ストーリー・沿革
サマリ
ルネサスは、マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を組み合わせ、自動車や産業機器の頭脳と電力制御を支える企業です。半導体単体の販売にとどまらず、ウイニング・コンビネーションや「Whole Product」で顧客の開発をラクにします。さらに「Renesas 365 Powered by Altium」で、半導体選定からシステムライフサイクル管理までを一つにつなぎ、電子機器開発そのものの変革に挑んでいます。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2035年までに世界トップ3の組み込み半導体ソリューションサプライヤー
・2035年までに時価総額を2022年比6倍
・中期的にNon-GAAP営業利益率25~30%
・中長期的に設備投資を売上収益比5%程度・ネットレバレッジ1.0倍
・中期的にフリーキャッシュフローの30%以上を株主還元
・2030年までにGHG排出量を2021年比38%削減
・2030年までに水使用量を売上高当たり33%改善、水リサイクル率35%
・2040年度にカーボンニュートラル
トップメッセージの要約
Back to Basics
パーパスフル投資
Whole Product
パーパスエフェクト
用語解説
マイクロコントローラ、アナログ半導体、パワー半導体などを組み合わせ、顧客が電子機器を開発しやすい形にまとめたシステム提案です。半導体を単品で売るだけでなく、動作確認済みの構成を示すことで、開発期間の短縮や設計リスクの低減につなげます。
■Whole Product
半導体本体に加え、ソフトウェア、マニュアル、アプリケーションノートなど、顧客が製品を使うために必要な要素をそろえて提供する考え方です。顧客の導入や開発を「ラクにする」ことを目的としています。
■Renesas 365 Powered by Altium
半導体の選定からシステム設計、初期検証、ライフサイクル管理まで、電子機器の開発工程を一つにつなぐクラウド型プラットフォームです。設計情報や開発ツールを一元化し、部品検索や情報収集の時間、設計の手戻りを減らします。
■2035 Aspiration
ルネサスが2035年に向けて掲げる長期的な経営目標です。組み込み半導体ソリューションサプライヤーとして世界トップ3に入ることなどを目指し、事業や投資の方向性を示しています。
■Back to Basics
変化の激しい事業環境でも、事業戦略の基本に立ち返って経営基盤を強化する方針です。生産性の向上、パーパスフル投資、UX・デジタライゼーションを重点施策として進めます。
■Pivot
ルネサスが2025年を、持続的かつ飛躍的な成長へ向けて事業や組織を転換する年と位置づけた表現です。短期的な市場調整を、次の成長に備えるための準備期間として捉える姿勢を示しています。
■パーパスフル投資
将来の成長に結びつく分野を選び、経営資源を重点的に配分する投資方針です。組み込み半導体ソリューション、UX・デジタライゼーション、Vertical事業を主な戦略領域としています。
■Vertical事業
AIサーバ向けデジタルパワーやデータセンター向けメモリーインターフェースなど、高い成長性と付加価値が期待できる特定用途向けの事業です。ルネサスの技術ロードマップをけん引する重点領域とされています。
■UX・デジタライゼーション
UXは、顧客が製品を選び、設計し、使用するまでの体験を改善する取り組みです。デジタライゼーションでは、電子機器の設計や生産、ライフサイクル管理をデジタル上で一貫して支援します。
■Secular Growth
景気の一時的な変動ではなく、社会や産業の構造変化によって長期的な拡大が期待される成長分野です。ルネサスは、Software-Defined Vehicle、AIインフラおよびコンピュート、Intelligence at the Edgeを重点分野としています。
■Software-Defined Vehicle
車両の機能や性能を、主にソフトウェアによって追加・更新できる自動車の考え方です。ルネサスは、車載用SoCやマイクロコントローラなどを通じて、その発展を支えています。
■Intelligence at the Edge
データを遠隔のクラウドだけで処理せず、機器やセンサーに近い場所でAI処理を行う考え方です。応答時間の短縮や通信量の削減につながり、産業機器やIoT機器へのAI実装を可能にします。
■RA8シリーズ
最大1GHz動作のCPUコアと22nmプロセス対応のNVM技術を採用した、ルネサスの高性能32ビットマイクロコントローラです。AI処理、モータ制御、グラフィックス表示など幅広い用途に対応します。
■RA8P1
RA8シリーズの一製品で、AIアクセラレータを内蔵したマイクロコントローラです。産業機器やIoT機器において、クラウドに依存せず機器側でAI処理を行う「マイコンでAI」を支えます。
■GaN電源ソリューション
GaNと呼ばれる窒素ガリウムを用いたパワー半導体によって、高効率な電力変換を行う仕組みです。AIデータセンター、EV充電、蓄電システムなど、電力消費の大きい用途で損失低減に貢献します。
■SuperGaN技術
ルネサスが買収したTransphorm社のGaN技術です。従来のSiやSiCを使った半導体と比べ、低損失で高効率な電力変換を目指す技術として活用されています。
■R-Car V4H
高度な運転支援システム向けに開発されたルネサスの車載用SoCです。車載カメラやセンサーから得た情報を高速処理し、周囲の認識や走行判断を支援します。
■パーパスエフェクト
ルネサスのパーパスである「To Make Our Lives Easier」と、具体的な事業活動とのつながりを示す考え方です。「地球」「人々」「信頼」「顧客価値」「レジリエンス」の5つの視点で整理されています。
■To Make Our Lives Easier
「人々の能力を補完することで、私たちの暮らしをラクにする」というルネサスのパーパスです。半導体や開発環境を通じて、人や企業の作業負担を減らし、より便利で安全な社会を支える考えを表しています。
沿革
2 【沿革】
当社は、2002年11月1日、日本電気㈱の汎用DRAM事業を除く半導体に関する研究、開発、設計、製造、販売およびサービスに関する事業を会社分割により分社化し、日本電気㈱の100%子会社であるNECエレクトロニクス㈱として発足しました。その後、2003年7月24日に東京証券取引所市場第一部に株式を上場し、2010年4月1日には㈱ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクス㈱に商号変更しました。
設立以降の動向については、以下のとおりであります。
(注) 当該合併に伴い、㈱ルネサステクノロジの関係会社を承継するとともに、当社グループの関係会社の一部について、再編、商号変更などを実施しております。
関係会社
4 【関係会社の状況】
2025年12月31日現在
(注) 1 議決権の所有または被所有割合は、小数点第3位以下を切り捨てて表示しております。
2 特定子会社に該当しております。
3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4 ルネサス エレクトロニクス香港社、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社およびルネサス エレクトロニクス・ヨーロッパ社(ドイツ)については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除きます。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
なお、ルネサス エレクトロニクス・アメリカ社の数値は同社の子会社(30社)を含む連結決算数値であります。