2026.02.09更新
用語解説
価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。
情報ソース:
統合報告書2025
■シン・3事業連携のビジネスモデル
住友金属鉱山が掲げる、資源事業(鉱山権益)、製錬事業(銅・ニッケルなどの製錬)、材料事業(電池材料や機能性材料)という3つの事業を一体で設計・運営する考え方です。鉱石の開発から製錬、電池材料・リサイクルまでを一気通貫でつなぎ、価格変動の影響を和らげつつ付加価値の高い素材ビジネスを組み立てることを狙っています。
■HPAL
「High Pressure Acid Leach(高圧酸浸出)」の略で、ニッケルやコバルトを含むラテライト鉱石を、高温・高圧の条件下で硫酸と反応させて溶かし、金属成分を取り出す湿式製錬プロセスです。従来は扱いにくかった低品位鉱石からも効率よくニッケルなどを回収でき、二次電池用材料の原料確保に使われています。
■MCLE
「Matte Chlorine Leach Electrowinning」の略で、ニッケルマット(中間製品)を塩素を使って溶かし、電解採取によって高純度ニッケルを得る湿式製錬プロセスです。エネルギー効率が高く、不純物を選択的に除去しやすいことから、電池材料向けなど高付加価値用途のニッケル生産に適しています。
■電池 to 電池リサイクル
使用済みリチウムイオン電池を分解し、ニッケル・コバルト・リチウムなどの有価金属を回収して、再び電池用材料(正極材など)として使うことを前提にしたリサイクルの考え方です。「電池として使われた金属を、もう一度電池に戻す」という発想で、資源の循環と電池原料の安定供給を同時に目指しています。
■水平リサイクル
リサイクルされた資源を、元の製品と同等の用途に再び用いるタイプのリサイクルを指します。電池であれば、廃電池から回収したニッケルやコバルトを、再び電池用正極材などに戻すような循環を意味し、品質を落とさずに資源を循環させられることが特徴です。
■xEV
HEV(ハイブリッド車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、BEV(電気自動車)、FCEV(燃料電池車)など、さまざまなタイプの電動車をひとまとめにした呼び方です。自動車の電動化トレンドそのものを示す言葉であり、電池材料需要の拡大と直結します。
■東予工場
愛媛県西条市と新居浜市にまたがる銅製錬所で、「環境にやさしい、クリーンな製錬所」を掲げて1971年に操業を開始した住友金属鉱山の主力拠点です。単一の自溶炉を持つ銅製錬所としては世界最大級の電気銅生産能力を有し、銅精鉱から純度99.99%の電気銅や金・銀などを生産するとともに、スラグサンドなど副産物の有効利用にも取り組んでいます。([SMM][1])
■南蛮吹き
戦国・江戸初期に住友の事業の源流となった、銀と銅を分離するための日本古来の製錬技術です。銅に含まれる銀を効率よく取り出せるため、当時は海外への銀の流出を抑えながら金属資源を有効活用できる画期的な方法とされ、住友の銅事業発展の重要な起点となりました。
■文殊院旨意書
住友家初代とされる住友政友が記したとされる家訓・商道の指針で、「信用を重んじること」などを中心に、商売のあり方や社会との向き合い方を示した文書です。住友金属鉱山の企業文化においても、この精神が「法令遵守」「安全・環境重視」といった姿勢の原点とされています。
■自熔炉(自溶炉)
銅精鉱中の硫黄が自ら燃える熱を利用し、外部から大きな燃料を加えなくても高温状態を維持しながら銅精鉱を溶かす製錬炉です。銅成分を60〜65%程度まで濃縮した「マット」を連続的に生産できることが特徴で、東予工場では単一自溶炉の製錬所として世界最大級の生産能力を持っています。([SMM][1])
■フェロニッケル
主にニッケル鉱石から製造される、ニッケルと鉄を含む合金です。ステンレス鋼などの原料として用いられ、ニッケルを鉄鋼メーカーに供給する一般的な形態の一つになっています。住友金属鉱山はフェロニッケル事業の構造改革を進め、電池材料向けニッケルなどとのポートフォリオを見直しています。
■正極材
リチウムイオン電池の「プラス極」に使われる材料で、ニッケル・コバルト・マンガン・リチウムなどの金属を含む複合酸化物が代表的です。電池の容量や出力、寿命、安全性を左右する中核素材であり、住友金属鉱山の材料事業の柱の一つです。
■リチウムイオン電池リサイクル
使用済みリチウムイオン電池から、ニッケル・コバルト・リチウムなどの有価金属を取り出して再利用するプロセスです。破砕・選別・湿式処理などを通じて金属を回収し、再び電池材料などの原料に戻すことで、資源保全と廃棄物削減を両立することを狙います。
■製鋼煙灰
製鋼(鉄をつくる工程)で発生する煙突ガスから集められる灰(ダスト)で、鉄のほか亜鉛などの有価金属を含みます。適切に処理すれば金属資源として再利用できるため、住友金属鉱山は製鋼煙灰を原料として受け入れ、金属を回収するリサイクル事業を進めています。
■X-MINING(クロスマイニング)
住友金属鉱山の粉体材料製品に関する情報発信サイト・ブランドで、材料の機能や技術、SDGsに貢献するソリューション事例などを広く紹介する取り組みです。自社の粉体材料と外部パートナーのアイデアを「クロス(共創)」させ、新たな価値創造につなげることを目的としています。
■SiCkrest®(サイクレスト)
低抵抗の多結晶SiC(シリコンカーバイド)支持基板の上に、高品質な単結晶SiC層を薄く貼り合わせた「貼り合せSiC基板」のブランド名です。単結晶SiCの優れた特性を維持しながら、基板全体の低抵抗化・高強度化を実現しており、電力損失の少ないパワー半導体向け材料として注目されています。
■SOLAMENT®(ソラメント)
「Solar(太陽)」と「Element(素材)」を組み合わせた名称で、太陽光などに含まれる近赤外線を選択的に吸収・制御する住友金属鉱山の素材ブランドです。光を熱に変えて発熱させたり、逆に暑さの原因となる光だけをカットして涼しくしたりできるのが特徴で、アパレル、農業、建築用フィルムなど幅広い用途で活用が検討されています。
■中計27
2025〜2027年度を対象とした住友金属鉱山の「中期経営計画2027」の略称です。足元の課題への対応と同時に、長期ビジョンである「世界の非鉄リーダー」の実現に向けて、事業ポートフォリオの再構築や資本コストを意識した経営、成長投資の準備などを進める3年間の計画を指します。
■ものづくり力(稼ぐ力)
住友金属鉱山が自社の競争力の源泉として強調する表現で、現場の安全・品質・操業管理・保全技術など、長年の製錬・材料開発で培った「ものづくりの総合力」を意味します。単に生産量を増やすだけでなく、コスト・品質・環境対応を高いレベルで両立させることで、資本コストを上回る収益を生み出す力という意味合いで「稼ぐ力」と結びつけて語られています。
■菱刈鉱山
鹿児島県にある住友金属鉱山の金鉱山で、世界的に見ても高品位な金鉱石を産出することで知られています。東予工場では、この菱刈鉱山からの金鉱石を自溶炉の溶剤としても利用しており、自社グループ内で鉱山と製錬所を結びつけた一体運営の象徴的存在となっています。
住友金属鉱山が掲げる、資源事業(鉱山権益)、製錬事業(銅・ニッケルなどの製錬)、材料事業(電池材料や機能性材料)という3つの事業を一体で設計・運営する考え方です。鉱石の開発から製錬、電池材料・リサイクルまでを一気通貫でつなぎ、価格変動の影響を和らげつつ付加価値の高い素材ビジネスを組み立てることを狙っています。
■HPAL
「High Pressure Acid Leach(高圧酸浸出)」の略で、ニッケルやコバルトを含むラテライト鉱石を、高温・高圧の条件下で硫酸と反応させて溶かし、金属成分を取り出す湿式製錬プロセスです。従来は扱いにくかった低品位鉱石からも効率よくニッケルなどを回収でき、二次電池用材料の原料確保に使われています。
■MCLE
「Matte Chlorine Leach Electrowinning」の略で、ニッケルマット(中間製品)を塩素を使って溶かし、電解採取によって高純度ニッケルを得る湿式製錬プロセスです。エネルギー効率が高く、不純物を選択的に除去しやすいことから、電池材料向けなど高付加価値用途のニッケル生産に適しています。
■電池 to 電池リサイクル
使用済みリチウムイオン電池を分解し、ニッケル・コバルト・リチウムなどの有価金属を回収して、再び電池用材料(正極材など)として使うことを前提にしたリサイクルの考え方です。「電池として使われた金属を、もう一度電池に戻す」という発想で、資源の循環と電池原料の安定供給を同時に目指しています。
■水平リサイクル
リサイクルされた資源を、元の製品と同等の用途に再び用いるタイプのリサイクルを指します。電池であれば、廃電池から回収したニッケルやコバルトを、再び電池用正極材などに戻すような循環を意味し、品質を落とさずに資源を循環させられることが特徴です。
■xEV
HEV(ハイブリッド車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、BEV(電気自動車)、FCEV(燃料電池車)など、さまざまなタイプの電動車をひとまとめにした呼び方です。自動車の電動化トレンドそのものを示す言葉であり、電池材料需要の拡大と直結します。
■東予工場
愛媛県西条市と新居浜市にまたがる銅製錬所で、「環境にやさしい、クリーンな製錬所」を掲げて1971年に操業を開始した住友金属鉱山の主力拠点です。単一の自溶炉を持つ銅製錬所としては世界最大級の電気銅生産能力を有し、銅精鉱から純度99.99%の電気銅や金・銀などを生産するとともに、スラグサンドなど副産物の有効利用にも取り組んでいます。([SMM][1])
■南蛮吹き
戦国・江戸初期に住友の事業の源流となった、銀と銅を分離するための日本古来の製錬技術です。銅に含まれる銀を効率よく取り出せるため、当時は海外への銀の流出を抑えながら金属資源を有効活用できる画期的な方法とされ、住友の銅事業発展の重要な起点となりました。
■文殊院旨意書
住友家初代とされる住友政友が記したとされる家訓・商道の指針で、「信用を重んじること」などを中心に、商売のあり方や社会との向き合い方を示した文書です。住友金属鉱山の企業文化においても、この精神が「法令遵守」「安全・環境重視」といった姿勢の原点とされています。
■自熔炉(自溶炉)
銅精鉱中の硫黄が自ら燃える熱を利用し、外部から大きな燃料を加えなくても高温状態を維持しながら銅精鉱を溶かす製錬炉です。銅成分を60〜65%程度まで濃縮した「マット」を連続的に生産できることが特徴で、東予工場では単一自溶炉の製錬所として世界最大級の生産能力を持っています。([SMM][1])
■フェロニッケル
主にニッケル鉱石から製造される、ニッケルと鉄を含む合金です。ステンレス鋼などの原料として用いられ、ニッケルを鉄鋼メーカーに供給する一般的な形態の一つになっています。住友金属鉱山はフェロニッケル事業の構造改革を進め、電池材料向けニッケルなどとのポートフォリオを見直しています。
■正極材
リチウムイオン電池の「プラス極」に使われる材料で、ニッケル・コバルト・マンガン・リチウムなどの金属を含む複合酸化物が代表的です。電池の容量や出力、寿命、安全性を左右する中核素材であり、住友金属鉱山の材料事業の柱の一つです。
■リチウムイオン電池リサイクル
使用済みリチウムイオン電池から、ニッケル・コバルト・リチウムなどの有価金属を取り出して再利用するプロセスです。破砕・選別・湿式処理などを通じて金属を回収し、再び電池材料などの原料に戻すことで、資源保全と廃棄物削減を両立することを狙います。
■製鋼煙灰
製鋼(鉄をつくる工程)で発生する煙突ガスから集められる灰(ダスト)で、鉄のほか亜鉛などの有価金属を含みます。適切に処理すれば金属資源として再利用できるため、住友金属鉱山は製鋼煙灰を原料として受け入れ、金属を回収するリサイクル事業を進めています。
■X-MINING(クロスマイニング)
住友金属鉱山の粉体材料製品に関する情報発信サイト・ブランドで、材料の機能や技術、SDGsに貢献するソリューション事例などを広く紹介する取り組みです。自社の粉体材料と外部パートナーのアイデアを「クロス(共創)」させ、新たな価値創造につなげることを目的としています。
■SiCkrest®(サイクレスト)
低抵抗の多結晶SiC(シリコンカーバイド)支持基板の上に、高品質な単結晶SiC層を薄く貼り合わせた「貼り合せSiC基板」のブランド名です。単結晶SiCの優れた特性を維持しながら、基板全体の低抵抗化・高強度化を実現しており、電力損失の少ないパワー半導体向け材料として注目されています。
■SOLAMENT®(ソラメント)
「Solar(太陽)」と「Element(素材)」を組み合わせた名称で、太陽光などに含まれる近赤外線を選択的に吸収・制御する住友金属鉱山の素材ブランドです。光を熱に変えて発熱させたり、逆に暑さの原因となる光だけをカットして涼しくしたりできるのが特徴で、アパレル、農業、建築用フィルムなど幅広い用途で活用が検討されています。
■中計27
2025〜2027年度を対象とした住友金属鉱山の「中期経営計画2027」の略称です。足元の課題への対応と同時に、長期ビジョンである「世界の非鉄リーダー」の実現に向けて、事業ポートフォリオの再構築や資本コストを意識した経営、成長投資の準備などを進める3年間の計画を指します。
■ものづくり力(稼ぐ力)
住友金属鉱山が自社の競争力の源泉として強調する表現で、現場の安全・品質・操業管理・保全技術など、長年の製錬・材料開発で培った「ものづくりの総合力」を意味します。単に生産量を増やすだけでなく、コスト・品質・環境対応を高いレベルで両立させることで、資本コストを上回る収益を生み出す力という意味合いで「稼ぐ力」と結びつけて語られています。
■菱刈鉱山
鹿児島県にある住友金属鉱山の金鉱山で、世界的に見ても高品位な金鉱石を産出することで知られています。東予工場では、この菱刈鉱山からの金鉱石を自溶炉の溶剤としても利用しており、自社グループ内で鉱山と製錬所を結びつけた一体運営の象徴的存在となっています。