2026.09.02更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2026

サマリ

JCRファーマは、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」や遺伝子治療技術「JUST-AAV」を核に、治療法が確立されていない希少疾病などの創薬に挑む製薬企業です。ムコ多糖症Ⅱ型治療剤「イズカーゴR」の実用化を皮切りに、グローバルでの技術導出や海外からの新薬導入を推進しています。自社創薬とパートナーシップを両輪とし、最も困難とされる治療課題の解決を目指しています。

目指す経営指標

・2030年代に売上高1,000億円
・ROE8%以上の達成(中長期)
・自己資本比率50%台半ば(中長期)
・2027年度までに希少疾病の臨床試験開始数5品目
・2027年に新製剤工場稼働

用語解説

■J-Brain Cargo®
JCRファーマが独自に開発した血液脳関門(BBB)通過技術です。生命活動に必要な鉄分を脳内へ運ぶ仕組みを利用した特殊な抗体を用いることで、従来は届けることが極めて困難だったバイオ医薬品を脳内(中枢神経系)へ送達することを可能にする創薬プラットフォーム技術です。

■JUST-AAV
J-Brain Cargo®技術を応用して開発されたJCRファーマ独自の新しい遺伝子治療技術です。目的の組織や臓器へ効率的に遺伝子を送達する一方で、肝臓への集積を低減させて安全性を高めるという、組織ターゲティングと副作用リスク低減を両立させた改変型AAVベクター技術です。

■イズカーゴ®
J-Brain Cargo®技術を適用して実用化された、世界初の血液脳関門通過型ムコ多糖症II型(ハンター症候群)治療剤(JR-141)です。点滴投与によって全身症状だけでなく脳内へも薬剤を行き渡らせ、中枢神経系症状の改善や進行抑制に貢献します。

■Life is Rare
JCRファーマのコーポレートスローガンです。「今日を生きる。その奇跡に、私たちは挑む。」というメッセージとともに、希少疾病にとどまらず最も困難とされる治療課題に挑戦し続ける姿勢や思想を表しています。

■チームJCR
JCRファーマにおける価値の源泉とされる共通認識および組織精神です。「JCRでしか作れない医薬品」の創製やグローバル研究開発型企業の実現に向け、社員と経営陣が一丸となって挑戦する姿勢を指します。

■先進バイオ医薬研究所
既存の研究開発の枠組みにとらわれず、神経変性疾患や希少疾病といったアンメット・メディカル・ニーズに対して新たな治療戦略やドラッグデリバリー技術の創出を目指す、社長直轄の研究拠点です。

■RARE DISEASEプロジェクト
社員一人ひとりが希少疾病への理解を深め、「患者さんファースト」の視点で自発的な行動を促すために、公募で選ばれたメンバーを中心に推進している部門横断型の啓発活動プロジェクトです。

■givinostat
イタリアのイタルファルマコ社から国内でのライセンスを取得したデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療薬です。ジストロフィン遺伝子変異のタイプを問わず幅広い患者さんを対象に使用可能な、経口投与のヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

年月

概要

1975年9月

神戸市東灘区に医薬品製造販売を目的として日本ケミカルリサーチ株式会社を設立

1976年12月

ウロキナーゼ(血栓溶解剤)精製法を確立

1977年4月

御影工場内に研究所を設置

1981年10月

神戸市中央区に研究所を移転

1983年10月

ウロキナーゼ(血栓溶解剤)製剤および原液の製造承認取得

1985年1月

ヒト成長ホルモン製剤の輸入承認取得

1986年6月

神戸市西区(西神工業団地)に西神工場を開設

12月

神戸市西区(西神工場隣接地)に研究所を移転

1992年10月

日本証券業協会に店頭銘柄として登録

1993年4月

遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®注4IU」の製造承認取得

6月

本店の所在地を兵庫県芦屋市春日町3番19号の現在地に移転

10月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に研究所を建設移転

1995年3月

大阪証券取引所市場第二部に上場

2000年5月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸工場を開設

10月

兵庫県西宮市に研究用・医療用機器販売会社 株式会社クロマテック(現・連結子会社)を設立

2005年4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センター(現・室谷工場)を開設

2008年4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に室谷工場を開設(治験薬製造センターより改編)

2009年12月

グラクソ・スミスクライングループとバイオ医薬品に関する包括的な契約を締結

2010年5月

腎性貧血治療薬「エポエチンアルファBS注JCR」発売

2011年3月

東京証券取引所市場第二部に上場

10月

神戸市西区に設備管理会社 株式会社JCRエンジニアリング(現・連結子会社)を設立

2013年5月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に神戸原薬工場を開設

11月

東京証券取引所市場第一部に指定替え

2014年1月

日本ケミカルリサーチ株式会社からJCRファーマ株式会社に商号変更

2015年11月

スイスに市場調査会社 JCRインターナショナル・エスエー(現・連結子会社)を設立

2016年2月

他家由来再生医療等製品「テムセル®HS注」発売

4月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)に治験薬製造センターおよびセルプロセッシングセンターを開設

2017年9月

㈱メディパルホールディングスと業務資本提携契約を締結

10月

 

主要株主である筆頭株主がグラクソ・スミスクライングループから株式会社メディパルホールディングスに異動

2018年1月

米国に臨床開発の統括管理会社 JCR USA,インク(現・連結子会社)を設立

11月

ファブリー病治療薬「アガルシダーゼベータBS点滴静注JCR」発売

2019年11月

持続性赤血球造血刺激因子製剤「ダルべポエチンアルファBS注JCR」発売

2020年4月

米国で医薬品の研究開発を行っているアーマジェン,インク(現・連結子会社)の株式を取得

2020年9月

 

ブラジル国内での販売支援業務を行うJCR ド ブラジル ファーマ(現・連結子会社)の事業活動を開始(現在はブラジルにおける臨床オペレーション・薬事開発業務を行っております)

2021年1月

神戸市西区(神戸ハイテクパーク)にバイオリサーチセンターを開設

2021年5月

遺伝子組換えムコ多糖症II型治療剤「イズカーゴ®点滴静注用10mg」発売

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

8月

ルクセンブルクにグローバル流通管理の欧州拠点としてJCRルクセンブルク・エスエー(現・連結子会社)を設立

9月

オランダに臨床開発の統括管理会社JCRヨーロッパ・ビーブイー(現・連結子会社)を設立

10月

神戸市中央区にシスメックス株式会社と共同で再生医療等製品の研究開発を行うアライドセル株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)

 

台湾でバイオ医薬品の開発及び製造受託を行っているマイセナックス バイオテック インクの株式を取得

11月

神戸市西区(神戸サイエンスパーク)に神戸サイエンスパークセンターが竣工

2026年4月

神戸市中央区に先進バイオ医薬研究所を開設

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業

の内容

議決権の所有

(又は被所有)

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

㈱クロマテック

兵庫県西宮市

10

(百万円)

医薬品事業

100.0

購買業務の一部を同社に委託

役員の兼任 1名

(連結子会社)

㈱JCRエンジニアリング

神戸市西区

10

(百万円)

医薬品事業

100.0

設備管理業務の一部を同社に委託

(連結子会社)

JCRインターナショナル・エスエー

JCR INTERNATIONAL SA

スイス

フリブール

1

(百万スイスフラン)

医薬品事業

100.0

市場調査業務

役員の兼任 1名

(連結子会社)

JCR USA,インク

JCR USA,Inc.

米国

サンディエゴ

5

(百万ドル)

医薬品事業

65.0

治験に関するCROへの業務委託の管理監督を同社に委託

役員の兼任 1名

(連結子会社)

アーマジェン,インク

ArmaGen,Inc.

米国

サンディエゴ

1

(ドル)

医薬品事業

100.0

医薬品の開発、知的財産・ライセンス等の管理を同社に委託

(連結子会社)

JCR ド ブラジル ファーマ

JCR DO BRASIL FARMACÊUTICOS IMPORTAÇÃO E EXPORTAÇÃO LTDA.

ブラジル

カイエイラス

10

(百万レアル)

医薬品事業

100.0

ブラジルにおける臨床オペレーション・薬事・開発業務

(連結子会社)

JCR ルクセンブルク・エスエー

JCR Luxembourg S.A.

ルクセンブルク

デュドランジュ

5

(百万ユーロ)

医薬品事業

100.0

医薬品およびその原料の製造、包装、保管および流通(輸出入を含む)

役員の兼任 3名

(連結子会社)

JCR ヨーロッパ・ビーブイ

JCR Europe B.V.

オランダ

ライデン

50

(万ユーロ)

医薬品事業

100.0

欧州における臨床オペレーション・薬事・開発業務

役員の兼任 1名

(持分法適用関連会社)

アライドセル㈱

AlliedCel㈱

神戸市中央区

700

(百万円)

医薬品事業

50.0

再生医療等製品の研究開発

役員の兼任 1名

(その他の関係会社)

㈱メディパルホールディングス

(注)2

東京都中央区

22,398

(百万円)

医薬品事業

(23.8)

開発業務提携

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 ㈱メディパルホールディングスは有価証券報告書を提出しております。