ストーリー・沿革
サマリ
DMG森精機は「MX(マシニング・トランスフォーメーション)」で工程集約・自動化・DXを一体化し、高精度加工と省人化を同時に実現する“マシニング・ソリューション・プロバイダ”。自社工場での実証や直販×エンジニアリング体制で稼働率と顧客価値を底上げし、受注単価の上昇と安定収益(パーツ・保守・工程設計支援)を拡大している。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・受注ミックス:機械5,800億円、パーツ・MRO・エンジ1,800億円、グループ会社400億円(いずれも2030想定)
・人材:アプリケーション約2,000名、MRO約3,000名体制へ。
トップメッセージの要約
2.工程集約→自動化→GX(by DX)
3.年間稼働時間4,000時間
4.デミング賞
5.直販・エンジニアリング体制
用語解説
DMG森精機が掲げる生産革新のコンセプトで、工程集約・自動化・DXを一体で設計し、機械単体ではなく“生産工程全体”の稼働率と収益性を高める取り組みを指します。
■マシニング・ソリューション・プロバイダ
工作機械の販売にとどまらず、機械・自動化システム・ソフトウェア・工程設計・教育・保守までを一気通貫で提供し、顧客の生産性KPI(稼働率・歩留まり・リードタイムなど)を改善する同社の事業ポジションを表す呼称です。
■直販×エンジニアリング体制
販売代理店を介さずに自社が直接顧客を担当し、アプリケーションエンジニアやサービス(MRO)部門が工程設計や立ち上げ・保守まで伴走するモデルを指します。価格交渉や要件定義を一本化でき、稼働率改善と受注単価の向上につなげます。
■シングルリソース
導入前の提案から教育、稼働後の保守・オーバーホールまでを同社が単一窓口で担う考え方で、責任の所在を明確にし、立ち上げ期間やトラブル対応のムダを減らします。
■工程集約→自動化→GX(by DX)
複数工程を1台または少台数に集約(例:5軸・複合加工)し、搬送や段取りを自動化し、さらにデータ連携(DX)で最適制御することで、エネルギー・在庫・不良を減らして環境負荷低減(GX)までつなげる同社の改善シーケンスです。
■CELOS(セロス)
同社が展開するデジタル統合プラットフォームで、機械操作・ジョブ管理・稼働データの見える化や接続を担います。工程全体の最適化や自動化連携の“土台”として機能します。
■PPR(不具合レポート)
同社が品質向上に用いる社内レポートの仕組みで、製造・サービス現場で発生した不具合を標準化フォーマットで収集・分析し、設計や製造プロセスに迅速にフィードバックする仕組みを指します。
■ターンキー(同社の使い方)
顧客の加工テーマに合わせ、機械仕様の選定から治具・工具・プログラム作成、試作(テストカット)、現地立ち上げ、教育までを“鍵を回せばすぐ使える”状態で一式提供するパッケージを指します。
■年間稼働時間4,000時間(KPI)
ネット接続機の実データで平均1,500時間程度とされる稼働時間を、工程集約・自動化・DXにより年間4,000時間クラスまで引き上げるという同社の目標水準で、投資対効果を図る指標として強調されています。
■伊賀など自社工場での実証
自社の量産現場でAMRによる搬送や在庫最適化などを先行実装し、段取り時間・電力・設置面積・リードタイム削減の効果を検証してから顧客に展開する“実証先導型”の取り組みを指します。
沿革
2【沿革】
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1948年10月 |
奈良県大和郡山市北郡山町318番地において株式会社森精機製作所(現DMG森精機株式会社) を設立し、繊維機械の製造・販売を開始。 |
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1958年5月 |
繊維機械の製造を中止し、工作機械(高速精密旋盤)の製造・販売を開始。 |
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1962年1月 |
本社及び本社工場を大和郡山市北郡山町106番地に移転。 |
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1968年4月 |
数値制御装置付旋盤の製造・販売を開始。 |
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1970年12月 |
事業拡張のため三重県阿山郡伊賀町(現三重県伊賀市)に伊賀工場を建設、操業開始。 |
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1979年11月 |
大阪証券取引所市場第二部上場。 |
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1981年5月 |
立形マシニングセンタの製造・販売を開始。 |
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1981年11月 |
東京証券取引所市場第二部上場。 |
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1982年7月 |
MORI SEIKI G.M.B.H.(現DMG MORI Global Marketing GmbH)設立。※ |
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1983年6月 |
横形マシニングセンタの製造・販売を開始。 |
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1983年8月 |
MORI SEIKI U.S.A., Inc.(現DMG MORI USA, INC.)設立。※ |
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1983年9月 |
東京・大阪両証券取引所の市場第一部銘柄に指定。 |
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1986年3月 |
大和郡山市井戸野町362番地に奈良工場を建設、操業開始。 |
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1992年3月 |
伊賀第2工場建設、操業開始。 |
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1999年5月 |
名古屋市中村区に名古屋ビル建設。 |
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2001年1月 |
上海森精机机床有限公司を設立。 |
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2001年5月 |
株式会社太陽工機の発行済株式の40%を取得。 |
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2002年6月 |
DTL MORI SEIKI,INC.を設立。 |
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2002年9月 |
日立精機株式会社及び日立精機サービス株式会社より営業の一部を譲受。 |
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2003年8月 |
千葉県船橋市に千葉事業所を建設、操業開始。 |
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2004年8月 |
伊賀事業所内に特機工場、人材開発センタ(現DMG森精機アカデミー)を建設。 |
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2004年10月 |
本社機能を奈良県大和郡山市より愛知県名古屋市に移転。 |
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2005年2月 |
株式会社渡部製鋼所(現DMG MORIキャステック株式会社)の株式を33.5%取得(議決権比率、現67.8%)。※ |
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2006年3月 |
伊賀事業所内に鋳物工場建設。 |
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2006年12月 |
DIXI MACHINES S.A.の工作機械製造事業を譲受。 |
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2009年3月 |
GILDEMEISTER AG(現DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT、以下、「DMG MORI AG」)との間で業務・ 資本提携を合意。※ |
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2010年3月 |
株式会社マグネスケールの発行済株式を100%取得。※ |
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2010年5月 |
MG Finance GmbH(持分法適用関連会社、現DMG MORI Finance GmbH)を設立。 |
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2011年4月 |
株式会社森精機セールスアンドサービス(現DMG森精機セールスアンドサービス株式会社)を設立。※ DMG MORI AGの株式を20.1%まで追加取得。 |
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2011年8月 |
Mori Seiki Manufacturing USA, Inc.(現DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.)を設立。※ |
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2012年2月 |
伊賀事業所内にベッド・コラム精密加工工場を建設。 |
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2012年5月 |
伊賀事業所内に第二組立工場を建設。 |
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2012年7月 |
DMG MORI MANUFACTURING USA, INC.が操業開始。 森精机(天津)机床有限公司(現DMG森精機(天津)機床有限公司)を設立。※ |
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2013年9月 |
DMG森精機(天津)機床有限公司が操業開始。 |
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2013年10月 |
商号をDMG森精機株式会社へ変更。 |
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2014年1月 |
関西地区の既存3テクニカルセンタ(大阪、京滋、姫路)を6テクニカルセンタ(大阪、奈良、 京都、滋賀、姫路、神戸)へ拡充。 |
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2014年7月 |
東京都江東区に東京グローバルヘッドクォータ(以下、「東京GHQ」)をグランドオープン。 |
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2015年3月 |
株式会社アマダマシンツールの旋盤事業譲受契約を締結。 |
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2015年4月 |
DMG MORI AGを連結対象会社化(議決権比率、現88.9%)。※ |
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2015年6月 |
英文商号をDMG MORI CO., LTD.に変更。 |
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2015年7月 |
伊賀グローバルソリューションセンタを全面的にリニューアル。 |
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2015年12月 |
奈良事業所(奈良県大和郡山市)にシステムソリューション工場を建設。 |
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2016年8月 |
DMG MORI GmbH(現、DMG MORI Europe Holding GmbH)※とDMG MORI AG間でドミネーション・アグリーメントが発効。 |
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2017年7月 |
東京GHQ内に先端技術研究センターを開所。 |
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2018年1月 |
株式会社野村総合研究所とテクニウム株式会社を共同設立(出資比率66.6%)。※ |
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2018年6月 |
東京都江東区に東京デジタルイノベーションセンタを開所。 |
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2018年8月 |
創業70周年記念の一環として、DMG MORI 5軸加工研究会を発足。 |
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2018年10月 |
最新デジタル技術を取り入れた新工場棟をFAMOT工場(ポーランド)内にグランドオープン。 |
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2019年7月 |
伊賀事業所にグローバルパーツセンタを開所。 |
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2019年10月 |
インドLakshmi Machine Works Limitedにおいて立形マシニングセンタの委託生産を開始。 |
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2020年4月 |
東京GHQにおいてCO2排出量ゼロの電力に切り替え。 |
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2020年7月 |
伊賀グローバルソリューションセンタをデジタルツインで再現したデジタルツインショールームを公開。 |
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2021年6月 |
DMG森精機プレシジョンコンポーネンツ株式会社を設立。※ |
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2022年1月 |
DMG森精機製造株式会社を設立。※ |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
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2022年7月 |
奈良県奈良市に奈良商品開発センタ(以下、「奈良PDC」)を設立し、本社機能を愛知県名古屋市から移転。奈良PDC及び東京GHQの両拠点を本社とする二本社制を導入。 |
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2023年4月 |
DMG MORI ACADEMY 浜松を開所。 |
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2024年1月 |
倉敷機械株式会社(現DMG MORI Precision Boring株式会社)の発行済株式を100%取得。※ |
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2025年2月 |
株式会社太陽工機の株式を100%まで追加取得。※ |
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2025年3月 |
本社を奈良市三条本町2番1号に移転。 |
※は連結子会社であります。
関係会社
4【関係会社の状況】
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名称 |
住所 |
資本金又は 出資金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合(%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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DMG MORI AKTIENGESELLSCHAFT (注)1,2 |
ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 |
204,926千 |
関係会社の統括 |
88.9 |
役員兼任 当社役員 4名 |
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ユーロ |
(88.9) |
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DMG MORI Europe Holding GmbH (注)1 |
ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 |
25千 |
工作機械等の 販売等を主な 事業目的とする 企業の株式 購入、保有等 |
100 |
役員兼任 当社役員 6名 当社より資金の貸付を 行っております。 |
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ユーロ |
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DMG MORI Pfronten GmbH (注)1,2 |
ドイツ バイエルン州 |
26,500千 |
工作機械の 製造及び販売 |
100 |
- |
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ユーロ |
(100) |
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||||
|
DMG MORI Seebach GmbH (注)1,2 |
ドイツ テューリンゲン州 |
8,181千 |
〃 |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI Bielefeld GmbH (注)2 |
ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 |
11,000千 |
〃 |
100 |
- |
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|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI Ultrasonic Lasertec GmbH (注)2 |
ドイツ ラインラント プファルツ州 |
5,365千 |
〃 |
100 |
- |
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|
ユーロ |
(100) |
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||||
|
DMG MORI Additive GmbH (注)2 |
ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 |
25千 |
〃 |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI EMEA GmbH (注)2 |
ドイツ ノルトライン ヴェストファーレン州 |
1,000千 |
工作機械等の 販売及び サービス |
100 |
当社製品の販売会社 役員兼任 当社役員 5名 |
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|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI Poland Sp. z o.o. (注)2 |
ポーランド ヴィエルコポルスカ県 |
22,466千 |
工作機械の 製造及び販売 |
100 |
- |
|
|
ポーランド ズロチ |
|
|||||
|
(100) |
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|||||
|
|
||||||
|
DMG MORI TORTONA S.r.l. (注)2 |
イタリア ピエモンテ州 |
3,000千 |
〃 |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI BERGAMO S.r.l. (注)2 |
イタリア ロンバルディア州 |
17,400千 |
〃 |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI Italia S.R.L. (注)2 |
イタリア ロンバルディア州 |
16,670千 |
工作機械等の 販売及び サービス |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI FRANCE SAS (注)2 |
フランス ロワシー市 |
8,165千 |
〃 |
100 |
- |
|
|
ユーロ |
(100) |
|
||||
|
DMG MORI USA, INC. (注)1,2 |
アメリカ イリノイ州 |
17,000千 |
〃 |
100 |
当社製品の販売会社 役員兼任 当社役員 3名 |
|
|
米ドル |
(100) |
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名称 |
住所 |
資本金又は 出資金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合(%) |
関係内容 |
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|
DMG MORI MANUFACTURING USA, INC. (注)2 |
アメリカ カリフォルニア州 |
31,096千 |
工作機械の製造 及び販売 |
100 |
当社製品の製造会社 役員兼任 当社役員 4名 |
|
|
米ドル |
(100) |
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||||
|
DMG森精機(天津)機床有限公司 (注)1 |
中国 天津市 |
63,400千 |
〃 |
100 |
当社製品の製造会社 役員兼任 当社役員 4名 当社が資金の借入を 行っております。 |
|
|
米ドル |
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|||||
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DMG森精機セールスアンド サービス株式会社 (注)1 |
愛知県名古屋市中村区 |
100百万 |
工作機械等の 販売及び サービス |
100 |
当社製品の販売会社 役員兼任 当社役員 4名 当社が資金の借入を 行っております。 |
|
|
円 |
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|
株式会社太陽工機 |
新潟県長岡市 |
700百万 |
工作機械の 製造及び販売 |
92.9 |
原材料の共同購入 役員兼任 当社役員 1名 |
|
|
円 |
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|||||
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株式会社マグネスケール |
神奈川県伊勢原市 |
1,000百万 |
計測装置の 製造及び販売 |
100 |
当社製品部品の製造会社 役員兼任 当社役員 3名 当社が資金の借入を 行っております。 |
|
|
円 |
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|||||
|
DMG MORI Digital株式会社 |
北海道札幌市厚別区 |
100百万 |
ソフトウエア・ ハードウエアの 開発及び販売 |
100 |
当社製品用ソフトウエアの開発 役員兼任 当社役員 4名 当社が資金の借入を行っております。 |
|
|
円 |
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他107社 |
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(持分法適用関連会社) |
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10社 |
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(注)1.特定子会社であります。その他の特定子会社として欧州における関係会社の統括会社が4社あります。
2.「議決権の所有割合」の( )内は、間接所有割合で内数であります。
3.「関係内容」の当社役員には執行役員を含めております。
4.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)が連結売上高の10%を超える連結子会社の「主要な損益情報等」は、次のとおりであります。
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名称 |
売上高 (百万円) |
税引前当期 利益 (百万円) |
当期利益 (百万円) |
純資産額 (百万円) |
総資産額 (百万円) |
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DMG MORI USA, INC. |
96,175 |
6,207 |
5,284 |
24,872 |
70,847 |
|
DMG MORI Deutschland Vertrieb und Service GmbH |
113,494 |
1,309 |
1,145 |
13,035 |
48,748 |