する専門店。

ボリュームや質を重視する男性グループや、30~40代女性を中心としたファミリー層

むさしの森珈琲

高原リゾートをイメージした店内でゆっくりと過ごしていただく地域のコミュニティカフェ。こだわりの珈琲とパンケーキが人気。

30~50代の女性、シニアを含む一人客、及び夫婦連れの客層

魚屋路(ととやみち)

豊洲市場から毎日仕入れている新鮮な食材を使い、職人が握る回転寿司店。

30~60代のシニア層、ファミリー層が中心

 

② ニラックス株式会社

事業内容:商業施設内のブッフェレストラン事業、事業所給食、フードコート事業等の展開

ブランド:ザ ブッフェ ニューマーケット、グランブッフェ、フェスタガーデン、ブッフェ ザ フォレスト、ペルティカ、その他

 

ブランドごとの紹介とターゲット客層

ブランド名

ブランド紹介

ターゲット客層

ザ ブッフェ

ニューマーケット

デリ&サラダ・欧風料理・イタリアン・中華・和惣菜にスイーツなど、バラエティ豊かな60種以上の美味しさをお楽しみいただける総合ブッフェ。

2世代利用を含むファミリー、女性グループ、学生グループなど、老若男女問わず幅広い客層

ペルティカ

リゾートホテルのような店内空間でこだわりの「体験」メニューをお楽しみいただけるイタリアン専門業態。約12mのインペリアルドリンクバーは無限のアレンジが特徴。

30~50代女性、シニア、ファミリーを中心とした客層

 

③ 株式会社トマトアンドアソシエイツ

事業内容:焼肉バイキング及び関西圏を中心としたファミリーレストランの直営並びにFC事業の展開

ブランド:じゅうじゅうカルビ、トマト&オニオン

 

ブランドごとの紹介とターゲット客層

ブランド名

ブランド紹介

ターゲット客層

トマト&オニオン

こだわりハンバーグから和食まで、幅広いメニューをアメリカのホームパーティをイメージした店内で楽しんでいただけるファミリーレストラン。

20~40代のファミリーを中心に、シニア、女性グループなど幅広い客層

じゅうじゅうカルビ

美味しさを追求した熟成肉と充実したサイドメニューが食べ放題の焼肉専門店。

学生、ファミリーを中心に、団体客やハレの日需要に至る幅広い客層

 

④ 株式会社資さん

事業内容:うどん・和食チェーンレストランを展開

ブランド:資さんうどん

 

ブランドごとの紹介とターゲット客層

ブランド名

ブランド紹介

ターゲット客層

資さんうどん

うどんや丼など100種類以上の豊富なメニューをご用意。うどんは手間をかけたこだわりの「出汁」と「麺」が特徴の北九州のソウルフード。

若年からご年配まで、日常使い頂ける幅広い客層

 

⑤ 雲雀國際股份有限公司

事業内容:台湾におけるレストラン事業の展開

ブランド:しゃぶ葉、Café Grazie、Skylark、藍屋、横濱牛排(ステーキ)、むさしの森珈琲、La Ohana

事業の位置づけ:当社は2004年に同社を関連会社化(2005年には子会社化)しました。現在、同社は当社から上記ブランドのライセンスを受け、89店舗(2025年12月31日時点)を展開しています。

 

⑥ SKYLARK MALAYSIA SDN.BHD.

事業内容:マレーシアにおけるレストラン事業の展開

ブランド:しゃぶ葉

事業の位置づけ:当社から上記ブランドのライセンスを受けて、2020年8月に、首都クアラルンプールに1号店をオープンし、2025年12月31日現在、7店舗を展開しております。

 

⑦ SKYLARK USA INCORPORATED

事業内容:米国におけるレストラン事業の展開

ブランド:しゃぶ葉

事業の位置づけ:当社から上記ブランドのライセンスを受けて、2021年9月シカゴに1号店をオープンし、2025年12月31日現在、2店舗を展開しております。

 

⑧ Createries Consultancy Sdn.Bhd.等

事業内容:マレーシアにおけるレストラン事業の展開

ブランド:すき屋

事業の位置づけ:2025年1月株式の取得を完了し子会社化しました。ムスリム向けのしゃぶしゃぶレストランを2025年12月31日現在、17店舗を展開しております。

 

 なお、当社グループのレストランの主要なブランドごとの店舗数及び売上金額等につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ 生産、受注及び販売の実績 (c)販売実績 (参考)最近2年間の主要ブランド別販売実績」をご参照下さい。

 

その他

① 株式会社フロジャポン

事業内容:商業施設内及び駅構内のケーキ・惣菜販売事業の展開

ブランド:フロプレステージュ

事業の位置づけ:駅ビル・駅中・百貨店・ショッピングセンターなどの施設で、ケーキやタルト等の洋菓子のみを販売する店舗と、サラダ・キッシュ等の洋風惣菜を合わせて販売する店舗を展開しております。

 

② 株式会社ジャパンカーゴ

事業内容:グループ会社の運送事業(マーチャンダイジングセンター・工場から店舗への食材・一般品の配送)

事業の位置づけ:マーチャンダイジングセンターからレストラン店舗への配送をグループ内の会社で行うことにより、当社グループのレストランで使用する食材の温度管理を含む食材管理を一元化しております。また、配送コースを柔軟に組み替えることにより、配送効率の向上に貢献しています。

 

③ 株式会社すかいらーくD&M

事業内容:グループ会社の店舗清掃・修繕・保守・施設管理、売店商品納入及びリネンサプライ

事業の位置づけ:外食店舗特有の汚れや故障に対応できる専門家集団をグループ内で育成することにより、衛生管理の向上や店舗の修理依頼への即時対応など、当社グループのお客様に快適な空間を提供するための店舗運営に重要な役割を果たしています。

 

(注1)当社は、主として子会社への役務提供及び店舗設備の賃貸等を行っております。また、ファミリーレストランの店舗運営(13店舗)を行っております。

 

 

(2)事業内容の一覧

区分

主な事業内容

当該事業に携わる会社

当該事業に含まれる外食系のブランド

レストラン事業

国内

ファミリーレストラン・ブッフェ等の展開及び食品等の販売

株式会社すかいらーくレストランツ、

ニラックス株式会社、

株式会社トマトアンドアソシエイツ

株式会社資さん

(会社総数 4社)

ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路(ととやみち)、chawan、とんから亭、八郎そば、グランブッフェ、フェスタガーデン、ブッフェ ザ フォレスト、ザ ブッフェ ニューマーケット、ペルティカ、じゅうじゅうカルビ、トマト&オニオン、資さんうどん、その他

海外

レストラン等の展開等

雲雀國際股份有限公司、

SKYLARK USA INCORPORATED

SKYLARK MALAYSIA SDN.BHD.

Createries Consultancy Sdn.Bhd.等

(会社総数 9社)

しゃぶ葉、Café Grazie、Skylark、藍屋、横濱牛排(ステーキ)、むさしの森珈琲、La Ohana、すき屋

その他

国内

食品の販売、食材等の配送、店舗清掃・修繕・保守・施設管理、売店商品納入及びリネンサプライ等のグループ会社支援事業

株式会社フロジャポン、

株式会社ジャパンカーゴ、

株式会社すかいらーくD&M

(会社総数 3社)

フロプレステージュ

海外

その他

資先生股份有限公司(注2)

休眠会社

 (注1)当社は、主として子会社への役務提供及び店舗設備の賃貸等を行っております。また、ファミリーレストランの店舗運営(13店舗)を行っております。

 (注2)資先生股份有限公司は、株式会社資さんの子会社であり、現在は休眠会社となっております。

 

(3)事業系統図

 

 (注1)※1:連結子会社

※2:社内公募により独立した当社グループの元従業員が運営するFC店舗

 (注2)

 (注3)「CCグループ」には、連結子会社の3社(Createries Consultancy Sdn.Bhd.、KKT Consultancy Sdn.Bhd.、MKK2 Consultancy Sdn.Bhd.)と孫会社3社(Sukiya Sdn.Bhd.、Sukiya2 Sdn.Bhd.、Sukiya3 Sdn.Bhd.)が含まれております。

 (注4)当社は、主として子会社への役務提供及び店舗設備の賃貸等を行っております。また、ファミリーレストランの店舗運営(13店舗)を行っております。

 

 

 

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

(a)財政状態

 当連結会計年度末における資産、負債及び資本の状況は以下のとおりであります。

 流動資産は675億78百万円で、主に現金及び現金同等物並びに営業債権及びその他の債権の増加により、前連結会計年度末に比べ184億68百万円増加いたしました。非流動資産は4,509億71百万円で、主に有形固定資産、のれん及びその他の無形資産の増加により、前連結会計年度末に比べ292億15百万円増加いたしました。

 総資産は5,185億49百万円で前連結会計年度末に比べ476億83百万円増加いたしました。

 また、流動負債は1,053億72百万円で、主に社債及び借入金の減少により、前連結会計年度末に比べ121億56百万円減少いたしました。非流動負債は2,256億10百万円で、主に社債及び借入金、その他の金融負債の増加により、前連結会計年度末に比べ456億44百万円増加いたしました。

 負債は合計3,309億82百万円で、前連結会計年度末に比べ334億89百万円増加いたしました。

 資本は合計1,875億67百万円で、前連結会計年度末に比べ141億95百万円増加いたしました。これは主に配当金の支払いによる減少(43億23百万円)と当期利益の計上による増加(167億48百万円)によるものであります。

 

(b)経営成績

 当連結会計年度の我が国経済は、賃上げの動きが見られたものの、エネルギー価格や原材料費の高騰により実質賃金は減少傾向にあり、消費者の選別眼は厳しさを増しました。その一方で、体験型消費である「コト消費」や、価値を認めるものに支出を集中させる「メリハリ消費」が一段と浸透しました。こうした消費スタイルの多様化は、外食業界にとって社会ニーズの変化に対応する新たな機会となりました。

 

 メニュー・プロモーション戦略においては、消費者の節約志向と体験価値重視という消費の二極化に対応するため、低価格帯の小皿料理の拡充による選べる楽しさの提供や、外食ならではの高付加価値メニューの投入を推進しました。また、公式アプリを活用した「ダイナミッククーポン」の配信により、地域や顧客属性に応じた最適なプロモーションを展開し、販促の投資対効果を高めました。これらの施策が奏功し、客数および客単価がともに伸長し、既存店売上高の増加に大きく寄与しました。

 

 一方、前年より実施している「店舗中心経営」の取組を深化させ、持続的な成長の原動力となる人への投資を加速させました。マネジャーへの権限委譲や業績連動インセンティブの導入、クルーポイント制度、当社独自の単日バイトシステム「スポットクルー」の活用による週末・繁忙期の人員充足を図りました。加えて、DX活用によるテーブル片付け時間(クリーンアップタイム)の可視化と短縮などオペレーション改革を徹底し、ピーク時の回転率向上と機会損失の抑制に努めました。これらにより店舗の生産性とサービス品質が向上し、労働時間投資を上回る売上収益の確保と利益率の改善を実現しました。

 

 これら一連のマーケティング施策と店舗運営改革の積み重ねにより、当連結会計年度における既存店売上高は前年比107.5%となり、堅調な成長を実現いたしました。

 

 売上総利益率は、一部メニューの値上げによる粗利益率の改善や、店舗での食材ロスの低減、部門横断の原価低減プロジェクトで講じた対策などにより、価格高騰の影響を一定程度抑制しました。結果、当連結会計年度の売上総利益率は66.7%と前年比で0.7%減となりました。

 

 販売費及び一般管理費は2,721億44百万円で、前年同期比で262億19百万円増加しましたが、人事制度改革として結果に報いる報酬制度を導入し、従業員満足度の向上を図りました。これにより離職率が低下し、従業員の作業習熟度が高まったことで店舗の生産性が向上しました。この結果、人件費コントロールが適正化され、販売費及び一般管理費の売上収益に対する比率を大幅に低減いたしました。

 

 また、その他の営業費用は、当連結会計年度に閉店店舗に係るのれんの除却損を11億69百万円計上しました。これは当連結会計年度に48店舗が閉店したことによるものであります。

 

 当連結会計年度の新規出店は77店舗、業態転換は36店舗でした。新規出店のうち国内は「しゃぶ葉」19店舗、「ガスト」14店舗、「資さんうどん」9店舗を中心に59店舗を出店しました。海外における出店は、台湾において「横浜牛排(ステーキ)」を5店舗、「しゃぶ葉」を3店舗、「むさしの森珈琲」を2店舗、「Café Grazie」、「La Ohana」を各々1店舗の合計12店舗を出店し、マレーシアにおいて「すき屋」を4店舗、「しゃぶ葉」を2店舗の合計6店舗を出店し、海外合計18店舗を出店しました。店舗改装も継続して行っており、当連結会計年度では223店舗の店舗改装を実施しました。

 

 以上の結果、当連結会計年度の売上収益は4,577億94百万円(前年比566億64百万円増)、事業利益(注2)は329億87百万円(前年比87億37百万円増)、営業利益は299億57百万円(前年比57億72百万円増)、税引前利益は262億79百万円(前年比48億9百万円増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は167億48百万円(前年比27億83百万円増)となりました。

 EBITDA(注3)は822億65百万円(前年比101億50百万円増)、調整後EBITDA(注4)は863億31百万円(前年比124億43百万円増)、調整後当期利益(注5)は167億48百万円(前年比27億83百万円増)となりました。当連結会計年度末時点での店舗数は3,111店舗(転換準備の為の未開店店舗4店舗を含む)となりました。

 

(注1)(注2)から(注5)の指標は、IFRSで定義されている指標ではありません。

(注2)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

(注3)EBITDA=税引前利益(損失)+支払利息+期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益+その他の金融関連費用(期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益を除く)-受取利息-その他の金融関連収益+減価償却費及び償却費+長期前払費用償却費+長期前払費用(保証金)償却費

・その他の金融関連費用は、連結純損益計算書上はその他の費用として記載しています。

・その他の金融関連収益は、連結純損益計算書上はその他の収益として記載しています。

(注4)調整後EBITDA=EBITDA+固定資産除却損+非金融資産の減損損失-非金融資産の減損損失の戻入れ+株式発行関連費用等(注6)

(注5)調整後当期利益(損失)=当期利益(損失)+株式発行関連費用等+期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益+調整項目の税効果調整

(注6)株式発行関連費用等とは、当社の株式発行並びに株式の上場及び売出し時に発生したアドバイザリー報酬額等の一時的な費用であります。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

(ⅰ)レストラン事業

 レストラン事業につきましては、外部顧客に対する売上収益は4,473億79百万円(前年比562億42百万円増)となりました。

 

(ⅱ)その他

 その他につきましては、外部顧客に対する売上収益は104億15百万円(前年比4億22百万円増)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ151億61百万円増加し、343億31百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、744億95百万円(前年比65億73百万円増)となりました。これは主に、法人所得税の支払額が40億30百万円増加したこと並びに営業債務及びその他の債務の増減額が33億54百万円減少したこと等の資金減少要因と、税引前利益が48億9百万円増加したこと、減価償却費及び償却費が43億64百万円増加したこと並びに棚卸資産の増減額が16億77百万円減少したこと等の資金増加要因によるものであります。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、340億51百万円(前年比51億77百万円減)となりました。これは主に、子会社株式取得による支出が141億6百万円減少したことによる資金増加要因と、新店・転換・改装の店舗投資を含む有形固定資産の取得による支出が74億74百万円増加したこと並びに有形固定資産の売却による収入が15億18百万円減少したこと等の資金減少要因によるものであります。なお、当社グループにおいては、投資活動による資産の増加から、現金及び現金同等物の支払が行われるまでの期間は、通常1~2ヶ月となります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、255億24百万円(前年比109億5百万円減)となりました。これは主に、短期借入れによる収入が245億円増加したこと、長期借入れによる収入が188億78百万円増加したこと及び長期借入金の返済による支出が20億14百万円減少したこと等の資金増加要因と、短期借入金の返済による支出が245億円増加したこと、リース負債の返済による支出が18億16百万円増加したこと、社債の発行による収入が56億98百万円減少したこと、借入関連手数料の支払による支出が14億38百万円増加したこと及び支払配当金が10億34百万円増加したこと等の資金減少要因によるものであります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

(a)仕入実績

 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載いたします。

 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

前年比

(%)

レストラン事業(百万円)

127,888

116.6

その他(百万円)

3,871

106.0

合計(百万円)

131,759

116.3

 (注)金額は仕入価格によっております。

 

(b)受注実績

 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。

 

(c)販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2025年1月1日

至 2025年12月31日)

前年比

(%)

レストラン事業(百万円)

447,379

114.4

その他(百万円)

10,415

104.2

合計(百万円)

457,794

114.1

 (注)上記金額は外部顧客に対する売上収益を示しております。

 

(参考)最近2年間の主要ブランド別販売実績

 当社グループの売上及び店舗数を主要なブランドごとに示すと次のとおりであります。

ブランド別売上

セグメントの名称

ブランド名

2024年12月期

2025年12月期

店数

金額

比率

店数

金額

比率

レストラン事業

 

 

百万円

 

百万円

ガスト

1,241

158,251

39.5

1,233

164,589

36.0

バーミヤン

363

46,763

11.7

369

50,863

11.1

しゃぶ葉

301

51,186

12.8

324

63,134

13.8

ジョナサン

160

24,845

6.2

154

25,008

5.5

夢庵

171

21,486

5.4

174

24,115

5.3

資さん(注3)

74

4,308

1.1

94

22,778

5.0

その他(注4)

634

84,299

21.0

637

96,892

21.2

その他

その他

124

9,993

2.5

122

10,415

2.3

合計

3,068

401,130

100.0

3,107

457,794

100.0

 (注1)ブランドごとの店数は期末日の直営店舗数を表示しています。フランチャイズ店舗は「レストラン事業その他」に含まれます。転換準備の為の未開店店舗は含んでおりません。

 (注2)ブランドごとの売上金額は直営店舗の合計金額となっております。フランチャイズ店舗への売上金額は「レストラン事業その他」に含まれます。

 (注3)前連結会計年度において、「その他」に含めていた「資さん」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度において、区分掲記しております。

 (注4)前連結会計年度において、区分掲記しておりました「ステーキガスト」は、当連結会計年度において、レストラン事業その他」に含んでおります。なお、「ステーキガスト」の売上は、前連結会計年度9,547百万円、当連結会計年度9,699百万円となります。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容、資本の財源及び資金の流動性に関する状況は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要性がある会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、国際会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積りと予測を行っておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針及び 4.重要な会計上の判断及び見積り」に記載しております。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

(a)経営成績等の状況

(ⅰ)当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載したとおりであります。

 

(ⅱ)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載したとおりであります。

 

 

(b)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの売上は、経済情勢、消費者の嗜好の変化、他社との競合、天候不順、出店計画等による影響を受け、また当社の費用は、原材料価格、光熱費、不動産賃料、人件費等による影響を受けます。したがって、これらの変動要因が発生し、当社グループによる対応策が功を奏さなかった等の場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループの経営成績に影響を与える他の要因については、「3 事業等のリスク」をご参照下さい。

 

(c)当社グループの資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの運転資金需要は主として原材料等の棚卸資産の購入費用の他、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に新規出店、ブランド転換工事及び既存店舗の改装といった設備投資等によるものであります。

 当社グループは、短期運転資金に関しましては自己資金及び短期の借入により、設備投資や長期運転資金に関しましては自己資金及び長期の借入により、各々調達することを基本としております。

 

(参考情報)

 当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算出されたEBITDA等を重要な経営指標として位置づけており、当連結会計年度及び過去4年間の事業利益、EBITDA、調整後EBITDA及び調整後当期利益(損失)の推移は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

回次

国際会計基準

第11期

第12期

第13期

第14期

第15期

決算年月

2021年

12月

2022年

12月

2023年

12月

2024年

12月

2025年

12月

事業利益(△損失)(注1)(注5)(注6)

△20,361

△8,656

16,420

24,250

32,987

税引前利益(△損失)

14,325

△8,225

8,691

21,470

26,279

(調整額)

 

 

 

 

 

+ 支払利息

2,938

2,549

2,484

2,587

3,520

+ その他の金融関連費用

962

114

534

160

206

- 受取利息

△9

△9

△16

△28

△46

- その他の金融関連収益

△3

△5

△5

△5

△2

+ 減価償却費及び償却費

47,293

47,398

48,649

47,827

52,191

+ 長期前払費用償却費

200

152

117

104

116

+ 長期前払費用(保証金)償却費

0

0

0

0

2

EBITDA(注2)(注4)(注5)(注6)

65,706

41,974

60,453

72,116

82,265

(調整額)

 

 

 

 

 

+ 固定資産除却損

185

1,592

3,752

1,086

1,821

+ 非金融資産の減損損失

6,225

5,491

2,473

861

2,421

- 非金融資産の減損損失の戻入れ

△204

△174

△176

+ 株式発行関連費用等(注7)

215

調整後EBITDA(注3)(注4)(注5)

(注6)

72,331

49,058

66,474

73,888

86,331

 

(単位:百万円)

回次

国際会計基準

第11期

第12期

第13期

第14期

第15期

決算年月

2021年

12月

2022年

12月

2023年

12月

2024年

12月

2025年

12月

当期利益(△損失)

8,742

△6,371

4,781

13,965

16,748

(調整額)

 

 

 

 

 

+ 株式発行関連費用等(注7)

215

調整額小計(税引前)

215

調整額に対する税額(注8)

△67

調整額小計(税引後)

148

調整後当期利益(△損失)(注4)(注5)(注6)

8,890

△6,371

4,781

13,965

16,748

 

(注1)事業利益=売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費

(注2)EBITDA=税引前利益(損失)+支払利息+期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益+その他の金融関連費用(期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益を除く)-受取利息-その他の金融関連収益+減価償却費及び償却費+長期前払費用償却費+長期前払費用(保証金)償却費

・その他の金融関連費用は、連結純損益計算書上はその他の費用として記載しています。

・その他の金融関連収益は、連結純損益計算書上はその他の収益として記載しています。

 なお、支払利息、その他の費用、受取利息、その他の収益(債務時効消滅益を含む)については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 28.受取利息・支払利息及びその他の収益・費用」をご参照下さい。

(注3)調整後EBITDA=EBITDA+固定資産除却損+非金融資産の減損損失-非金融資産の減損損失の戻入れ+株式発行関連費用等

(注4)調整後当期利益(損失)=当期利益(損失)+株式発行関連費用等+期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益+調整項目の税効果調整

(注5)事業利益、EBITDA、調整後EBITDA及び調整後当期利益(損失)は国際会計基準により規定された指標ではなく、当社グループが、投資家にとって当社グループの業績を評価するために有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、非現金収支項目や株式発行関連費用等並びに期限前弁済に伴う借入金償還損及び付随するヘッジ関連損益等の非経常的な費用項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目、あるいは競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目)の影響を除外しております。

(注6)当社グループにおける事業利益、EBITDA、調整後EBITDA、調整後当期利益(損失)は、競合他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があります。

(注7)株式発行関連費用等とは、当社の株式発行並びに株式の上場及び売出し時に発生したアドバイザリー報酬額等の一時的な費用であります。

(注8)適用税率は31.06%であります。

 

セグメント情報

6.セグメント情報

 報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、その経営成績について定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しております。事業セグメントは、他の事業セグメントとの取引を含む、収益を稼得し費用を発生させる事業活動の構成単位であります。

 当社グループは、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、ステーキガスト、資さん等の事業セグメントを有しており、「レストラン事業」として集約して報告しております。レストラン事業における各事業セグメントは、売上総利益率が概ね類似した水準にあり、類似した経済的特徴を共有しており、かつ、主にレストランにおけるテーブルサービスを提供する一般消費者向けビジネスとして、食材の調達、加工、調理及び店舗への配送方法も基本的に共通している点で類似しております。

(1)セグメントの収益及び業績

 開示すべき報告セグメントが「レストラン事業」のみとなるため、記載を省略しております。

 

(2)地域別に関する情報

 当社グループは、外部顧客からの国内売上収益が、連結純損益計算書の売上収益の大部分を占めるため、地域別の売上収益の記載を省略しております。

 また、国内所在地に帰属する非流動資産の帳簿価額が、連結財政状態計算書の非流動資産の大部分を占めるため、地域別の非流動資産の記載を省略しております。

 

(3)主要な顧客に関する情報

 当社グループは、一般消費者向けの事業を営んでおり、当社グループの売上収益の10%以上を占める単一の外部顧客(グループ)は存在しないため、記載を省略しております。