2026.06.23更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

第一稀元素化学工業は、ジルコニウム化合物などを扱う素材メーカーです。未知の元素の特性を解き明かし、自動車排ガス浄化触媒、LiB正極添加剤「DKZ-366」、半導体研磨材などへ用途を広げてきました。原鉱石から製品までを一貫生産できる世界で唯一の体制を強みに、「100年企業」へ挑んでいます。

目指す経営指標

・2029年3月期までに売上高410億円
・2032年3月期までに売上高500億円以上
・2029年3月期までに営業利益30億円
・2032年3月期までに営業利益75億円以上
・2029年3月期までにEBITDA70億円
・2032年3月期までにEBITDA105億円以上
・2029年3月期までにROIC4%
・2032年3月期までにROIC9%以上
・2029年3月期までにROE5%
・2032年3月期までにROE11%以上
・DOEは2026年3月期から2032年3月期まで1.8%
・2029年3月期以降の配当性向30%
・自己資本比率40〜60%

用語解説

■ジルコニウム化合物
ジルコニウムという元素をもとにした機能性材料です。熱に強い、耐久性が高い、薬品に強いなどの特性を持ち、自動車、半導体、電池、生体材料など幅広い分野で使われています。

■ジルコニア
ジルコニウム化合物の一種です。資料では、光学用、電子材料用、耐火物用、ブレーキ用、酸素センサー用など、同社が用途を広げてきた中核材料として説明されています。

■セリア・ジルコニア複合酸化物
自動車排ガス浄化触媒用に使われる材料です。排ガス中の有害物質を取り除く触媒材料として活用され、同社の主力分野を支えてきた製品群の一つです。

■自動車排ガス浄化触媒
自動車の排ガスに含まれる有害物質を減らすための触媒です。同社はこの分野で、顧客ごとに求められる材料特性に応じた新製品を開発し、世界の自動車産業に素材を供給しています。

■LiB正極添加剤「DKZ-366」
リチウムイオン二次電池の正極材に添加するジルコニア材料です。独自の粉末制御技術で分散性を高め、正極材の劣化を抑えます。電池の安全性向上と長寿命化に役立つ製品として、車載用を中心に展開が期待されています。

■粉末制御技術
材料の粒子を微細で均一な状態に整える技術です。「DKZ-366」では、この技術により正極材を理想的に保護し、電池の劣化を抑える効果を高めています。

■原鉱石から製品までの一貫生産
ジルコニウムの原鉱石調達から中間原料製造、製品化、量産、販売までをグループ内で担う体制です。同社はこのワンストップ・バリューチェーンを強みに、安定供給と品質管理を実現しています。

■ワンストップ・バリューチェーン
原料調達から製品供給までの流れを一社グループ内でつなぐ仕組みです。同社の場合、ジルコニウムの原鉱石から製品までを一貫して扱える点が、供給安定性と競争力の源泉になっています。

■三価値
同社の経営理念である「価値あるもの」「価値ある人生」「価値ある職場」を指します。良い製品を生み出すには、働く人の人生と職場も価値あるものでなければならないという考え方です。

■価値あるもの
同社が供給する、社会の課題解決に貢献する独創的で付加価値の高い製品を指します。ジルコニウム化合物を通じて、電池の安全性、排ガス浄化、環境負荷低減などに役立つ素材を提供する考え方です。

■価値ある人生
従業員が仕事だけでなく、夢や理想の実現に向かって成長し、公私ともに充実して生きることを指します。同社では、価値ある製品は価値ある人生を送る人の手から生まれるという考えにつながっています。

■価値ある職場
従業員がジルコニウムトップメーカーの一員として誇りを持ち、キゲンソらしさを体現できる職場を指します。チャレンジする人を支え、多様な働き方や価値観を尊重する風土が重視されています。

■キゲンソらしさ
チャレンジ精神を持つこと、挑戦する人を周囲が支えること、多様な働き方や価値観を尊重することを表す同社の風土です。トップメッセージでは、この風土を取り戻し、新しいものを創る力につなげる意図が語られています。

■新規事業創出チーム
社長直轄で立ち上げられた、新しい事業や製品を生み出すためのチームです。失敗を恐れず新しいことに挑み、社内に「私も参加したい」という雰囲気を広げる役割を担っています。

■DK-One Next
同社の中期経営計画の名称です。戦略分野への経営資源投入、ベトナム事業の収益改善、サプライチェーン強化などを進め、「100年企業」に向けた成長基盤をつくる計画です。

■100年企業
同社が目指す長期的な企業像です。未知の元素であるジルコニウムの可能性を引き出し続け、環境や産業の変化に対応しながら、永く世の中に必要とされる企業グループであり続ける姿を表しています。

■キゲンソならでは
同社が長年蓄積してきたジルコニウムの技術、原料調達ルート、一貫生産体制を生かした独自性を表す言葉です。戦略分野で他社にはまねしにくい製品・サービスを展開する方針として使われています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

事項

1956年5月

大阪市東区高麗橋を本社として第一稀元素化学工業株式会社を設立

 

大阪市西淀川区御幣島に工場を開設し、ジルコニウム防水材の販売を開始

1958年12月

大阪市東淀川区三津屋北通に三津屋工場を開設し、生産部門をすべて移設

1959年4月

大阪市東淀川区三津屋北通に本店を移転(旧本社は大阪営業所に変更)

1960年4月

大阪市東淀川区小松南通に淀川第一工場開設

1960年9月

大阪市東淀川区小松南通に本店を移転し、生産部門をすべて移設

1961年2月

光学用ジルコニアの販売を開始

1966年6月

焼成専門工場として、淀川第一工場隣接地に淀川第二工場を開設

1967年6月

中間物専門工場として、兵庫県伊丹市森本に伊丹工場を開設

1968年3月

電子材料用ジルコニア及び樹脂用難燃剤の販売を開始

1969年4月

東京都北区田端に東京出張所を開設

1969年11月

耐火物用ジルコニアの本格販売を開始

1972年6月

ブレーキ用ジルコニアの販売を開始

1976年5月

光学レンズ用硝酸セシウムの販売を開始

1976年8月

酸素センサー用ジルコニアの販売を開始

1979年5月

大阪市住之江区平林南に本店を移転、大阪工場を開設し、既存の三工場を統合

1980年7月

鉄鋼連続鋳造用電融ジルコニアの本格販売を開始

1981年5月

ファインセラミックス用ジルコニアの販売を開始

1983年2月

東京営業所を東京都港区虎ノ門に移転

1983年2月

宝飾用キュービックジルコニアの販売を開始

1984年4月

 

ニューテックス株式会社(役員及び従業員による共同出資)を設立し、ジルコニウム化合物(液物)及びレア・アース化合物の製造を移管

1990年8月

自動車排ガス浄化触媒用セリア・ジルコニア複合酸化物の販売を開始

1992年7月

日本曹達株式会社からカラージルコニアの特許譲受、販売権を取得

1993年3月

 

高知市に株式会社アイ・ディ・ユー(現・持分法非適用関連会社)を設立し、電融ジルコニアの製造を移管

1996年1月

国際規格「ISO-9001」(JQA-1144)の認証を取得

1996年7月

 

島根県江津市松川町に江津工場を新設し、自動車排ガス浄化触媒用セリア・ジルコニア複合酸化物の本格生産を開始

1998年2月

大阪、江津工場を含めた「ISO-9001」の拡大認証を取得

2001年2月

「ISO-14001」(JQA-EM1307)の認証を取得

2002年6月

ニューテックス株式会社の株式100%を取得し、子会社化

2002年8月

大阪営業所を大阪市中央区今橋に移転

2002年9月

ニューテックス株式会社を吸収合併

2004年12月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2006年10月

福井市に福井工場を新設し、ファインセラミックス用ジルコニアの生産を開始

2007年11月

福井工場を含めた「ISO-9001」、「ISO-14001」の拡大認証を取得

2012年3月

 

ベトナム社会主義共和国にVIETNAM RARE ELEMENTS CHEMICAL JOINT STOCK COMPANY(現・連結子会社)を設立

2013年4月

中期経営計画「DK-One Project」スタート

2013年8月

 

中華人民共和国上海市に穂華(上海)貿易有限公司(現 迪凱凱(上海)材料貿易有限公司(現・連結子会社))を設立

2014年7月

 

山東広垠廸凱凱新材料有限公司、山東広垠廸凱凱環保科技有限公司(現・持分法適用関連会社)を設立

2017年9月

DKKロジスティクス株式会社(現・連結子会社)を設立

2018年3月

タイに子会社DKK Thai Materials Trading Co., Ltd.(現・連結子会社)を設立

2018年6月

東京証券取引所市場第一部に指定

2019年4月

大阪市中央区北浜に本社を移転

2019年6月

米国にDKK America Materials,Inc.(現・連結子会社)を設立

2021年2月

東京営業所を東京都千代田区霞が関へ移転

2022年4月

東京証券取引所プライム市場へ移行

2022年5月

中期経営計画「DK-One Next」スタート

2023年8月

ベトナム子会社において工場を新設し、生産活動を開始

 

大阪市住之江区に研究開発センターを新設

2024年4月

大阪事業所を研究開発センターに名称変更

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は出資金

主要な
事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

VIETNAM RARE ELEMENTS

CHEMICAL JOINT STOCK

COMPANY(※1)

ベトナム社会主義共和国ホーチミン市

808,618百万

ベトナムドン

オキシ塩化ジルコニウム(当社最終製品の前工程でのジルコニウム中間体)製造販売

99.99

営業上の取引:原料仕入等
役員の兼任等:あり
 

迪凱凱(上海)材料貿易有限公司(※1)

中華人民共和国上海市

420万

人民元

ジルコニウム化合物等の販売

100.00

営業上の取引:製品販売等
役員の兼任等:なし

DKK Thai Materials Trading Co.,Ltd.

タイ王国バンコク

1,000万

タイバーツ

ジルコニウム化合物等の販売

99.99

営業上の取引:製品販売等
役員の兼任等:なし

DKK America Materials, Inc.(※1、2)

アメリカ合衆国ミシガン州

 100万
米ドル

ジルコニウム化合物等の販売

100.00

営業上の取引:製品販売等
役員の兼任等:なし

DKKロジスティクス株式会社

大阪市中央区

5,000万円

倉庫業、一般貨物自動車運送事業

51.00

営業上の取引:物流業務

役員の兼任等:なし

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

山東広垠廸凱凱新材料有限公司

中華人民共和国山東省

98,000千

人民元

ファインセラミックス用材料の生産・販売

34.00

営業上の取引:製品販売等
役員の兼任等:あり

山東広垠廸凱凱環保科技有限公司

中華人民共和国山東省

27,860千

人民元

希少金属の回収生産・販売

33.00

営業上の取引:製品仕入等
役員の兼任等:あり

 

(注) ※1.特定子会社に該当しております。

※2.DKK America Materials, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

   主要な損益情報等 

  DKK America Materials, Inc.    (1)売上高         5,537百万円

                             (2)経常利益         423百万円

                   (3)当期純利益       322百万円

                     (4)純資産額           671百万円

                      (5)総資産額         3,064百万円