2026.05.18更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: AICHI STEEL REPORT 2025

サマリ

愛知製鋼は、鉄スクラップを再資源化する循環型モノづくりを事業の根幹に置く素材メーカーです。鍛鋼一貫の体制を活かし、特殊鋼、鍛造品、ステンレス鋼、電子部品を提供しています。モビリティを中心に、インフラ、医療、農業へ素材の可能性を広げています。今後は「環境に一番やさしい鉄屋」として、資源循環と技術革新を成長の力に変えます。

目指す経営指標

・2026年までに売上収益3,400億円
・2026年までに営業利益150億円
・2026年までにROE4%以上
・2026年までに自己資本比率50-55%
・2030年までに売上収益4,000億円
・2030年までに営業利益280億円
・2030年までにROE8%以上
・2030年までに自己資本比率50%程度
・2026年度目標としてCO2排出量削減率を単独35.0%、連結35.0%
・2026年度目標として働く誇り4.0点、重大品質問題0件、重点災害件数0件

用語解説

■「環境に一番やさしい鉄屋」
愛知製鋼が中期経営計画アップデートで掲げたスローガンです。鉄スクラップを再資源化するモノづくりを強みにし、CO2排出量削減や資源循環を進めながら、特殊鋼や鍛造品で社会に貢献する姿勢を表しています。

■「よきクルマは、よきハガネから。」
愛知製鋼の創業の精神を示す言葉です。国産大衆車をつくるには、高品質な鋼材を自ら生み出す必要があるという考えから、同社の特殊鋼づくりが始まりました。

■「よき社会は、よき素材から。」
愛知製鋼の現在のミッションです。自動車向けの素材づくりで培った技術を、自動車だけでなくインフラ、医療、農業などにも広げ、社会を支える素材を提供する考え方を表しています。

■Company of Choice Globally
愛知製鋼が掲げる2030年ビジョンです。世界中で選ばれる会社を目指し、素材の可能性を広げながら、グローバルな視点で事業を成長させる方向性を示しています。

■鍛鋼一貫体制
鋼材の製造から鍛造品づくりまでを一貫して行う体制です。愛知製鋼はこの体制を強みに、材料開発と部品づくりをつなげ、品質やコスト競争力を高めています。

■複合製鋼プロセス
愛知製鋼が1982年に導入した製鋼プロセスです。省エネ機運の高まりに先駆けて実現した技術で、同社の製鋼技術を進化させた取り組みとして位置づけられています。

■特殊鋼(電炉)
愛知製鋼の原点となる主力素材です。自動車の大量生産に必要な高品質な鋼材をつくるために、同社が自ら製造してきた素材で、現在もモビリティ分野を支える基盤になっています。

■次世代製鋼プロセス
愛知製鋼が電動車向けの新しい鋼種や高機能な特殊鋼に対応するために構築を進める製鋼プロセスです。新しい大型電気炉の導入を含む大規模な設備投資で、品質、コスト競争力、CO2排出量削減の向上を狙っています。

■マルチパスウェイ戦略
トヨタ自動車が掲げる、ガソリン車からHEV、PHEV、BEV、FCEVまで幅広い選択肢を提供する戦略です。愛知製鋼は素材メーカーの立場から、この多様な電動化ニーズに応えることを成長戦略の柱にしています。

■グリーン鋼材
CO2排出量削減やカーボンニュートラルへの対応を通じて、環境面での価値を高めた鋼材を指します。愛知製鋼は、次世代製鋼プロセスを通じてこの付加価値を高め、成長につなげようとしています。

■グリーン鍛造
鍛造品の分野で、材料開発による工程の省略や集約を進め、環境負荷を抑えたモノづくりを目指す取り組みです。愛知製鋼は鍛鋼一貫体制を活かし、鍛造品でも環境対応を競争力に変えようとしています。

■粗加一貫体制
粗形材の製造から機械加工までを一貫して担う体制です。愛知製鋼は、後工程だった機械加工にも踏み込み、部品としての正味率を高めることで、効率のよい部品づくりを目指しています。

■正味率
部品づくりに使う材料のうち、最終製品として活かされる部分の割合を指します。愛知製鋼は正味率を上げることで、ムダを減らし、材料や時間をより有効に使うモノづくりを進めています。

■サーキュラーエコノミー
資源を使い捨てにせず、再利用しながら循環させる考え方です。愛知製鋼では、鉄スクラップを高機能・高品質な特殊鋼へ再生し、鍛造品や部品として再び社会に提供する仕組みが強みになっています。

■磁気マーカシステム「GPMS」
愛知製鋼が展開する自動運転支援のシステムです。磁気マーカを活用し、構内物流などで自動運転を支える技術として、同社のスマートカンパニー領域に位置づけられています。

■e-Axle部品
電動車に使われる駆動ユニット関連の部品です。愛知製鋼は、電動車対応の製品としてe-Axle部品を展開し、自動車の電動化に素材・部品の面から対応しています。

■パワーカード用リードフレーム
電動車向けのインバータ部品に使われる電子部品です。愛知製鋼は、電動車の需要拡大を見込み、この部品をモビリティ分野の成長製品として展開しています。

■農業用鉄供給材
農業分野で使われる鉄を供給する材料です。愛知製鋼は、モビリティだけでなく食料問題への貢献が期待される分野にも素材技術を広げています。

■歯科用磁性アタッチメント
医療機器分野で使われる製品です。愛知製鋼は、磁性材料などの技術を活かし、歯科医療向けにも製品を展開しています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

1940年3月

 

株式会社豊田自動織機製作所より分離独立し、社名を豊田製鋼株式会社と称する。
<会社創立、資本金17,000千円、本店所在地愛知県知多郡上野町(現在の東海市)>

1943年5月

愛知県知多郡上野町に新工場(現在の知多工場)、操業開始

1945年11月

社名を愛知製鋼株式会社に変更

1949年5月

名古屋証券取引所に株式上場

1951年10月

決算期を毎年3月31日、9月30日から毎年6月30日、12月31日に変更

1954年7月

愛知県東海市の㈱愛鋼工業所(現在の愛鋼㈱)を、株式取得により子会社化

1959年9月

大阪証券取引所に株式上場

1961年9月

東京証券取引所に株式上場

1964年7月

知多鍛造工場、操業開始

1970年7月

50トン電気炉1号完成、操業開始

1971年2月

定款に非鉄金属製品及び機械、装置、器具の製造販売を追加

1975年1月

営業年度を1年とし、決算期を毎年12月31日に変更

1982年1月

80トン電気炉完成、操業開始

1982年11月

ブルーム連続鋳造設備(BL/CC)完成、操業開始

1985年12月

ビレット連続鋳造設備(BT/CC)完成、操業開始

1987年9月

愛知県東海市にアイコーサービス㈱を設立

1989年3月

新中小形圧延工場(現在の第2棒鋼圧延工場)完成、操業開始

1991年3月

愛知県東海市に㈱シー・エス・エイ(現在のアイチ情報システム㈱)を設立

1992年8月

第5鍛造工場ホットホーマーライン(高速自動鍛造ライン)完成、操業開始

1993年5月

東浦工場、操業開始

1993年11月

愛知県東海市の辰巳運輸㈱(現在のアイチ物流㈱)を、株式取得により、子会社化

1994年4月

㈱ケイ・ビー・シーと㈱シー・エス・エイが対等合併、社名をアイチ情報システム㈱に変更

1995年1月

 

フィリピンのPhilippine Forge,Inc.の株式取得、社名をアイチ フォージング カンパニー オブ アジア㈱(現在のアイチ フォージ フィリピン㈱)に変更

1995年3月

決算期を毎年3月31日に変更

1995年6月

アイチ フォージング カンパニー オブ アジア㈱(現在のアイチ フォージ フィリピン㈱)を、株式取得により、子会社化

1997年8月

 

アメリカにアイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)を設立、さらに同社は、LFG,Inc.と合弁会社ルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーを設立し、出資持分の20%を取得

1998年3月

滋賀県坂田郡(現在の米原市)の近江鉱業㈱を、株式取得により、子会社化

1999年4月

支配力基準の適用により、東京白煉瓦㈱(現在のアイチセラテック㈱)を連結子会社に追加

1999年12月

アイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)は、ルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーの全出資持分を取得、これにより、同社は子会社化

2000年6月

ドイツにアイチ ヨーロッパ㈲を設立

2000年12月

愛知県東海市にアイチ・マイクロ・インテリジェント㈱を設立(2020年11月に清算結了)

2001年3月

 

アイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)は、KOYO CORPORATION OF U.S.Aと合弁会社ケンタッキー アドバンストフォージ エルエルシーを設立、出資持分の51%を取得

2002年2月

タイにアイチ インターナショナル(タイランド)㈱(現在のアイチ フォージ(タイランド)㈱)を設立

2002年4月

名古屋市南区に㈱アスデックスを設立

2002年5月

中国に上海愛知鍛造有限公司を設立

2003年11月

インドネシアにアイチ フォージング インドネシア㈱を設立

2004年8月

岐阜工場、操業開始

2006年4月

 

新潟県燕市の深海金属㈱を、株式取得により、子会社化、社名をアイチ テクノメタル フカウミ㈱に変更

2006年8月

第7鍛造工場鍛造品製造5ライン完成、操業開始

2007年9月

チェコにアイチ マグファイン チェコ㈲を設立(2024年2月に清算結了)

2008年3月

台湾に愛旺科技股份有限公司を設立(2019年3月に清算結了)

2008年3月

 

アイチ ユーエスエイ㈱(現在のアイチフォージ ユーエスエイ㈱)による株式売却のため、ケンタッキー アドバンスト フォージ エルエルシーを連結子会社から除外

2009年4月

 

アイチ ユーエスエイ㈱が、同社の連結子会社であったルイビルフォージ アンド ギアワークス エルエルシーを吸収合併し、社名をアイチフォージ ユーエスエイ㈱に変更

2010年5月

関工場、操業開始

2010年12月

韓国にアイチコリア㈱を設立

2011年6月

№3ブルーム連続鋳造設備(BL/CC)完成、操業開始

2012年11月

中国に愛知磁石科技(平湖)有限公司を設立

2017年1月

本館(メイン棟)完成、営業開始

2017年4月

鋼(ハガネ)、鍛(キタエル)、スマートの3カンパニー及びコーポレートオフィス、直轄部門から構成される組織に改編

2018年3月

本館(ホール棟)完成、営業開始

2020年4月

鋼(ハガネ)カンパニーよりステンレスカンパニーを分離・独立、4カンパニー制に改編

2020年7月

中国の浙江愛智機電有限公司を、追加出資により、子会社化

2025年7月

インドのバルドマン スペシャル スチール㈱を、追加出資により、持分法適用関連会社化

 

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容
(注)1

議決権の
所有又は
被所有
割合(%)
(注)2

関係内容

営業上の取引

資金の
貸付借入

設備の
賃貸借

役員の
兼任等

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

愛鋼㈱

愛知県
東海市

225

ステンレス
カンパニー

75.4

(1.7)

当社製品の加工及び
販売、材料等の購入

無

有
(賃貸)

有

アイチセラテック㈱

愛知県
西尾市

50

鋼(ハガネ)
カンパニー

67.9

(0.8)

同社製品の購入

無

有
(賃貸)

有

近江鉱業㈱

滋賀県
米原市

50

鋼(ハガネ)
カンパニー

66.8

(0.7)

同社製品の購入

無

有
(賃貸)

有

アイチ テクノメタル
フカウミ㈱

新潟県
燕市

70

ステンレス
カンパニー

86.3

当社製品の加工
及び販売

無

無

有

アイチ物流㈱

愛知県
東海市

39

鋼(ハガネ)
カンパニー

92.2

当社製品の運搬・
保管

有
(借入)

無

有

アイチ情報システム㈱

愛知県
刈谷市

80

その他事業

86.9

情報サービス業務
委託

有
(借入)

有
(賃貸)

有

アイコーサービス㈱

愛知県
東海市

30

その他事業

100.0

当社に対する役務
の提供

有
(借入)

有
(賃貸)

有

㈱アスデックス

愛知県
知多郡東浦町

100

鍛(キタエル)
カンパニー

60.0

当社製品の販売、
同社製品の購入

有
(借入)

有
(賃貸)

有

アイチ フォージ
フィリピン㈱

フィリピン
ラグナ州
サンタロサ市

千フィリピン
ペソ

511,000

鍛(キタエル)
カンパニー

85.0

当社製品の販売

無

無

有

アイチフォージ
ユーエスエイ㈱
(注)3

アメリカ
ケンタッキー州
ジョージタウン市

千米ドル

105,861

鍛(キタエル)
カンパニー

100.0

当社製品の販売

有
(貸付)

無

有

アイチ ヨーロッパ㈲

ドイツ
デュッセルドルフ市

千ユーロ

100

スマート
カンパニー

100.0

当社製品の販売

無

無

有

アイチ フォージ
(タイランド)㈱

タイ
チョンブリ県

千バーツ

470,000

鍛(キタエル)
カンパニー

90.0

当社製品の販売

無

無

有

上海愛知鍛造有限公司
(注)3、4

中国
上海市

千人民元

229,596

鍛(キタエル)
カンパニー

48.0

無

無

無

有

アイチ フォージング
インドネシア㈱

インドネシア
ジャカルタ市

千米ドル

3,600

鍛(キタエル)
カンパニー

100.0

当社製品の販売

無

無

有

アイチコリア㈱

韓国
ソウル市

千ウォン

200,000

ステンレス
カンパニー

100.0

当社製品の販売

無

無

有

愛知磁石科技(平湖)
有限公司

中国
浙江省平湖市

千人民元

15,230

スマート
カンパニー

100.0

当社製品の販売

無

無

有

浙江愛智機電有限公司

中国
浙江省平湖市

千人民元

41,500

スマート
カンパニー

56.6

当社製品の加工

無

無

有

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

バルドマン スペシャル スチール㈱

インド
パンジャブ州

ルディアナ市

千インド
ルピー

966,857

鋼(ハガネ)
カンパニー

24.8

当社からの役務
の提供

無

無

有

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

トヨタ自動車㈱
(注)5

愛知県
豊田市

635,402

自動車及び
同部品等の
製造・販売

24.7

(0.0)

当社製品の販売

無

有
(賃借)

無

 

(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、その他の関係会社を除き、セグメントの名称を記載しております。

2 「議決権所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。

3 特定子会社に該当します。

4 持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため、子会社としております。

5 有価証券報告書を提出している会社であります。