2026.02.17更新
ストーリー・沿革
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
サマリ
ニチアスは1896年創立以来、「断つ・保つ」®のシール・断熱・耐火・クリーンなど6つの技術を磨き、プラント・建築・自動車・半導体・エネルギーなど社会インフラを支える素材・エンジニアリング企業。保温工事や高性能断熱材、ふっ素樹脂製品などで省エネと安全性、生産性向上に貢献しつつ、中期経営計画「しくみ・130」とESGD'sのもと、「働きやすい明るい会社」とカーボンニュートラル実現を両立させる長期成長ストーリーを描いている。
過去
創業当初は国産シール材・断熱材メーカーのパイオニアとして、船舶やボイラーなどの漏れ防止と保温ニーズに応え、その後建材、エンジニアリング、自動車部品、半導体向けへと事業領域を広げてきた。
1896年に国産のシール材・断熱材メーカーのパイオニアとして設立され、1920年代には断熱技術をエンジニアリング分野へ、1950~60年代には高度経済成長を背景に建材分野へ展開した。1980年代にはゴ...
現在
現在はプラント向け工事・販売、自動車部品、高機能製品、建材、工業製品の5事業体制で、「断つ・保つ」®の6つの技術を核に、エネルギー・インフラから住宅・病院・半導体工場まで幅広い現場へ製品と工事サービスを提供している。
プラント向け工事・販売事業では、石油化学や発電所、LNG設備などに対し、保温保冷・耐火・防音工事と各種シール材・断熱材を組み合わせ、建設からメンテナンスまで長期にわたり支えるトータルサポートを展開。自...
未来
2026年度までの中期経営計画「しくみ・130」2ndステージのもと、事業の選択と集中とESGD'sを軸に、半導体・水素・次世代エネルギーやデータセンター向けなど成長分野への投資、スマートファクトリー化、人材戦略と生物多様性への取り組みを加速させる構想。
経営陣は、地球規模の気候変動やエネルギー費・人件費・原材料費の高止まり、生産年齢人口の減少などを、自社の「断つ・保つ」®技術を生かして貢献できる機会と捉える。2ndステージでは、新基幹システム導入や事...
目指す経営指標
・2026年度までに売上高2,750億円、営業利益率17.3%(新基幹システム関連経費を除くベースで18.0%)を達成
・2026年度までにROE15.0%以上、ROIC14.0%、EBITDA550億円を目標とする
・2026年度までに総実労働時間順守率100%、「ニチアス幸せ価値指数」80点以上を目指す
・2026年度までにGHG排出量17.0万t-CO2eq、産業廃棄物排出量17.1千tまで削減し、CDPでA格評価の取得を目指す
・2026年度までに国内製造2.0、海外製造1.5、基幹工事0.5、建材工事2.0以下という労働災害全度数率目標と重大クレーム発生件数ゼロを達成する
・2026年度までにROE15.0%以上、ROIC14.0%、EBITDA550億円を目標とする
・2026年度までに総実労働時間順守率100%、「ニチアス幸せ価値指数」80点以上を目指す
・2026年度までにGHG排出量17.0万t-CO2eq、産業廃棄物排出量17.1千tまで削減し、CDPでA格評価の取得を目指す
・2026年度までに国内製造2.0、海外製造1.5、基幹工事0.5、建材工事2.0以下という労働災害全度数率目標と重大クレーム発生件数ゼロを達成する
トップメッセージの要約
「断つ・保つ」®
「しくみ・130」
「働きやすい明るい会社」
ESGD's
トンボを守るプロジェクト
「しくみ・130」
「働きやすい明るい会社」
ESGD's
トンボを守るプロジェクト
亀津克己社長は、過去最高の業績を更新した現在も、企業理念「断つ・保つ」®を軸に中長期の成長に責任を持つ姿勢を強調している。中期経営計画「しくみ・130」では、従業員と家族の「幸せ」、部門を越えた「工夫...
用語解説
■「断つ・保つ」®
ニチアスが掲げる企業理念・技術コンセプトで、「漏れ・熱・火・音・振動・腐食など好ましくないものを『断つ』一方で、温度やクリーンさ、安全・快適さを『保つ』技術で社会に貢献する」という考え方を表す言葉です。断熱材やシール材、防音材など同社の主力製品群を束ねるキーワードになっています。
■「断つ・保つ」の6つの技術
ニチアスのコア技術を整理したフレームで、「漏れを断つ(シール)」「熱を断つ・保つ(断熱・保温)」「火を断つ(耐火)」「音・振動を断つ(防音・制振)」「クリーンを保つ(クリーン化)」「腐食を断つ(防食)」という6分野を指します。これらを組み合わせることで、プラント・自動車・ビル・半導体工場など多様な現場の課題に対応している、というメッセージです。
■中期経営計画「しくみ・130」
2022年4月にスタートしたニチアスの中期経営計画の名称で、「しくみ」は「従業員とその家族を支える“幸せ”」「部門を越えて課題解決に取り組む“工夫”」「社会・環境の変化に適応しながら成長を目指す“未来”」の頭文字を合わせたスローガンです。幸せを得るために工夫を重ね、未来をつくるという循環を会社全体の行動様式にすることを狙っています。
■ESGD's
ニチアスがサステナビリティ経営の基本指針として用いている枠組みで、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」に、デジタルを意味する「D」と全体戦略を意味する「S」を加えたものです。環境・社会・人事・ガバナンス・デジタル・ストラテジーの各専門部会が、このESGD'sに沿って方針と施策を進めることで、事業成長とサステナビリティを一体でマネジメントしようとしています。
■「働きやすい明るい会社」
ニチアスグループが目指す企業文化を表す社内スローガンで、従業員が健康で前向きに働き、コミュニケーションが取りやすく、長時間労働に頼らない職場を意味します。人事制度改革や総実労働時間の管理、「こども参観日」などの施策、そして「ニチアス幸せ価値指数」の調査結果を通じて、この状態にどこまで近づけているかを継続的に確認しています。
■トンボマーク
1923年に商標登録された、ニチアスのコーポレートマーク(ロゴ)です。勝利を呼ぶ虫といわれるトンボをモチーフにしており、時代ごとにデザインを変えながらも、同社の歴史と信頼性を象徴するシンボルとして使われ続けています。
■トンボブランド
トンボマークを冠したニチアスのブランド全体を指す呼び名で、同社の製品・サービスが「勝利を呼ぶトンボ」に象徴される前向きさや信頼感をもって社会に貢献する、というメッセージを込めたブランドコンセプトです。統合報告書では、創立初期から続く象徴的なブランドとして位置づけられています。
■ロスリム® ボード
工業炉や各種設備の省エネ化に用いられる高性能断熱材(ボード状製品)のブランドです。静止空気よりも優れた断熱性と加工のしやすさを備え、工業炉の外壁などに用いることで熱ロスを大きく減らし、省エネ大賞の評価対象にもなった製品群として紹介されています。
■メタプラス® 積層シム
自動車のディスクブレーキパッドに取り付ける防音部品(ブレーキシム材)のブランドで、金属や樹脂などを積層した構造を持ちます。制動時の振動を抑えて不快なブレーキ音を軽減し、静粛で上質な乗り心地と安全性の両立に貢献するニチアスの主力製品の一つです。
■ナフロン® チューブ
ふっ素樹脂を素材としたチューブ・ホース製品のブランドで、医療機器や半導体製造装置など高いクリーン性と耐薬品性が求められる分野で使われます。統合報告書では、直径約1mmのマルチルーメン医療用チューブや、耐圧ホースなどとして紹介されており、汚れや異物混入を防ぎながら流体を安全に通す役割を果たしています。
■マキベエ®
建材事業の主力製品の一つで、鉄骨などの構造部材に巻き付けて使用する耐火被覆材のブランドです。オフィスビルや倉庫などで柱・梁に施工することで、火災時に鋼材の温度上昇を遅らせ、建物の倒壊リスクを下げる役割を持ちます。今後は建物のより多くの部位で使えるように、用途拡大に向けた開発が進められています。
■ニチアス オメガフロア®
オフィスなどで使われるOAフロア(フリーアクセスフロア)のブランドで、床下に配線スペースを確保する二重床構造の製品です。歩行感に優れ、配線変更にも柔軟に対応できることから、OAフロア市場で高いシェアを持つと説明されており、今後は増産体制を整えて大型再開発物件への供給拡大を目指しています。
■NKK(ニチアス改善活動)
ニチアスグループ全体で取り組む改善活動の総称で、「ニチアス改善活動」の頭文字を取った名称です。職場や業務の改善テーマを持ち寄り、国内外拠点から参加する世界大会などを通じて成果を共有する仕組みで、「やってみよう!」「育む」「ありがとう」の3原則を掲げながら、新たな事業・業務提案や働き方の改善を生み出す場になっています。
■ニチアス幸せ価値指数
「働きやすい明るい会社」の実現度を測るためにニチアスが独自に設定した指標で、従業員アンケートなどをもとに会社生活の満足度や働きがいを数値化したものです。毎年調査を行い、スコアの推移を「ニチアスの通信簿」として経営と共有し、人事制度改革や人材育成、ワークライフバランス施策の改善に活かしています。
■トンボを守るプロジェクト
コーポレートマークに描かれたトンボにちなんで、ニチアスグループが進めている生物多様性保全活動の名称です。トンボが生息できる水辺や自然環境を整える取り組みを通じて、事業活動と自然資本保全を両立させることを目指しており、トンボを象徴にしたプロバスケットボールチームとのパートナーシップなども連動施策として位置づけられています。
■除湿ローター
産業用除湿装置の中核部品として使われる回転体で、内部に吸湿材を組み込んだハニカム状のローターに空気を通すことで水分だけを吸着し、超低露点の乾燥空気を作り出す装置です。ニチアスはリチウムイオン電池工場向けに、高い除湿性能と省エネ性を両立させた除湿ローターを提供し、電池製造の品質向上とエネルギー使用量削減の両方に貢献しています。
■ジャケットヒーター
配管やバルブ、タンクなどの外側を覆う「ジャケット(カバー)」一体型の電気ヒーターです。内部に発熱体と断熱材を組み合わせた構造になっており、外側から巻き付けるだけで機器や配管の温度を一定範囲に保てるため、半導体や化学プラントなどで薬液やガスの温度管理・凝固防止に使われます。取り外しやメンテナンスがしやすいのが特徴です。
ニチアスが掲げる企業理念・技術コンセプトで、「漏れ・熱・火・音・振動・腐食など好ましくないものを『断つ』一方で、温度やクリーンさ、安全・快適さを『保つ』技術で社会に貢献する」という考え方を表す言葉です。断熱材やシール材、防音材など同社の主力製品群を束ねるキーワードになっています。
■「断つ・保つ」の6つの技術
ニチアスのコア技術を整理したフレームで、「漏れを断つ(シール)」「熱を断つ・保つ(断熱・保温)」「火を断つ(耐火)」「音・振動を断つ(防音・制振)」「クリーンを保つ(クリーン化)」「腐食を断つ(防食)」という6分野を指します。これらを組み合わせることで、プラント・自動車・ビル・半導体工場など多様な現場の課題に対応している、というメッセージです。
■中期経営計画「しくみ・130」
2022年4月にスタートしたニチアスの中期経営計画の名称で、「しくみ」は「従業員とその家族を支える“幸せ”」「部門を越えて課題解決に取り組む“工夫”」「社会・環境の変化に適応しながら成長を目指す“未来”」の頭文字を合わせたスローガンです。幸せを得るために工夫を重ね、未来をつくるという循環を会社全体の行動様式にすることを狙っています。
■ESGD's
ニチアスがサステナビリティ経営の基本指針として用いている枠組みで、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」に、デジタルを意味する「D」と全体戦略を意味する「S」を加えたものです。環境・社会・人事・ガバナンス・デジタル・ストラテジーの各専門部会が、このESGD'sに沿って方針と施策を進めることで、事業成長とサステナビリティを一体でマネジメントしようとしています。
■「働きやすい明るい会社」
ニチアスグループが目指す企業文化を表す社内スローガンで、従業員が健康で前向きに働き、コミュニケーションが取りやすく、長時間労働に頼らない職場を意味します。人事制度改革や総実労働時間の管理、「こども参観日」などの施策、そして「ニチアス幸せ価値指数」の調査結果を通じて、この状態にどこまで近づけているかを継続的に確認しています。
■トンボマーク
1923年に商標登録された、ニチアスのコーポレートマーク(ロゴ)です。勝利を呼ぶ虫といわれるトンボをモチーフにしており、時代ごとにデザインを変えながらも、同社の歴史と信頼性を象徴するシンボルとして使われ続けています。
■トンボブランド
トンボマークを冠したニチアスのブランド全体を指す呼び名で、同社の製品・サービスが「勝利を呼ぶトンボ」に象徴される前向きさや信頼感をもって社会に貢献する、というメッセージを込めたブランドコンセプトです。統合報告書では、創立初期から続く象徴的なブランドとして位置づけられています。
■ロスリム® ボード
工業炉や各種設備の省エネ化に用いられる高性能断熱材(ボード状製品)のブランドです。静止空気よりも優れた断熱性と加工のしやすさを備え、工業炉の外壁などに用いることで熱ロスを大きく減らし、省エネ大賞の評価対象にもなった製品群として紹介されています。
■メタプラス® 積層シム
自動車のディスクブレーキパッドに取り付ける防音部品(ブレーキシム材)のブランドで、金属や樹脂などを積層した構造を持ちます。制動時の振動を抑えて不快なブレーキ音を軽減し、静粛で上質な乗り心地と安全性の両立に貢献するニチアスの主力製品の一つです。
■ナフロン® チューブ
ふっ素樹脂を素材としたチューブ・ホース製品のブランドで、医療機器や半導体製造装置など高いクリーン性と耐薬品性が求められる分野で使われます。統合報告書では、直径約1mmのマルチルーメン医療用チューブや、耐圧ホースなどとして紹介されており、汚れや異物混入を防ぎながら流体を安全に通す役割を果たしています。
■マキベエ®
建材事業の主力製品の一つで、鉄骨などの構造部材に巻き付けて使用する耐火被覆材のブランドです。オフィスビルや倉庫などで柱・梁に施工することで、火災時に鋼材の温度上昇を遅らせ、建物の倒壊リスクを下げる役割を持ちます。今後は建物のより多くの部位で使えるように、用途拡大に向けた開発が進められています。
■ニチアス オメガフロア®
オフィスなどで使われるOAフロア(フリーアクセスフロア)のブランドで、床下に配線スペースを確保する二重床構造の製品です。歩行感に優れ、配線変更にも柔軟に対応できることから、OAフロア市場で高いシェアを持つと説明されており、今後は増産体制を整えて大型再開発物件への供給拡大を目指しています。
■NKK(ニチアス改善活動)
ニチアスグループ全体で取り組む改善活動の総称で、「ニチアス改善活動」の頭文字を取った名称です。職場や業務の改善テーマを持ち寄り、国内外拠点から参加する世界大会などを通じて成果を共有する仕組みで、「やってみよう!」「育む」「ありがとう」の3原則を掲げながら、新たな事業・業務提案や働き方の改善を生み出す場になっています。
■ニチアス幸せ価値指数
「働きやすい明るい会社」の実現度を測るためにニチアスが独自に設定した指標で、従業員アンケートなどをもとに会社生活の満足度や働きがいを数値化したものです。毎年調査を行い、スコアの推移を「ニチアスの通信簿」として経営と共有し、人事制度改革や人材育成、ワークライフバランス施策の改善に活かしています。
■トンボを守るプロジェクト
コーポレートマークに描かれたトンボにちなんで、ニチアスグループが進めている生物多様性保全活動の名称です。トンボが生息できる水辺や自然環境を整える取り組みを通じて、事業活動と自然資本保全を両立させることを目指しており、トンボを象徴にしたプロバスケットボールチームとのパートナーシップなども連動施策として位置づけられています。
■除湿ローター
産業用除湿装置の中核部品として使われる回転体で、内部に吸湿材を組み込んだハニカム状のローターに空気を通すことで水分だけを吸着し、超低露点の乾燥空気を作り出す装置です。ニチアスはリチウムイオン電池工場向けに、高い除湿性能と省エネ性を両立させた除湿ローターを提供し、電池製造の品質向上とエネルギー使用量削減の両方に貢献しています。
■ジャケットヒーター
配管やバルブ、タンクなどの外側を覆う「ジャケット(カバー)」一体型の電気ヒーターです。内部に発熱体と断熱材を組み合わせた構造になっており、外側から巻き付けるだけで機器や配管の温度を一定範囲に保てるため、半導体や化学プラントなどで薬液やガスの温度管理・凝固防止に使われます。取り外しやメンテナンスがしやすいのが特徴です。
2025年3月期有価証券報告書より
沿革
2 【沿革】
関係会社
4 【関係会社の状況】
(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.「議決権の所有または被所有割合」欄の( )内は間接所有で、内数であります。
3.特定子会社に該当いたします。
4. 債務超過会社であり、2025年3月末時点で債務超過額は8,825百万円であります。
5.債務超過会社であり、2024年12月末時点で債務超過額は1,739百万円であります。