2025.12.09更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

希少疾病の“届かない”薬を脳へ届ける血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を核に、再生医療・バイオシミラー・遺伝子治療へ展開する研究開発型企業。国産初・世界初の実装実績を積み重ね、製造まで一貫体制でグローバルに挑む姿勢が独自性。

目指す経営指標

・2030年代に売上高1,000億円を目標化。
・2025年度見込み:売上高378億円、営業利益26億円、当期純利益30億円で黒字回復。
・2023–2027年度で「5年間に5品目臨床入り」を掲げ進捗(JR-441・JR-446が臨床入り)。
・JR-141は~2027年度に米欧ブラジル承認予定。
・神戸サイエンスパークの新製剤工場を建設し2027年稼働予定、グローバル基準の品質・供給体制を整備。

用語解説

■J-Brain Cargo®
血液脳関門(BBB)を能動的に通過させて有効成分を中枢へ届ける、JCRファーマ独自のドラッグデリバリー技術の総称。抗体などを“運び屋”として用いる設計により、従来届きにくかった脳内での効果発現を狙う。

■JUST-AAV
遺伝子治療で用いるAAVベクターの送達性や発現特性を最適化する、JCRファーマの独自プラットフォーム。中枢や特定組織への到達を高める設計・評価の枠組みとして位置づけられている。

■イズカーゴ®
J-Brain Cargo®を適用した酵素補充コンセプトに基づく自社製品ブランド。脳を含む標的組織への薬剤送達をねらい、希少疾病領域での治療選択肢の拡大を目的とする。

■テムセル®HS注
他家由来の細胞を用いる再生医療等製品の自社ブランド。炎症制御や組織修復を目的とした治療に用いられる製品群として展開されている。

■グロウジェクト®
ヒト成長ホルモン製剤の自社ブランド。成長ホルモン分泌不全などの治療に用いる製品で、同社の初期からの基盤事業の一つを構成する。

■エポエチンアルファBS注/ダルベポエチンアルファBS注
腎性貧血などの治療に用いられるエリスロポエチン系製剤のバイオ後続品(バイオシミラー)ブランド。自社の製造・品質管理体制で安定供給を目指す位置づけにある。

■JR-141 ほか(JR-441/JR-446/JR-471/JR-479)
同社開発パイプラインを示す開発コード。J-Brain Cargo®やJUST-AAVの適用拡大を見据え、希少疾病領域での臨床段階や事業化準備の進捗を示す呼称として用いられている。

■「誰かがやる、その誰かになる」
挑戦と当事者意識を促す社内スローガン。失敗を恐れずに前進し、未充足の医療ニーズに挑むという文化・人材像を端的に表す合言葉。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

年月

概要

1975年9月

神戸市東灘区に医薬品製造販売を目的として日本ケミカルリサーチ株式会社を設立

1976年12月

ウロキナーゼ(血栓溶解剤)精製法を確立

1977年4月

御影工場内に研究所を設置

1981年10月

神戸市中央区に研究所を移転

1983年10月

ウロキナーゼ(血栓溶解剤)製剤および原液の製造承認取得

1985年1月

ヒト成長ホルモン製剤の輸入承認取得

1986年6月

神戸市西区(西神工業団地)に西神工場を開設

12月

神戸市西区(西神工場隣接地)に研究所を移転

1992年10月

日本証券業協会に店頭銘柄として登録

1993年4月

遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®注4IU」の製造承認取得

6月

本店の所在地を兵庫県芦屋市春日町3番19号の現在地に移転

10月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に研究所を建設移転

1995年3月

大阪証券取引所市場第二部に上場

2000年5月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸工場を開設

10月

兵庫県西宮市に研究用・医療用機器販売会社 株式会社クロマテック(現・連結子会社)を設立

2005年4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センター(現・室谷工場)を開設

2008年4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に室谷工場を開設(治験薬製造センターより改編)

2009年12月

グラクソ・スミスクライングループとバイオ医薬品に関する包括的な契約を締結

2010年5月

腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」発売

2011年3月

東京証券取引所市場第二部に上場

10月

神戸市西区に設備管理会社 株式会社JCRエンジニアリング(現・連結子会社)を設立

2013年5月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸原薬工場を開設

11月

東京証券取引所市場第一部に指定替え

2014年1月

日本ケミカルリサーチ株式会社からJCRファーマ株式会社に商号変更

2015年11月

スイスに市場調査会社 JCRインターナショナル・エスエー(現・連結子会社)を設立

2016年2月

他家由来再生医療等製品「テムセル®HS注」発売

4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターを開設

2017年9月

㈱メディパルホールディングスと業務資本提携契約を締結

10月

 

主要株主である筆頭株主がグラクソ・スミスクライングループから株式会社メディパルホールディングスに異動

2018年1月

米国に臨床開発の統括管理会社 JCR USA,インク(現・連結子会社)を設立

11月

ファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」発売

2019年11月

持続性赤血球造血刺激因子製剤「ダルべポエチンアルファBS注JCR」発売

2020年4月

米国で医薬品の研究開発を行っているアーマジェン,インク(現・連結子会社)の株式を取得

2020年9月

 

ブラジル国内での販売支援業務を行うJCR ド ブラジル ファーマ(現・連結子会社)の事業活動を開始(現在はブラジルにおける臨床オペレーション・薬事開発業務を行っております)

2021年1月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)にバイオリサーチセンターを開設

2021年5月

遺伝子組換えムコ多糖症II型治療剤「イズカーゴ®点滴静注用10mg」発売

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

8月

ルクセンブルクにグローバル流通管理の欧州拠点としてJCRルクセンブルク・エスエー(現・連結子会社)を設立

9月

オランダに臨床開発の統括管理会社JCRヨーロッパ・ビーブイー(現・連結子会社)を設立

10月

神戸市中央区にシスメックス株式会社と共同で再生医療等製品の研究開発を行うアライドセル株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)

 

台湾でバイオ医薬品の開発及び製造受託を行っているマイセナックス バイオテック インクの株式を取得

11月

神戸市西区(神戸サイエンスパーク)に神戸サイエンスパークセンターが竣工

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業

の内容

議決権の所有

(又は被所有)

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

㈱クロマテック

兵庫県西宮市

10

(百万円)

医薬品事業

100.0

購買業務の一部を同社に委託

(連結子会社)

㈱JCRエンジニアリング

神戸市西区

10

(百万円)

医薬品事業

100.0

設備管理業務の一部を同社に委託

(連結子会社)

JCRインターナショナル・エスエー

JCR INTERNATIONAL SA

スイス

フリブール

1

(百万スイスフラン)

医薬品事業

100.0

市場調査業務

役員の兼任 1名

(連結子会社)

JCR USA,インク

JCR USA,Inc.

米国

サンディエゴ

5

(百万ドル)

医薬品事業

65.0

治験に関するCROへの業務委託の管理監督を同社に委託

役員の兼任 1名

(連結子会社)

アーマジェン,インク

ArmaGen,Inc.

米国

サンディエゴ

1

(ドル)

医薬品事業

100.0

医薬品の開発、知的財産・ライセンス等の管理を同社に委託

(連結子会社)

JCR ド ブラジル ファーマ

JCR DO BRASIL FARMACÊUTICOS IMPORTAÇÃO E EXPORTAÇÃO LTDA.

ブラジル

カイエイラス

10

(百万レアル)

医薬品事業

100.0

ブラジルにおける臨床オペレーション・薬事・開発業務

(連結子会社)

JCR ルクセンブルク・エスエー

JCR Luxembourg S.A.

ルクセンブルク

デュドランジュ

5

(百万ユーロ)

医薬品事業

100.0

医薬品およびその原料の製造、包装、保管および流通(輸出入を含む)

役員の兼任 2名

(連結子会社)

JCR ヨーロッパ・ビーブイ

JCR Europe B.V.

オランダ

ライデン

50

(万ユーロ)

医薬品事業

100.0

欧州における臨床オペレーション・薬事・開発業務

役員の兼任 1名

(持分法適用関連会社)

アライドセル㈱

AlliedCel㈱

神戸市中央区

700

(百万円)

医薬品事業

50.0

再生医療等製品の研究開発

役員の兼任 1名

(その他の関係会社)

㈱メディパルホールディングス

(注)2

東京都中央区

22,398

(百万円)

医薬品事業

(23.9)

開発業務提携

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 ㈱メディパルホールディングスは有価証券報告書を提出しております。