人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数322名(単体) 7,830名(連結)
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平均年齢41.5歳(単体)
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平均勤続年数6.3年(単体)
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平均年収8,122,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2025年3月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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丸亀製麺 |
1,258 |
[10,232] |
国内その他 |
599 |
[2,985] |
海外事業 |
5,651 |
[2,322] |
全社(共通) |
322 |
[14] |
合計 |
7,830 |
[15,553] |
(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間勤務換算による月平均人数)であります。
3.臨時従業員には、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。
4.全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない営業部門および管理部門に所属している従業員であります。
(2)提出会社の状況
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2025年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
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322 |
[14] |
41.53 |
6.31 |
8,122 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
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全社(共通) |
322 |
[14] |
合計 |
322 |
[14] |
(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。
2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。
3.従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間勤務換算による月平均人数)であります。
4.臨時従業員には、パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。
5.全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない営業部門および管理部門に所属している従業員であります。
(3)労働組合の状況
当社グループは、2004年5月に結成された労働組合「トリドールグループ労働組合」があり、UAゼンセン(2012年11月6日に、UIゼンセン同盟とサービス・流通連合が統合して誕生した産業別組織で、正式名称を「全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟」という。)に加盟しております。従業員のうち、2025年3月末日現在の正社員組合員数は1,595人、臨時従業員のうち、2025年3月末日現在の組合員数は34,740人であります。
また、株式会社丸亀製麺、株式会社トリドールジャパン、株式会社肉のヤマ牛、株式会社KONA’Sおよび株式会社トリドールD&Iがトリドールグループ労働組合と、株式会社ZUNDにおいては同じくUAゼンセン加盟組合の「ZUNDユニオン」とユニオンショップ協定を締結しており、これらを除く他の連結子会社には、労働組合はありません。
なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める女性 労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児 休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1,3 |
||
全労働者 |
うち正規雇用 労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
||
24.0 |
75.0 |
71.9 |
78.2 |
328.1 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率および雇用形態の差異、パート・有期労働者の雇用契約内容の差異によるものです。
② 連結子会社
当事業年度 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性 労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児 休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1,3 |
||
全労働者 |
うち正規雇用 労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
|||
丸亀製麺 |
12.1 |
55.0 |
100.1 |
80.4 |
130.5 |
トリドールジャパン |
0.0 |
0.0 |
78.2 |
73.6 |
119.0 |
KONA’S |
25.0 |
40.0 |
86.7 |
85.1 |
113.1 |
ZUND |
13.0 |
0.0 |
62.9 |
89.7 |
103.2 |
アクティブソース |
11.8 |
50.0 |
60.5 |
72.7 |
89.1 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率および雇用形態の差異、パート・有期労働者の雇用契約内容の差異によるものです。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
〈トリドールグループのサステナビリティに対する考え方〉
当社グループは「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに掲げ、予測不能な進化で未来を拓くグローバルフードカンパニーとして価値を創造し続けることを目指しています。そのために、中期経営計画に基づいた事業戦略と、ESG戦略であるESGマテリアリティ(重要課題)に基づいたサステナビリティ活動を統合した取り組みを進めていきます。これらの推進により、当社グループは社会とともに持続可能な成長を続け、すべてのステークホルダーに対し財務非財務両面の価値を創出していきます。
また、気候変動への対応に関しては、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)のフレームワークを踏まえてリスクと機会の分析、対策を検討し、情報開示による透明性の向上と、ステークホルダーとの対話に努めています。
TCFD提言への取り組みについてはこちらを参照してください。
(https://www.toridoll.com/sustainability/environment/consumption/)
(1)ガバナンス
当社グループでは、代表取締役社長を委員長とし、取締役、執行役員、各部門長、国内子会社社長、海外子会社主管部門長を委員とする「サステナビリティ推進委員会」を設置しています。同委員会は、環境問題や、その他の社会問題など多岐にわたる経営課題に企業として対応していくための全社横断組織であり、課題への対応について方針・計画を検討し、各組織と連携して進捗状況の把握・評価を行っています。
また、以下の委員会を設置しています。
・リスクマネジメント委員会:
詳細は、「3 事業等のリスク」を参照してください。
・環境委員会:
「サステナビリティ推進委員会」の下位組織として、サステナビリティ推進部部長を委員長とし、部門長等を委員とする「環境委員会」を設置しています。同委員会は気候変動への対応としてCO2排出抑制や省エネルギー活動、その他廃棄物の削減やリサイクル推進等の環境負荷低減に向けて取り組んでいます。また、事業年度毎に環境目標と環境行動計画を定め、毎月の委員会にて進捗状況の把握・評価を行っています。活動実務はテーマごとにプロジェクト化し、各組織体が実働していますが、その事務取りまとめを同委員会が行っています。
(2)戦略
ESGマテリアリティ(重要課題)
当社グループはグローバルに事業展開しており、多岐にわたる社会課題との関わりがあります。多くの社会課題の中で優先順位をつけ、選択と集中により活動を効果的に行う必要があることから、2022年3月に、社会からの関心度が高く、自社にとって影響度の高い社会課題を、ESGマテリアリティとして特定しました。
また、従業員一人ひとりが具体的にESGマテリアリティに取り組めるよう、KPIを設定し、活動の進捗を測っています。さらに、社会環境の変化を踏まえ、2024年度はESGマテリアリティの見直しを行いました。
ESGマテリアリティ
※関連するSDGs目標の詳細は国連サイトをご確認ください。
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
※出店数は連結ベース、それ以外は国内主要会社のKPI・目標
※ISO22301に関しては、株式会社トリドールホールディングスにて取得
環境経営目標の見直し
トリドールグループは、自然の恵みである「食」を扱う企業の責任として、環境経営方針を掲げ、2018年度を
基準年とし、2025年度をターゲットイヤーとする環境経営目標を設定し、環境負荷低減に取り組んできました。
次の目標として、中期経営計画と揃えた2028年度を最終年度とした環境経営目標2028を設定しました。
(3)リスク管理
代表取締役社長を委員長とし、取締役、執行役員、各部門長、国内子会社社長、海外子会社主管部門長を委員とする「リスクマネジメント委員会」を設置しています。同委員会はリスク管理の統括機関として、リスクについて対応の優先度を決定し、迅速に意思決定と指示を行っています。また、ステークホルダーからの意見、質問、相談等を受け付ける窓口として情報を直接収集しており、同委員会に遅滞なく課題提起を行うことが可能です。
(4)指標及び目標
当社グループは、サステナビリティ戦略であるESGマテリアリティのKPIを設定し、サステナビリティ推進委員会にて年4回の進捗状況の把握・評価を行っています。
〈人的資本に対する考え方〉
当社グループは、創業以来一貫してお客様に食の感動を提供することで高い成長を実現してきました。食の感動の源泉は社員、パート・アルバイトを含めた多様な従業員です。
従業員一人ひとりが働く店舗を愛おしく想い自分の居場所であると心から思える、そういった職場環境を目指しております。従来のチェーンストア理論をベースとした「飲食業」から、従業員が内発的な動機で創意工夫することで感動を生み出し続ける「感動創造業」への歩みを加速してまいります。
・TORIDOLLハピネスモデル
お客さまに感動体験を提供するためには、従業員一人ひとりがまず幸せである必要があります。さまざまな要素を内包するため、当社内ではこれを「ハピネス」と表現しています。従業員の高いハピネスが維持されていることで、顧客に感動を生み出し、それが自然と収益性向上ひいては会社全体の成長へとつながっていくと考えています。そしてこの「ハピネス」について、トリドールではハピネスモデルとして「安心感」「つながり感」「貢献実感」「誇り」と大きく4つにまとめ、人と組織がともに成長する企業文化の実現を目指しています。安心して働ける環境や充実した教育制度、そして「店舗が大好き」と感じられる職場づくりが含まれるものと考えています。
(1)ガバナンス
当社グループでは、従業員のハピネス実現に向け、専任組織である「ハピカン推進部」や「ハピネス・ヒューマンサポート本部」、組織横断的な「働き方改革委員会」設置しています。
・ハピネス関連の本部組織
ハピネス感動経営をより確実なものにするため、ホールディングスに2部門を新設しています。
① ハピネスKANDOサポート本部(複数部門が合併):全社、特に店舗社員のハピネス向上をお客様の感動に繋げるための全社プロジェクトを推進します。
② ハピネス・ヒューマンサポート本部(複数部門が合併):社員ひとり一人の体験価値を高めるために、社員接点を「つながり」「全体」「ヒューマン」の視点でデザインし、サービスを提供します。
・働き方改革委員会
当社グループはこれまで、働き方改革の一環として、有給休暇の計画的付与制度の制定や、社員の創造性を高める本社オフィス環境作りなど、さまざまな取り組みを行ってきました。2019年に複数部署のメンバーで構成される「働き方改革委員会」を設置し、従業員が働きやすく、働きがいのある職場にすることを目的として、働き方の見直しや労働における課題の改善、ダイバーシティの推進、人権に関するデューデリジェンスに取り組んでいます。
※あいプロジェクト:トリドールグループの経営理念をトリドールHD全体に浸透させるためのプロジェクト。2024年度はリアル/リモート混合型の全従業員が参加できる朝礼や、トリドールHD従業員が店舗支援を行う上での心構えをまとめたハンドブック作成などを実施。
(2)戦略
現在、トリドールグループの人材戦略は、経営戦略である「KANDOトレードオン戦略」との整合性を意識しながら、体系的に整理をしています。経営戦略の4つの重点テーマ11の施策と、「採用」「定着」「育成」「組織」とをクロス整理しながらも、人事施策のそれぞれを個別最適で実行するのではなく、バランス良く連携させることが重要と考えています。トリドールグループは組織サイズが大きく、採用ボリュームもまた大きいことが特徴です。そのため質の高い人材をタイムリーに採用し続け、各自のライフステージに合わせた労働環境や報酬・福利厚生を整えていくとともに、通常のラインではないホールディングス(HD)スタッフによる「メンター制度」や店長教育プログラムを通じて、現場の支援体制を強化しています。こういった取り組みにより、従業員のハピネス向上につなげていきます。
人事戦略上の5つの重点分野
施策を行う際の人事戦略上の優先課題として「重点分野」を大きく5つにまとめています。「ハピネスから感動を生みだす店舗づくり」「店舗ハピネスを支援するHD組織づくり」「組織風土の醸成」「経営人材の強化」「グローバル組織強化」これらの分野それぞれにKPIを設定し取り組みを進めていますが、そのKPIは多岐にわたるため、さらにこの中から特に影響度の高いものをESGマテリアリティ(重要課題)としています。
① 人材の育成に関する方針
当社グループでは、大切に守り抜いてきた独自の競争戦略を成長哲学「トリドール3頂」と名付け、2022年11月にその内容を策定し、現在、全役員・従業員に周知、徹底しています。この成長哲学である「トリドール3頂」は、普遍的な人材育成の骨子としています。
成長哲学「トリドール3頂」
予測不能な進化につながる「3つの頂」を駆け上がれ
1 「KANDO」の頂へ
2 「二律両立」の頂へ
3 「称賛共助」の頂へ
なお、当社グループの現状の課題と成長哲学「トリドール3頂」の関連性は以下のとおりです。
トリドール3頂 |
現状の課題 |
目指す姿 |
「KANDO」の頂へ 「二律両立」の頂へ |
・不毛な価格競争から抜け出す ・ブルーオーシャン市場を形成 ・「KANDO」を創造できる人材を育成 |
・独自の「KANDO」体験で唯一無二のポジションを獲得 ・「KANDO」を創造できる人材を増やすことで持続的に成長 |
「称賛共助」の頂へ |
・離職率低減 ・「KANDO」を創造できる人材の定着、 増加 |
・お互いを認め合うことができる人間関係を築く ・高いモチベーションが維持できる環境を構築 |
② 社内環境整備に関する方針
トリドールグループでは働く社員一人一人の心と体の健康の維持増進を図るためさまざまな支援をしております。
[物理的労働環境の向上]
・店舗の休憩室の整備:店舗の事務所スペースや休憩室の改善に順次取り組んでおります。
[ダイバーシティ・インクルージョンを意識した体制改定・支援]
・多様な働き方を実現するために店舗限定社員やエリア限定社員の積極活用
・シニア人材を活用するために年齢による就業制限を撤廃
・LGBTQのパートナーシップに関するガイドラインをグループとして制定
[心身の健康のサポート/働き甲斐の向上]
・計画的有休付与:従業員の心身のリフレッシュを目的とし、5日間の計画的付与の取得を奨励しております。
・メンター制度:従業員の内発的動機を引き出すためのメンター制度を導入しております。社内メンターが全国で面談を実施しており、離職率の低下にも寄与しております。
・健康経営強化:健康管理システムの導入、業務委託心理士の配置
・健康相談窓口:健康経営の一環としてフィジカル(身体的)、メンタル(精神的)のいずれの不調にも対応できるような窓口を設置し、プライバシーに配慮した形で保健師が対応しております。
(3)リスク管理
代表取締役社長を委員長とし、取締役、執行役員、各部門長、国内子会社社長、海外子会社主管部門長を委員とする「サステナビリティ推進委員会」において、人的資本に関するリスクを管理・改善する「働き方改革委員会」から活動の進捗報告等を行い、評価と指示が行われております。
また、様々な窓口を開設しており、人的リスクに関する直接的な情報の収集を行い、リスク低減に向けて取り組んでおります。
(4)指標及び目標
当社グループは、サステナビリティ戦略であるESGマテリアリティのKPIを設定しており、人的資本に関するKPIも一部含めております。
[ESGマテリアリティ:私たちのハピネスを高める](2025年3月期目標)