2025.10.21更新

コーポレートストーリー

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合レポート 2024

サマリ

ソディックはNC放電加工機の先駆者として培った制御・リニアモータ技術を核に、ワイヤ放電・マシニング・金属3Dプリンタ・レーザー・射出成形・食品機械まで拡張し、試作~量産の“精密加工×生産”を一気通貫で支えるメーカー。AIやフェムト秒レーザー、独自V-LINE方式等の装置力と内製化R&Dで、高付加価値モデルへのシフトを加速している。

目指す経営指標

・2025~2027年度 売上高:774→815→885億円
・営業利益:43→53→70億円・営業利益率:5.6%→6.5%→7.9%(各年度計画)
・DOE 2%以上、総還元性向40%以上
・環境配慮型製品比率(工作機械対応機種)2026年75%、(射出成形機対応機種)2026年100%
・人的資本KPI:従業員満足度偏差値55以上(2026年)、女性管理職比率5%(2026年)、男性育休取得率100%(2027年)

専門用語

■V-LINE方式
ソディックが独自に開発した射出成形の方式で、安定した樹脂の充填と再現性の高い成形をねらう技術を指します。装置力の中核として高付加価値モデルの展開に使われています。

■OPM250L
金属3Dプリンタの製品名です。試作から量産までの加工を見据えた機種として導入実績を重ね、同社の「精密加工×生産」を支える装置群の一つです。

■SRT工法
大型金型部品向けにソディックが展開する加工手法(工法)の名称です。量産適用や受賞実績があり、大型部品の生産性・精度向上を目的としています。

■LSP4040/LSP5070
フェムト秒レーザー加工機の製品名です。極めて短いパルスのレーザーを用いる加工分野で、同社の新製品として位置づけられています。

■無菌包装米飯システム
食品機械分野で展開する包装・殺菌技術を組み合わせたシステムです。おにぎりの消費期限を従来の18時間から36時間へ延長する実績があり、フードロス削減に寄与します。

■無消耗回路
放電加工機に関する回路技術で、電極の消耗を抑えることを狙った研究の名称です。創業期からの技術的取り組みとして同社の高精度加工の基盤になっています。

■リニアサーボ搭載機
リニアモータによるサーボ駆動を取り入れた工作機械の呼称で、ソディックは世界初の搭載機を市場投入しました。高速・高精度な位置決めを実現するための同社の強みを示す用語です。

■加工技術チーム(試作提案)
顧客の課題に対して試作で加工条件や品質を具体化し、最適な装置・工程を提案する社内チームを指します。装置販売だけでなく保守・消耗品まで含めた提供価値の拡大に直結する取り組みです。

■Prima Additive
金属3Dプリンタ分野で資本業務提携・子会社化したイタリアの企業名です。産業用途の拡大と欧州での販売網強化に活用され、事業ポートフォリオ高度化を支援します。

■社是「創造・実行・苦労・克服」
ソディックの行動指針を示す言葉で、創造し、実行し、苦労をいとわず、それを克服するという姿勢を表します。グローバルで“世界のものづくり”を支える同社の企業文化を象徴します。