2025.10.21更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2025

サマリ

北米で地位を築いたライトトラック/SUV向け大口径タイヤと、ナノバランステクノロジーやA.T.O.M.など独自技術を核に、「OPEN COUNTRY」「PROXES」「NITTO」で差別化を進めるタイヤメーカー。セルビア工場による欧州・北米の機動供給、3極R&D連携、データドリブンなKPI管理で高収益を実現し、モータースポーツ起点の機能×意匠の両立でファンを拡大する。

目指す経営指標

・2025年度:連結営業利益600億円、営業利益率14%超、ROE12%以上、配当性向30%以上、重点商品販売構成比55%超(中計’21目標)
・2021–2025年度:設備投資累計1,940億円(IRRがWACC超を原則)
・脱炭素投資判断にICP(社内炭素価格)導入、Scope1・2・3の削減をKPI管理(数値は報告書の該当年度記載に準拠)

用語解説

■ナノバランステクノロジー
ゴム材料の分子・ナノレベルの配合と構造を制御し、ウェットグリップや低燃費、耐摩耗など相反しがちな性能を同時に高める同社の独自タイヤ設計技術です。

■A.T.O.M.(エイ・トム)
「Advanced Tire Operation Module」の略称で、金型を使わずに均質なタイヤを作ることを狙った同社の先進生産方式です。少量多品種でも品質を揃えやすく、機動的な供給に適します。

■T-MODE(ティーモード)
タイヤの構造やパターンを仮想空間で解析・最適化する同社の開発シミュレーション基盤です。設計段階で性能を見極め、開発スピードと精度を高めます。

■OPEN COUNTRY(オープンカントリー)
ピックアップトラックやSUV向けの同社主力ブランドです。オフロード性能とオンロード快適性を両立させ、北米を中心に支持を広げています。

■PROXES(プロクセス)
スポーツ走行やプレミアム志向に応える乗用車用ブランドです。高い操縦安定性と静粛性など、運動性能と快適性のバランスを追求しています。

■NITTO(ニットー)
独自の意匠性と走行性能でファン層を拡大している同社のブランドです。モータースポーツやカーカルチャー起点の開発・発信を特徴とします。

■3極R&D連携
日本・北米・欧州の研究開発拠点が役割分担しつつ常時連携する同社の体制を指します。市場ニーズの取り込みと技術実装を迅速化します。

■セルビア工場による機動供給(セルビア集約)
欧州に位置する同社の生産拠点を販売機能と合わせて中核化し、欧州・北米へ柔軟に供給する戦略です。地産地消とサプライチェーン再編の要となります。

■機能×意匠の高次元両立
モータースポーツで検証した性能(機能)と、トレッドパターンやサイドウォールなどの見た目(意匠)を同時に磨き上げ、ブランド価値とファンベースを広げる同社の開発コンセプトです。

■重点商品
売上・利益への貢献が高く、同社が戦略的に販売構成比を高めると定めたモデル群の総称です。開発・生産・販売を優先配分し、収益性を押し上げます。

■データドリブン経営(KPIの月次監視)
販売実績や生産性、環境指標などのKPIを毎月可視化・検証し、配車・生産・在庫・商品構成の意思決定に直結させる同社の運営手法です。

■摩耗診断
タイヤの摩耗状態をデータで把握し、交換時期の最適化や安全性向上、次世代製品開発に活かす同社の取り組みです。

■エアレスタイヤ
空気を使わずに荷重を支える構造の次世代タイヤです。パンクリスク低減やメンテナンス性の向上を狙い、同社がモビリティの将来対応として研究を進めています。

■ICP(社内炭素価格)
投資判断に温室効果ガス排出のコストを内部価格として織り込む仕組みです。脱炭素投資の優先度付けや、Scope1・2・3削減のKPI管理に活用します。
2024年12月期有価証券報告書より

沿革

2 【沿革】

年月

沿革

1945年8月

 

東洋紡績㈱(現、東洋紡㈱)がゴム工業発展のために設立し、強化育成した東洋ゴム化工㈱、及び㈱平野護謨製造所が合併、「東洋ゴム工業㈱」を設立

1949年5月

株式を大阪証券取引所に上場

1953年7月

自動車タイヤ生産のため、伊丹工場(兵庫県伊丹市)を開設

1955年5月

株式を東京証券取引所に上場

1961年12月

中央研究所(大阪府茨木市)を開設(2013年12月、兵庫県川西市に移転)

1966年7月

 

米国での自動車タイヤ販売を促進するため、業界に先駆け、「Toyo Tire (U.S.A.) Corp.(現、Toyo Tire U.S.A. Corp.)」を設立

1974年2月

オーストラリア・バキュラグ社(現、TOYO TYRE AUSTRALIA PTY LTD)に資本参加

1975年9月

 

欧州に自動車タイヤの販売会社「Toyo Reifen GmbH(現、Toyo Tire Holdings of Europe GmbH)」を設立

1979年2月

日東タイヤ㈱と生産、技術、販売、管理等業務全般にわたり提携

1986年4月

自動車部品技術センター(愛知県みよし市)を開設

1987年3月

正新橡膠工業(中華民国)と合弁で自動車用防振ゴムの製造会社「洋新工業」を設立

1996年10月

菱東タイヤ㈱を吸収合併

1998年12月

伊丹事業所生産部門を桑名工場へ統合(伊丹工場を閉鎖)

2001年11月

「TOYO TECHNICAL CENTER(現、タイヤ技術センター)」(兵庫県伊丹市)を開設

2003年1月

 

自動車タイヤの販売会社「東洋輪胎(上海)貿易有限公司(現、通伊欧輪胎(上海)貿易有限公司)」を中国・上海市に設立

2004年6月

 

米国・ジョージア州に自動車タイヤの生産子会社「Toyo Tire North America,Inc.(現、Toyo Tire North America Manufacturing Inc.)」を設立

2004年9月

中国・広東省に自動車用防振ゴム製品の生産子会社「東洋橡塑(広州)有限公司」を設立

2007年4月

 

国内の自動車タイヤ販売会社10社を統合し、「㈱トーヨータイヤジャパン」を設立

国内の化工品販売会社2社を統合し、「東洋ゴム化工品販売㈱(現、東洋ゴム化工品㈱)」を設立

2008年5月

㈱ブリヂストンと業務提携合意

2008年10月

ロシア・モスクワに自動車タイヤの販売会社「TOYO TIRE RUS LLC」を設立

2010年4月

 

中国・江蘇省に自動車タイヤの生産子会社「東洋輪胎張家港有限公司(現、通伊欧輪胎張家港有限公司)」を設立

2011年4月

 

マレーシア・ペラ州に自動車タイヤの生産子会社「Toyo Tyre Manufacturing (Malaysia) Sdn Bhd(現、Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd)」を設立

2011年6月

 

中国・山東省の自動車タイヤ製造・販売会社を子会社化し、社名を「東洋輪胎(諸城)有限公司(現、通伊欧輪胎(諸城)有限公司)」に変更

2011年12月

タイ・アユタヤ県に自動車用防振ゴムの販売会社「TOYO RUBBER CHEMICAL PRODUCTS (THAILAND) LIMITED」を設立

2013年4月

タイ・バンコクに自動車タイヤの販売会社「Toyo Tire (Thailand) Co.,LTD.」を設立

2013年12月

 

中央研究所(大阪府茨木市)を兵庫県川西市に移設し、名称を「東洋ゴム基盤技術センター」(現、基盤技術センター)に変更

2017年5月

本社を大阪市西区から兵庫県伊丹市に移転

2018年11月

三菱商事㈱と資本業務提携を締結

2019年1月

TOYO TIRE㈱に社名変更

2019年1月

米国・ジョージア州に「北米R&Dセンター」を開設

2019年10月

 

セルビア共和国・インジヤに自動車タイヤの生産子会社「Toyo Tire Serbia d.o.o. Beograd(現、Toyo Tire Serbia d.o.o.)」を設立

2019年11月

ドイツ・ヴィリッヒに「欧州R&Dセンター」を開設

2024年12月

セルビア共和国・インジヤに自動車タイヤの販売会社「Toyo Tire Sales and Marketing Europe d.o.o. Indija」を設立

関係会社

4 【関係会社の状況】

(1)連結子会社及び持分法適用関連会社

名称

住所

資本金

又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合(%)

関係内容

役員の

兼任等

資金貸付

営業上の取引

設備の賃貸

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

福島ゴム㈱

福島県

福島市

250

タイヤ事業

100

あり

あり

原材料の供給

同社製品の仕入

生産設備

綾部トーヨーゴム㈱

京都府

綾部市

200

自動車

部品事業

100

あり

あり

トーヨータイヤ物流㈱

兵庫県

伊丹市

360

タイヤ事業

100

あり

あり

当社製品の

保管・運送

社屋一部

㈱トーヨータイヤジャパン

兵庫県

伊丹市

440

100

あり

当社製品の販売

営業所一部

土地・建物

東洋ゴム化工品㈱

兵庫県

加古郡

100

その他

100

あり

原材料の供給

社屋一部

土地・建物

設備

TOYO TIRE リファイン㈱

兵庫県

伊丹市

100

その他

100

あり

社屋一部

オリエント工機㈱

兵庫県

伊丹市

80

タイヤ事業

100

あり

当社生産設備の

製造

社屋一部

土地・建物

Toyo Tire Holdings

of Americas Inc.

アメリカ

カリフォルニア州

コスタメサ

210,672

千US$

タイヤ事業

100

あり

Toyo Tire U.S.A. Corp.

アメリカ

カリフォルニア州

コスタメサ

25,410

千US$

100

(100)

あり

当社製品の販売

Nitto Tire U.S.A. Inc.

アメリカ

カリフォルニア州

コスタメサ

2,000

千US$

100

(100)

あり

Toyo Tire North America

OE Sales LLC

アメリカ

ジョージア州

バートゥ郡

500

千US$

タイヤ事業

自動車

部品事業

100

(100)

あり

Toyo Tire North America

Manufacturing Inc.

アメリカ

ジョージア州

バートゥ郡

150,000

千US$

タイヤ事業

100

(100)

あり

同社製品の仕入

Toyo Automotive

Parts (USA), Inc.

アメリカ

ケンタッキー州

フランクリン

29,000

千US$

自動車

部品事業

100

あり

あり

Toyo Tire Canada Inc.

カナダ

ブリティッシュ

コロンビア州

リッチモンド

3,000

千C$

タイヤ事業

100

(100)

あり

当社製品の販売

 

 

名称

住所

資本金

又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合(%)

関係内容

役員の

兼任等

資金貸付

営業上の取引

設備の賃貸

NT Mexico

S.de R.L.de C.V.

メキシコ

メキシコシティ

2,590

千US$

タイヤ事業

100

(1)

あり

当社製品の販売

TOYO AUTOMOTIVE PARTS

DE MEXICO,S.A.DE C.V.

メキシコ

ケレタロ州

エル・マルケス

28,750

千MXN

自動車

部品事業

100

(1)

あり

あり

Toyo Tire Holdings of Europe GmbH

ドイツ

ヴィリッヒ

163,000

千EUR

タイヤ事業

100

あり

当社製品の販売

Toyo Tire Deutschland

GmbH

ドイツ

ヴィリッヒ

5,000

千EUR

100

(100)

あり

Toyo Tyre (UK) Ltd.

イギリス

ノーザンプトン州

ラシュデン

1,000

千£

100

(100)

あり

Toyo Tire Benelux B.V.

オランダ

ローゼンダール

1,146

千EUR

100

(100)

あり

Toyo Tire Italia S.p.A.

イタリア

コルサルベッティ

500

千EUR

100

(100)

あり

TOYO TIRE RUS LLC

ロシア

モスクワ

50,000

千RUB

100

あり

Toyo Tire Serbia d.o.o.

セルビア

インジヤ市

160,000

千EUR

100

(100)

あり

あり

TOYO TYRE AUSTRALIA PTY LTD

オーストラリア

ニュー・サウス

ウェールズ州

ミント

15,000

千A$

100

あり

当社製品の販売

Silverstone Berhad

マレーシア

ペラ州

タイピン

203,877

千M$

100

あり

Silverstone Polymer

Industries Sdn Bhd

マレーシア

ペラ州

タイピン

10

千M$

100

(100)

あり

Toyo Tyre Malaysia

Sdn Bhd

マレーシア

ペラ州

タイピン

775,000

千M$

100

あり

あり

TOYO TYRE SALES AND

MARKETING MALAYSIA

SDN.BHD.

マレーシア

セランゴール州

シャー・アラム

30,000

千M$

100

あり

当社製品の販売

TOYO RUBBER CHEMICAL

PRODUCTS (THAILAND)

LIMITED

タイ

アユタヤ県

ウタイ

178,000

千THB

自動車

部品事業

100

あり

原材料の供給

Toyo Tire (Thailand)

Co.,LTD.

タイ

バンコク

100,000

千THB

タイヤ事業

100

あり

当社製品の販売

通伊欧輪胎(上海)貿易

有限公司

中華人民共和国

上海市

24,830

千RMB

100

あり

通伊欧輪胎張家港有限公司

中華人民共和国

江蘇省

100,000

千US$

100

あり

あり

同社製品の仕入

通伊欧輪胎(諸城)有限公司

中華人民共和国

山東省

373,137

千RMB

100

あり

あり

東洋橡塑(広州)有限公司

中華人民共和国

広東省

89,666

千RMB

自動車

部品事業

100

あり

原材料の供給

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

トーヨーリトレッド㈱

新潟県

糸魚川市

100

タイヤ事業

50

あり

原材料の供給

同社製品の仕入

社屋一部

土地・建物

正東机械(昆山)有限公司

中華人民共和国

江蘇省

67,926

千RMB

タイヤ事業

50

あり

当社生産設備の製造

洋新工業股份有限公司

中華民国

彰化県

100,000

千NT$

自動車

部品事業

50

あり

同社製品の仕入

 

(注)1 主要な事業の内容欄には、セグメント情報の名称を記載しております。

2 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3 特定子会社は、㈱トーヨータイヤジャパン、Toyo Tire Holdings of Americas Inc.、Toyo Tire U.S.A. Corp.、Toyo Tire North America Manufacturing Inc.、Toyo Tire Holdings of Europe GmbH、Toyo Tire Serbia d.o.o.、Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd及び通伊欧輪胎張家港有限公司であります。

4 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)が連結売上高の10%を超える連結子会社の「主要な損益情報等」は次のとおりであります。

名称

売上高

(百万円)

経常利益

(百万円)

当期純利益

(百万円)

純資産額

(百万円)

総資産額

(百万円)

Toyo Tire U.S.A. Corp.

190,725

2,639

1,933

31,030

93,213

Nitto Tire U.S.A. Inc.

119,841

1,780

1,337

17,265

48,595

㈱トーヨータイヤジャパン

57,130

2,363

1,521

11,466

40,013

 

(2)その他の関係会社

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

被所有

割合

(%)

関係内容

役員の

兼任等

資金貸付

営業上の取引

設備の賃貸

三菱商事㈱

東京都

千代田区

204,447

総合商社

20

(注)1 有価証券報告書の提出会社であります。