2026.09.29更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書 2026

サマリ

日本冶金工業は、汎用的なステンレス一般材とハイエンドな高機能材を両輪とする独立系の高級鋼メーカーです。大江山製造所における「都市鉱山」由来のリサイクル原料活用や、川崎製造所での一貫生産体制を独自の強みとしています。「新たな領域で挑戦し続け『SHINKA』を遂げる」をありたい姿に掲げ、スラブ型再溶解設備(ESR)の導入やカーボンレス・ニッケル製錬の確立など、高い技術力で脱炭素や新領域開拓へ挑んでいます。

目指す経営指標

・2028年度までに高機能材部門売上高比率(単体)60%
・2028年度までにEBITDA 300億円
・2028年度までにROE 10.0%
・2028年度までに配当性向35%以上
・2028年度までにDOE 2.8%以上
・10年後の将来像として「PBR:株価純資産倍率1倍以上」
・10年後の将来像として信用格付A格取得
・10年後の将来像として純資産1,500億円以上
・10年後の将来像としてEBITDA 400億円
・2050年度までにCO₂排出量実質ゼロ

用語解説

■SHINKA
同社が掲げるありたい姿「新たな領域で挑戦し続け『SHINKA』を遂げる」を象徴する言葉であり、創業以来受け継がれてきた挑戦のDNAを次世代へ伝えるとともに、磨き上げてきた企業の価値を一段と高めていく想いが込められています。

■高機能材
原則としてニッケルを20%以上含有する鋼・合金のことで、一般的なステンレス鋼に比べて優れた耐食性、耐熱性、強度、熱膨張制御などを備え、厳しい腐食環境や高温環境で用いられる製品群です。

■カーボンレス・ニッケル製錬
従来の輸入ニッケル鉱石や石炭を主体とした製錬から脱却し、都市鉱山由来のリサイクル原料や廃プラ等を活用することでCO₂排出量削減と資源循環を推進する大江山製造所の製錬技術です。

■ナスファインサンド
フェロニッケルの製造過程で発生する微粒フェロニッケルスラグの製品名で、JIS規格(JIS A 5016)に制定され、埋め戻し材料等として有効利用されています。

■スラブ型再溶解設備(ESR)
既存の生産プロセスでは越えられなかった課題を克服し、ハイグレードな高機能材の供給や新たな市場領域の開拓を実現するために導入が進められている技術・設備です。

■レジリエントカンパニー
激変する外部環境や困難な状況に直面しても、しなやかに対応して成長へつなげていく強靭さと回復力を備えた企業像を指します。

■双輪荘
同社が保有する多目的施設で、地域貢献の一環として近隣住民の集まりなどに開放され、地域交流の拠点として活用されています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2【沿革】

1925年8月

中央理化工業株式会社を設立し、消火器の製造販売開始

1928年9月

商号を日本火工株式会社と改称し、火薬火工品の製造販売開始

1936年2月

川崎製造所稼動、特殊鋼・軽合金及びステンレス鋼の製造販売開始

1942年6月

東京・大阪取引所に株式上場

1942年9月

商号を日本冶金工業株式会社と改称し、火薬火工部門を昭和火薬株式会社へ譲渡

1943年12月

大江山ニッケル工業株式会社を合併し、ニッケル鉱石の採掘並びにフェロニッケル製錬事業を継承

1948年8月

東亜精機(株)(現・ナストーア(株))設立

1953年5月

三信特殊線工業(株)(現・日本精線(株))、当社グループ会社となる

1954年11月

(株)上野半兵衛商店(現・ナス物産(株))、当社グループ会社となる

1956年8月

金沢工場ステンレス鋼鋳造品の生産販売開始

1960年2月

川崎製造所冷間圧延機(ゼンジミアミル)稼動

1960年10月

(株)ナスステンレス製作所(ナスステンレス(株))設立

1965年3月

川崎製造所連続鋳造設備稼動

1966年4月

川崎製造所熱間圧延機(プラネタリーミル)稼動

1968年2月

川崎製造所60屯電気炉稼動

1973年9月

(株)三国鋼帯製造所(現・ナス鋼帯(株))、当社グループ会社となる

1975年12月

フェロニッケル製錬部門を分離して、新設の大江山ニッケル株式会社へ譲渡

1977年9月

川崎製造所60屯アルゴン酸素炉外精錬設備(AOD)稼動

1983年10月

大江山ニッケル株式会社を合併し、大江山製造所とする

1989年6月

川崎製造所冷間圧延設備新鋭化計画完了

1996年1月

川崎製造所冷間圧延製品ISO9002の認証取得

1996年4月

川崎製造所新熱間圧延機(NCHミル)稼動

1999年3月

川崎製造所冷間圧延製品ISO14001の認証取得

1999年9月

金沢工場閉鎖、ステンレス鋼鋳造品の生産販売より撤退

2001年8月

行川アイランド(遊園地)を閉園

2001年11月

大江山製造所フェロニッケル製造ISO14001の認証取得

2003年3月

ナスステンレス(株)の全株式を譲渡

2003年4月

川崎製造所、大江山製造所を分社し、(株)YAKIN川崎、(株)YAKIN大江山を設立

2003年11月

日本精線(株)の株式の一部を譲渡し、持分法適用会社の対象外となる

2005年3月

日本冶金工業連合厚生年金基金解散

2007年12月

(株)YAKIN川崎アルゴン酸素真空精錬設備(AVS)稼動

2010年4月

(株)YAKIN川崎、(株)YAKIN大江山、ナスビジネスサービス(株)を吸収合併

2014年3月

ナストーア溶接テクノロジー(株)の全株式を譲渡

2022年1月

川崎製造所高効率電気炉設備(E炉)稼働

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2024年12月

川崎製造所新冷間圧延機稼働

2025年8月

創立100周年

 

 

関係会社

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有又は被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

ナストーア(株)

東京都

中央区

100

ステンレス鋼及び高機能材の溶接鋼管の製造ならびに販売

100.00

・当社役員1名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社の製品を素材として購入しております。

・資金の援助

・資金の活用

ナス鋼帯(株)

大阪市

中央区

682

ステンレス磨帯鋼の製造ならびに販売

100.00

・当社役員1名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社の製品を素材として購入し、一方製造加工を受託しております。

・資金の活用

ナス物産(株)

東京都

中央区

785

ステンレス鋼、特殊鋼及び加工品の販売ならびに加工

100.00

・当社役員1名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社の製品の販売代理店であり、当社グループにおける商品・製品販売、原料購入の取扱商社であります。

・当社に対し、梱包用資材販売等を行っております。

・資金の活用

クリーンメタル(株)

千葉県

八千代市

200

ステンレス鋼、特殊鋼及び加工品の販売ならびに加工

100.00

・当社役員1名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社より製品の一部を仕入、販売しております。

・当社より土地、建物の一部を賃借しております。

ナスエンジニアリング(株)

東京都

中央区

102

設備設置工事、他エンジニアリング事業

100.00

・当社役員1名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社より設備設置工事を受託しております。

・資金の活用

 

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有又は被所有割合(%)

関係内容

ナステック(株)

神奈川県

川崎市

川崎区

100

特殊鋼、ステンレス鋼の製造・加工に係わる作業受託業務

100.00

・当社役員2名、従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社より製造作業を受託しております。

・当社より工場設備の一部を賃借しております。

・資金の活用

宮津海陸運輸(株)

京都府

宮津市

32

港湾運送、貨物自動車運送、通関業ならびに加工砂の販売

100.00

・当社役員1名、従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社より荷役作業を請負っております。

NAS TOA(THAILAND)
CO.,LTD.

タイ国

220百万

バーツ

ステンレス鋼管及び加工品の製造販売

99.99

(99.99)

[0.00]

・当社役員1名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社の製品を素材として購入しております。

南鋼日邦冶金商貿

(南京)有限公司

中国

10百万

元

ステンレス鋼、特殊鋼及び加工品の販売ならびに委託加工

60.00

・従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

・当社の製品を素材として購入しております。

(持分法適用関連会社)

三豊金属(株)

 

岡山県

岡山市

北区

20

ステンレス鋼及び非鉄金属材料の販売ならびに加工

49.00

(49.00)

・当社より製品の一部を仕入、販売しております。

 

(注) 1.連結子会社のうち、ナス物産(株)は特定子会社であります。

2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3.議決権の所有割合の[ ]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数となっております。

4.ナス物産(株)は、連結売上高に占める売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

 

 

(1)売上高

38,142

百万円

(2)経常利益

665

〃

(3)当期純利益

521

〃

(4)純資産額

10,229

〃

(5)総資産額

26,793

〃