ストーリー・沿革
サマリ
トーカロは溶射を中核とする表面改質の専業メーカー。発塵防止や静電吸着など半導体装置向けの機能皮膜で国内トップクラスの実績を持ち、製販技・品管が連動する“三位一体のグッド・サービス”で、鉄鋼・産業機械・環境エネルギーまで用途を拡張してきた。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・次期中計:2024年度比約1.5倍の連結売上高800億円を目標(5年後)
・年4%の賃上げを継続(平均給与の水準目安提示)
・2027年:北九州工場(5月)・東京工場(年末)新棟稼働予定
・成長投資(省力化・自動化・微細化対応)を継続し高水準ROE維持
トップメッセージの要約
サプライヤーからパートナーへ
年7%成長
年4%賃上げ
JIS Q 45100
用語解説
トーカロが掲げる提供価値の合言葉で、営業・技術・品質管理が一体となって顧客の課題に先回りして解決策を提案し、開発から量産・メンテまで切れ目なく支える姿勢を指します。
■サプライヤーからパートナーへ
単なる部品加工の受注者に留まらず、顧客の将来課題まで見据えて設計段階から伴走し、最適な皮膜仕様や保守方法まで含めて共創する関係性を目指す方針を示す表現です。
■溶射(ようしゃ)
金属やセラミックの粉末を熱源で溶融・加速し、基材表面に吹き付けて皮膜を形成する表面改質技術で、耐摩耗・耐食・断熱・電気絶縁など部品の機能を付与・回復させます。
■表面改質
素材の内部形状は変えずに、表面に皮膜や処理を施して性能(寿命、耐食、清浄性、電気特性など)を高める総称で、溶射や拡散浸透処理、薄膜コーティングの組み合わせを含みます。
■発塵防止コーティング
半導体装置内部の部品から粒子が発生・付着するのを抑える皮膜で、プロセス歩留まりを守るための清浄性・耐プラズマ性を両立する仕様を指します。
■静電吸着(エレクトロスタティックチャック)対応皮膜
帯電を利用してウエハを吸着・固定する機構に適した電気特性と耐環境性を持つコーティングで、均一な吸着力と放電リスク低減を狙います。
■ZAC(Zn–Al Coating)
亜鉛とアルミニウム系の溶射皮膜による防食コーティングで、腐食環境下での犠牲防食と長期耐久性を両立し、インフラ・産業設備の寿命延長に用いられます。
■TD処理(拡散浸透処理)
高温で炭化物・窒化物などの硬質化合物を素材表面に拡散浸透させ、表層を高硬度化する表面改質手法で、金型や摺動部の耐摩耗性を大幅に高めます。
■PTA(Plasma Transferred Arc)肉盛
プラズマ熱源で合金粉末を基材表面に溶着させる肉盛技術で、必要部位だけを厚く高硬度化でき、摩耗・腐食部品の復元や高負荷用途の長寿命化に使われます。
■受託溶射・リコート体制
顧客の部品を持ち込みで加工・再コーティングするサービス運営のことを指し、定期メンテや仕様変更にも迅速に応じられるよう国内外の拠点で一貫対応する仕組みです。
■PVD×溶射の薄膜融合
物理蒸着(PVD)の緻密な薄膜と、溶射の厚膜・高機能皮膜を工程設計で組み合わせ、微細化や高負荷環境に適した表面特性を狙うアプローチを指します。
■Nadcap
航空宇宙産業向けの特殊工程に関する国際認証で、溶射などの工程管理・品質保証体制が産業基準を満たすことを第三者が監査・承認したことを示します。
■JIS Q 45100
溶射を含む表面処理の品質マネジメントに関する日本産業規格で、工程能力・トレーサビリティ・不適合管理などを体系的に運用し、安定したコーティング品質を確保する枠組みを示します。
沿革
2 【沿革】
当社(形式上の存続会社)は、1973年6月に化学機械器具の技術サービス並びに販売を目的として、キザイサービス株式会社の商号で設立されました。
当社は、2000年7月以降、営業活動を休止しておりましたが、2001年1月に株式会社ジャフコが運営するジャフコ・バイアウト一号投資事業有限責任組合が当社の発行済株式総数の100%を所有し、商号をジャフコ・エス・アイ・ジー株式会社に変更いたしました。
また、2001年1月下旬から3月初旬に、当社は、実質上の存続会社であるトーカロ株式会社(旧トーカロ株式会社)の株式の公開買付を行い、その発行済株式総数の97.9%を取得いたしました。
その後、2001年8月に当社は子会社である旧トーカロ株式会社を吸収合併するとともに、商号をトーカロ株式会社に変更いたしました。
この公開買付や合併は、旧トーカロ株式会社の経営陣が、海外重機械メーカーからの同社買収を阻止するため、同社の当時の親会社でありました日鐵商事株式会社(現、日鉄物産株式会社)から同社株式を買い取って独立することを目的とした、いわゆるマネジメント・バイアウト(MBO)の一環として行われたものであります。
なお、合併前の当社は休眠に近い状態にあり、合併後は被合併会社である旧トーカロ株式会社の営業活動を全面的に承継いたしました。このため、合併前の状態につきましては、特段の記載がない限り実質上の存続会社である旧トーカロ株式会社について記載しております。また、事業年度の記載につきましては、実質上の存続会社である旧トーカロ株式会社の期数を承継しております。
(旧トーカロ株式会社の沿革)
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2 特定子会社であります。
3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。