2025.06.05更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: SK-Electronics 統合報告書2025

サマリ

エスケーエレクトロニクスは、京都を拠点とする大型フォトマスク専業メーカーとして、FPD(フラットパネルディスプレー)用大型フォトマスク分野で世界シェア28%を誇り、高付加価値品で競争優位を築いています。また、RFIDや医療機器(デジタルコルポスコープQ-COなど)のソリューション事業も展開し、多様なニッチ領域で技術開発力を発揮。中期経営計画では、2027年までに売上330億円を目指し、フォトマスク事業の収益力向上とソリューション事業の早期黒字化を推進しています。

目指す経営指標

連結売上高:2027年9月期までに330億円

売上高営業利益率(営業利益率):20%以上(2024年9月期実績11.9%→目標20%)

売上高総資産回転率:1.0以上(2024年9月期実績0.65→目標1.0以上)

ROE:15%以上(2024年9月期実績7.2%→目標15%以上)

連結配当性向:50%(2024年9月期実績50.1%→目標50%)

用語解説

■フォトマスク
半導体やフラットパネルディスプレー(FPD)などを製造する際の原版(マスク)。高精細な回路やパターンを載せたマスクを用いて、基板上に該当パターンを光や電子線で露光し、微細加工を行うための必須部材です。エスケーエレクトロニクスでは、特にFPD用の大型フォトマスクを製造し、カスタム設計から製造までを一貫提供しています。
参照元:「統合報告書2025」

■FPD用大型フォトマスク
「フラットパネルディスプレー(FPD)製造用」のサイズが大きいフォトマスクを指します。FPDメーカーの最新世代ライン(例:第8.6世代など)に対応し、数百ミリメートル角までの大型基板全体に高精細パターンを描くために用いられます。エスケーエレクトロニクスはこの分野で世界シェア28%を占める高付加価値品を提供しています。
参照元:「統合報告書2025」

■RFID
「Radio Frequency Identification」の略称。タグに内蔵された小型ICとアンテナを無線で読み書きする技術です。エスケーエレクトロニクスは「エクストリームタグ」や「ピッキングタグ」などの製品を通じ、製造・物流・小売などの現場で在庫管理やトレーサビリティに貢献しています。
参照元:「統合報告書2025」

■デジタルコルポスコープQ-CO
エスケーエレクトロニクスが開発・販売する「子宮頸がん検査機」の製品名。従来型コルポスコープにデジタルカメラや映像処理技術を組み合わせ、小型化・高画質化を実現。クリニック向けに導入され、検査の効率化や診断精度向上を支援します。
参照元:「統合報告書2025」

■電気刺激装置 WILMO
子宮頸がん検査や治療のサポートを目的とした医療機器製品名。エスケーエレクトロニクスのヘルスケア領域で提供される電気刺激装置で、検査時の消毒・止血などに用いられます。
参照元:「統合報告書2025」

■エクストリームタグ
エスケーエレクトロニクスがRFIDソリューション事業で提供する、高耐久・高感度を特徴とするRFIDタグのブランド名。製造・物流現場など過酷な環境下でも安定した読み取りが可能で、在庫管理やトレーサビリティ向上を狙った用途に適しています。
参照元:「統合報告書2025」

■ピッキングタグ
入出庫やピッキング作業で用いられるRFIDタグの製品名。作業員が棚から製品を取り出す際に、RFIDリーダーと連携し適切なアイテムを即座にピックアップできるよう支援するタグで、作業ミスの低減や効率化に寄与します。
参照元:「統合報告書2025」

■有機ELパネル(第8.6世代工場)
有機発光ダイオード(OLED)技術を用いた次世代ディスプレイパネル。有機ELパネルは自発光方式で高コントラスト・低消費電力を実現し、多くのスマートフォンやテレビに採用されています。第8.6世代工場とは、ガラス基板サイズ約2,200 × 2,500 mm(8.6世代)の大型工程ラインを指し、量産性や歩留まりの向上に重要な位置付けです。
参照元:「統合報告書2025」

■売上高総資産回転率
企業の「総資産」を「売上高」で何回転させているかを示す財務指標。計算式は「売上高 ÷ 総資産」で、資産をどれだけ効率的に活用して売上を生んでいるかを評価します。エスケーエレクトロニクスでは2024年9月期実績0.65から目標1.0以上に引き上げを目指しています。
参照元:「統合報告書2025」

■連結配当性向
「親会社株主に帰属する当期純利益」に対して、実際に配当に回す割合を示す指標。計算式は「1株当たり年間配当金 ÷ 1株当たり当期純利益」または「総配当額 ÷ 当期純利益(親株主帰属)」で表し、株主還元方針の目安となります。2024年9月期実績50.1%、今後も連結配当性向50%を維持する方針です。
参照元:「統合報告書2025」
2025年9月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

当社は、2001年10月1日に株式会社写真化学のエレクトロニクス事業部門に属する権利義務を承継し、会社分割により設立いたしました。

この会社分割は、これまで多角的な事業展開を行ってきた株式会社写真化学が、各々の業界に対し機動的な事業運営を行い、かつ事業特性を生かした経営に特化することで、各会社の企業価値を高めることを目的としたものであります。

 


 

 

当社の設立以後の企業集団に係る経緯は、以下のとおりであります。

年月

概要

2001年10月

㈱写真化学のエレクトロニクス事業部門を会社分割により独立させ、京都市上京区に当社を設立。

2002年5月

台湾に大型フォトマスクの製造・販売会社として、連結子会社「頂正科技股份有限公司」を設立。

2002年9月

久御山事業所(現:京都工場)において「ISO14001」認証取得。

2003年9月

日本証券業協会(現:東京証券取引所)に店頭登録銘柄として登録。

2004年7月

頂正科技股份有限公司において「ISO9001」認証取得。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、大阪証券取引所JASDAQ(現:東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。

2005年1月

久御山事業所(現:京都工場)に世界初の第8世代対応の新工場竣工。

2005年11月

韓国に大型フォトマスクの販売会社として、連結子会社「SKE KOREA CO.,LTD.」を設立。

2008年11月

世界初の第10世代、第11世代対応の滋賀工場竣工。

2008年12月

頂正科技股份有限公司において「ISO14001」認証取得。

2009年3月

世界初の第10世代用フォトマスクの生産、出荷開始。

2010年9月

中国に販売会社として、連結子会社「愛史科電子貿易(上海)有限公司」を設立。

2011年9月

滋賀工場において、「ISO14001」拡張認証取得。

2012年11月

京都工場において「OHSAS18001」認証取得。

2013年12月

台湾に頂正科技股份有限公司の営業拠点として、台北支社を開設。

2014年7月

各種オフセット印刷向けガラスドライエッチング版の販売を開始。

2014年10月

京都府から「第二種医療機器製造販売業」の業許可を取得。

2016年6月

高度管理医療機器等販売業・貸与許可証取得(医療機関QMS)

2017年6月

「電気刺激装置 WILMO」の販売開始。

2018年6月

「ピッキングタグ」の販売開始。

2019年3月

本社、京都工場において「ISO13485」認証取得。

2020年8月

京都工場において「ISO45001」認証取得。

2020年9月

「デジタルコルポスコープQ-CO」の販売開始。

2022年5月

「エクストリームタグ」の販売開始。

2025年5月

「アサヒテック株式会社」を子会社化。

 

 

(参考)

㈱写真化学における概要について記載いたします。 

年月

概要

明治初頭

石田才次郎(当社取締役相談役石田敬輔の曾祖父)が銅版彫刻印刷を手掛け、石田旭山印刷所として事業開始。

1934年3月

石田旭山印刷㈱(現:㈱写真化学)を設立。

1937年5月

ガラススクリーン研究部門を分離(1943年10月、法人化により大日本スクリーン製造㈱(現㈱SCREENホールディングス)として設立)。

1964年3月

本店を移転(京都市上京区)。

1970年5月

商号を㈱写真化学に変更。

1971年9月

エレクトロニクス事業部門(現:当社事業)を新設。

1981年12月

久御山事業所(現:京都工場)を開設。

1988年3月

久御山事業所(現:京都工場)に新工場(現:当社大型フォトマスク事業)を増設。

世界初の大型EB描画装置を導入。

1995年9月

工場・設備を一新し、業界に先駆けて、800mmサイズの大型フォトマスク製造を実現。

1999年4月

電子事業部(現:当社大型フォトマスク事業)において「ISO9002(現・ISO9001)」認証取得。

 

関係会社

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業の
内容

議決権の所有
(被所有)割合(%)

関係内容

(連結子会社)
頂正科技股份有限公司(注)3,4

台湾南部科學園區

931,000千NT$

大型フォトマスクの製造・販売

ヘルスケア製品の販売

100.00

大型フォトマスク用材料等の販売
大型フォトマスク製品の仕入
役員の兼任 有

(連結子会社)
SKE KOREA CO.,LTD.

韓国忠淸南道天安市

1,100,000千KRW

大型フォトマスクの販売

100.00

大型フォトマスクの販売
役員の兼任 有

(連結子会社)
愛史科電子貿易(上海)有限公司

中国上海市長寧区

100百万円

大型フォトマスクの販売

その他電子製品の販売

100.00

大型フォトマスクの販売
役員の兼任 有

(連結子会社)
アサヒテック

株式会社

愛知県瀬戸市

54百万円

スクリーンマスク、メタルマスクの製造・販売

100.00

役員の兼任 有

 

(注) 1 新台湾ドルは、NT$と表示しております。

2 韓国ウォンは、KRWと表示しております。

3 頂正科技股份有限公司は特定子会社に該当いたします。

4 頂正科技股有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 (1) 売上高

9,984,379千円

         (2) 経常利益

1,640,860千円

         (3) 当期純利益

1,340,443千円

         (4) 純資産額

9,427,195千円

         (5) 総資産額

11,800,349千円

 

5 当社は、2025年4月30日付でアサヒテック株式会社の株式を取得し、完全子会社といたしました。