2026.09.25更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
Oji Group Integrated Report 2026
サマリ
王子ホールディングスは、広大な「王子の森」等の自然資本を基盤に、紙・板紙製造で培った技術を展開する企業です。従来の製紙事業にとどまらず、環境配慮型のサステナブルパッケージや、木質バイオマスから糖液・エタノール・新素材を生み出す「木質バイオマスビジネス」への構造転換に挑戦しています。森林資源の価値を最大限に高め、脱化石資源やサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。
過去
1873年、渋沢栄一の提唱による抄紙会社の設立からスタートしました。「製紙事業および印刷事業は文明の源泉」との考えのもと、近代洋紙産業の発展を下支えしました。
拡大する紙需要に対応するため、1910年に北海道で苫小牧工場を開場し、新聞用紙の国内自給体制を確立しました。1930年代には藤原銀次郎が「木を使う者には、木を植える義務がある」と説き、植林事業を積極的...
現在
持続可能な森林経営を基盤に、生活産業資材、機能材、資源環境ビジネス、印刷情報メディアなどの多角的な事業を展開しています。素材調達から加工、リサイクルまで一貫したバリューチェーンを強みとします。
約63.7万haの「王子の森」を国内外に保有・管理しています。木材資源の供給だけでなくCO₂吸収や生物多様性保全といった多面的な環境機能を提供します。事業面では段ボールや紙袋などの包装資材、家庭紙「ネ...
未来
「長期ビジョン2035」に向け、従来の「製紙の枠」を超えた事業ポートフォリオ転換を加速します。「木質バイオマスビジネス」の中核化と「サステナブルパッケージ」の拡大を柱とし、成長領域へ集中投資します。
AustroCel社の買収や米子工場でのパイロットプラント稼働を通じ、木質由来の糖液・エタノール、ポリ乳酸(PLA)の開発を進めます。さらに半導体向けバイオマスレジストや医薬品などの高付加価値新素材の...
目指す経営指標
・2027年度:ROE 8.0%
・2027年度:連結営業利益 1,200億円
・2027年度:親会社株主に帰属する当期純利益 800億円
・2025-2027年度3カ年累計:自己株式取得 1,200億円
・2025年度以降:配当性向 50%
・2030年度:GHG排出量(Scope 1、2) 2018年度対比70%以上削減
・2040年度:正味ゼロ・カーボン化(Scope 1、2)
・2035年:サステナブルパッケージ売上高 約2,400億円
・2027年度:連結営業利益 1,200億円
・2027年度:親会社株主に帰属する当期純利益 800億円
・2025-2027年度3カ年累計:自己株式取得 1,200億円
・2025年度以降:配当性向 50%
・2030年度:GHG排出量(Scope 1、2) 2018年度対比70%以上削減
・2040年度:正味ゼロ・カーボン化(Scope 1、2)
・2035年:サステナブルパッケージ売上高 約2,400億円
トップメッセージの要約
「森を生かし、森を活かす」
「製紙の枠」を超え
木を使う者には、木を植える義務がある
循環型廃棄物ゼロモデル
AI時代にこそ光る、紙の真価
「製紙の枠」を超え
木を使う者には、木を植える義務がある
循環型廃棄物ゼロモデル
AI時代にこそ光る、紙の真価
代表取締役社長執行役員CEOの磯野裕之氏は、100年超の歴史をもつ「王子の森」を原点に、「森を生かし、森を活かす」姿勢を強く示しています。製紙事業が転換期を迎える中、従来の「製紙の枠」を超え、木質バイ...
用語解説
■王子の森
王子グループが国内外で所有・管理する広大な森林の総称で、東京都の約3倍に相当する総面積約63.7万haを誇り、持続可能な森林経営や資源循環の基盤となっています。
■Renewa
紙コップやアルミ付き紙パックなど、従来は焼却処分されていた未利用の難処理古紙を回収・再資源化し、新たな再生製品へと循環させる企業連携型のリサイクルブランドです。
■OJIサステナマルチ
地温抑制による作物の生育安定を図るとともに、使用後に剥ぎ取り回収を行わず土壌へ還元できる、紙素材で作られた環境配慮型の農業用マルチシートです。
■OJI4U
パッケージを通じた顧客ブランド構築から構造提案、資材の一括供給までをワンストップで提供する、東南アジア市場向けの総合包装提案ビジネスモデルです。
■硫酸化ヘミセルロース
木材の主要成分であるヘミセルロースを活用して開発された高機能素材で、抗炎症・関節保護作用や抗凝固作用を有し、動物用医薬品や医療材料などの分野へ展開されています。
■バイオマスレジスト
木質バイオマスを原料として開発された環境配慮型素材で、先端半導体製造の露光工程(リソグラフィー)において微細パターンを形成するために用いられます。
■AustroCel社
オーストリアのバイオリファイナリー企業で、木質原料からの溶解パルプ生産に加え、バイオエタノールやハイドロゲルの製造など循環型廃棄物ゼロモデルを確立しています。
■Oji Liquid Pak
常温での長期保存を可能にするアセプティック(無菌充填)容器用加工紙の製造・販売を行い、東南アジアでの需要拡大に対応するためにベトナムに設立されたグループ会社です。
■O-hajiki
環境や人体への影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を使用せず、優れた耐油性と環境配慮性を両立させた紙製の食品包装用塗工素材です。
■SKINLISM
「鼻セレブ」ブランドの知見や薬用植物研究の技術を活かして開発されたスキンケアブランドで、肌や心、環境との調和を重視した基礎化粧品などを展開しています。
■カスケード利用
木材などの資源やエネルギーを段階的に複数回利用することで、捨てずに価値を極限まで高めながら効率的に活用する手法です。
■自然資本会計
森林が有する二酸化炭素の吸収・固定や水源涵養、生物多様性保全といった多面的な環境価値を算定・可視化し、財務情報や経営意思決定に接続させるための評価・会計枠組みです。
王子グループが国内外で所有・管理する広大な森林の総称で、東京都の約3倍に相当する総面積約63.7万haを誇り、持続可能な森林経営や資源循環の基盤となっています。
■Renewa
紙コップやアルミ付き紙パックなど、従来は焼却処分されていた未利用の難処理古紙を回収・再資源化し、新たな再生製品へと循環させる企業連携型のリサイクルブランドです。
■OJIサステナマルチ
地温抑制による作物の生育安定を図るとともに、使用後に剥ぎ取り回収を行わず土壌へ還元できる、紙素材で作られた環境配慮型の農業用マルチシートです。
■OJI4U
パッケージを通じた顧客ブランド構築から構造提案、資材の一括供給までをワンストップで提供する、東南アジア市場向けの総合包装提案ビジネスモデルです。
■硫酸化ヘミセルロース
木材の主要成分であるヘミセルロースを活用して開発された高機能素材で、抗炎症・関節保護作用や抗凝固作用を有し、動物用医薬品や医療材料などの分野へ展開されています。
■バイオマスレジスト
木質バイオマスを原料として開発された環境配慮型素材で、先端半導体製造の露光工程(リソグラフィー)において微細パターンを形成するために用いられます。
■AustroCel社
オーストリアのバイオリファイナリー企業で、木質原料からの溶解パルプ生産に加え、バイオエタノールやハイドロゲルの製造など循環型廃棄物ゼロモデルを確立しています。
■Oji Liquid Pak
常温での長期保存を可能にするアセプティック(無菌充填)容器用加工紙の製造・販売を行い、東南アジアでの需要拡大に対応するためにベトナムに設立されたグループ会社です。
■O-hajiki
環境や人体への影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を使用せず、優れた耐油性と環境配慮性を両立させた紙製の食品包装用塗工素材です。
■SKINLISM
「鼻セレブ」ブランドの知見や薬用植物研究の技術を活かして開発されたスキンケアブランドで、肌や心、環境との調和を重視した基礎化粧品などを展開しています。
■カスケード利用
木材などの資源やエネルギーを段階的に複数回利用することで、捨てずに価値を極限まで高めながら効率的に活用する手法です。
■自然資本会計
森林が有する二酸化炭素の吸収・固定や水源涵養、生物多様性保全といった多面的な環境価値を算定・可視化し、財務情報や経営意思決定に接続させるための評価・会計枠組みです。
2026年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
旧王子製紙株式会社は1873年2月抄紙会社として創立され、1933年5月には富士製紙株式会社及び樺太工業株式会社と合併し、わが国洋紙生産の80%以上を占めるに至りましたが、1949年8月過度経済力集中排除法に基づき3社に分割されました。当社はその3社のひとつである苫小牧製紙株式会社として発足し、その後1952年6月王子製紙工業株式会社、1960年12月王子製紙株式会社、1993年10月新王子製紙株式会社、1996年10月王子製紙株式会社と商号を変更しました。
その後、当社は、各事業群の経営責任をより明確にし、グループ全体の企業価値の極大化を目的に、2012年10月1日付で、当社の白板紙・包装用紙事業、新聞用紙事業、洋紙事業、イメージングメディア事業、パルプ事業、資源環境ビジネス・原燃料資材調達に係る事業及び間接部門等を会社分割により、それぞれ当社の100%子会社に承継させ、商号を「王子ホールディングス株式会社」に変更し、持株会社へ移行し、今日に至っています。その概要は次のとおりです。
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1.特定子会社です。
2.有価証券報告書の提出会社です。
3.議決権の所有割合欄の( )内数字は間接所有割合(内数)です。