2024年5月期有価証券報告書より
  • 社員数
    192名(単体) 11,620名(連結)
  • 平均年齢
    45.0歳(単体)
  • 平均勤続年数
    17.0年(単体)
  • 平均年収
    6,955,597円(単体)

従業員の状況

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 当社グループは、物販事業の単一セグメントであり、従業員数は販売を行う店舗と本社等の全社(共通)に区分して記載いたします。

 

2024年5月15日現在

区分

従業員数(人)

店舗

10,355

(20,668)

全社(共通)

1,265

(139)

合計

11,620

(20,807)

 (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除いております。)であり、パートタイマー(1日8時間換算)は年間平均人員数を( )外数で記載しております。

2.従業員数には、嘱託542名は含んでおりません。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年5月15日現在

従業員数(人)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(円)

192

(1)

45

10

ヶ月

17

10

ヶ月

6,955,597

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除いております。)であり、パートタイマー(1日8時
間換算)は年間平均人員数を( )外数で記載しております。

2.平均勤続年数は、㈱ツルハから移籍した従業員については、同社の勤続期間を通算しております。

3.年間平均給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

4.従業員数には、嘱託13名は含んでおりません。

5.従業員数には、当社グループからの出向者123名を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

 当社グループには、ツルハユニオン、福太郎ユニオン、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本ユニオン、レデイ薬局ユニオン及びドラッグイレブンユニオンが組織されており、UAゼンセン流通部門に属しております。2024年5月15日現在における組合員数は27,372人(パートタイマーを含む。)であります。
 労使関係については組合結成以来円満に推移しており、特記すべき事項はありません。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

  ①連結会社

当事業年度

補足説明

管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)(注)3.

男性労働者の育児休業取得率(%)

労働者の男女の賃金の差異(%)

 

係長級にある者に占める女性労働者の割合

管理職に占める女性労働者の割合

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート・有期労働者

23.4%

25.5%

14.5%

43.8%

60.0%

73.7%

100.1%

-

(注)1.指標の算出にあたっては、提出会社と当社の国内連結子会社(14社)を含めて算出しております。

2.指標の算出にあたっては、各会社の指標を平均して算出しております。

3.当社グループは、本指標を人的資本経営推進のための重要な指標として追跡しています。

 

  ②連結子会社

当事業年度

補足説明

名称

管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)

男性労働者の育児休業取得率(%)

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.4.

 

係長級にある者に占める女性労働者の割合(注)1.2.

管理職に占める女性労働者の割合(注)1.2.

全労働者

うち

正規雇用労働者

うち

パート・有期労働者

 

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート・有期労働者

㈱ツルハ

20.8%

20.7%

21.4%

22.8%

(注)3.

59.1%

75.0%

104.1%

-

㈱くすりの福太郎

25.3%

27.9%

12.5%

47.6%

(注)3.

62.5%

70.2%

102.3%

-

㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本

18.5%

21.3%

3.3%

50.0%

(注)3.

59.7%

70.1%

91.7%

-

㈱レデイ薬局

25.3%

28.6%

11.1%

88.9%

(注)3.

65.0%

80.5%

91.1%

-

㈱杏林堂薬局

36.0%

54.5%

17.0%

66.7%

(注)3.

59.5%

70.1%

92.4%

-

㈱ビー・アンド・ディー

28.8%

33.3%

10.0%

100.0%

(注)1.

72.2%

77.1%

98.4%

-

㈱ドラッグイレブン

26.6%

30.9%

7.6%

50.0%

(注)3.

60.7%

73.8%

100.0%

-

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.厚生労働省令に基づく「女性の活躍に関する情報公開項目」として、「女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供」の8項目から「係長級にある者に占める女性労働者の割合(%)」、「管理職に占める女性労働者の割合(%)」を選択しております。

3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

4.労働者の人員数について、労働時間を基に換算し算出しております。

5.上記以外の連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ③提出会社

当事業年度

補足説明

管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合(%)

男性労働者の育児休業取得率(%)

 (注)3.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.4.

 

係長級にある者に占める女性労働者の割合(注)1.2.

管理職に占める女性労働者の割合(注)1.2.

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート・有期労働者

14.3%

31.8%

6.3%

0.0%

64.0%

65.8%

-

 

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.厚生労働省令に基づく「女性の活躍に関する情報公開項目」として、「女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供」の8項目から「係長級にある者に占める女性労働者の割合(%)」、「管理職に占める女性労働者の割合(%)」を選択しております。

3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における、育児休業等の取得割合を算出したものであります。

4.労働者の人員数について、労働時間を基に換算し算出しております。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

2【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

当社グループは「お客様の生活に豊かさと余裕を提供しよう」という経営理念に基づき、事業活動を推進して参りました。これからも企業としての責任を果たしていくために、事業を通じた地域社会へのさらなる貢献を図るとともに、社会と環境の様々な課題に向き合い、ステークホルダーの皆様との対話を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)の発展に貢献する企業を目指しております。また、2023年5月にサステナブル経営推進部を新設し、ESG・SDGsの推進、人的資本経営・TCFD対応の取り組みを当社グループ全体に広げ、サステナビリティ経営の推進を図っております。

 

(1)ガバナンス

当社グループ全体におけるサステナビリティ推進に向けた活動として年4回開催のESG推進プロジェクト委員会にて、「ガバナンス」・「環境問題」・「人材育成」・「気候関連」を含めたサステナビリティ上の重要課題に関して、活動戦略の報告、策定および実務状況の管理を行っております。事業への影響を最小限にするための状況報告およびリスク管理対策は定期的にグループ執行会議および取締役会への報告を行うなど、監視体制を整備しております。

 

(2)戦略

①気候変動・環境問題に関する取り組み(TCFD提言への対応)

当社グループでは、世界的な課題となっている地球環境問題を含む気候変動リスクへの対応は重要課題の一つと認識しております。気候変動がもたらす環境問題については当社グループへの事業戦略や財務に直接的に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、気候変動がもたらすリスク・機会を基にシナリオ分析を実施しており、気候変動リスクへの対応については、取締役会の監督の下、代表取締役社長を委員長としたグループリスク管理委員会を設置し、気候変動関連を含む当社グループ全体のリスク分析と対応を行っております。

取締役会は、グループリスク管理委員会で審議された重要事項について年に2回報告を受け、気候変動リスクへの対応方針および実行計画等についても審議・監督を行って参ります。詳細な情報につきましては、当社ホームページにて開示しております。

 

②人材育成および社内環境整備方針

当社グループが掲げる経営理念の「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」を全うするために最も重要と考えているのが約5万人の社員です。日本全国に展開する事業会社・店舗に勤務する多様な社員を“人的資本”と位置づけ、「人材育成」「職場環境」「心身の健康」3つの視点で構成した総合的な施策を通じ、その価値を高めることで、地域社会へ永続的な貢献を果たすとともに、地域社会の一員でもある社員自身の自律的な成長を図ります。

詳細な情報につきましては、人的資本経営基本方針を当社ホームページに開示しております。

 

 

(3)リスク管理

当社グループは、グループリスク管理委員会を設置し、リスクの発生懸念、発生状況を始め、当社グループを取り巻くリスクに関する情報の収集分析を行い、重点対応すべきリスクを選定し、対応を実施することでリスクのコントロールを進めております。

特定したリスク・機会は年2回開催のグループリスク管理委員会にて審議・議論し、リスク管理の状況や重大なリスクの判断に関しては、グループ執行会議及び取締役会への報告・提言を行っております。

 

(4)指標及び目標

①気候変動・環境問題(TCFD提言への対応)

当社グループは、気候変動が社会の喫緊の課題であると認識し、温室効果ガス削減や省エネルギー化に取り組んでいます。持続可能な社会の実現に向けて、SBT(Science Based Targets)として求められるCO2排出削減レベルを考慮し、Scope1,2について、「2030年度に2013年度比一店舗当たりのCO2排出量を46%削減」の目標を設定しています。また、Scope3においても特に重要と考えるカテゴリについて目標を定め削減を進めてまいります。

 

GHG(温室効果ガス)Scope1,Scope2排出量

2023年度のGHG排出量は、Scope1(事業による直接排出)は3,424t、Scope2(電力消費による間接排出)は275,368tでした。

 

●GHG(温室効果ガス)排出量の推移(Scope1、2)                          (単位:t-CO2)

年度

2017年度

2018年度

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

集計期間

2017年4月

2018年3月

2018 年4月

2019年3月

2019年4月

2020年3月

2020年4月

2021年3月

2021年4月

2022年3月

2022年4月

2023年3月

2023年4月

2024年3月

Scope1(直接排出)

6,415

5,761

5,348

4,408

4,031

3,731

3,424

Scope2(間接排出)

206,458

215,873

226,446

238,776

247,213

261,251

275,368

Scope1+Scope2(店舗のみ)※2

212,873

221,634

231,794

243,184

251,244

264,982

278,792

Scope1+Scope2(全社)※3

-

-

-

-

-

-

280,392

店舗数(店) ※4

1,931

2,082

2,150

2,420

2,522

2,589

2,653

1店舗平均排出量 ※5

110.2

106.5

107.8

100.5

99.6

102.3

105.1

※1.取得データの精度向上を目的とした算定方法の見直しに伴い、過年度データを遡及して修正しております。

※2.当社グループの店舗運営部門のみを対象にGHG排出量を集計しております。

※3.2023年度より、オフィス及び社有車使用によるGHG排出量を「Scope1+Scope2(店舗のみ)」に加算し、全社合計の

  GHG排出量(Scope1+Scope2)を算定しております。

※4.店舗数は、GHG排出量算定期間の当社グループ期末店舗数を記載しております。

※5.一店舗あたりの平均排出量は、「Scope1+Scope2(店舗のみ)」÷「店舗数」により算定しております。

 

●GHG(温室効果ガス)排出量(2023年度、Scope3)      (単位:t-CO2)

Scope3カテゴリ

2023年度

購入した商品・サービス

3,031,230

資本財

107,227

燃料及びエネルギー活動

41,957

輸送、配送(上流)

530,211

事業から出る廃棄物

8,267

雇用者の出張

1,240

雇用者の通勤

15,374

輸送、配送(下流)

3,578

13

リース資産(下流)

8,279

14

フランチャイズ

430

Scope3総計

3,747,793

  ※1.カテゴリ8、10、11、12、15については、対象のない項目または排出量を算定できていない項目です。

  ※2.全カテゴリについて、数値及び算定方法を精査中です。

  ※3.2023年度における集計期間は、2023年3月~2024年2月としております。

 

GHG排出量の削減については、各店舗の省エネ、節電を心掛けるとともに、化石燃料を用いない再生可能エネルギーの導入や国が認証するJ-クレジット制度を積極的に活用し脱炭素社会の実現を目指して参ります。

 

②人材育成および社内環境整備方針

ツルハグループは人的資本経営の3つの視点「人材育成」「職場環境」「心身の健康」を柱としております。この方針にもとづく指標に関する実績および目標は、次のとおりであります。

指標

算出式

2024年5月実績

2025年5月目標数値

2030年5月目標数値

女性管理職比率※係長級を含む

女性管理職者数

÷全管理職者数

※係長級を含む

23.4%

25.0%

37.0%

男女賃金格差

女性平均月例給

÷男性平均月例給

正社員:73.7%

パートアルバイト:100.1%

全社員:60.0

正社員:75.0%

パートアルバイト:101.2%

全社員:57.7%

正社員:78.0%

パートアルバイト:101.2%

全社員:58.6%

男性育児休業取得率

(男性育児休業・時短取得者)÷配偶者が出産した男性社員数

43.8%

50.0%

95.0%