2025.10.21更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: アニュアルレポート 2024(統合報告書)

サマリ

ロシュとの戦略的アライアンスと自社創製力を両輪に、バイオ医薬で世界初・国産初の実績(「アクテムラ」「ヘムライブラ」など)を積み上げ、高収益・高ROIC体質を確立。「TOP I 2030」でR&Dアウトプット倍増と自社グローバル品の毎年上市に挑む。患者中心の価値観を核に、2030年にヘルスケア産業のトップイノベーターを狙う。

目指す経営指標

・2030年までにR&Dアウトプット倍増(TOP I 2030)
・2030年までに自社グローバル品を毎年上市(TOP I 2030)
・資本方針:EPS成長・高ROIC水準維持・財務健全性維持(継続)
・配当方針:配当性向の平均45%を目処(継続方針)

用語解説

■TOP I 2030
中外製薬が掲げる2030年に向けた成長戦略の呼称で、R&Dアウトプット(研究・開発の成果)を倍増し、自社創製のグローバル品を毎年上市して「ヘルスケア産業のトップイノベーター」になるという目標を明確化した計画です。

■RED SHIFT
DX(デジタル変革)をテコに、創薬・開発・製薬・販売後活動までの業務を高度化し、人と資源をより価値の高い工程へ“シフト”させる同社の変革コンセプトで、全社横断で生産性とスピードを引き上げる取り組みを指します。

■Value Delivery
創製した医薬品の価値を患者・医療現場に確実に届けるまでの一連の活動を示す同社の用語で、上市、安定供給、適正使用の情報提供、アクセス拡大などを包括した概念です。

■ロシュとの戦略的アライアンス
2002年の統合以降続く、中外製薬が上場を維持し独立性を保ちながら、ロシュと研究・開発・販売で協働する独自モデルで、ロシュ品の日本導入と中外創製品のグローバル展開を両立させて安定収益と世界展開力を確保する仕組みです.

■自社創製品/自社グローバル品
自社創製品は中外製薬の研究から生まれた医薬品を指し、そのうち各国で販売されるものを自社グローバル品と呼び、同社はこの自社グローバル品を毎年上市することを成長エンジンに位置づけています。

■ロシュ導入品
ロシュが開発した医薬品を中外製薬が日本向けに輸入・販売する製品群で、国内での早期上市を可能にしつつ、自社創製品と並ぶ収益の柱として位置づけられています。

■Core営業利益率/Core ROIC
一過性の損益や会計要因を除いた「Coreベース」で算出する同社の管理指標で、事業の実力をより正確に把握する目的で用いられ、資本効率と収益性の持続的な改善を評価するために運用されています。

■アクテムラ
中外製薬が創製した関節リウマチなどの治療に用いられる抗IL-6受容体モノクローナル抗体で、炎症に関わるシグナルを抑えることで症状の改善に寄与する同社の代表的製品です。

■ヘムライブラ
中外製薬が創製した血友病Aの予防治療薬で、凝固因子VIIIの働きを模倣する二重特異性抗体により止血能を補う革新的な抗体医薬で、患者の治療負担軽減と有効性向上に貢献しています。

■抗体エンジニアリング
抗体の構造や機能を設計・改良して治療効果や利便性を高める創薬基盤技術を指し、同社は二重特異性などの先端設計を含むプラットフォームへの集中投資で差別化を図っています。
2024年12月期有価証券報告書より

沿革

 

2【沿革】

1925年3月

上野十蔵、中外新薬商会を創業、医薬品の輸入販売を開始

1927年

医薬品製造に着手

1943年3月

株式会社に組織変更、商号を中外製薬株式会社(本社・東京都)に変更

1944年4月

㈱松永製薬所を吸収合併、松永工場開設(広島県)

1946年9月

鏡石工場建設(福島県)

1956年3月

株式を東京証券取引所(現在 ㈱東京証券取引所)に上場

1957年4月

浮間工場建設(東京都)

1960年9月

綜合研究所建設(東京都・高田研究所)

1971年2月

血液分析器及び試薬を発売、臨床検査薬機器分野へ進出

3月

藤枝工場建設(静岡県)

1987年6月

富士御殿場研究所建設(静岡県)

1988年9月

中惠薬品股份有限公司設立(台湾)

1989年12月

ジェン・プローブ・インコーポレーテッド買収(米国)

1990年6月

ローヌ・プーラン社(フランス、現在 サノフィ)との合弁企業として、中外ローヌ・プーラン設立(フランス、後 中外サノフィ-アベンティス・エスエヌシーへ社名変更)

1990年7月

宇都宮工場建設(栃木県)

1993年5月

中外ファーマ・ユーケー・リミテッド設立(英国)

1994年1月

ロンドン駐在事務所(1986年3月開設)を現地法人化し、中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド設立(英国)

1995年7月

中外バイオファーマシューティカルズ・インコーポレーテッド設立(米国)

1997年3月

中外診断科学㈱設立(東京都)

12月

中外ファーマ・マーケティング・リミテッド設立(英国、現在 中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド)

2001年4月

筑波研究所開設(茨城県)
中外ファーマ・フランス・エスエーエス設立(フランス)

2002年3月

持株会社中外ユー・エス・エー・インコーポレーテッド設立(米国、現在 中外ファーマ・ユー・エス・エー・インコーポレーテッド)

9月

中外診断科学㈱の全株式を富士レビオ㈱に譲渡

9月

ジェン・プローブ・インコーポレーテッドをスピンオフ

10月

エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドとの戦略的アライアンスに基づき、中外製薬㈱と日本ロシュ㈱が合併し、ロシュ・ホールディング・リミテッドが親会社となる

2003年12月

高田研究所と松永工場を閉鎖

2004年12月

一般用医薬品事業をライオン㈱に譲渡、永光化成㈱の殺虫剤製造事業をライオンパッケージング㈱に譲渡

2005年3月

筑波研究所を閉鎖

6月

鏡石工場及び東北中外製薬㈱(福島県)をニプロ㈱に譲渡

2006年5月

浮間工場、藤枝工場、宇都宮工場及び鎌倉工場(神奈川県)における医薬品等の製造に関する事業を、会社分割により、子会社である中外製薬工業㈱(東京都)に承継

2010年12月

中外製薬工業㈱ 鎌倉工場を閉鎖

2012年1月

中外ファーマボディ・リサーチ・ピーティーイー・リミテッド設立(シンガポール)

2014年3月

日健中外製薬有限公司設立(中国)

2015年

海外子会社組織を統合・再編

7月

欧州:開発機能と販売機能を統合(再編後名称:中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド)

 

中国:医薬品学術情報提供機能と販売機能を統合(再編後名称:日健中外製薬有限公司)

 

台湾:開発機能と販売機能を統合(再編後名称:台湾中外製薬股份有限公司)

 

 

10月

米国:米国の持株会社と開発子会社を統合(再編後名称:中外ファーマ・ユー・エス・エー・インコーポレーテッド)

2016年6月

泰州日健中外製薬工業有限公司設立(中国)

2019年1月

中外サノフィ-アベンティス・エスエヌシーの全株式を中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッドが取得し、社名を中外ファーマ・ヨーロッパ・ロジスティクス・エスエーエス(2024年3月に中外ファーマ・フランス・エスエーエスと統合)へ変更

2019年2月

中外ファーマ・ジャーマニー・ジーエムビーエイチ設立(ドイツ)

2022年4月

中国における開発機能と販売機能等を統合(再編後名称:日健中外製薬有限公司)

2022年10月

中外ライフサイエンスパーク横浜建設(神奈川県)

2023年3月

富士御殿場研究所及び鎌倉研究所(神奈川県)を閉鎖

2023年7月

中外ベンチャー・ファンド・エルエルシー設立(米国)

 

 

関係会社

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権に
対する
所有
(又は
被所有)
割合

関係内容

役員の兼任等

資金
援助

営業上の取引

設備の賃貸借

(親会社)

 

 

 

 

 

 

 

ロシュ・ホールディング・リミテッド

スイス
バーゼル市

百万スイス・
フラン

107

持株会社

(61.12)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社
中外医科学研究所

神奈川県
横浜市

百万円

100

医薬品
事業

100.00

研究用材料の購入及び研究用器材施設などの管理委託

社屋及び研究用設備の賃貸

株式会社
中外臨床研究センター

東京都
中央区

百万円

50

医薬品
事業

100.00

運転資金の貸付

臨床試験に関する業務の委託

社屋の賃貸

中外ファーマ・
ユー・エス・
エー・インコーポレーテッド

米国
ニュー
ジャージー

米ドル

1

医薬品
事業

100.00

医薬品の研究開発の委託

中外ベンチャー・
ファンド・
エルエルシー

米国
マサチュー
セッツ州

米ドル

6,000,000

医薬品
事業

100.00

中外ファーマ・
ヨーロッパ・リミテッド

英国
ロンドン市

英ポンド

8,677,808

医薬品
事業

100.00

当社製造の医薬品の販売、開発・申請

中外ファーマ・
ユー・ケー・リミテッド

英国
ロンドン市

英ポンド

16,000,000

医薬品
事業

100.00

[100.00]

当社製造の医薬品の販売

中外ファーマ・
フランス・エスエーエス

フランス
ピュトー市

ユーロ

1,196,319

医薬品
事業

100.00

[100.00]

当社製造の医薬品の輸入販売、流通、薬事規制対応

中外ファーマ・
ジャーマニー・ジーエムビーエイチ

ドイツ
フランク
フルト市

ユーロ

25,100

医薬品
事業

100.00

[100.00]

当社製造の医薬品の販売

台湾中外製薬股份
有限公司

台湾
台北市

新台湾ドル

33,376,000

医薬品
事業

100.00

当社製造の医薬品の販売、開発・申請

日健中外製薬有限公司

中国
江蘇省

米ドル

30,000,000

医薬品
事業

100.00

当社製造の医薬品の開発・申請、販売、学術情報の提供

泰州日健中外製薬工業有限公司

中国
江蘇省

中国元

125,000,000

医薬品
事業

100.00

[100.00]

当社製造の医薬品の包装委託

中外ファーマボディ・リサーチ・ピーティーイー・リミテッド

シンガポール

シンガポール
ドル

21,500,000

医薬品
事業

100.00

医薬品の研究開発の委託

中外製薬ビジネスソリューション
株式会社

東京都
北区

百万円

66

医薬品
事業

100.00

当社の事務処理業務の委託

社屋の賃貸

 

 

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権に
対する
所有
(又は
被所有)
割合

関係内容

役員の兼任等

資金
援助

営業上の取引

設備の賃貸借

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

中外製薬工業
株式会社

(注)3

東京都
北区

百万円

80

医薬品
事業

100.00

運転資金の貸付

医薬品の製造委託

土地社屋及び製造用設備の賃貸

その他投資ファンド1社

 

(注)1.連結子会社の主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.議決権に対する所有(又は被所有)割合の[ ]内は、間接所有割合で内数であり、小数点第3位以下を切り捨てて記載しております。

3.上記のうち、中外製薬工業株式会社は特定子会社に該当しております。

4.2024年3月に中外ファーマ・フランス・エスエーエスと中外ファーマ・ヨーロッパ・ロジスティクス・エスエーエスを、前者を存続会社として統合しております。

5.上記のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社、及び連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過の状況にある会社はありません。

6.親会社の所有関係は次のとおりであります。(参考:アライアンス基本契約等については、「第2 事業の状況 5.経営上の重要な契約等(1)エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドとの戦略的アライアンス」をご参照ください。)