2026.05.20更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

イリソ電子工業は、機器の内部で電気と信号をつなぐ「コネクタ」を開発、製造、販売する会社です。車載市場で磨いた高い信頼性を強みに、フローティング技術やロボット組立に対応したコネクタ技術を深めています。社会やお客様の期待を超える「つなげる」を実現し、安心、安全、快適な接続で未来を支えます。

目指す経営指標

・長期目標:売上高1,000億円
・長期目標:接続部品業界順位世界10位以内
・2026年度:売上高650億円
・2026年度:営業利益100億円
・2026年度:営業利益率15.4%
・2026年度:ROE 10%
・2026年度:ROIC 10%
・2030年度:電力由来CO₂排出実質ゼロ
・2030年度:温室効果ガス排出20%減
・2030年度:工場の電力原単位30%向上

用語解説

■「つなげる」
イリソ電子工業の経営理念体系で使われる中心的な言葉です。単に部品同士を接続するという意味だけでなく、電路をつなぎ、安心、安全、快適な接続を創造するという同社の役割を表しています。

■「期待を超える」
Top Messageで代表取締役社長の鈴木仁氏が重視している言葉です。社会やお客様が求める水準に応えるだけでなく、それを上回る価値をコネクタで提供するという意思を示しています。

■コネクタ
機器の内部で、電気や信号をつなぐための部品です。イリソ電子工業では、自動車部品、産業機器、コンシューマー機器などに使われるコネクタを開発、製造、販売しています。

■BtoB®コネクタ
「Board to Board」コネクタの略称で、基板と基板をつなぐコネクタです。イリソ電子工業の主要製品であり、プリント基板の高密度実装に使われます。

■フローティングコネクタ
接続したコネクタが、前後左右や嵌合方向に可動するコネクタです。組み立て時の位置ズレを吸収し、はんだ付け部分への負荷を抑えることで、接続信頼性と作業性を高めます。

■フローティング技術
イリソ電子工業が強みとする、コネクタの位置ズレを吸収する技術です。複数のコネクタを同じ基板上に搭載したまま接続できるため、ロボットによる組立や機器の小型化にも役立ちます。

■Z-Move™
イリソ電子工業が開発した、世界初の三次元可動BtoBコネクタです。従来のX・Y方向の可動に加え、Z方向にも可動することで、振動に強い接続を実現します。

■ワイヤーtoボードコネクタ
ワイヤーハーネスと基板を接続するコネクタです。イリソ電子工業では、車載スペックに特化した非防水ワイヤーハーネス向けに、小型、低背、高密度、高温対応の製品を展開しています。

■FPC/FFCコネクタ
FPCやFFCと呼ばれる柔軟性のあるケーブルを使い、離れた基板同士を接続するためのコネクタです。イリソ電子工業では、作業性と信頼性を両立する製品を展開しています。

■ピンヘッダーコネクタ
線材をカット加工したピンを、樹脂材のハウジングで支えた基本形のコネクタです。イリソ電子工業はピンの開発からコネクタ分野へ広がった経緯があり、同社の原点に近い製品です。

■Auto I-Lock
FPC/FFCカードを挿入すると自動的にロックされる、イリソ電子工業のコネクタ構造です。ロボットでも確実に嵌合しやすく、組立自動化に対応できる点が特徴です。

■オートメーションコネクタ
ロボット生産に適したコネクタとして、イリソ電子工業が提供する製品群です。フローティングコネクタ、2点接点構造、Auto I-Lock構造の3つの技術を組み合わせ、組立時のズレや接触不良を抑えます。

■2点接点構造
同一ピン上に2つの接点を持つ構造です。異物を除去しやすく、確実な接触を保ちやすいため、コネクタの接触信頼性を高めます。

■「車載のイリソ」
自動車向けコネクタで高い実績を持つイリソ電子工業を表す言葉です。売上の多くを自動車向けが占め、車載市場で培った品質と信頼性が同社の強みになっています。

■「モビリティのイリソ」
従来の自動車向けにとどまらず、商用車、二輪、農機、建機、空飛ぶ車など、より広い移動体分野へ事業を広げる考え方です。Top Messageでは、「車載のイリソ」から「モビリティのイリソ」への基盤構築が示されています。

■秋田新工場
2025年4月に操業を開始した、イリソ電子工業の国内生産拠点です。国内外の工場と連携し、自然災害や地政学的リスクが起きても製品を安定供給するための重要な拠点です。
2025年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

年月

事項

1963年2月

 

現取締役佐藤定雄がプリント基板への部品の実装を目的として、神奈川県川崎市下沼部にイリソ電子工業所を創業

1966年12月

神奈川県川崎市下沼部にイリソ電子工業株式会社を設立

1973年4月

ラッピングピンを開発し、製造、販売を開始(ピン事業開始)

1975年12月

ピンヘッダー(雄コネクタ)の製造、販売を開始(コネクタ事業開始)

1977年5月

本社及び工場を神奈川県川崎市高津区に移転

1978年12月

シンガポール共和国に、IRS(S)PTE. LTD.(現・連結子会社)を設立

1980年3月

 

神奈川県川崎市中原区に子会社、アイアールエス精工株式会社を設立(1983年11月 茨城イリソ電子株式会社に商号変更するとともに、茨城県那珂郡大宮町に移転)

1981年11月

大阪府大東市に大阪営業所を開設(1990年2月 大阪府大阪市中央区に移転)

1982年7月

短絡用コネクタの製造、販売を開始し、本格的に多極コネクタの分野へ進出

1986年2月

茨城県那珂郡大宮町(現・常陸大宮市)に東関東営業所を開設

1991年4月

茨城イリソ電子株式会社を吸収合併し、当社茨城工場とする

1993年1月

 

香港に、IRISO ELECTRONICS (HONG KONG) LIMITED(現・連結子会社)を設立
(1999年10月まで休眠会社)

1993年6月

中華人民共和国上海市に、上海意力速電子工業有限公司(現・連結子会社)を設立

1993年7月

香港に香港営業所を開設

1994年4月

アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市に、IRISO U.S.A., INC.(現・連結子会社)を設立(2004年8月 ミシガン州に移転)

1994年9月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1994年12月

ベルギー王国ブリュッセル市に欧州営業所を開設

1996年1月

フィリピン共和国キャビテ市にIRISO ELECTRONICS PHILIPPINES, INC.(現・連結子会社)を設立

1999年11月

 

香港営業所の業務をIRISO ELECTRONICS (HONG KONG) LIMITED(現・連結子会社)に移管、同営業所を閉鎖

2000年4月

 

ドイツ連邦共和国シュツットガルト県にIRISO ELECTRONICS EUROPE GmbH(現・連結子会社)を設立し、当社欧州営業所の業務を移管、同営業所を閉鎖

2000年10月

中華人民共和国上海市に意力速(上海)貿易有限公司(現・連結子会社)を設立

2002年4月

IRS(S)PTE.LTD.にIRISO ELECTRONICS SINGAPORE PTE. LTD.の機能を移管し、販売子会社とする

2003年3月

タイ王国バンコク市にIRISO ELECTRONICS(THAILAND) LTD.(現・連結子会社)を設立

2006年11月

 

ベトナム社会主義共和国ハイズン省にIRISO ELECTRONICS VIETNAM CO.,LTD.(現・連結子会社)を設立

2007年5月

本社機能を神奈川県横浜市港北区に移転

2008年8月

中華人民共和国上海市に意力速(上海)電子技術研発有限公司(現・連結子会社)を設立

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2016年3月

メキシコ合衆国グワナファト州レオン市にIRISO ELECTRONICS Mexico,S.A. de C.V.(現・連結子会社)を設立

2016年6月

東京証券取引所市場第一部に上場

2016年9月

中華人民共和国江蘇省南通市に南通意力速電子工業有限公司(現・連結子会社)を設立

2022年4月

有限会社エスジーディーを株式譲受により完全子会社化し、当会社の商号を有限会社イリソエンジニアリングに変更

 

東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行

2024年1月

有限会社イリソエンジニアリングを吸収合併

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業
の内容

議決権の所有
割合又は
被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

IRS(S)PTE LTD

 

シンガポール共和国

3,341千

シンガポールドル

コネクタ事業

100

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(0名)

上海意力速電子工業有限公司

(注)2

中華人民共和国
上海市

32,550千
米ドル

コネクタ事業

100

材料の供給及び製品の購入を行っております。
役員の兼任(1名)

IRISO U.S.A., INC.

(注)2,3

アメリカ合衆国
ミシガン州

200千
米ドル

コネクタ事業

100

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(1名)

IRISO ELECTRONICS
(HONG KONG) LIMITED

(注)2,3

中華人民共和国
香港

3,000千
香港ドル

コネクタ事業

100

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(0名)

IRISO ELECTRONICS

EUROPE GmbH

(注)2,3

ドイツ連邦共和国
シュツットガルト県

ファザーネンホフ市

25千
ユーロ

コネクタ事業

100

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(1名)

資金の貸付

意力速(上海)貿易有限公司

(注)2,3

中華人民共和国
上海市

2,000千
米ドル

コネクタ事業

100

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(1名)

IRISO ELECTRONICS

(THAILAND) LTD.

(注)4

タイ王国
バンコク

10,000千
タイバーツ

コネクタ事業

49

当社製品の購入及び販売を行っております。
役員の兼任(0名)

IRISO ELECTRONICS

PHILIPPINES,INC.

(注)1, 2

フィリピン共和国
キャビテ市

289,000千

フィリピンペソ

コネクタ事業

100

(100)

材料の供給及び製品の購入を行っております。
役員の兼任(1名)

IRISO ELECTRONICS

VIETNAM CO.,LTD.

(注)2

ベトナム社会主義
共和国
ハイズン省

23,000千
米ドル

コネクタ事業

100

材料の供給及び製品の購入を行っております。
役員の兼任(0名)

意力速(上海)電子

技術研発有限公司

中華人民共和国
上海市

2,000千
米ドル

コネクタ事業

100

製品の設計及び設備の開発研究を行っております。

役員の兼任(0名)

IRISO ELECTRONICS

Mexico,S.A.de C.V.

(注)1

メキシコ合衆国

グワナファト州

レオン市

65,000千

メキシコペソ

コネクタ事業

100

(1)


役員の兼任(0名)

南通意力速電子工業有限公司

 

(注)2

中華人民共和国

南通市

52,170千
米ドル

コネクタ事業

100

材料の供給及び製品の購入を行っております。

役員の兼任(1名)

債務保証

 

(注) 1 議決権の所有割合欄の( )内は間接所有割合であります。

2 特定子会社であります。

3 IRISO ELECTRONICS(HONG KONG) LIMITED、IRISO U.S.A., INC.、IRISO ELECTRONICS EUROPE GmbH及び意力速(上海)貿易有限公司は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合がそれぞれ100分の10を超えております。

主要な損益情報等

 

IRISO ELECTRONICS

(HONG KONG)

 LIMITED

IRISO U.S.A.,INC.

IRISO ELECTRONICS
EUROPE GmbH

意力速(上海)

貿易有限公司

① 売上高

6,788百万円

5,790百万円

9,173百万円

18,133百万円

② 経常利益

469百万円

67百万円

1百万円

2,262百万円

③ 当期純利益

387百万円

53百万円

0百万円

1,692百万円

④ 純資産額

2,429百万円

2,443百万円

2,569百万円

7,136百万円

⑤ 総資産額

3,063百万円

3,763百万円

5,341百万円

10,881百万円

 

4 IRISO ELECTRONICS (THAILAND) LTD. については、持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。