2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合レポート 2024

サマリ

ポーラ・オルビスHDは、ダイレクト接点と研究力を核に「多様化する美」に応えるマルチブランドを展開。ポーラの対面・エステ、オルビスのアプリ起点CRM、IFSCC受賞や新研究生産拠点「TDC」による新剤型開発を武器に、国内再成長とASEAN強化、医療やAI領域にも拡張し、VISION2029達成を目指す。

目指す経営指標

・2026年度:連結売上高2,000億円、営業利益率12~13%、ROE10%以上、海外売上比率20%。
・2029年度:連結売上高3,000億円、営業利益額500億円(率15%以上)、ROE14%以上、海外比率30~35%。
・配当方針:連結配当性向60%以上(継続)。
・研究投資:連結売上高の2%以上を継続投下。
・Jurlique:2026年黒字化。

専門用語

■TDC(Technical Development Center)
ポーラ・オルビスグループの新しい研究・生産一体型拠点で、高付加価値な“新剤型(新しい処方や形状)”の開発から量産までを一気通貫で進めるためのセンターです。

■IFSCC受賞
化粧品技術の国際学会「IFSCC(International Federation of Societies of Cosmetic Chemists)」で研究成果が評価され、受賞したことを指します。グループの研究力の客観的な実績として位置づけられます。

■ポーラ プレミアム パス
ポーラのOMO(オンラインとオフラインの融合)会員プログラムで、サロン・EC・百貨店などチャネル横断の体験やサービスを一つのIDでつなげ、継続利用を促す仕組みです。

■BD(ビューティーディレクター)
ポーラの委託販売を担う販売員の呼称で、カウンセリングやエステ提供、顧客フォローまでを一貫して行う直の接点役を指します。

■B.A(ビーエー)
ポーラの最上位スキンケアブランドで、ブランド力・技術力の象徴として位置づけられる旗艦ラインです。刷新を通じて高価格帯での収益性と顧客ロイヤルティの強化を狙います。

■リンクルショット
ポーラのシワ悩みに特化したブランドで、独自研究を背景にした有効性訴求が特徴です。主力のエイジングケア領域をけん引します。

■ホワイトショット
ポーラの美白・くすみケアを狙うブランドで、メラニン研究などの知見を製品化したシリーズです。透明感訴求のコアラインとして位置づけられます。

■オルビス「ユードット」
オルビスの高機能スキンケアシリーズで、オンライン起点のCRMと組み合わせて新規獲得と定着(リピート)を狙うエントリー商品群です。

■コミュニティ型店舗(中国)
富裕層など特定顧客との関係を深めるため、体験・対話を重視した少人数コミュニティ設計の店舗フォーマットを指します。販売だけでなく関係づくりを重視します。

■新サロン戦略
エステやカウンセリングを中核に、収益性の高いサロンモデルへ再編・強化する取り組みで、体験価値を起点に顧客の生涯価値(LTV)を引き上げる狙いがあります。

■VISION 2029
グループの中長期ビジョンで、2029年度に向けてブランド力強化、国内の再成長、海外(特にASEAN)の拡大、新領域(医療・AIなど)への展開を指針化した計画です。

■A Person-Centered Management(人中心主義)
社員・販売員・顧客など“人”を起点に意思決定や組織運営を行う経営思想で、部門横断の対話と挑戦を促し、ブランド価値と業績の両立をめざす考え方です。

■Jurlique(ジュリーク)
自社有機農園を持つナチュラル系海外ブランドで、サステナビリティ認証(B Corp)を取得している点が特徴です。構造改革で2026年の黒字化を目標としています。

■THREE(スリー)
国産精油などの“香り体験”を強みにしたブランドで、感性価値の訴求を通じて差別化を図るポートフォリオの一角です。

■DECENCIA(ディセンシア)
敏感肌発想を起点にしたスキンケアブランドで、顧客データを活用したCRM深耕により固定客化を狙うラインです。

■FUJIMI(フジミ)
パーソナライズ発想を取り入れたウェルネス領域のブランドで、同社ではプロテインなどの展開により黒字化を達成した新規事業ポートです。

■カオカラ(AI暑熱カメラ)
AIを用いて人の顔などから暑熱状態を推定・可視化するソリューションで、同社の研究・データ活用を生かした新領域への拡張例として位置づけられます。