ストーリー・沿革
サマリ
エノモトは、金型の技術を軸に超精密部品をつくる企業です。パワー半導体用リードフレーム、オプト用リードフレーム、コネクタ用部品を展開しています。クリップボンディング方式のリードフレームは他社に先駆けて量産化に成功しました。世界最小クラスのマイクロコネクタも強みです。今は燃料電池部品とスマートファクトリーにも挑んでいます。
過去
現在
未来
目指す経営指標
・2027年3月期までに営業利益24億円
・2027年3月期までにROE9%
・2031年3月期に営業利益35億円
・2030年度までにScope1、2のGHG排出量を2021年度比37.8%削減
・燃料電池部品は2030年実用化へ
トップメッセージの要約
品質第一
失敗を恐れず
目に見える形
エノモトさんいいね
用語解説
半導体チップを載せる「台座」と、チップに電気を通す「端子」の役割を持つ部品です。エノモトは、金型で金属を打ち抜くプレス工程を使い、パワー半導体用やオプト用のリードフレームを手がけています。
■パワー半導体用リードフレーム
高い電圧や大きな電流を制御するパワー半導体に使われるリードフレームです。一般家電、データセンタ、工場、自動車などの安定稼働を支える部品で、GXやEV化の流れを背景に需要が期待されています。
■オプト用リードフレーム
光半導体に使われるリードフレームです。エノモトではLED用の製品が主力で、信号機、交通表示板、スタジアムの大型ディスプレイなど、特に高い品質が求められる用途に使われています。
■クリップボンディング方式のリードフレーム
次世代向けの最先端半導体チップに適したリードフレームです。高電圧・高電流化が進むパワー半導体向けに注目されており、エノモトは他社に先駆けて量産化に成功したと説明しています。
■コネクタ用部品
配線を接続するコネクタの内部に使われる部品です。エノモトは自社ブランドのコネクタを作るのではなく、コネクタメーカー向けにプレス、メッキ、樹脂成形などを含む部品を供給しています。
■マイクロコネクタ
スマートフォンやウェアラブル端末などに使われる、非常に小さなコネクタです。エノモトは世界最小クラスのマイクロコネクタ用部品を手がけており、精密な金型技術を発揮しやすい分野と位置づけています。
■複合加工技術
熱で伸び縮みする度合いが異なる金属と樹脂を、ひとつの部品として組み合わせる加工技術です。エノモトはこの技術を、金型製作から量産まで対応できる強みとして示しています。
■一貫生産
金型製作、プレス加工、メッキ、樹脂成形までを自社内でつなげて行う生産体制です。工程同士を近く連携させることで、超精密部品の品質管理と低コスト大量生産を両立しやすくしています。
■金型の技術で未来を創る
エノモトの長期経営ビジョンを表す言葉です。金型技術を進化させ、より小さく、より速く、最先端の技術で暮らしとビジネスを支える部品を提供し続ける考え方を示しています。
■スマートファクトリー
IoTや新ERPシステムを活用し、製造状況をリアルタイムにデータ化する工場づくりです。エノモトは津軽工場をモデル工場として、自動倉庫や無人搬入車の導入、データの見える化を進めています。
■GDL一体型金属セパレータ
燃料電池に使う部品で、ガス拡散層と金属セパレータを一体化したものです。エノモトは山梨大学と共同研究しており、客先でのアセンブリ工程の簡素化を狙っています。
■GDLFC+
エノモトの技術でガス拡散層にガス流路を形成し、高いガス拡散性を目指す開発構造です。燃料電池の高電流密度化に向けた技術として説明されています。
■ガス拡散層(GDL)
燃料電池の中で、水素や酸素などのガスを広げて反応しやすくする部材です。エノモトの開発では、このGDLに流路形状を持たせることで、ガス拡散性を高める狙いがあります。
■固体高分子形燃料電池(PEFC)
水素を使って発電する燃料電池の一種です。エノモトはPEFC向けの部品開発を進めており、将来はFCV、ドローン、緊急電源、エネファームなどでの実用化を目指しています。
■2nd STEP
エノモトの長期経営ビジョンにおける中間段階です。2025年3月期から2027年3月期を対象とし、1st STEPで行った成長投資を成果に結びつける期間と位置づけられています。
■3rd STEP
エノモトの長期経営ビジョンにおける次の段階です。燃料電池部品では、中量産ラインを構築し、製品を目に見える形で世に出す段階として語られています。
■半歩先を行く開発
白鳥誉がトップインタビューで示した開発姿勢を表す言葉です。市場のニーズに合う最先端技術を追い続け、社会から必要とされる企業であり続けるための考え方を示しています。
■品質第一
2026年3月期のスローガンとして掲げられた言葉です。ものづくりの原点として品質に立ち返り、高難度品への挑戦を進める意思を込めた表現です。
沿革
2【沿革】
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年月 |
事項 |
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1967年4月 |
精密金型の製作及び当該金型による電子部品等のプレス部品加工業を目的として、神奈川県津久井郡相模湖町(現 神奈川県相模原市緑区)に株式会社榎本製作所を設立。 |
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1969年12月 |
業務拡張のため、山梨県北都留郡上野原町(現 山梨県上野原市)に上野原工場を新設。 |
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1973年3月 |
神奈川県津久井郡相模湖町より山梨県北都留郡上野原町に本社を移転。 |
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1987年4月 |
LED用リードフレームの拡販、金型部品加工の効率化を目的に山梨県塩山市(現 山梨県甲州市)に塩山工場(現 本社工場)を新設。 |
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1990年7月 |
株式会社榎本製作所より株式会社エノモトに商号を変更。 |
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1990年11月 |
日本証券業協会に店頭登録。 |
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1991年6月 |
青森県五所川原市に株式会社津軽エノモト(現 津軽工場)を設立。 |
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1995年3月 |
岩手県上閉伊郡大槌町に岩手工場を新設。 |
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1995年8月 |
上野原工業団地内に上野原工場(現 本社工場)を移転。 |
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1995年10月 |
フィリピン共和国カビテ州にENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.を設立。(現 連結子会社) |
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1997年8月 |
株式会社岩手エノモト(現 岩手工場)を設立し、岩手工場を営業譲渡。 |
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2000年11月 |
中華人民共和国香港にENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd.を設立。(現 連結子会社) |
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2001年1月 2003年4月 |
中華人民共和国広東省中山市にZHONGSHAN ENOMOTO Co.,Ltd.を設立。(現 連結子会社) 本店所在地を山梨県北都留郡上野原市上野原8154番地19(現 山梨県上野原市上野原8154番地19)に変更。 |
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2004年4月 |
子会社の株式会社津軽エノモトと株式会社岩手エノモトを吸収合併し、津軽工場及び岩手工場を設置。 |
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2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
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2010年4月 2013年7月
2015年10月 2015年12月
2017年12月 2018年11月 2022年4月 2025年11月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 塩山工場と上野原工場を統合し、本社工場を設置。 フィリピン共和国カビテ州にENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.のカビテ第2工場を増 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から同取引所市場第二部へ市場変更。 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、同取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更。 |
関係会社
4【関係会社の状況】
連結子会社
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名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合(%) |
関係内容 |
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役員の兼任 |
債務保証 (千円) |
営業上の取引 |
設備の賃貸借 |
業務提携等 |
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当社役員(人) |
当社従業員 (人) |
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ENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc. (注)2、4 |
フィリピン共和国カビテ州 |
590,000千 フィリピン ペソ |
金属プレス品・射出成形品 |
100 |
0 |
4 |
55,608 |
販売・仕入先 |
なし |
なし |
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ENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd. (注)2、4 |
中華人民共和国香港特別行政区九龍 |
88,000千 香港ドル |
金属プレス品・射出成形品 |
100 |
2 |
1 |
- |
販売・仕入先 |
なし |
なし |
|
ZHONGSHAN ENOMOTO Co.,Ltd. (注)2、3 |
中華人民共和国広東省中山市 |
14,500千 米ドル |
金属プレス品・射出成形品 |
100 (100) |
2 |
1 |
- |
なし |
なし |
なし |
(注)1.主要な事業の内容には、加工製品の名称を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
3.議決権の所有割合欄の( )内は、間接所有の割合で内数であります。
4. ENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.及びENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd.については、売上高(連結会社 相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
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ENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc. |
ENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd. |
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主要な損益情報等 |
(1) 売上高 |
(千円) |
5,665,414 |
6,773,095 |
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(2) 経常利益 |
(千円) |
424,353 |
714,585 |
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(3) 当期純利益 |
(千円) |
338,659 |
607,041 |
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(4) 純資産額 |
(千円) |
4,572,981 |
5,636,685 |
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(5) 総資産額 |
(千円) |
7,231,026 |
9,499,145 |