人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数2,277名(単体) 3,435名(連結)
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平均年齢44.6歳(単体)
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平均勤続年数16.8年(単体)
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平均年収8,030,000円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
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2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
理科学・計測機器事業 |
2,240 |
産業機器事業 |
567 |
医用機器事業 |
291 |
全社(共通) |
337 |
合計 |
3,435 |
(注)1 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含むほか、嘱託を含んでおります。)であります。
2 全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(才) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
2,277 |
44.6 |
16.8 |
8,030,000 |
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
理科学・計測機器事業 |
1,443 |
産業機器事業 |
396 |
医用機器事業 |
272 |
全社(共通) |
166 |
合計 |
2,277 |
(注)1 従業員数は就業人員(当社からの出向者を除き、当社への出向者を含むほか、嘱託を含んでおります。)であります。
2 平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。
3 全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
当社グループには「JAM日本電子連合労働組合」があり、2024年3月31日現在の組合員数は1,590名であります。
なお、労使関係については円滑な関係にあり、特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率および労働者の男女の賃金の差異(注)1
当事業年度 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)2 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)3 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)2・4 |
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全労働者 |
うち正規雇用 労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
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4.3 |
61.9 |
82.8 |
85.1 |
99.7 |
(注)1 連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
3 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
4 労働者の男女の賃金の差異の算出では、属人的手当(食事・家族・住宅・通勤・寒冷地手当)を除いております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
(1)サステナビリティ全般
当社グループは、“日本電子は、「創造と開発」を基本とし、常に世界最高の技術に挑戦し、製品を通じて科学の進歩と社会の発展に貢献します”という経営理念のもと、科学技術の振興に寄与する活動を続けております。
科学技術の振興に寄与し、科学の進歩と社会の発展に貢献するために、当社グループは環境と社会の持続可能性への貢献と健全な事業活動による社会課題の解決を通じて企業価値の向上を追求してまいります。また、その事業活動が株主・取引先・顧客・従業員などのステークホルダーや環境に与える影響に十分配慮して行動するとともに、ステークホルダーとの対話を通じて信頼を築くよう努めてまいります。
①ガバナンスおよびリスク管理体制について
当社では、サステナビリティ全般に関する重要課題の審議・検討やリスク管理について下図の体制を構築しております。各部門(事業部・本部・グループ会社)では、自らのサステナビリティに関する課題やリスクの抽出、評価、コントロールを実施しており、内部統制・リスクマネジメント推進を担う各委員会が全社的なリスクコントロールを実行しております。これらの委員会がサステナブル課題を含むリスク情報を集約して、審議すべき全社重要リスクを取りまとめ、代表取締役社長兼CEOを委員長とし、社外弁護士も参加するCSR委員会へ報告します。CSR委員会ではこの報告内容について審議・検討を行い、各部門に諮問・提言するとともに結果を取締役会および監査役会に報告します。これら一連の流れにより経営層がサステナビリティに関する全社重要リスクの審議と決定に関与する仕組みとなっております。
なお、当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方および企業統治の体制の概要については、「第4提出会社の状況、4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)①、②」に記載しております。また、リスク管理体制の整備の状況については、「第4提出会社の状況、4コーポレート・ガバナンスの状況等(1)④」に記載しております。
(2)気候変動
当社グループは、気候変動に伴うリスクや機会は、事業戦略に大きな影響を及ぼすものと認識しており、2021年に新たに特定した「地球環境の保全と持続可能性に貢献」を重要なマテリアリティと位置づけ、TCFDの提言に準じた気候変動シナリオの分析やガバナンス/リスク管理体制の開示、温室効果ガス(GHG)の継続的な算定を進めています。
①ガバナンスについて
2006年には、サステナビリティの取り組みを効率的に進めるための専門組織であるCSR委員会を立ち上げました。取締役会は委員会で検討した気候変動に関する課題について審議、必要に応じて委員会へ諮問を行い、これらの課題の決定と取り組み(KPIとしてのGHG排出量の削減など)をCSR委員会委員長の責任のもと、モニタリングします。
②戦略について
当社グループは、2種のシナリオ(1.5℃および4℃)に基づき事業に与えるリスク・機会に関して、以下の項目を抽出し、対応策を立案しております。
■リスク
1.5℃シナリオにおいては規制の強化によるエネルギー転換にかかる費用の増加、低炭素商品のニーズへの対応不足による売上減少、4℃シナリオでは自然災害の激甚化による費用の増加リスクが予想されます。
リスク |
分類 |
ドライバー |
リスク内容 |
時間軸 |
影響度 |
対応策 |
移 行 リ ス ク |
法規制・政策 |
炭素価格の導入・炭素価格の高騰 |
自社排出量(Scope1-2)に対する費用の発生 |
中期 |
中 |
[Scope1] 省エネ設備の導入・設備の電化 [Scope2] 再生可能エネルギーの導入 |
法規制・政策 |
再生可能エネルギー価格の高騰 |
電源構成において再生可能エネルギーの割合が高まった場合の電力費用の増加 |
中期 |
小 |
・PPAによる再生可能エネルギーの導入 ・自家発電設備導入による再生可能エネルギーの導入 |
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法規制・政策 |
炭素価格の導入・炭素価格の高騰 |
サプライヤーの製造コストが増加し原料への価格転嫁が発生した際の調達コストの増加 |
中期 |
小 |
・GHG排出量が少ない(課税額)が少ないサプライヤーへの切替 ・サプライヤー企業へGHG算定、削減依頼 |
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技術 |
低炭素製品の開発 |
低炭素商品のニーズの増加に対応できず、低炭素商品を開発できなかった際の売上の減少 |
中期 |
大 |
・CO2排出削減効果の高い技術の開発・実証を進め、同業他社との差別化を行う |
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評判 |
情報開示対応 |
半導体・スマホメーカーからの情報開示要請の増加や規格の厳格化の中で対応ができなかった際の売上の減少 |
短期~中期 |
大 |
・継続的なステークホルダーへの情報開示 ・気候変動に関する外部格付けへの対応 |
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物 理 リ ス ク |
急性 |
自然災害の激甚化 |
台風等の自然災害における車両損傷対応(自動車保険料)の負担の増加 |
短期~中期 |
小 |
・自動車の浸水対策の計画 |
急性 |
自然災害の激甚化 |
災害対策のためのBCP対策によるコストの増加 |
中期 |
小 |
・BCP対策拠点の抽出 ・対応策の検討および実施スケジュールの明確化 |
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急性 |
自然災害の激甚化 |
自然災害によるサプライチェーンの分断による製造停止に伴う売上の減少 |
中期 |
中 |
・サプライチェーンの多角化 |
■機会
環境配慮型事業の拡大や気温上昇による新薬開発需要の拡大に伴う売上増加が予想されます。
機会 |
分類 |
ドライバー |
機会内容 |
時間軸 |
影響度 |
対応策 |
機 会 |
製品およびサービス |
気温上昇による感染症の蔓延 |
気温上昇による感染症が蔓延した際の新薬開発需要に伴う売上の増加 |
中期 |
大 |
・タンパク質分析に最適化された製品開発 ・開発投資額の増加 |
製品およびサービス |
電池開発分野の参画 |
EVや蓄電池等、電池使用製品需要に合わせた研究設備投資に伴う売上の増加 |
短期~中期 |
大 |
・ソリューション情報の提供による販売拡大 ・開発投資額の増加 |
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製品およびサービス |
環境配慮型事業の拡大 |
低炭素素材需要に合わせた研究設備投資に伴う売上の増加 |
中期 |
大 |
・低炭素排出製品の開発 ・開発投資額の増加 |
・使用シナリオ:[移行リスク]IEA WEO2023 NZE2050 [物理リスク]・IPCC RCP8.5 ・IPCC AR6 SSP5-8.5
・時間軸 短期:1年以内、中期:~2030年、長期:~2050年
・影響度 小:売上額1億円未満、中:売上額1億円以上10億円未満、大:売上額10億円以上
③リスク管理について
当社グループでは、「リスクマネジメントに係る委員会」を中心に、事業運営上において発生しうるあらゆるリスクの予防、発見、是正、および再発防止に係る管理体制の整備と発生したリスクへの対応を行っております。気候変動に伴うリスクについては、事業本部・本部・グループ会社が識別・評価を行い「CSR委員会」に連携します。CSR委員会は、CSR委員会事務局と連携し各事業部門から抽出および議論したうえで取締役会および監査役会へ報告します。
特定した気候関連リスクについてはCSR委員会においてその対応策を審議および議論しており、特に当社の事業活動に影響を及ぼす可能性が大きいと判断したリスクに関しての対応策は取締役会へ報告して、マネジメントレビューを受けます。
気候変動にかかわるリスク管理体制はCSR委員会にて取りまとめ、リスクマネジメントに係る委員会で検討した内容も併せて取締役会に報告することにより全社的なリスクとして統合しております。統合したリスク管理の状況と対応について報告を受けた取締役会は各委員会を経由して指示・監督を行うことにより常に対応状況をモニタリングおよび全社的なリスク管理体制を構築しています。
④指標および目標について
当社グループは、気候関連問題が経営に及ぼす影響を評価・管理するため、GHGプロトコルの基準に基づき2022年度の温室効果ガス排出量(Scope1-2)の算定を実施いたしました。温室効果ガス排出量の削減目標は、2030年度までに2021年度比38%削減を目指して活動します。今後はScope3の算定、削減目標の見直しを行いSBTiの取得を目指し、グループ全体で削減活動を推進します。
(単位:tCO2)
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2021年度 |
2022年度 |
2030年度 |
Scope1 |
1,736 |
1,609 |
Scope1+2 38%削減 (2021年度比) |
Scope2 |
13,835 |
13,642 |
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Scope1,2合計 |
15,571 |
15,251 |
(3)人的資本
①戦略について
経営理念の持続的な実現のため、性別・国籍を問わず多様な感性や視点を持った優秀な人材を確保し、能力を発揮できるよう人材育成に努めております。また、従業員が健康で安全に働くことができ、かつ様々な働き方に対応できる環境を整備することにより、事業活動の維持・向上を図っております。
当社が2022年度に策定した中期経営計画「Evolving Growth Plan」(2022年度~2024年度)では、事業規模の拡大と高収益化の実現に向けて3つのGrowthを掲げており、その一つを「社員・人材のGrowth」として積極的に投資をしております。
②指標および目標について
■ダイバーシティ&インクルージョンの推進
当社はこれまで両立支援の取り組みを通じて社員が働きやすい環境づくりを進め、2022年に「くるみん」、2023年に「えるぼし(3段階目)」の認定を受けており、引き続き上位の認定取得を目指しております。
特に当社では女性活躍推進の一環として昨年より女性役員を交えた女性社員によるラウンドテーブルミーティングを新たにスタートさせており、女性社員キャリア支援に力を入れてまいります。
多様な視点での考えや発想は事業成長のためには不可欠な要素であり、更なるイノベーションの創出のためにダイバーシティの推進をより一層進めてまいります。
a.女性労働者の管理職比率の向上
|
2022年3月31日 |
2023年3月31日 |
2024年3月31日 |
目標 (2025年3月31日) |
管理職比率(%) |
2.8 |
4.1 |
4.3 |
5.0 |
b.女性労働者の新卒採用比率向上
|
2022年4月1日 |
2023年4月1日 |
2024年4月1日 |
目標 (2025年4月1日) |
採用比率(%) |
14.5 |
21.3 |
17.3 |
25.0 |
c.男性労働者の育児休業取得率の向上
|
2022年3月31日 |
2023年3月31日 |
2024年3月31日 |
目標 (2029年3月31日) |
育児休業取得率(%) |
16.7 |
45.0 |
61.9 |
65.0以上 |
※ 目標は2025年3月31日までの50.0%を達成したため、新たに5年計画を設定したものです。
d.女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)・次世代育成支援対策推進法(次世代法)への対応
・女性活躍推進法 2023年に2026年の目標としていた女性活躍推進法に基づく女性の活躍推進への取り組みが優良な企業として厚生労働大臣が認定する「えるぼし(3段階目)」を取得いたしました。 ⇒目標:2029年に女性管理職比率を6.0%以上(業界平均3.4%) ・次世代法 2022年に次世代法に基づく「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定する「くるみん」を取得しております。 ⇒目標:2026年に「プラチナくるみん」認定 |
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■人材の育成
中期経営計画「Evolving Growth Plan」で掲げる「社員・人材のGrowth」戦略に基づき当社は、従業員一人ひとりの育成強化を図るとともに、従業員エンゲージメントの向上に努めております。
a.離職率の減少
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2022年3月31日 |
2023年3月31日 |
2024年3月31日 |
目標 (2025年3月31日) |
離職率(%) |
1.2 |
1.6 |
1.2 |
2.0以下を維持 |
b.技術者の育成強化
経営理念にもありますように、当社は創業来世界最高の技術に挑戦し続ける姿勢を貫いております。このため優秀な技術者育成は当社には欠かせないものであり、様々な取り組みを行っております。
1)「高度技術専門職制度」により高度な技術者を評価・処遇する仕組みを設けております。毎年、高度な技術を持つ技術者を特別研究員に認定し、2年間の研究費を特別に支給することにより技術者のモチベーション向上を図っております。
2)博士号取得者表彰制度により博士号取得促進を図っております。2024年4月1日現在の当社での博士号取得社員数は124名となっております。また、2024年1月より更なる制度面でのサポート支援策として「博士号取得支援制度」を新設いたしました。本制度はこれまでの博士号取得表彰制度で支給していた報奨金よりも更に増額した博士号取得奨励金を支払うとともに博士課程期間中の通勤時間を勤務時間として取り扱うなどの処遇改定を行うものです。当社は研究開発の核となる人材として博士号取得者を今後増員していくため引き続き様々なサポート支援を進めてまいります。
3)産学官連携によるオープンイノベーションを積極的に推進し、国内外の研究機関・大学・民間企業との共同研究を通じて技術員の知見を深め、イノベーティブな人材育成に努めております。
4)特命高度専門職制度によりライン長以外で特別に高度な能力を有する者には特命高度専門職に任命し、技術者の更なる活性化・モチベーションアップを図っております。
c.教育・研修体制の充実
当社では、人事部門における全社共通の教育に加えて、技術部門や営業部門においては、技術力や営業力の更なる向上や適切な技術伝承を図るため、スキルや経験年数に準じた専門教育を実施しております。2022年には、LMS(学習管理システム)を導入し、これまでのOJTを中心とした社員教育に加え、オンライン教育を充実させることで、全社教育として社員の学びの機会を増やすことに力を入れております。2024年度には、全社員が自らの意志で受講可能なeラーニングのサブスクリプションサービスを導入し、社員のリスキリングを推進する教育体制を構築いたします。また、当社の海外売上比率は60%を超えており、グローバル人材の養成は重要な課題の一つです。これまで自己学習に依存してきた語学教育を、社員教育の一つと位置付け、2021年度より、海外赴任候補として部門にて選抜された社員に対して、半年間の語学教育を実施しております。
d.従業員エンゲージメント
当社はこれまで、従業員エンゲージメントを高めるために両立支援の取り組みを始めとした様々な施策を実施しております。2010年に新設した「社長賞」は自立・自発性を持って問題解決に取り組む社員個人やプロジェクトチームを表彰するもので、社長が評価し社員のモチベーション向上に繋げるものです。
また、中堅社員が定期的に経営層と直接対話をする場を設けております。会社が目指すビジョンやミッションについて対話を通じて共有することで目指すべきゴールを明確にして、社員のモチベーションアップに努めております。当社は、これら取り組みの充実を図るとともに、更なるエンゲージメントの向上に向けて、外部コンサルティング会社によるエンゲージメント調査を2023年10月より実施しております。従業員エンゲージメントの状態を継続的に分析することで課題を可視化し、人的資本の最大化に向けた社内体制整備を進め、当社が掲げる「社員・人材のGrowth」の実現を目指してまいります。
■安全・健康に働くことができる環境の整備
当社は、中期経営計画「Evolving Growth Plan」に掲げる「社員・人員のGrowth」戦略に基づき、全ての従業員が活躍できるよう安全・健康に働くことができる環境整備に努めてまいります。
a.健康経営の取り組み
当社は、従業員の心身の健康を重要な経営課題と捉え、「健康経営宣言」を社内外に発信し、健康経営に取り組んでおります。定期健康診断は、毎年ほぼ全ての従業員が受診しており、常駐の産業医も日々従業員の健康に気を配っております。また、ストレスチェックは毎年90%以上の従業員が受検しており、メンタルヘルス不調の未然防止に努めております。さらに精神科医との面談、外部委託先による電話やメール等のカウンセリングといった複数の窓口を設け支援をしております。
b.健康経営優良法人取得について
当社は、「健康経営優良法人認定制度」にて2022年、2023年、2024年と3年連続で「健康経営優良法人(大規模法人の部)」の認定を取得しております。今後は活動内容をさらに充実させて、2026年には「ホワイト500」の認定取得を目指してまいります。
(注)指標および目標における取り組みは、連結グループに属する全ての会社では行われてはいないため、提出会
社の数値のみ記載しております。