2025.12.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

顔料の国産化を起点に「有機無機合成・顔料処理」「分散加工」「樹脂合成」の3つのコア技術を磨き、色材から機能性マテリアルへ領域を拡張。UV/EBコーティング、インキ、ポリウレタン樹脂、カラーフィルタ用顔料、HPUなどで生活・産業の“彩りと機能”を提供し、技術主導で新結合を生む企業。

目指す経営指標

・2027年3月期:売上高1,300億円、営業利益78億円
・2027年3月期:ROE5%以上(上方修正)、ROA4.3%
・2027年3月期まで:海外売上+36億円、技術主導新規開発売上+26億円、サステナビリティ貢献製品売上+30億円
・CO2(Scope1&2):2027年▲31%、2031年▲48%(基準年2020)、2025年時点で▲53%達成済み
・成長投資(M&A等):3年累計150億円
・総還元性向:2025–27年度平均50%以上、普通配当下限100円+特別配当30円/期(4期)

用語解説

■機能性マテリアル
色を付けるだけでなく、耐久性・バリア性・導電性など“機能”を発揮する材料の総称。大日精化工業は顔料・インキ・樹脂・コーティングを組み合わせ、用途ごとに狙った機能を出す設計を行う。

■有機無機合成・顔料処理
有機材料と無機材料の合成や、顔料表面をコーティング/改質して分散性・耐光性・密着性などを高める同社の基盤技術。色の発色と機能の両立を狙う。

■分散加工
顔料やカーボンナノチューブなど微粒子を、ダマにならないよう液体や樹脂に均一に混ぜ込む技術。インクやコーティングの性能を左右する要の工程。

■樹脂合成
ポリウレタンなどの高分子を分子設計から作り分ける技術。硬さ、柔軟性、接着性、耐熱性などの特性を用途に合わせて調整する。

■UV/EBコーティング
紫外線(UV)や電子線(EB)を当てると一瞬で硬化する塗膜技術。乾燥工程が短く省エネで、耐擦傷性や耐薬品性にも優れるため、包装や電子部材に使われる。

■カラーフィルタ用顔料
ディスプレイの赤・緑・青の色を作るために使われる高純度・高耐久の顔料。色純度や耐光性が厳しく求められる領域で、同社は微細化や表面処理で性能を高める。

■インクジェット(IJ)分散
インクジェット印刷に適した微粒子分散技術。ノズル詰まりを防ぎつつ、吐出安定性と色の濃さを両立するため、粒子径と溶媒/添加剤の最適化を行う。

■HPU(ヒドロキシポリウレタン)
同社が展開する水系のポリウレタン樹脂。水に分散できるため溶剤使用を抑えやすく、接着・ガスバリア・耐久性などの機能付与に用いられる。

■CO₂由来HPU
二酸化炭素を原料の一部として有効利用して合成したHPU。化石由来原料の使用を減らしつつ、従来同等の接着性やバリア性を目指す。

■CNTの特殊分散
カーボンナノチューブ(CNT)を樹脂や液体に均一に分散させ、導電性・強度・熱拡散などの機能を安定して引き出す同社の分散処方・装置ノウハウ。

■R&Dイノベーションセンター
基礎研究と事業開発を横串でつなぐ研究開発拠点の考え方。材料設計、分析、試作、評価を一体運用し、新製品の創出スピードと市場適合性を高める。

■MI活用(マテリアルズ・インフォマティクス)
材料設計にデータ解析や機械学習を取り入れ、膨大な配合条件から最適解を高速に探索する手法。開発の試行回数と期間を減らし、狙いの特性に早く到達する。

■地産地消(製造・販売の文脈)
需要地に近い拠点で製造・供給する運営方針。輸送リードタイムの短縮や顧客対応の迅速化、為替・物流リスクの低減を狙う。

■ブランドメッセージ「彩りの、その先へ」
色材メーカーの原点を踏まえつつ、色の付与にとどまらず機能で社会・産業の価値を高めるという同社の姿勢を示す言葉。研究者の探究心と顧客課題起点の開発を促す合言葉。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

当社は1931年(昭和6年)彩華顔料合資会社として創業し、1939年(同14年)彩華色素工業株式会社に改称組織変更し、1944年(同19年)同業2社を吸収合併するとともに、大日精化工業株式会社に改称して現在にいたっております。

1939年

昭和14年

彩華色素工業株式会社を設立し、1931年(昭和6年)創立の彩華顔料合資会社の営業を継承し一般顔料の製造を開始。

1944年

〃19年

大日精化工業株式会社と改称し同業2社を吸収合併。

1945年

〃20年

本社(中央区)、東京工場(現・東京製造事業所)にて操業開始。

1947年

〃22年

札幌営業所、工場(後に北海道大日精化工業㈱と改称、当社に吸収合併)開設。

1948年

〃23年

プラスチック着色剤ビニールトーナーカラーを開発し国産化に成功。

1950年

〃25年

大阪営業所(現・西日本支社)開設。

1953年

〃28年

化・合成繊維用原液着色剤、水性捺染着色剤を開発し国産化に成功。

1957年

〃32年

総合研究所(現・合成研究第1本部、合成研究第2本部、分散研究第1本部、分散研究第2本部、技術管理本部)を設立し顔料の研究体制を確立。

浮間合成㈱(連結子会社)設立。

1960年

〃35年

大阪工場(現・大阪製造事業所)開設。

1961年

〃36年

東京証券取引所市場第二部へ上場。

1962年

〃37年

本社社屋落成。

香港駐在事務所(現・大日精化(香港)有限公司、連結子会社)開設。

1963年

〃38年

成田工場(現・ハイテックケミ㈱、連結子会社)開設。

1964年

〃39年

名古屋営業所(現・中部支社)開設。太洋化工㈱(後に大阪化工㈱と改称、現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。

1967年

〃42年

合成皮革用樹脂及び表面処理剤を製造開始。

1968年

〃43年

東海工場(現・東海製造事業所)開設。

大淀大日精化工業㈱(後に当社に吸収合併)設立。

1969年

〃44年

東京証券取引所市場第一部へ上場。

九州営業所(現・九州大日精化工業㈱、連結子会社)開設。

名古屋化工㈱(現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。

1973年

〃48年

TAI CHIN CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.設立。

1974年

〃49年

東海工場(現・東海製造事業所)に画期的な大型排水処理設備を完成。

サンパウロ駐在事務所(現・DAICOLOR DO BRASIL, IND. E COM. LTDA.、連結子会社、

清算手続中)開設。

1977年

〃52年

三宝精密化学工業㈱設立。

大日プラボード㈱(現・大日精化加工販売㈱、連結子会社、清算手続中)設立。

1984年

〃59年

DAICOLOR ITALY S.R.L.(連結子会社)設立。

1985年

〃60年

北陸営業所(現・北陸支店)開設。

1987年

〃62年

広島化工㈱(後に大日カラー・コンポジット㈱に吸収合併)設立。

1988年

〃63年

HI-TECH COLOR, INC.(連結子会社)設立。

1989年

平成元年

DAINICHI COLOR(THAILAND)LTD.(連結子会社)設立。

関東大日精化工業㈱(現・大日カラー・コンポジット㈱、連結子会社)設立。

大日システムファイナンス㈱(後にディー・エス・エフ㈱と改称、㈱大日精化保険サービスに吸収分割及び当社に吸収合併)設立。

1994年

〃6年

㈱カラープランニングセンター(連結子会社)設立。

1995年

〃7年

P.T. HI-TECH INK INDONESIA(連結子会社)設立。

東莞大日化工廠有限公司(連結子会社)設立。

1996年

〃8年

滋賀製造所開設。

1997年

〃9年

DAINICHISEIKA(HK)COLOURING CO., LTD.(連結子会社)設立。

2003年

〃15年

大日精化(上海)化工有限公司(連結子会社)設立。

2005年

〃17年

大日精化貿易(深圳)有限公司(連結子会社)設立。

2006年

〃18年

当社が大淀大日精化工業㈱を吸収合併。

DAINICHI COLOR VIETNAM CO.,LTD.(連結子会社)設立。

2007年

〃19年

九州化工㈱(連結子会社)設立。

西日本支社新社屋落成。

2008年

〃20年

DAINICHI COLOR INDIA PRIVATE LTD.(連結子会社)設立。

2011年

〃23年

上海三井複合塑料有限公司(連結子会社)の出資持分の追加取得。

2013年

〃25年

関東大日精化工業㈱が、名古屋化工㈱及び大阪化工㈱と合併し、大日カラー・コンポジット㈱に商号を変更。

DM COLOR MEXICANA S.A. DE C.V.(連結子会社、清算手続中)設立。

2014年

〃26年

当社が北海道大日精化工業㈱を吸収合併。

2015年

〃27年

大日プラボード㈱(現・大日精化加工販売㈱、連結子会社、清算手続中)の出資持分の追加取得。

本社新社屋落成。

2016年

〃28年

亞祿股份有限公司(連結子会社)の出資持分の追加取得。

2017年

〃29年

大日カラー・コンポジット㈱(連結子会社)が広島化工㈱を吸収合併。

2020年

令和2年

坂東製造事業所開設。

2021年

〃3年

佐倉製造事業所(浮間合成㈱)に佐倉テクノロジー・イノベーションセンター(STIC)開設。

2022年

〃4年

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ

移行。

2024年

〃6年

㈱大日精化保険サービス(連結子会社)設立。

 

 

ディー・エス・エフ㈱は損害保険代理業その他の保険媒介代理業を㈱大日精化保険サービス(連結子会社)に吸収分割した後に、当社に吸収合併。

 

 

関係会社

4【関係会社の状況】

2025年3月31日現在

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有

割合又は

被所有割合

(%)

関係内容

役員の

兼任等

資金

援助

営業上の取引等

(連結子会社)

浮間合成㈱

千葉県

佐倉市

401

ポリマー&コーティング

マテリアル

100

当社製品の生産委託

ハイテックケミ㈱

千葉県

成田市

300

カラー&ファンクショナル

プロダクト

100

当社製品の生産委託

九州大日精化工業㈱

福岡市

博多区

160

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

100

当社製品の販売

大日カラー・

コンポジット㈱

埼玉県

加須市

100

カラー&ファンクショナル

プロダクト

100

当社製品の生産委託

大日精化加工販売㈱ ※4

東京都

中央区

90

その他

100

九州化工㈱

熊本県

宇土市

10

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

100

(100)

㈱カラープランニング

センター

東京都

中央区

10

その他

100

㈱大日精化

保険サービス

東京都

中央区

10

その他

100

大日精化(香港)

有限公司

香港

千HKD

3,500

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

100

当社製品の販売及び

原材料等の購入

DAINICHISEIKA(HK)

COLOURING CO., LTD. ※1

香港

千HKD

83,000

カラー&ファンクショナル

プロダクト

100

(25)

当社製品の販売

大日精化貿易(深圳)

有限公司

中華人民

共和国

千USD

50

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

100

(100)

当社製品の販売及び

原材料等の購入

東莞大日化工廠

有限公司 ※1

中華人民

共和国

千HKD

121,000

カラー&ファンクショナル

プロダクト

100

(100)

大日精化(上海)

化工有限公司 ※1

中華人民

共和国

千USD

22,230

ポリマー&コーティング

マテリアル他

100

当社製品の販売

上海三井複合塑料

有限公司

中華人民

共和国

千USD

8,400

カラー&ファンクショナル

プロダクト

60

亞祿股份有限公司

台湾

千TWD

52,320

カラー&ファンクショナル

プロダクト

51

当社製品の販売

P.T. HI-TECH INK

INDONESIA

INDONESIA

百万IDR

8,940

グラフィック&プリンティング

マテリアル

99.875

(5.625)

当社製品の販売

DAINICHI COLOR VIETNAM CO., LTD. ※1

VIETNAM

千USD

8,700

カラー&ファンクショナル

プロダクト

60

(19.70)

当社製品の販売

DAINICHI COLOR

(THAILAND)LTD. ※1

THAILAND

千THB

234,000

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

93

当社製品の販売

DAINICHI COLOR

INDIA PRIVATE LTD. ※1

INDIA

百万INR

1,493

カラー&ファンクショナル

プロダクト

100

当社製品の販売

HI-TECH COLOR, INC. ※1

U.S.A.

千USD

25,115

ポリマー&コーティング

マテリアル他

100

(13.32)

当社製品の販売

DAICOLOR DO BRASIL

IND.E COM.LTDA. ※2

BRAZIL

BRL

460

100

DM COLOR MEXICANA

S.A. DE C.V. ※1,3

MEXICO

千USD

15,000

65

DAICOLOR ITALY S.R.L.

ITALY

千EUR

1,500

カラー&ファンクショナル

プロダクト他

100

当社製品の販売及び

原材料等の購入

 

 

名称

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有

割合又は

被所有割合

(%)

関係内容

役員の

兼任等

資金

援助

営業上の取引等

(持分法適用関連会社)

TAI CHIN CHEMICAL

INDUSTRY CO., LTD.

台湾

千TWD

173,621

ポリマー&コーティング

マテリアル

44.98

原材料の購入

三宝精密化学工業㈱

大韓民国

百万KRW

1,000

カラー&ファンクショナル

プロダクト

40

原材料の購入

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、主要なセグメントの名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合を示し、内数となっております。

3.※1.特定子会社に該当しております。

4.※2.清算手続中の会社であり、2018年6月30日開催の当該子会社の取締役会で解散決議をしております。

5.※3.清算手続中の会社であり、2021年12月8日開催の当社の取締役会で解散決議をしております。

6.※4.清算手続中の会社であり、2024年10月16日開催の当社の取締役会で解散決議をしております。