リスク
3【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりでありますが、リスクを不確実性と捉え、機会とリスクに分け記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
項目 |
機会(〇)とリスク(●) |
主要な取組み |
◎品質リスク |
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製品の欠陥 |
●品質クレーム・トラブルによる |
設計力向上と品証体制の充実等を対応、財務基盤の充実 |
◎コンプライアンスリスク |
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独占禁止法 会社法等 |
●法令違反等の場合、法令による処罰・訴訟の提起・社会的制裁・信用失墜 |
リスク管理体制強化と従業員への研修等により、コンプライアンスを徹底 |
市場リスク |
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消防等の予算・補助金 |
〇予算・補助金の増額 ●予算・補助金の削減 |
必要不可欠な幅広い商材の提供・民需等への展開 |
法律・基準の改正等 |
○規制強化等により当社が新たな ●規制強化等に対応できないこと等による市場喪失の可能性 |
情報収集と高機能・高性能商材の提供 |
競合出現 |
●当社が優位な市場への他社参入 |
性能の向上等により優位性を確保 |
新商材・新技術 |
○新たな商材・技術による当社が新たな市場を開拓できる可能性 ●新たな商材・技術による他社から当社優位市場が侵食される可能性 |
海外サプライヤーとの連携強化により、最先端の商材・技術を準備・提供する |
災害 |
○新たな防災ニーズが顕在化 |
防災・減災に向けた商材の準備、財務基盤の充実 |
その他 |
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為替 |
●為替変動による仕入価格上昇 |
為替予約にてリスク低減 |
主要原材料価格 |
●天候・需給関係による仕入価格上昇 |
販売価格への転嫁など |
生産設備の被災 |
●水害・火災・地震等による被害 |
生産拠点の防災体制の強化、保険等の活用 |
サプライチェーン |
●災害等によるサプライチェーンの毀損・寸断 |
情報交換、リスクへの協働 |
人材確保・育成 |
●人材確保の不調 ○優秀な人材による事業の深化・拡大 |
人材獲得手法を多角化 |
特に重要なリスクについては、項目の前に◎を付しております。
配当政策
3【配当政策】
利益配分につきましては、収益に応じた配当を行うことを基本としつつ、企業体質の一層の強化および将来の事業展開に備えるための内部留保の充実を併せて図る方針としております。
第98期の期末配当につきましては、継続して安定的な配当を行うこととし、1株あたり50円とさせていただきました。この結果、当事業年度の配当性向は、53.3%(連結ベース)となりました。
内部留保資金につきましては、財務体質の一層の強化ならびに将来の事業展開に備えるため、その充実にも努めており、中長期的な視野に立った設備投資や研究開発投資を実施してまいります。
当社の剰余金の配当は、期末配当の年1回を基本的な方針としており、剰余金の配当の決定機関は株主総会であります。また、当社は「取締役会の決議によって、毎年6月30日を基準日として、中間配当を行うことができる」旨を定款に定めております。
当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
決議年月日 |
配当金の総額(千円) |
1株当たりの配当額(円) |
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2024年3月28日 |
定時株主総会 |
1,325,029 |
50 |