2026.06.02更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

日本曹達は「新たな価値を化学の力で創造し、『社会への貢献』を通じ『企業価値の向上』を実現する」をミッションに掲げる。果樹・野菜向け農薬、医薬品添加剤「NISSO HPC」、半導体材料「VPポリマー」などのニッチ市場で独自技術を磨いてきた。100年以上培った研究開発力と生産技術力、市場ニーズを汲み取る力を強みに、アグリカルチャー、ヘルスケア、環境、ICTの4分野で価値創造を進めている。

目指す経営指標

・2030年3月期 ROS10%以上
・2030年3月期 ROA7%以上
・2030年3月期 ROE10%以上
・今後5年間で成長投資300億円
・今後5年間で研究開発費400億円・総還元性向50%以上
・2029年度までに要員10%減少に対応できる体制構築

用語解説

■NISSO HPC
日本曹達が製造・販売する医薬品添加剤です。医薬品の錠剤やカプセルの品質を安定させるために使われます。長年培ったセルロース誘導体技術を活かした製品で、医薬品分野における同社の成長ドライバーの一つです。

■VPポリマー
日本曹達が開発した半導体フォトレジスト材料です。半導体製造工程で使用される高機能材料であり、高い信頼性が求められる電子材料分野で採用されています。自動車の電装化や電子機器の高度化を背景に需要が拡大しています。

■NISSO-PB
日本曹達の機能性ポリマー製品である樹脂添加剤です。樹脂に加えることで性能や加工性を向上させる役割を担います。長年培った高分子技術を活用した高付加価値製品として位置付けられています。

■ピシロック
日本曹達が開発した殺菌剤です。新規作用機構を持つ農薬として開発され、既存剤への耐性を持つ病原菌にも効果を発揮することが特徴です。果樹や野菜の安定生産に貢献しています。

■ミギワ
日本曹達が開発した殺菌剤です。新規作用機構を有し、従来の薬剤が効きにくくなった病害への対策として期待されています。果樹・野菜向け市場を中心に展開されています。

■ダニオーテ
日本曹達が開発した殺ダニ剤です。抵抗性害虫への高い効果を持つ新規作用機構の農薬で、果樹や野菜の品質維持や収量向上を支える製品です。

■モスピラン
日本曹達を代表する殺虫剤です。環境への影響が比較的小さく、多くの作物に適用できることから世界各国で利用されています。同社のグローバル農薬事業を支える主力製品の一つです。

■トップジン
日本曹達が開発した低毒性殺菌剤です。類縁製品の「トップジンM」は国産農薬として初めて米国環境保護庁(EPA)の登録を取得し、日本曹達の海外農薬事業拡大のきっかけとなりました。

■リビングアニオン重合技術
日本曹達が強みとする高分子合成技術です。分子構造を精密に制御できるため、高性能な電子材料や機能性ポリマーの開発に活用されています。ICT分野の競争力を支える中核技術です。

■TADF
「Thermally Activated Delayed Fluorescence(熱活性化遅延蛍光)」の略称です。有機EL素子の発光層に用いられる次世代材料で、高効率な発光が期待されています。日本曹達はKyuluxとの連携を通じて量産化に取り組んでいます。

■Brilliance through Chemistry 2030
日本曹達の研究技術戦略です。「食料」「医療」「先端材料」を重点領域とし、オープンイノベーションを活用しながら新規事業創出を目指す研究開発方針を示しています。

■プロダクションテクノロジーセンター
2024年に設立された生産技術研究組織です。各工場や研究所の生産技術研究部門を統合し、生産性の高い製造技術の開発やDX推進、研究資源の最適配分を担っています。

■DXビジョン
日本曹達が推進するデジタルトランスフォーメーションの基本方針です。生産改革、研究改革、業務改革の3分野でデジタル技術や生成AIを活用し、生産性向上と競争力強化を目指しています。

■スマートファクトリー
DXビジョンの中核施策の一つです。AI、IoT、製造データなどを活用して生産設備や製造工程を高度化し、省人化や効率化、安全性向上を実現する次世代型工場の構想です。

■CLA評価
日本曹達が導入を進める新しい人事評価制度です。「挑戦・学び・活かす」を基本理念とし、社員の自律的な成長と価値創造を促進することを目的としています。

■「よい仕事をよい人がやる」
創立者・中野友禮の考え方を源流とする日本曹達の企業理念です。優秀な人材が創意工夫を重ね、技術革新と社会への貢献を追求する姿勢を表しています。現在も同社の研究開発力や生産技術力を支えるDNAとして位置付けられています。

■「かがくで、かがやく。2030」
日本曹達グループの長期ビジョンです。ROIを重視した成長投資と構造改革を進め、高効率な事業構造への転換を図るとともに、アグリカルチャー、ヘルスケア、環境、ICT分野で新たな価値創造を目指す経営方針です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

1920年2月

カセイソーダ、晒粉製造を事業目的に日本曹達株式会社を設立

二本木工場(新潟県上越市)の操業開始

1934年9月

高岡工場(富山県高岡市)の操業開始

1939年12月

日曹商事株式会社を設立(現・連結子会社)

1949年5月

東京証券取引所に株式上場

1950年5月

三和倉庫株式会社を設立(現・連結子会社)

1954年7月

郡山化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社)

1959年11月

生物研究所(神奈川県大磯町)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)

1965年3月

京北加工株式会社を設立(1993年2月ニッソー樹脂株式会社に商号変更、現・ニッソーファイン株式会社)

1967年11月

株式会社日曹建設を設立(現・連結子会社)

1969年4月

日曹化成株式会社を設立(1999年4月に吸収合併し、日本曹達株式会社千葉工場(千葉県市原市)となる)

1969年8月

水島製造所(岡山県倉敷市、1972年10月に水島工場に改称)の操業開始

1971年3月

茨城化成株式会社を設立(現・ニッソーファイン株式会社)

1974年6月

ファインケミカル研究所(神奈川県小田原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)

1975年10月

新富士化成薬株式会社を設立(現・連結子会社)

1978年5月

日曹エンジニアリング株式会社を設立(現・連結子会社)

1981年12月

三和倉庫株式会社、東京証券取引所市場第二部上場

1983年8月

日曹金属化学株式会社を設立(現・連結子会社)

1984年4月

機能製品研究所(千葉県市原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)

1984年9月

生物研究所、ファインケミカル研究所を統合し、小田原研究所(神奈川県小田原市)を開設(現・リサーチ&イノベーションセンター)

1986年3月

NISSO AMERICA INC.を設立(現・連結子会社)

1991年5月

Novus International,Inc.を設立(現・持分法適用関連会社)

1992年7月

NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社)

1995年10月

日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を設立

1999年4月

株式会社ニッソーグリーンを設立(現・連結子会社)

2004年3月

IHARABRAS S/A. INDUSTRIAS QUIMICASの株式を追加取得(現・持分法適用関連会社)

2004年4月

大日本インキ化学工業株式会社より同社のアグリケミカル事業を譲受け、当社アグリビジネス部門
で営業を開始

2006年12月

上越日曹ケミカル株式会社を設立

2007年4月

郡山化成株式会社が茨城化成株式会社を吸収合併し、日曹ファインケミカル株式会社に商号変更(現・ニッソーファイン株式会社)

2011年6月

日曹南海アグロ株式会社を設立(現・連結子会社)

2011年12月

Alkaline S.A.S.の全株式を取得

2012年3月

常熟力菱精細化工有限公司に出資

2012年4月

日曹ファインケミカル株式会社がニッソー樹脂株式会社を吸収合併し、ニッソーファイン株式会社に商号変更(現・連結子会社)

2015年8月

三和倉庫株式会社を株式交換により完全子会社化

2017年1月

Certis Europe B.V.の株式を追加取得

2018年9月

ゾエティス・ジャパン株式会社より同社のプラントヘルス事業を譲受け、当社アグリビジネス部門
で営業を開始

2018年12月

常熟力菱精細化工有限公司の全持分を上海群力化工有限公司に譲渡

2020年4月

上越日曹ケミカル株式会社を吸収合併

2021年8月

日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社を清算

2022年3月

Certis Europe B.V.は当社持分比率が低下したため、持分法適用関連会社から除外

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年3月

Alkaline S.A.S.の全株式をInternational Chemical Investors XVI S.A.に譲渡

2026年4月

水島工場を閉鎖

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

日曹商事㈱

(注)2

(注)4

東京都千代田区

401

トレーディング&ロジスティクス

(8.6)

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社が原料を購入

3.当社のケミカルマテリアル製品を販売委託

三和倉庫㈱

神奈川県横浜市

1,831

トレーディング&ロジスティクス

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社の倉庫及び運輸業務等を委託

日曹金属化学㈱

東京都中央区

100

エコソリューション

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社の産業廃棄物処理を委託

3.当社の土地・設備を賃貸

日曹エンジニアリング㈱

東京都千代田区

1,000

エンジニアリング

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社の製造設備等の建設・工事を委託

㈱日曹建設

新潟県上越市

45

エンジニアリング

100.0

1.当社の土木工事等を委託

新富士化成薬㈱

群馬県高崎市

70

アグリビジネス

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社が資金を貸付

3.当社のアグリビジネス製品を製造委託

ニッソーファイン㈱

東京都中央区

100

ケミカルマテリアル

アグリビジネス

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社が資金を貸付

3.当社のケミカルマテリアル製品及びアグリビジネス製品を製造委託

㈱ニッソーグリーン

東京都台東区

50

アグリビジネス

100.0

1.当社のアグリビジネス製品を販売委託

NISSO AMERICA

INC.

米国
ニュージャージー州
ミドルセックス郡

 百万US$

1

ケミカルマテリアル

アグリビジネス

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社のケミカルマテリアル製品及びアグリビジネス製品を販売委託

NISSO CHEMICAL

EUROPE GmbH

(注)2

(注)5

ドイツ連邦共和国
ノルトライン・ヴェストファーレン州
デュッセルドルフ市

 千EUR

255

ケミカルマテリアル

アグリビジネス

100.0

1.役員の兼任等あり

2.当社のケミカルマテリアル製品及びアグリビジネス製品を販売委託

 

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合
(%)

関係内容

日曹南海アグロ㈱

大韓民国

全羅南道麗水市

百万KRW

32,640

アグリビジネス

65.0

1.役員の兼任等あり

2.当社のアグリビジネス製品を製造委託

その他1社

 

 

 

 

 

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

Novus

International,

Inc.

米国
ミズーリ州
チェスターフィールド市

百万US$

175

ケミカルマテリアル

20.0

1.役員の兼任等あり

2.当社が銀行借入に対する債務を保証

IHARABRAS S/A.

INDUSTRIAS

QUIMICAS

ブラジル連邦共和国

サンパウロ州

ソロカバ市

百万R$

1,500

アグリビジネス

(0.4)

30.5

1.役員の兼任等あり

2.当社のアグリビジネス製品を販売委託

 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

3.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。

4.日曹商事㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等   (1)売上高     45,564百万円

(2)経常利益     1,843百万円

(3)当期純利益    2,115百万円

(4)純資産額    12,864百万円

(5)総資産額    26,266百万円

5.NISSO CHEMICAL EUROPE GmbHについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等   (1)売上高     23,568百万円

(2)経常利益     1,092百万円

(3)当期純利益     751百万円

(4)純資産額     9,916百万円

(5)総資産額    15,630百万円