ストーリー・沿革
サマリ
中外製薬は、ロシュとの協働を土台に、独自のサイエンス力と技術力で革新的な医薬品とサービスを生み出す会社です。抗体医薬品、リサイクリング抗体、中分子創薬技術を磨き、患者中心の高度で持続可能な医療の実現に挑んでいます。「TOP I 2030」では、製薬ビジネスの枠を超え、ヘルスケア産業のトップイノベーターを目指しています。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2030年以降に自社グローバル品毎年上市の実現を目指す
・2030年に自社グローバル品上市を年平均1.0品目へ引き上げる
・中長期的にEPS成長を牽引する
・高ROIC・高ROE水準を維持する
・財務健全性を維持する
・株主還元はCore EPS対比平均45%の配当性向を目処に安定配当を継続する
トップメッセージの要約
RED SHIFT
SnipeTide
やっぱり、ひと。
世の中の役に立つくすりをつくる
用語解説
中外製薬が2030年に向けて掲げる成長戦略です。「世界最高水準の創薬実現」と「先進的事業モデルの構築」を柱に、革新的な医薬品とサービスを継続的に生み出すことを目指しています。
■ヘルスケア産業のトップイノベーター
中外製薬が目指す将来像です。製薬ビジネスの枠を超え、患者さん一人ひとりに合った高度で持続可能な医療を実現する存在を指します。
■RED
中外製薬における「Research」と「Early Development」の総称です。研究、早期臨床開発、初期開発に関わる製薬機能を含む領域を指します。
■RED SHIFT
中外製薬が創薬研究と早期開発へ経営資源を重点的に振り向ける考え方です。革新的な薬の候補を早く見つけ、臨床で価値を確かめる力を高める取り組みです。
■Value Delivery
中外製薬が使う機能名で、営業、メディカルアフェアーズ、安全性などを通じ、患者さん一人ひとりに最適な治療選択が届くよう支える活動を指します。
■Open Innovation
中外製薬が社外の知識や技術を取り入れるための取り組みです。アカデミア、ベンチャー企業、外部パートナーと連携し、自社だけでは生み出しにくい創薬の機会を広げます。
■自社創製品
中外製薬が自社の研究開発から生み出した医薬品を指します。ロシュのグローバルネットワークを通じて世界の患者さんに届ける点が、同社の独自性につながっています。
■ロシュ導入品
ロシュから導入して日本などで展開する医薬品を指します。中外製薬にとって安定した収益基盤となり、自社創製品への研究開発投資を支える役割を担っています。
■自社グローバル品
中外製薬が自社で創製し、世界市場で展開する医薬品を指します。「TOP I 2030」では、この自社グローバル品を毎年上市することを目標に掲げています。
■R&Dアウトプット倍増
中外製薬が「TOP I 2030」で掲げる目標の一つです。研究開発から生まれる価値ある成果を増やし、革新的な医薬品を継続的に生み出す力を高めることを意味します。
■中分子創薬技術
低分子医薬品と抗体医薬品の中間に位置する分子を使い、これまで狙いにくかった標的に挑む中外製薬の創薬技術です。細胞内の難しい標的を狙う技術として期待されています。
■SnipeTide
中外製薬独自の中分子創薬技術です。「Snipe」には経口投与で細胞内標的を高精度で狙う意味があり、「Tide」にはペプチド創薬の新たな潮流という意味が込められています。
■タフターゲット
低分子医薬品や抗体医薬品では狙いにくかった創薬上の難しい標的を指します。中外製薬は中分子創薬技術を使い、このタフターゲットへの挑戦を進めています。
■リサイクリング抗体
中外製薬が強みとする抗体技術の一つです。体内で抗体を再利用しやすくすることで、薬の効果を長く保ち、投与間隔の延長や治療負担の軽減を目指す技術です。
■バイスペシフィック抗体
一つの抗体で二つの異なる標的に結合できる抗体です。中外製薬の「ヘムライブラ」は、この抗体エンジニアリング技術を使った医薬品として説明されています。
■アクテムラ
中外製薬が創製した国産初の抗体医薬品です。炎症に関わるIL-6の働きを抑える薬で、関節リウマチなどの治療に使われています。
■アレセンサ
中外製薬が創製した分子標的薬です。ALK融合遺伝子によって活性化されるタンパク質の働きを阻害し、ALK陽性非小細胞肺がんなどに使われています。
■ヘムライブラ
中外製薬が創製した血友病Aの治療薬です。バイスペシフィック抗体技術を活用し、インヒビターの有無に左右されにくい皮下注射での治療を実現しました。
■エンスプリング
中外製薬が創製したリサイクリング抗体です。抗体製剤の課題だった投与間隔の延長を目指した薬で、視神経脊髄炎スペクトラム障害を対象としています。
■ピアスカイ
中外製薬が創製したリサイクリング抗体です。発作性夜間ヘモグロビン尿症を対象とし、維持投与期における4週1回の皮下投与で治療負担の軽減が期待されています。
■NXT007
中外製薬が開発を進める「ヘムライブラ」の後継品です。血友病Aを対象とし、正常レベルの血液凝固能をもたらす可能性が示された開発品として紹介されています。
■LUNA18
中外製薬の中分子プロジェクトの一つです。臨床試験データから、中分子プラットフォームにとって重要な経口吸収性が確認されたと説明されています。
■AUBE00
中外製薬の後続中分子プロジェクトです。中分子ポートフォリオを充実させ、低分子でも抗体でも狙えなかったタフターゲットへの挑戦を進める開発品として位置づけられています。
■Chugai Venture Fund, LLC
中外製薬が外部の技術や知見を取り込むために活用している投資機能です。ベンチャー企業への投資を通じ、創薬や技術提携の機会を広げています。
■Chugai Partnering US Office
中外製薬がアメリカ・サンフランシスコに開設したパートナリング拠点です。日本、アメリカ、ヨーロッパ、シンガポールの拠点と連携し、創薬イノベーションの機会を広げる役割を担います。
■Chugai AI Strategy
中外製薬がAI時代に合わせて策定した全社的なAI活用戦略です。AIを便利な道具にとどめず、業務プロセスや組織体制を変革するための方針として位置づけています。
■血液凝固異常症レジストリ
血友病など血液凝固異常症の治療実態を継続的に集めるデータ基盤です。患者さんの日々の症状や治療情報を集め、最適な治療選択や医療の発展につなげることを目指しています。
■CVM
「Cardiovascular & Metabolic」の略称です。心疾患、糖尿病、肥満症などを含む循環器・代謝性疾患領域を指し、中外製薬が参入に向けた体制構築を進める領域です。
沿革
2【沿革】
関係会社
4【関係会社の状況】
(注)1.連結子会社の主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.議決権に対する所有(又は被所有)割合の[ ]内は、間接所有割合で内数であり、小数点第3位以下を切り捨てて記載しております。
3.上記のうち、中外製薬工業株式会社及び中外ベンチャー・ファンド・エルピーは特定子会社に該当しております。
4.当社は、2025年11月にレナリスファーマ株式会社を取得し、同年12月に当社を存続会社とし、レナリスファーマ株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施しております。
5.当社と一部の関係会社は、効率的な資金活用のために、CMS(キャッシュ・マネージメント・システム)を導入しております。中外ファーマ・ユー・ケー・リミテッド、中外ファーマ・フランス・エスエーエス及び中外ファーマ・ジャーマニー・ジーエムビーエイチについては、中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッドを介して資金の貸付・借入を行っております。
6.上記のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社、及び連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過の状況にある会社はありません。
7.親会社の所有関係は次のとおりであります。(参考:アライアンス基本契約等については、「第2 事業の状況 5.重要な契約等(1)エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドとの戦略的アライアンス」をご参照ください。)