2026.06.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: INTEGRATED REPORT 2025

サマリ

ノリタケは、創立以来培ったセラミックスの技術を応用し続ける企業です。研削、研磨、組成、混合、成形、加飾、加熱の独自技術を磨いてきました。現在は工業機材、セラミック・マテリアル、エンジニアリング、食器の4分野を展開しています。MLCC用電子材料やLiB用焼成炉などを通じ、変化する社会のものづくりを支えています。

目指す経営指標

・2027年度にROE9%以上・PBR1倍超の早期実現
・2027年度に営業利益135億円
・2027年度に経常利益175億円・配当性向35%以上
・第13次計画期間中、1株当たり年間140円を下限とした累進配当
・第13次計画期間累計で総還元性向50%以上
・成長加速に向けた投資350億円から500億円

用語解説

■セラミックス
陶磁器のように、原料を成形して高温で焼き固める材料や技術の総称です。ノリタケでは食器だけでなく、電子部品材料、研削工具、焼成炉などへ応用されている中核技術です。

■研削
砥石などを使い、金属や部品の表面を削って形や寸法を整える加工です。ノリタケの工業機材事業では、ものづくりの精度を高める重要な工程として扱われています。

■研磨
部品の表面を磨き、なめらかさや仕上がり精度を高める加工です。自動車、鉄鋼、半導体などの製造現場で使われる研磨工具に、ノリタケの技術が活用されています。

■組成
材料をつくるときに、複数の原料をどのような割合で組み合わせるかを設計する技術です。ノリタケでは、電子部品材料やセラミック原料の性能を左右する基礎技術として位置づけられています。

■加飾
食器や部材の表面に模様や機能を付ける技術です。ノリタケでは、食器の装飾で培った技術が、転写紙や厚膜回路基板などの製品にもつながっています。

■焼成炉
材料や部品を高温で焼き、硬さや性能を引き出す装置です。ノリタケのエンジニアリング事業では、電子部品や電池関連のものづくりを支える装置として展開されています。

■LiB用焼成炉
リチウムイオン電池関連の材料や部品を焼成するための装置です。ノリタケでは、近年のエンジニアリング事業の主力製品の一つとして位置づけられています。

■MLCC用電子材料
積層セラミックコンデンサに使われる電子材料です。スマートフォンや自動車などに使われる電子部品を支える材料で、ノリタケのセラミック・マテリアル事業の成長領域です。

■電子ペースト
電子部品の回路や電極を形成するために使う、ペースト状の材料です。ノリタケでは、印刷技術や材料設計の強みを生かした製品として展開されています。

■厚膜回路基板
基板の上に導電性の材料を厚く印刷し、回路をつくった部品です。ノリタケでは、印刷技術やセラミックス技術を応用した製品群の一つです。

■転写紙
模様や機能性材料を別の素材の表面に移すための紙です。ノリタケでは、陶磁器の装飾技術から発展した製品として扱われています。

■水金
陶磁器の表面に金色の装飾を施すために使う材料です。ノリタケは創業初期からこの国産化に取り組み、食器づくりの技術基盤を広げてきました。

■焼石膏
石膏を加熱処理してつくる材料です。陶磁器の型づくりなどに使われ、ノリタケの食器製造を支える基礎材料の一つとして発展してきました。

■ボーンチャイナ
骨灰などを原料に含む高級磁器です。薄く、白く、透明感のある質感が特徴で、ノリタケの食器事業を象徴する技術の一つです。

■プレミアムホワイト
ノリタケが開発した新磁器素材です。白さや質感を高めた食器素材として、同社の食器づくりの品質を支える技術です。

■研削砥石
金属や部品を削るための円盤状の工具です。ノリタケの工業機材事業では、ものづくりの「削る」工程を支える主力製品です。

■ダイヤモンド・CBN工具
ダイヤモンドやCBNという硬い材料を使った加工工具です。硬い部品を高い精度で削る用途に使われ、半導体や自動車などの分野を支えています。

■ビトリファイドCBNホイール
CBN砥粒をガラス質の結合材で固めた研削工具です。ノリタケは世界初のビトリファイドCBNホイールを開発し、高精度な研削加工に貢献してきました。

■CX砥石
ノリタケが開発したセラミック砥粒砥石です。研削性能を高めるための独自製品で、工業機材事業の技術力を示す製品の一つです。

■複層歯車研削砥石
歯車を高精度に削るための砥石です。複数の層を持つ構造により、歯車加工の効率や品質向上に貢献する製品です。

■混合装置
複数の材料を均一に混ぜるための装置です。ノリタケのエンジニアリング事業では、化学、医薬、食品などの製造現場で使われています。

■濾過装置
液体や材料から不要なものを取り除く装置です。ノリタケでは、ものづくり現場の効率化や品質安定に役立つ装置として扱われています。

■超硬丸鋸切断機
硬い材料を丸い刃で切断する装置です。ノリタケでは、インフラ市場などに向けたエンジニアリング関連製品として展開されています。

■VISION2030
ノリタケグループが2030年度に目指す姿を示した長期ビジョンです。「マテリアル×プロセスの独自技術で変化する社会の欠かせない推進役へ」という方向性を掲げています。

■マテリアル×プロセス
材料技術と加工・製造プロセス技術を組み合わせる考え方です。ノリタケでは、セラミックスを起点に培った材料づくりと、焼く・磨く・混ぜるなどの工程技術を掛け合わせる強みを表しています。

■環境・エレクトロニクス・ウェルビーイング
ノリタケが成長領域として定めた3分野です。環境では電池や省エネ、エレクトロニクスでは電子部品や半導体、ウェルビーイングでは医療や食に関わる市場を重視しています。

■開発テーマ提案制度
従業員から新しい開発テーマを募る制度です。ノリタケでは、新事業の種を見つけ、組織全体で事業化へつなげる仕組みとして運用されています。

■ステージゲート制度
開発テーマを段階ごとに評価し、次の段階に進めるか判断する仕組みです。ノリタケでは、新事業創出を早めるためのプロセスとして導入されています。

■新事業創出の種づくり
ノリタケがトップメッセージで掲げた重点テーマの一つです。既存事業だけに頼らず、社内外の知見を使って将来の成長につながる新製品や新事業を育てる取り組みを指します。

■会社のイノベーション
ノリタケが掲げる変革テーマの一つです。施設や設備の更新、制度の変更、事業所の再編などを通じて、現在のノリタケに必要な仕組みへ変えていく考え方です。

■チャレンジ
ノリタケの新人事制度で重視されているキーワードです。実績だけでなく挑戦する姿勢も評価し、従業員の意欲や個性を引き出す組織風土づくりを目指す考え方です。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

当社と重要な連結子会社等の沿革の概要は次のとおりであります。

1904年1月

優れた輸出用陶磁器の製造をもって、わが国貿易に寄与すべく森村市左衛門、大倉孫兵衛、廣瀬實榮らが日本陶器合名会社を創立

1907年3月

自家用研削砥石の製造開始

1914年6月

ディナープレートの製造に成功し、わが国最初のディナーセット完成

1916年3月

国内販売会社として合名会社日陶商会(株式会社ノリタケテーブルウェア・食器販売)を設立

1917年5月

衛生陶器部門分離(現、TOTO株式会社)

1917年7月

合名会社を株式会社に改組するため日本陶器株式会社を設立し、同年12月これを存続会社として日本陶器合名会社を吸収合併

1919年5月

碍子部門分離(現、日本碍子株式会社)

1932年3月

ボーンチャイナ製造開始

1939年11月

工業用研削砥石の本格的製造開始

1943年12月

磁器製造停止、研削砥石へ全面転換

1945年9月

磁器製造再開

1947年11月

米国にNoritake Co., Inc.(現、Noritake U.S.A., Inc.・当社製品販売)を設立(現、連結子会社)

1949年5月

東京・大阪・名古屋証券取引所の市場第一部に上場(大阪証券取引所は2004年7月上場廃止)

1950年4月

札幌証券取引所に上場(2004年7月上場廃止)

1958年4月

ノリタケ研削砥石販売株式会社(現、株式会社ゼンノリタケ・工業機材製品販売)を設立(現、連結子会社)

1960年8月

神守工場操業開始(レジノイド砥石製造)

1962年7月

ノリタケマシン株式会社(研削機械製造)を設立

1967年5月

株式会社ノリタケ伊万里(食器製造)を設立

1968年10月

株式会社ノリタケ九陶(食器製造)操業開始

1971年7月

株式会社ノリタケエンジニアリング(濾過装置製造)を設立

1972年8月

スリランカにLanka Porcelain (Private) Limited(現、Noritake Lanka Porcelain (Private) Limited・食器製造)を設立(現、連結子会社)

1973年8月

ノリタケダイヤ株式会社(株式会社ノリタケスーパーアブレーシブ・ダイヤモンド工具製造販売)を設立

1974年9月

伊勢電子工業株式会社(現、ノリタケ伊勢株式会社・電子部品製造販売)へ経営参加(現、連結子会社)

1979年8月

ノリタケ機材株式会社(電子材料等製造販売)を設立

1981年4月

株式会社ノリタケカンパニーリミテドに商号変更

1985年6月

日東石膏株式会社(石膏製品製造)を吸収合併

1989年10月

三好セラミックス株式会社(株式会社ノリタケセラミックス・ファインセラミックス製造販売)を設立

1998年12月

日本コーテッドアブレーシブ株式会社(株式会社ノリタケコーテッドアブレーシブ・研磨布紙製造販売)を子会社化

2000年4月

株式会社ノリタケ九陶は株式会社ノリタケ伊万里を合併し、日本陶器株式会社に商号変更

2001年4月

ノリタケマシン株式会社は株式会社ノリタケエンジニアリングを合併し、株式会社ノリタケマシンエンジニアリング(株式会社ノリタケエンジニアリング・化工装置、濾過装置、研削機械、乾燥炉、焼成炉の製造販売)に商号変更

2001年7月

共立マテリアル株式会社(セラミック原料・電子部材の製造販売)の株式を追加取得し、子会社化(現、連結子会社)

2002年4月

株式会社ノリタケボンデッドアブレーシブ(研削砥石製造販売)を設立

2009年7月

日本レヂボン株式会社(切断・オフセット砥石の製造販売)の株式を追加取得し、関連会社化(現、連結子会社)

2009年10月

株式会社ノリタケエンジニアリング、日本陶器株式会社、株式会社ノリタケテーブルウェア及び東京砥石株式会社を吸収合併

2010年4月

ノリタケ機材株式会社及び株式会社ノリタケセラミックスを吸収合併

2011年4月

株式会社ノリタケボンデッドアブレーシブ及び株式会社ノリタケスーパーアブレーシブを吸収合併

2012年8月

共立マテリアル株式会社を株式交換により完全子会社化

2014年12月

日本レヂボン株式会社の株式を公開買付けにより追加取得し、連結子会社化

2018年4月

日本フレキ産業株式会社(現、株式会社ノリタケマシンテクノ)の株式を追加取得し、完全子会社化

2021年6月

日本レヂボン株式会社の株式を追加取得し、完全子会社化

2022年4月

東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行

2022年10月

日本レヂボン株式会社が株式会社ノリタケコーテッドアブレーシブを吸収合併

2023年4月

当社の超硬丸鋸切断機に係る事業を会社分割し、株式会社ノリタケマシンテクノに承継

2024年7月

ノリタケ株式会社に商号変更

2025年4月

当社の厚膜回路基板及び転写紙の製造・販売に係る事業並びに蛍光表示管の販売に係る事業を会社分割し、ノリタケ伊勢株式会社に承継

関係会社

4【関係会社の状況】

会社名

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

日本レヂボン株式会社

大阪市西区

1,128

工業機材

100

役員兼任

ファイナンス取引

株式会社菱和

大阪市西区

180

工業機材

100(100)

建物賃貸

ファイナンス取引

株式会社ゼンノリタケ

名古屋市名東区

50

工業機材

100

役員兼任

建物賃貸

ファイナンス取引

広島研磨工業株式会社

愛媛県鬼北町

21

工業機材

100(19.6)

ファイナンス取引

共立マテリアル株式会社

名古屋市港区

2,387

セラミック・マテリアル

100

役員兼任

土地賃貸

ファイナンス取引

株式会社キヨリックス三重

名古屋市港区

50

セラミック・マテリアル

100(100)

ファイナンス取引

ノリタケ伊勢株式会社

三重県大紀町

400

セラミック・マテリアル

100

建物賃貸

ファイナンス取引

株式会社ノリタケTCF

愛知県刈谷市

180

エンジニア

リング

100

ファイナンス取引

株式会社ノリタケマシンテクノ

東京都西東京市

36

エンジニア

リング

100

建物賃貸

ファイナンス取引

株式会社ノリタケの森

名古屋市西区

40

工業機材

セラミック・マテリアル

エンジニア

リング

食器

100

建物賃貸

ファイナンス取引

Noritake U.S.A., Inc.

NEW JERSEY

U.S.A.

千US$

30,000

工業機材

セラミック・マテリアル

エンジニア

リング

食器

100

役員兼任

則武(上海)貿易有限公司

中華人民共和国

 上海市

千CNY

10,939

工業機材

100

Noritake Europa GmbH

MOERFELDEN-WALLDORF
GERMANY

千EUR

1,278

工業機材

セラミック・マテリアル

100

則武磨料磨具 (蘇州) 有限公司

中華人民共和国

 蘇州市

千CNY

160,271

工業機材

82.7

Noritake SA (Thailand)
Co., Ltd.

SARABURI

THAILAND

千BAHT

460,000

工業機材

100

Dia Resibon (Thailand)
Co., Ltd.

AYUTTHAYA
THAILAND

千BAHT

28,500

工業機材

100(100)

Siam Coated Abrasive Co., Ltd.

RAYONG

THAILAND

千BAHT

150,000

工業機材

100(100)

Noritake SCG Plaster Co., Ltd.

SARABURI

THAILAND

千BAHT

405,000

セラミック・マテリアル

90

PT. Noritake Indonesia

PURWAKARTA

INDONESIA

千US$

3,200

セラミック・マテリアル

100

Itron (U.K.) Limited

GREAT YARMOUTH

UNITED KINGDOM

千Stg.£

1,000

セラミック・マテリアル

100

晨杏股份有限公司

中華民国

新北市

千NT$

22,800

エンジニア

リング

66.7

 

 

会社名

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

割合(%)

関係内容

Noritake Lanka
Porcelain (Private) Limited

WATTALA

SRI LANKA

千RS

405,175

食器

100

役員兼任

Noritake (Australia) Pty.

Limited

N.S.W.

AUSTRALIA

千A$

3,200

食器

100

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

東濃研磨株式会社

岐阜県土岐市

10

工業機材

30.0

クラレノリタケデンタル株式会社

岡山県倉敷市

300

セラミック・マテリアル

33.3

建物賃貸

株式会社大倉陶園

横浜市戸塚区

24

食器

37.4(0.1)

役員兼任

ファイナンス取引

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接所有であります。

3 共立マテリアル株式会社、Noritake U.S.A.,Inc. 、則武磨料磨具 (蘇州) 有限公司 及びNoritake Lanka Porcelain (Private) Limited は特定子会社に該当し、その他の会社は特定子会社に該当しておりません。

4 役員の兼任は2026年3月31日現在のものであります。

5 共立マテリアル株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 (1)売上高

27,354百万円

 

 (2)経常利益

4,944百万円

 

 (3)当期純利益

4,127百万円

 

 (4)純資産額

28,091百万円

 

 (5)総資産額

37,165百万円