2025年11月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

IoT関連事業 メタバース・デジタルコンテンツ事業 暗号資産・ブロックチェーン事業 ソリューション事業 インターネット旅行事業 ブランドリテールプラットフォーム事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
IoT関連事業 451 12.6 -56 -35.0 -12.5
メタバース・デジタルコンテンツ事業 583 16.2 -15 -9.3 -2.6
暗号資産・ブロックチェーン事業 728 20.3 158 98.2 21.6
ソリューション事業 1,830 50.9 74 46.1 4.0

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社11社、持分法適用関連会社2社の計14社で構成されております。

当連結会計年度末における当社グループのセグメントの事業内容及び当社と主な関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

セグメントの名称

事業内容

担当会社

経営管理

グループ経営管理

㈱ネクスグループ

メタバース・デジタルコンテンツ事業

電子書籍事業

コンピューター・ソフトウェアの開発・販売及びマーケティング

メタバース分野におけるサービス・情勢の情報収集

コミッションプラットフォーム及びWEBサービスの開発、運営

㈱実業之日本デジタル

㈱スケブ

IoT関連事業

農業ICT事業

㈱ネクスグループ

暗号資産・ブロックチェーン事業

暗号資産交換業

暗号資産に関する投資

暗号資産の売買、消費貸借

暗号資産に関する派生商品の開発、運用

暗号資産に関するファンドの組成

Web3コンサルティング

ブロックチェーン技術の開発

㈱ネクスグループ

㈱Zaif

チューリンガム㈱

ソリューション事業

物流業務並びにチェーン本部代行業務

食料品の卸売、小売

日用品雑貨の輸出入、販売

システムエンジニアリング

システムの受託開発

㈱ケーエスピー

㈱ネクスソフト

その他

財務戦略、事業戦略、業務支援等の各種コンサルティング業務

その他

㈱ネクスグループ

㈱ネクスファームホールディングス

ITAL-J JAPAN㈱

㈱ネクスデジタルグループ

㈱web3テクノロジーズ

Digital Credence Technologies Limited

㈱フィスコ

㈱CAICA DIGITAL

 

 

 

また、当連結会計年度末における事業の系統図は、次のとおりであります。

 


業績状況

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の状況の概要

(1) 当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しております。しかしながら、欧米・中国経済の先行き不安、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動などにより、依然として不透明な状況が続いております。

 

このような事業環境のもと、当社グループは中期経営計画に基づき、デジタルコンテンツ領域及びWeb3関連領域の事業拡大に取り組むとともに、M&Aを含む収益力強化施策の推進を図ってまいりました。

 

当期においては、2025年2月に株式会社ネクスデジタルグループ(旧株式会社ZEDホールディングス、以下「ネクスデジタルグループ」)を連結子会社化し、同社主要子会社として暗号資産交換業者である株式会社Zaif(以下「Zaif」)、Web3のコンサルティング企業であるチューリンガム株式会社(以下「チューリンガム」)、ソフトウェアエンジニアリング業務を行う株式会社ネクスソフト(以下「ネクスソフト」)等が新たに当社グループへ加わりました。

また、当社は同年7月に、ネクスデジタルグループに対する貸付債権の一部放棄及び増資の引受を決議し、同社の財務基盤の健全化を図りました。さらに、同年9月には、同社の商号を「株式会社ネクスデジタルグループ」へ変更するとともに、本店所在地を移転し、ブランド戦略の強化及び業務効率化を推進いたしました。

なお、ネクスデジタルグループの支配関係に関して、当社及び当社子会社と株式会社HODL1(旧株式会社クシム)との間で、複数の訴訟・紛争案件が係属しており、当社は係属中の訴訟案件に係るリスク評価及び財務影響の把握を継続して進めておりますが、当連結会計年度において重要な財務影響は発生しておりません。

加えて、IoT関連事業子会社である株式会社ネクス(以下「ネクス」)においては、同社の事業特性及び成長戦略を踏まえ、株式会社CAICA DIGITAL(以下「CAICA」)を株式交換完全親会社、ネクスを株式交換完全子会社とする株式交換を実施し、グループ経営の最適化に向けた施策を実行しております。

 

上記の結果、売上高においては、3,562百万円(対前期比67.2%増)となりました。それに伴い、営業損失は223百万円(前期は営業損失246百万円)、経常損失は250百万円(前期は経常損失230百万円)、税金等調整前当期純損失は966百万円(前期は税金等調整前当期純損失258百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は728百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失289百万円)となりました。

また、M&Aに伴うのれん償却額を加味した参考指標としてのEBITDA*1は、38百万円となりました(前期はEBITDA△70百万円)。

 

*1 EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額

 

当連結会計年度におけるセグメントごとの業績は以下のとおりであります。

 

(メタバース・デジタルコンテンツ事業)

株式会社実業之日本デジタル(以下「実日デジタル」)は、いわゆる電子書店(電子書籍配信サイト、Web漫画サイト、漫画アプリ、雑誌読み放題サイトなど)及び電子取次を主な取引先としております。電子書籍市場は、コロナ禍における巣ごもり需要が一巡したものの、引き続き堅調に推移するなか、当年度はマンガ領域において主要電子書店との取り組みを強化し、露出拡大及び新規読者層の獲得に注力いたしました。その結果、国内最大級の電子コミック書店であるコミックシーモアにおいて『裏切られた悪徳王女、幼女になって冷血皇帝に拾われる』が総合ランキング入りするなど、重点施策が具体的成果として表れております。

また、ピッコマでは当社全作品を対象に100%ポイント還元フェアを実施し、既刊の再活性化と読者接点の拡張を図りました。今後も、各プラットフォーム特性に応じた販促施策の実施と、話題化を促す企画展開を継続してまいります。

文芸・実用書領域においては、電子図書館向けの展開を強化し、安定的な提供先の拡充を推進いたしました。当年度は新たなプラットフォーマーへの作品提供を開始したことにより、ほぼすべての電子図書館において当社作品が取り扱われる体制となり、利用者接点の拡大と継続的な利用機会の創出につながっております。

今後も、提供ラインナップの拡充と流通チャネルの最適化を進め、収益基盤の強化に取り組んでまいります。

 

株式会社スケブ(以下「スケブ」)は、クリエイターにイラストや音声データなどを有償でリクエストすることができるコミッションサービス『Skeb』を提供しています。2025年11月には7周年を迎え、総登録者数が382万人(2025年12月現在)を突破、日本最大級のコミッションプラットフォームと言えるまでに成長いたしました。

また、2025年5月に開催いたしましたオフラインイベント「超メタフェス~VRC大交流会~」は延べ1万人以上の来場者数を記録する等、リアル、バーチャル双方で予想を上回る結果となりました。2026年5月にも秋葉原にて開催が決定しており、引き続き来場者数の増加並びに『Skeb』の登録者数増加へ繋がるプロモーションを強化してまいります。

 

この結果、当連結会計年度の売上高は583百万円(対前期比84.0%増)、営業損失は14百万円(前期は営業損失5百万円)となりました。

 

(IoT関連事業)

株式会社ネクス(以下「ネクス」)は、培ってきた自動車テレマティクスをはじめとする様々な分野に対するIoT技術をベースに「IoT×ブロックチェーン技術」、「IoT×AI技術」など、「IoT×新技術」を活用した新たなサービスの提供を目指しておりましたが、ネクスが手掛けるIoTデバイス(ハードウェア)製品の製造販売事業については、近年、製品のコモディティ化や価格競争の激化により、市場環境は年々厳しさを増しており、当社グループの成長領域との親和性も限定的となっております。

そのような状況を踏まえ、ネクスの更なる事業発展を図るには、ソフトウェア領域に強みを持つ他社との連携による製品力・競争力の強化が不可欠であると判断し、ネクスをCAICAへ譲渡することといたしました。

CAICAは、システム開発やWeb3関連の技術に強みを有しており、ネクスのIoTハードウェア事業との間で技術的・事業的なシナジーが強く見込まれます。ネクスがCAICAの傘下で新たな事業展開を進めることで、製品の付加価値の向上、新たな市場の開拓など、企業価値の一層の向上が期待されます。

 

農業ICT事業(NCXX FARM)では、農作物の生産、加工、販売を行う6次産業化事業と、特許農法による化学的土壌マネジメント+ICTシステムによるデジタル管理のパッケージ販売を行うフランチャイズ事業の事業化を推進しております。

6次産業化事業では、スーパーフードとして人気の高いGOLDEN BERRY(食用ほおずき)の生産、販売を行っております。加工品としてセミドライゴールデンベリーに加え、今年度リニューアル商品となったGOLDEN BERRYプレミアムアイスを販売しております。2025年11月からは新たにゴールデンベリーリキュール「アウレア・トロピカ」720mlと200mlの2種類の販売を開始しております。

参照:https://www.instagram.com/p/DRrFWL9kUE-/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

また、GOLDEN BERRYの栽培時に発生する葉の残渣を活用した「ほおずきエキス」を開発し、化粧品の原材料として活用されております。

このほか新しい取り組みとして農産物加工品とNFTカードを組み合わせたふるさと納税返礼品の販売も開始しております。

参考:https://item.rakuten.co.jp/f032051-hanamaki/14301-30022289/

フランチャイズ事業では、引き続き自社試験圃場での栽培実績をもとに、自社独自の特許農法(多段式ポット)とICTシステムの提供に加えて、お客様の要望に沿った多種多様な農法・システム・農業関連製品の提供を行う農業総合コンサルティングサービスを展開しております。

 

この結果、当連結会計年度の売上高は348百万円(対前期比57.6%減)、営業損失は56百万円(前期は営業利益86百万円)となりました。

 

(ソリューション事業)

株式会社ケーエスピー(以下「ケーエスピー」)は、外食チェーン店や介護施設等における、物流を含めた食材、副資材、消耗品等のトータルサプライヤー業を柱として、その他にもコスメティックショップ等の物販チェーン店舗における、各種パッケージやSPツールの企画・制作を行っております。取引社数と商品販売数の二軸を継続的に増やし続けていくストック型の販売モデルのため、急激な売上・利益の拡大等は見込めませんが、確実に安定した売り上げと利益の積み上げのビジネスモデルを特長としております。

当連結会計年度も、前期に引き続き、新規販売先及び新規取り扱い商品が順調に増えてきております。

さらに今期は、商社機能を活かした仕入先への販売等、双方向の売買の強化、また、商品力のある商品を使ったフック営業からのクロスセル等により、1社あたりの取引額を増加させるための施策等も開始しております。

今後も、引き続き取引社数の拡大と、商品販売数の拡大を図り、さらなるストックを積み上げていくことを主としながらも、環境問題や世界的な人口増加における原料不足といった社会問題においても、商社機能を活かしたソリューションを多面的に提供し、フードテックを組み合わせた加工食品の開発をはじめ、川上(一次・二次産業)及び川下(三次産業)に対して、新たな領域への事業化の展開を進めていく予定です。

 

ネクスソフトは、システムエンジニアリングサービス事業(SES事業)としてニーズの高いオープン系を中心とした顧客システム開発の支援やエンジニア派遣と、受託開発事業としてシステム新規開発のほか開発後の運用保守対応や既存顧客からのシステム改修を行っております。

当連結会計年度は、SES事業においては参画中のプロジェクト取引の継続が大半の中で、中途採用の入社が計画比で8か月以上遅延してしまったこと及び協力会社との連携案件が伸び悩んだことから、目標としていた576百万円に達せず437百万円に留まりました。また、受託開発事業においてはASTERIA Warp案件の拡大が一部あったものの、新規開発見込み案件が積みあがらず、目標としていた71百万円に達せず65百万円に留まりました。

一方で、中間連結会計期間終了時から採用活動と営業活動の両輪にリソース投下したことにより、第4四半期連結会計期間から社員数は年間の計画人数に達し、大規模受託の見込み案件も積みあがりました。今後においては、SES事業における案件拡大と受託開発事業における案件受注は見込みが高まり回復していくことと、引き続きリソース投下をすることで回復から拡大へと転換するよう努めてまいります。

 

この結果、当連結会計年度の売上高は1,820百万円(対前期比116.9%増)、営業利益は73百万円(対前期比23.8%増)となりました。

 

(暗号資産・ブロックチェーン事業)

Zaifは、暗号資産交換業者として2016年から10年近いサービス展開をし、老舗プレイヤーとして業界を牽引してまいりました。時代のニーズに合わせた柔軟なサービス展開は新たな顧客層獲得へと寄与しております。

Zaifは、「暗号資産で資産形成ならZaif」をコンセプトに、個人投資家の資産形成ニーズと、大口顧客の取引ニーズの双方に対応するサービス拡充を進めております。

特にライフカード株式会社と提携した「Zaifカード」、顧客の資産形成を目的とした「ステーキングサービス」は、他社との差別化のサービスとして認知が広がりつつあります。

当連結会計年度においては、まず暗号資産の大口取引優遇サービス「Zaif Prime Desk」を新たに開始し、大口顧客向けに個別見積りによる約定価格や手数料条件を提供する枠組みを整備いたしました。これにより、店頭取引(OTC)に近い形でスプレッドや流動性の面で有利な条件を提示できる体制を構築し、大口取引需要の取り込みを図っております。

ステーキングサービスでは、ステーキング報酬を暗号資産のみならず日本円でも受け取ることができる機能を導入し、価格変動リスクを抑えながら暗号資産を活用した資産形成を行いたいお客様に向けた選択肢を拡充いたしました。当該サービス開始にあわせてキャンペーンも実施し、ステーキングサービスの認知向上と利用促進に取り組んでおります。

積立サービスでは、「Zaifコイン積立」においてZaifカード決済及び自動入金機能をリリースしたのち、銀行口座振替による自動入金にも対応するなど、入金から積立までを自動化する仕組みの整備を進めております。これにより、事前入金の手間を軽減し、より多くのお客様が継続的に少額から暗号資産積立を行いやすい環境を整備いたしました。

また、ビットコイン保有者向けの新たな運用手段の提供に向け、Babylon Bitcoin Stakingプロトコルを活用したビットコインステーキングサービスの構築に向けたプロジェクトを、Bflux社との共同で開始しております。今後、同プロジェクトの進捗に応じて、暗号資産の長期保有ニーズに対応する商品ラインアップの拡充を図ってまいります。

一方で、当連結会計年度の暗号資産市況は一部期間で下落局面となり、現物取引及びステーキングを含む各サービスの取引量は想定をやや下回る推移となりました。その結果、取引手数料収入及びステーキング関連収入は計画を下回りましたが、人件費やシステム関連費用などのコスト最適化を進めたことにより、損失水準は概ね想定の範囲内に留まっております。今後も、サービスラインアップの拡充とコストコントロールを両立させつつ、市場環境の変動に左右されにくい収益構造の構築を目指してまいります。

 

この結果、当連結会計年度の売上高は727百万円(前期は売上高20百万円)、営業利益は157百万円(前期は営業損失98百万円)となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下資金)の期末残高は、前連結会計年度末と比べて322百万円増加し、1,467百万円となりました。なお、当期増加額のうち、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入は727百万円、連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少が35百万円となります。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した金額は59百万円(前年同期は352百万円の資金支出)となりました。これは主に、資金の増加要因としてのれん償却額242百万円、売上債権の減少額269百万円があり、減少要因として税金等調整前当期純損失966百万円、棚卸資産の増加額85百万円があったことによります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により獲得した金額は391百万円(前年同期は296百万円の資金支出)となりました。これは主に、増加要因として連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入727百万円があり、減少要因として投資有価証券の取得による支出211百万円、無形固定資産の取得による支出58百万円があったことによります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した金額は91百万円(前年同期は28百万円の資金獲得)となりました。これは主に、減少要因として長期借入金の返済による支出130百万円、社債の償還による支出14百万円があったことによります。

 

(3) 生産、受注及び販売の実績

① 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

IoT関連事業

487,478

76.9

 

(注) 1 メタバース・デジタルコンテンツ事業、暗号資産・ブロックチェーン事業、ソリューション事業及びその他事業については、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。

2 金額は、製造原価によっております。

 

② 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

IoT関連事業

67,325

6.6

-

-

ソリューション事業

289,878

-

60,299

-

 

(注) 1 メタバース・デジタルコンテンツ事業、暗号資産・ブロックチェーン事業、その他事業については、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。

2 金額は、販売価格によっております。

3 IoT関連事業において、株式会社ネクスを連結の範囲から除外したため、受注残高は記載しておりません。

 

 

③ 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

IoT関連事業

348,773

42.4

メタバース・デジタルコンテンツ事業

583,230

184.0

暗号資産・ブロックチェーン事業

727,904

3,499.9

ソリューション事業

1,820,066

216.9

その他

82,206

62.7

合計

3,562,181

167.2

 

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

(自 2023年12月1日

  至 2024年11月30日)

当連結会計年度

(自 2024年12月1日

  至 2025年11月30日)

販売高

(千円)

割合

(%)

販売高

(千円)

割合

(%)

ラッシュジャパン合同会社

190,675

8.90

376,681

10.50

NTTドコモビジネス株式会社

332,816

15.60

22,095

0.60

 

 

(4) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。なお、キャッシュ・フローの状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

② 財政状態

(資産)

資産の残高は、前連結会計年度末と比較して128,771百万円増加し、134,712百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が322百万円増加、利用者暗号資産が119,308百万円増加、投資有価証券が3,272百万円増加、仕掛品が511百万円減少、のれんが478百万円減少したことによります。

 

(負債)

負債の残高は、前連結会計年度末と比較して130,074百万円増加し、131,684百万円となりました。この主な要因は、預り暗号資産が119,308百万円増加、借入金残高(※)が3,886百万円増加、預り金が6,265百万円増加したことによります。

 

(純資産)

純資産の残高は、前連結会計年度末と比較して1,302百万円減少し、3,028百万円となりました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が52百万円増加し、利益剰余金が1,037百万円減少ことによります。

 

(※)1年内返済予定の長期借入金、長期借入金残高の合計

 

③ 経営成績の分析

当社グループの当連結会計年度における経営成績は、以下のとおりであります。

(売上高)

当連結会計年度の売上高は、3,562百万円(前期比67.2%増)となりました。

詳細につきましては「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 当期の経営成績の概況」に記載したとおりであります。

 

(売上総利益)

売上高総利益率は、前連結会計年度より13.5ポイント増加し、41.6%となり、売上総利益は、1,482百万円(前期比147.3%増)となりました。

 

(営業損益)

販売費及び一般管理費は、前連結会計年度より増加し、1,706百万円(前期比101.6%増)となりました。

以上の結果、売上高営業利益率は、前連結会計年度より5.3ポイント増加し、△6.3%となり、営業損失は223百万円(前期は246百万円の営業損失)となりました。

 

(経常損益)

営業外収益は40百万円(前期比42.6%増)となりました。これは主に受取利息、倒産防止共済解約手当金の増加によるものであります。営業外費用は67百万円(前期比434.0%増)となりました。これは主に支払利息の増加によるものであります。

以上の結果、経常損失は250百万円(前期は230百万円の経常損失)となりました。

 

(特別損益)

特別利益は791百万円(前期は8百万円の特別利益)となりました。これは主に持分変動利益の増加よるものであります。特別損失は1,507百万円(前期は36百万円の特別損失)となりました。これは主に減損損失の増加によるものであります。

 

(税金等調整前当期純損益)

以上の結果、税金等調整前当期純損失は966百万円(前期は258百万円の税金等調整前当期純損失)となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純損益)

以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は728百万円(前期は289百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

 

④ 資本の財源及び資金の流動性

当社グループは現在、必要な運転資金、設備投資及び投融資資金については、自己資金、借入、社債の発行及び保有株式の売却といった資金調達方法の中から、諸条件を総合的に勘案し、最も合理的な方法を選択して調達していく方針であります。当連結会計年度末におきましては短期借入金365百万円、1年内返済予定の長期借入金75百万円、長期借入金3,728百万円、1年内償還予定の社債9百万円、社債20百万円となりました。

当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金等を調達していく方針であります。

 

⑤ 戦略的現状と見通し及び今後の方針について

当社グループは、電子書籍やコミッションサービス等のデジタルコンテンツ領域、暗号資産交換所事業等のWeb3事業を戦略的注力分野として位置付け、M&Aを含む事業構造の再編及び収益基盤の強化に取り組んでおります。

デジタルコンテンツ領域の電子書籍では、電子コミックを中心に引き続き堅調に推移しており、出版社及び電子書店等の流通チャネルにおける作品取扱いが拡大しております。加えて、クリエイターエコノミー領域においては、個人クリエイターがデジタルコンテンツ及び表現物を提供し、ユーザーが対価を支払うコミッションサービスが拡大しており、当社グループが展開する『Skeb』は、リクエスト及びコミッションを通じた個人間課金需要を取り込むことで、クリエイターとユーザー双方における新たな付加価値の形成が進んでおります。これらの領域では、個人課金(BtoC)やコミュニティ活性化を基点とした継続利用が市場特性として見られ、持続的な市場成長が見込まれます。

Web3領域においては、ブロックチェーン技術を活用した暗号資産、NFT、ステーキング等を含む新たな経済圏の整備が進み、国内外における制度整備や企業導入が進行するなか、金融投資領域のみならず実需領域における活用可能性も広がりを見せております。

暗号資産交換所事業においては、個人投資家による暗号資産の保有及び資産形成需要が進展し、現物取引に加えて積立及びステーキング等の長期保有型商品・サービスの整備が進んでおります。また、大口顧客向けに店頭取引(OTC)及びスプレッド優遇サービス等の整備が進むことで、事業法人及び機関投資家による暗号資産の取扱いや財務活用の余地も生まれつつあります。

当社グループは、これらの市場環境を踏まえ、グループ内のアセット及び顧客レコードの活用によるシナジーの実現、ストック型収益の拡充、及び規制対応と内部管理の強化に取り組むことで、中長期的な収益力の向上を目指してまいります。

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、本社において包括的な戦略を立案し、取り扱う製品及びサービスについて事業活動を展開しております。当社グループの事業は、以下のとおり、製品及びサービス別のセグメントから構成されております。

 

セグメントの名称

事業内容

IoT関連事業

各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売

上記にかかわるシステムソリューション提供及び保守サービスの提供

農業ICT事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

電子書籍事業

コンピューター・ソフトウェアの開発・販売及びマーケティング

メタバース分野におけるサービス・情勢の情報収集

コミッションプラットフォームの開発、運営

暗号資産・ブロックチェーン事業

暗号資産交換業

暗号資産に関する投資

暗号資産の売買、消費貸借

暗号資産に関する派生商品の開発、運用

暗号資産に関するファンドの組成

Web3コンサルティング

ブロックチェーン技術の開発

ソリューション事業

物流業務並びにチェーン本部代行業務

食料品の卸売、小売

日用品雑貨の輸出入、販売

システムエンジニアリング

システムの受託開発

その他

財務戦略、事業戦略、業務支援等の各種コンサルティング業務

その他

 

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部売上高又は振替高は、市場実勢価格に基づいております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2023年12月1日 至 2024年11月30日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

IoT
関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

計

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

822,160

316,990

20,797

839,223

131,091

2,130,262

外部顧客への
売上高

822,160

316,990

20,797

839,223

131,091

2,130,262

セグメント間の
内部売上高
又は振替高

24,000

-

-

689

342

25,031

計

846,160

316,990

20,797

839,912

131,433

2,155,294

セグメント利益
又は損失(△)

86,457

△5,685

△98,905

59,784

△19,079

22,570

セグメント資産

1,124,367

2,318,793

144,856

288,361

100,845

3,977,225

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

3,448

1,748

9,700

20

2,397

17,315

のれんの償却額

-

152,106

-

990

-

153,096

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

444

1,308,011

-

8,487

2,522

1,319,466

 

 

 

(単位:千円)

 

調整額

連結財務諸表計上額

売上高

 

 

顧客との契約から生じる収益

-

2,130,262

外部顧客への
売上高

-

2,130,262

セグメント間の
内部売上高
又は振替高

△25,031

-

計

△25,031

2,130,262

セグメント利益
又は損失(△)

△269,333

△246,763

セグメント資産

1,963,809

5,941,035

その他の項目

 

 

減価償却費

5,983

23,299

のれんの償却額

-

153,096

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

5,303

1,324,770

 

(注) 1.セグメント利益又は損失は連結損益計算書の営業損失と調整を行っており、調整額は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

2.セグメント資産の調整額は、主に全社資産1,963,809千円であり、その内訳は主に報告セグメントに帰属しない資産(現金及び預金、投資有価証券等)であります。

3.減価償却費の調整額は、主に全社資産に係る償却費5,983千円であります。

4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の増加額であります。

 

 

当連結会計年度(自  2024年12月1日  至  2025年11月30日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

IoT
関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

計

売上高

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

348,773

583,230

727,904

1,820,066

82,206

3,562,181

外部顧客への
売上高

348,773

583,230

727,904

1,820,066

82,206

3,562,181

セグメント間の
内部売上高
又は振替高

102,000

-

-

9,584

19,142

130,726

計

450,773

583,230

727,904

1,829,651

101,348

3,692,907

セグメント利益
又は損失(△)

△56,174

△14,909

157,527

73,987

△84,862

75,567

セグメント資産

180,950

2,737,991

126,346,483

413,216

246,051

129,924,692

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

2,406

6,669

2,592

859

879

13,407

のれんの償却額

-

228,069

-

14,364

-

242,433

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

639

16,527

67,660

45,748

1,162,013

1,292,589

 

 

 

(単位:千円)

 

調整額

連結財務諸表計上額

売上高

 

 

顧客との契約から

生じる収益

-

3,562,181

外部顧客への
売上高

-

3,562,181

セグメント間の
内部売上高
又は振替高

△130,726

-

計

△130,726

3,562,181

セグメント利益
又は損失(△)

△299,147

△223,579

セグメント資産

4,787,888

134,712,580

その他の項目

 

 

減価償却費

7,482

20,889

のれんの償却額

-

242,433

有形固定資産及び
無形固定資産の
増加額

26,794

1,319,383

 

(注) 1.セグメント利益又は損失は連結損益計算書の営業損失と調整を行っており、調整額は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

2.セグメント資産の調整額は、主に全社資産4,787,888千円であり、その内訳は主に報告セグメントに帰属しない資産(現金及び預金、投資有価証券等)であります。

3.減価償却費の調整額は、主に全社資産に係る償却費7,482千円であります。

4.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の増加額であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年12月1日  至  2024年11月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同一の内容を記載しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

 

 

(単位:千円)

日本

香港

合計

113,823

40,155

153,978

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

NTTドコモビジネス株式会社

332,816

IoT関連事業

 

 

当連結会計年度(自  2024年12月1日  至  2025年11月30日)

1.製品及びサービスごとの情報

連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に同一の内容を記載しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:千円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

ラッシュジャパン合同会社

376,681

ソリューション事業

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年12月1日  至  2024年11月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

IoT関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

-

-

36,375

-

-

-

36,375

 

 

 

当連結会計年度(自  2024年12月1日  至  2025年11月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

IoT関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

全社・消去

合計

減損損失

223

275,830

71,097

-

1,158,682

-

1,505,832

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年12月1日  至  2024年11月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

IoT関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

-

152,106

-

990

-

-

153,096

当期末残高

-

1,957,356

-

7,496

-

-

1,964,853

 

 

(のれんの金額の重要な変動)

第2四半期連結会計期間より、株式会社ケーエスピーが連結子会社となったことに伴い、「ソリューション事業」において、のれんが発生しております。なお、当該事象による、のれんの増加額は8百万円であります。

また、第3四半期連結会計期間より、株式会社スケブが連結子会社となったことに伴い、「メタバース・デジタルコンテンツ事業」において、のれんが発生しております。なお、当該事象によるのれんの増加額は1,302百万円であります。

 

当連結会計年度(自  2024年12月1日  至  2025年11月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

IoT関連事業

メタバース・デジタルコンテンツ事業

暗号資産・ブロックチェーン事業

ソリューション事業

その他

全社・消去

合計

当期償却額

-

228,069

-

14,364

-

-

242,433

当期末残高

-

1,453,456

-

33,132

-

-

1,486,589

 

 

(のれんの金額の重要な変動)

「ソリューション事業」において、前中間連結会計期間に行われた子会社株式の取得における条件付対価の支払いにより、のれんを追加的に計上しております。なお、当該事象によるのれんの増加額は、第3四半期連結会計期間において40百万円であります。

また、「メタバース・デジタルコンテンツ事業」のセグメントにおいて、株式会社実業之日本デジタルののれん275百万円を減損損失に含めております。

さらに、「その他」のセグメントにおいて、中間連結会計期間にネクスデジタルグループを取得したことにより、のれんが1,158百万円発生いたしましたが、全額を減損損失に含めております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年12月1日  至  2024年11月30日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年12月1日  至  2025年11月30日)

該当事項はありません。