事業内容
セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります
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売上
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利益
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利益率
最新年度
セグメント名 | 売上 (百万円) |
売上構成比率 (%) |
利益 (百万円) |
利益構成比率 (%) |
利益率 (%) |
---|---|---|---|---|---|
金子眼鏡 | 10,793 | 64.8 | - | - | - |
フォーナインズ | 5,872 | 35.2 | - | - | - |
事業内容
3【事業の内容】
当社グループは、当社および連結子会社9社で構成され、眼鏡の製造・販売を主たる事業としており、持株会社であるJapan Eyewear Holdings株式会社と、事業を担う金子眼鏡グループとフォーナインズグループから構成されています。2025年1月期においては、連結売上のうち、約65%を金子眼鏡グループが、約35%をフォーナインズグループが占めています。世界トップクラスの高価格アイウェアブランドとしての地位を確立することを目指し、国内外における直営店展開のさらなる積極化を通じ、グローバルの一角を占める企業となるべく邁進してまいります。
なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
(1)各グループの概要
当社グループは、世界を代表する眼鏡生産地「福井・鯖江」の熟練したクラフツマンシップにより自社で企画・デザインする高品質の眼鏡を製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売しています。
a.金子眼鏡事業
金子眼鏡グループは1958年に眼鏡卸売業として創業し、現在は眼鏡の企画・製造・販売を行っています。2025年1月期においては、売上高の約9割を直営店を通じた小売販売が占めています。2006年に一貫生産体(SPA)に移行したことを契機に、顧客ニーズを素早く反映することが可能となり、金子眼鏡ブランドの売上高が飛躍的に向上し、高成長を遂げています。戦略的な拠点展開により、2025年1月末時点で主要都市部を中心に直営店舗89店(国内83店舗、フランス2店舗、中国3店舗、香港1店舗)を運営しています。また、国内卸においてはメガネ専門店およびアパレル業者に対し、東京を中心に取引を行っています。海外卸においては主に東アジア(中国、香港、台湾、韓国)各国の小売店を販売先としています。眼鏡産地「福井・鯖江」をコンセプトとして、クラシックなデザインを中心に取り揃え、年齢・性別に偏りなく、幅広い客層にご支持いただいています。眼鏡の世界三大産地の一つと言われる鯖江に自社工場4拠点を有し、主に自社で製造を行っています。
b.フォーナインズ事業
フォーナインズグループは1995年創業の高級ブランド眼鏡デザイン・販売会社であります。2025年1月期における売上構成は、全体の約5割が取引先への卸販売、約5割が直営店を通じた小売販売となっております。2025年1月末時点で、都市部を中心に直営店16店舗(国内15店舗、シンガポール1店舗)を運営しており、直営店の顧客は、40代~50代の男性が多くなっています。また、卸売先においては国内外で約1,000店舗(国内約600店舗、海外約400店舗)の小売店と取引しております。『眼鏡は道具である。』をコンセプトに、機能性やモダンデザインに拘り、自社で企画・デザインを行い、製造は主として鯖江の外部の協力工場に委託しています。
(2)事業の特徴
a.金子眼鏡事業
金子眼鏡グループの特徴は、主に以下に記載する一貫生産体制(SPA)により、トレンドを読んだファッション性の高い眼鏡を提供可能なところにあると当社では認識しております。また、職人の技による高品質を実現しながら原価率低減を図ることで、収益性・効率性を高めることが可能となっています。
① 商品企画・調達
製造過程でのアイデアや販売情報を取り入れたファッション性の高い眼鏡を企画しており、鯖江を中心とした眼鏡部品メーカーからフレーム素材等を仕入れています。
② 製造
鯖江では多くの工場において各工程の分業体制で製造が行われていると認識していますが、金子眼鏡では、金型・プレス・メタルフレームの一部の特殊な工程を除いて、全製造工程を自社工場で実施しています。一貫生産体制をとることで、短納期かつ計画的な生産、高品質な商品の安定供給が可能となります。伝統製法と機械製造を組み合わせ、他社では真似できない艶や光沢感の醸成を図っています。また、自社工場では、合計で年間約11万本を生産しています。
③ 販売・アフターサービス
こだわりを持ったデザインの店舗を地域の一等地に配置しています。ブランドイメージを醸成する立地及び店舗デザインにより、店舗が広告塔の役割を担っています。店舗では、経験豊富な専門性の高いスタッフが最新の検査機器を使用しながらお客様一人一人に合わせたフレーム・レンズの提案を行い、満足度の高い購買体験の提供を図っています。エリアマネージャーの巡回による店舗運営サポートやマーケティング施策の展開、顧客データ活用によるリピーター比率の強化等にも取り組んでいます。
b.フォーナインズ事業
フォーナインズグループの特徴は、最高品質の眼鏡フレームを追求した商品企画力、また、直営店および取扱店による幅広い販売網にあります。
① 商品企画・調達
フォーナインズのフレームは、掛けやすい、壊れにくい、調整しやすいといった、視力矯正器具に求められる機能を磨き上げることで、高い品質と美しいフォルムの商品を企画しており、年間約250型・8万本程度の新型商品を展開しています。生産は、企画した商品を鯖江にある協力工場への発注をメインとし、2024年5月に鯖江の眼鏡フレーム事業者である株式会社タイホウを買収し、内製化にも取り組んでいます。
② 販売・アフターサービス
都市部を中心に直接ブランドを発信する拠点として直営店を展開するとともに、全国に600店舗を超える取扱店により幅広い販売網を形成しています。海外においては、シンガポールに直営店を置いているほか、卸売りはアジアを中心に展開しており、海外における取扱店舗数は約400店舗となっています。アフターサービスについては、ブランドとして可能な範囲で全てのユーザーに対応することで、顧客との信頼関係を構築しています。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
業績
4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、世界を代表する眼鏡生産地「福井・鯖江」の熟練したクラフトマンシップにより自社で企画・デザインする高品質のアイウェアを製造し、ブランドの世界観を表現した独自の店舗を中心に販売しております。
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景として緩やかに回復傾向にあるものの、物価上昇などによる消費者マインドの低下懸念等、先行き不透明な状況が続いています。一方、2024年1月~12月までの訪日外客数は、年間過去最高となる3,686万人となり引き続きインバウンド需要は拡大しております。
このような状況下で当社グループは、「国内外における新規出店の推進」、「フレーム販売価格の見直し等を通じた一式単価の上昇」、「インバウンド需要の確実な獲得」を軸として事業展開を継続しており、当社グループの主要ブランドである金子眼鏡、フォーナインズともに国内外のお客様から高い支持をいただいております。
以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,067百万円増加し、38,833百万円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が495百万円減少、使用権資産が1,073百万円、有形固定資産2,114百万円が増加したことなどによるものです。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ916百万円増加し、22,411百万円となりました。これは主に、借入金が897百万円減少、未払法人所得税が363百万円、リース負債が1,087百万円増加したことなどによるものです。
当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ3,150百万円増加し、16,421百万円となりました。これは主に、当期利益3,994百万円を計上したことなどによるものです。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上収益16,666百万円(前期比23.2%増)、営業利益5,328百万円 (前期比44.0%増)、税引前利益4,912百万円(前期比49.1%増)、当期利益3,994百万円(前期比69.1%増)となりました。
当連結会計年度における事業セグメント別の売上収益の状況は以下のとおりであります。
[金子眼鏡事業]
金子眼鏡グループでは、国内個人消費の回復やインバウンド需要の拡大により、店舗販売が引き続き堅調に推移しています。インバウンド顧客向け店舗販売は2022年10月以降急速に回復し引き続き高水準を維持しております。また、当連結会計年度において新規出店計11店舗(国内8店舗、海外3店舗)及び近隣好立地への移転などによる退店5店舗を実施した結果、店舗数は89店舗(国内83店舗、海外6店舗)となりました。なお、2024年4月、中国・上海において中国2号店となる思南公館店をオープンし、2024年8月には中国3号店となる洛克·外灘源店をオープン、さらに2024年11月に香港1号店となるPedder Arcade店をオープンするなど、海外における直営店展開の積極化も順調に進捗しております。
その結果、金子眼鏡事業の売上収益は10,793百万円(前期比25.2%増)、セグメント利益は4,074百万円(前期比41.1%増)となりました。
[フォーナインズ事業]
フォーナインズグループでは、前連結会計年度に続き2024年2月にフレーム販売価格を改定したことに加え、直営店における国内顧客の回復及びインバウンド顧客の増加と相俟って、店舗販売は順調に推移しています。また、当連結会計年度において国内新規出店1店舗を実施し、店舗数は16店舗(国内15店舗、海外1店舗)となりました。卸売事業についても、2024年4月及び10月に実施した新型商品展示会において国内、海外ともに前期を上回る受注額を獲得しております。さらには、コスト改善にも継続的に取り組んでおり、環境変化に対応しやすい経営体質への転換を継続して行っております。また、2024年5月に鯖江の眼鏡フレーム製造事業者である株式会社タイホウを買収し、フォーナインズ製品の内製化にも取り組んでいます。
その結果、フォーナインズ事業の売上収益は5,872百万円(前期比19.7%増)、セグメント利益は1,773百万円(前期比35.9%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ495百万円減少し、3,931百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により増加した資金は、5,258百万円(前年同期比52.6%増)となりました。これは主に、税引前利益4,912百万円並びに減価償却費及び償却費1,675百万円の計上があった一方で、営業債権及びその他の債権の増加179百万円、利息の支払額267百万円、法人所得税の支払額1,206百万円等があったことによるものです。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により減少した資金は、2,406百万円(前年同期比166.0%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,179百万円、敷金及び保証金の差入による支出108百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出146百万円等によるものです。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により減少した資金は、3,379百万円(前年同期比770.2%増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出14,411百万円、長期借入れによる収入13,375百万円、リース負債の返済による支出1,346百万円等によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年2月1日 至 2025年1月31日) |
前年同期比(%) |
金子眼鏡事業(百万円) |
815 |
127.0 |
フォーナインズ事業(百万円) |
137 |
- |
合計(百万円) |
953 |
148.3 |
(注) 金額は製造原価によっております。
b.受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年2月1日 至 2025年1月31日) |
前年同期比(%) |
金子眼鏡事業(百万円) |
10,793 |
125.2 |
フォーナインズ事業(百万円) |
5,872 |
119.7 |
合計(百万円) |
16,666 |
123.2 |
(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績については、連結売上収益10%以上に該当する販売先がないため、その記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に影響を与えるおそれがあることを認識しております。これらリスク要因の発生を回避するためにも、内部管理体制の強化、人員増強、財務基盤の安定化等、継続的な経営基盤の強化が必要であるものと認識し、実行に努めております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性に関する情報につきましては、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。資金需要の額や使途に合わせて自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していく予定をしております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、決算日における財政状態、報告期間における経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り・予測を必要としております。当社グループは、過去の実績や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続してこの見積り・予測の評価を実施しております。なお、重要性がある会計方針及び見積りの詳細及び当該見積りに用いた仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.見積り及び判断の利用」に記載のとおりであります。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容
当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、EBITDA(注)があります。当社グループは、EBITDAを用いて業績を測定しており、当社グループの業績評価をより効果的に行うために有用かつ必要な指標であると考えています。
EBITDAの近時の推移は以下のとおりです。
(注)EBITDA=営業利益+減価償却費+識別可能資産償却費
|
2024年1月期 連結会計年度 |
2025年1月期 連結会計年度 |
EBITDA(百万円) |
5,181 |
7,003 |
(参考情報)
当社グループは、上場後には発生しないと見込まれる上場関連費用や、非経常的損益項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目)の影響を除外した上で経営成績の推移を把握するとともに、投資家が当社グループの業績評価を行う上で、当社グループの企業価値について有用な情報を提供することを目的として、以下の算式により算出された調整後EBITDA、調整後当期利益、調整後親会社の所有者に帰属する当期利益及び調整後基本的1株当たり当期利益の推移を以下のとおり記載しております。
(1)調整後EBITDA
(単位:百万円) |
回次 |
国際会計基準 |
|
第5期 |
第6期 |
|
決算年月 |
2024年1月 |
2025年1月 |
EBITDA |
5,181 |
7,003 |
(調整額) +上場準備費用(注4) |
135 |
- |
+買収関連費用(注5) |
- |
31 |
+株式市場移行費用(注6) |
- |
7 |
調整後EBITDA(注1) |
5,317 |
7,042 |
(2)調整後当期利益及び調整後親会社の所有者に帰属する当期利益
(単位:百万円) |
回次 |
国際会計基準 |
|
第5期 |
第6期 |
|
決算年月 |
2024年1月 |
2025年1月 |
当期利益 |
2,362 |
3,994 |
(調整額) +上場準備費用(注4) |
135 |
- |
+買収関連費用(注5) |
- |
31 |
+株式市場移行費用(注6) |
- |
7 |
-調整項目の税金調整額 |
41 |
11 |
-調整項目の繰延欠損金(注8) |
- |
520 |
調整後当期利益(注2) |
2,456 |
3,500 |
-調整後非支配持分に帰属する当期利益 |
156 |
- |
調整後親会社の所有者に帰属する当期利益(注3) |
2,300 |
3,500 |
調整後基本的1株当たり当期利益(注7) |
114.20 |
145.87 |
(注)1.調整後EBITDA=EBITDA(営業利益+減価償却費+識別可能資産償却費)+上場準備費用(注4)+買収関連費用(注5)+株式市場移行費用(注6)
2.調整後当期利益=当期利益+上場準備費用(注4)+買収関連費用(注5)+株式市場移行費用(注6)-調整項目の税金調整額-調整項目の繰延欠損金(注8)
3.調整後親会社の所有者に帰属する当期利益=調整後当期利益-調整後非支配持分に帰属する当期利益
4.上場準備や国際会計基準(IFRS)導入に係るアドバイザリー費用や外部コンサルタント費用等の上場に関連する一時的な費用であります。
5.2025年1月期に株式会社タイホウを買収した際の費用であります。調整後EBITDAの調整項目には、株式会社タイホウの買収に関連する弁護士費用や印紙税・登録免許税等の費用を加算調整しております。
6.市場区分移行の費用であります。なお、市場区分の変更申請の取下げをしております。
7.調整後基本的1株当たり当期利益は、調整後当期利益÷期中平均株式数により算出しております。また、当社は2023年9月30日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っており、調整後基本的1株当たり当期利益については、当該株式分割を考慮して記載しています。
8.当連結会計年度及び前連結会計年度において税務上の繰越欠損金を認識している会社があり、それらの税務上の繰越欠損金については、当連結会計年度において将来の課税所得の発生が見込まれる範囲内で繰延税金資産を520百万円認識しております。
セグメント情報
6.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会(最高経営意思決定者)が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっております。
当社グループは、主に眼鏡製品を販売しており、2つのブランドカテゴリー(金子眼鏡、フォーナインズ)を中心に事業活動を展開しています。そのうえで、各ブランドの責任者が、ブランドごとに幅広い権限と、売上・利益への責任を持ち、機動的な意思決定を行っていることから、当社のセグメントはブランドを主として「金子眼鏡事業」「フォーナインズ事業」の2つを報告セグメントとしています。
「金子眼鏡事業」は、金子眼鏡ブランドにおけるブランドカテゴリー別事業を包括しています。
「フォーナインズ事業」は、フォーナインズブランドにおけるブランドカテゴリー別事業を包括しています。
(2)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の重要な項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2023年2月1日 至 2024年1月31日)
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結 |
||
|
金子眼鏡 |
フォーナインズ |
計 |
||
売上収益 |
|
|
|
|
|
外部収益 |
8,623 |
4,905 |
13,528 |
- |
13,528 |
セグメント間収益 |
- |
- |
- |
- |
- |
合計 |
8,623 |
4,905 |
13,528 |
- |
13,528 |
セグメント利益 |
2,887 |
1,304 |
4,192 |
△492 |
3,700 |
金融収益 |
- |
- |
- |
- |
4 |
金融費用 |
- |
- |
- |
- |
409 |
税引前利益 |
- |
- |
- |
- |
3,295 |
その他の項目 |
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費 |
1,057 |
400 |
1,457 |
23 |
1,481 |
(注) セグメント利益の調整額△492百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
当連結会計年度(自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結 |
||
|
金子眼鏡 |
フォーナインズ |
計 |
||
売上収益 |
|
|
|
|
|
外部収益 |
10,793 |
5,872 |
16,666 |
- |
16,666 |
セグメント間収益 |
- |
- |
- |
- |
- |
合計 |
10,793 |
5,872 |
16,666 |
- |
16,666 |
セグメント利益 |
4,074 |
1,773 |
5,847 |
△519 |
5,328 |
金融収益 |
- |
- |
- |
- |
5 |
金融費用 |
- |
- |
- |
- |
421 |
税引前利益 |
- |
- |
- |
- |
4,912 |
その他の項目 |
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費 |
1,194 |
446 |
1,641 |
34 |
1,675 |
(注) セグメント利益の調整額△519百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(3)製品及びサービスに関する情報
製品およびサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。
売上収益に関して、注記「24.売上収益」を参照ください。
(4)地域に関する情報
① 外部顧客からの売上収益
本邦の外部顧客への売上収益が当社グループの売上収益のほとんどを占めるため、記載を省略しております。
② 非流動資産
本邦に所在している非流動資産の金額が連結財政状態計算書の非流動資産の金額のほとんどを占めるた
め、記載を省略しております。
(5)主要顧客
外部顧客への売上収益のうち、連結損益計算書の売上収益の10%以上を占める顧客が存在しないため、
記載を省略しております。