2026.06.15更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: Integrated Report 2025

サマリ

FDKは1950年創業の電池・電子メーカーです。マンガン乾電池で培った粉体技術と冶金技術を起点に、フェライト、電子部品、リチウム電池、ニッケル水素電池へと事業を広げてきました。現在はSmart Energy Partnerを掲げ、ニッケル水素電池、リチウム電池、アルカリ乾電池、電子製品、各種製造設備を軸に事業を展開しています。2025年はSILITECH TECHNOLOGY CORPORATIONが筆頭株主となり、新体制のもとで既存事業の収益力向上と次世代電池の事業化を進める局面に入っています。

目指す経営指標

・2025年度に新領域売上構成比15%
・2029年度の売上目標800億円
・2029年度に新規ビジネス構成比30%
・中期事業計画R2の3年累計目標は売上高2,000億円、営業利益50億円
・2029年までにクリーン且つ、安全な電気エネルギーを安定的に活用できるオファリングを確立

用語解説

■Smart Energy Partner
FDKが掲げる企業のありたい姿です。先進技術を結集し、お客様に電気エネルギーを安心して効率的に活用してもらい、持続可能な社会の実現と発展に貢献するという考え方を指します。電池だけでなく、ものづくり、次世代電池、パワーマネジメントソリューションまで含めた提供価値として示されています。

■And Game
FDKが「計画実行にあたり大切にすべき、FDKの新しい文化」と位置づける考え方です。お客様の満足、従業員に対する責任、株主への約束、社会への貢献を、どれか一つではなく「and」で全部に応えていく姿勢を意味します。トップメッセージでは、「すべてのステークホルダーの笑顔」を実現する精神として語られています。

■「10年の計」
FDKグループ戦略 Framework の名称です。2019年度に公表され、2029年に実現したい企業像、そこに至るロードマップ、そして実行時に大切にする価値観を定義しています。資料では、2029年までに人々の暮らしと社会を支える企業と個々のユーザーへ、クリーン且つ、安全な電気エネルギーを安定的に活用できるオファリングを届ける構想として示されています。

■R1
「10年の計」の最初の中期事業計画です。対象期間は2020年度から2022年度です。資料では、最初の3年間をステップアップの準備期間と位置づけ、現行ビジネスの基盤づくり、新規ビジネスの種まき、企業文化・風土の整備を進める段階として説明されています。

■R2
R1に続く中期事業計画で、対象期間は2023年度から2025年度です。既存三大事業の強化でレジリエンスを高め、新規ビジネスの始動でR3以降への地固めを進め、自律的に高みを目指す文化を育てる計画です。三本柱は「主力ビジネスの利益ある成長の加速」「新規ビジネスの始動と開拓」「認め合い・高め合う文化の醸成」です。

■PSAグループ
SILITECH社による公開買付け後、FDKが加わった新しいグループです。資料では、各社が独立性を保ちながら連携で競争力を高める「フェデレーション型」の運営スタイルが特徴とされています。FDKにとっては、技術協業、販路連携、製造リソースの相互活用などを進める土台として位置づけられています。

■SILITECH TECHNOLOGY CORPORATION
2025年にFDKの筆頭株主となった会社です。資料では、ファンドではなく事業会社であり、FDKの事業全体に高い関心を持つ相手として描かれています。単なる資本参加ではなく、シナジーを通じて企業価値向上を目指す新しいパートナーとして位置づけられています。

■Bluetooth® Low Energy モジュール
FDKの電子事業における新しい注力製品です。省電力で通信できるモジュールで、小型医療機器、紛失防止タグ、見守りタグなどでの活用が期待されています。資料では、世界最小クラスの仕様を持つ製品として紹介され、IoTやスマートデバイス市場への対応を強める役割も担っています。

■全固体電池
FDKが次世代電池として開発を進める製品です。資料では、これまで培ってきた粉体技術や積層技術、素材技術を活かして取り組んでいる電池として登場します。R2では、充電性能や容量向上を目指した汎用性の高い製品開発に注力していると説明されています。まだ本格事業化の途中にある成長テーマです。

■ニッケル亜鉛電池
FDKが新規ビジネスとして実用化を進める次世代電池です。ニッケル水素電池の正極技術とアルカリ乾電池の亜鉛負極技術を活かして開発されています。資料では、鉛蓄電池より軽量で、環境負荷が少なく、安全性と充放電特性に優れる点が強みとされています。AGVやバックアップ機器などへの展開を視野に、量産化と実証実験が進められています。

■パワーマネジメントソリューション
「10年の計」で示された将来のオファリングの一つです。資料では、電池や電子技術を組み合わせながら、電気エネルギーをより広く、より効率的に使えるようにする提供価値として扱われています。R2でも新規ビジネスの柱の一つに位置づけられ、試作機の性能検証や共同開発が進められています。

■シンFDK
2025年度のテーマとして社長が掲げた言葉です。資料では、「新しい」「進化」「深化」「真価」「信じる」「芯のある」といった複数の意味を込めた表現として説明されています。会社の大きな転機を前向きな変化の機会と捉え、社員一人ひとりが自分にとってのFDKを再定義し、主体的に行動することへの期待が込められています。

■認め合い・高め合う文化
FDKが企業文化づくりの核として使っている表現です。社員同士が互いを認め、刺激し合いながら成長していく組織を目指す考え方です。資料では、サンクスポイント制度、双方向コミュニケーション、教育制度、評価制度の進化などを通じて、この文化を深めようとしていることが説明されています。

■バランス経営
FDKが自社の事業構造の強みを説明する際に使っている表現です。ニッケル水素電池、リチウム電池、アルカリ電池、電子事業、設備関連ビジネスが異なる市場で機能し、ある事業の停滞を別の事業が補うことで、短期的な市場変動に強い体制をつくる考え方です。

■FDKエンジニアリング
FDKグループで設備関連ビジネスを担う事業体です。メカ駆動技術を使った省エネルギー化や、フルオートメーション設備の提供を通じて、お客様のものづくりを支援します。資料では、脱炭素や労働力不足への対応に役立つ存在として紹介されています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

年月

沿革

1950年2月

乾電池の製造・販売を目的に東京電気化学工業株式会社として発足
鷲津工場、富士見工場にて乾電池の生産開始

1953年5月

古河グループの一員となる

1958年7月

富士電気化学株式会社に社名変更

1959年2月

電子磁性材料(フェライト)の研究開発に成功し製造を開始

1963年6月

湖西工場新設

1963年11月

細江工場新設

1966年12月

いわき電子株式会社を設立

1968年9月

大須賀工場新設

1969年10月

東京証券取引所市場第二部に株式上場

1970年1月

山陽工場新設

1972年4月

富士通株式会社の資本参加により富士通グループに入る

1979年2月

米国に現地法人FDK AMERICA, INC.を設立

1981年1月

台湾に現地法人FUCHI ELECTRONICS CO., LTD.を設立

1984年9月

東京証券取引所市場第一部に株式上場

1989年8月

インドネシアに合弁会社P.T. FDK-INTERCALLIN を設立(PT FDK INDONESIA)

1989年11月

株式会社FDKメカトロニクスを設立

1990年9月

株式会社FDKエンジニアリングを設立

1990年11月

スリランカに現地法人FDK LANKA(PVT)LTD.を設立

1994年3月

中国に現地法人XIAMEN FDK CORPORATIONを設立

1994年12月

中国に合弁会社NANJING FDK CORPORATIONを設立

1995年8月

中国に現地法人SHANGHAI FDK CORPORATIONを設立

2001年1月

FDK株式会社に社名変更

2001年6月

中国に現地法人SUZHOU FDK CO., LTD.を設立

2001年12月

タイに現地法人FDK(THAILAND)CO., LTD.を設立

2002年4月

いわき電子株式会社を吸収合併

2002年8月

FDKエナジー株式会社を設立

2004年12月

NANJING FDK CORPORATIONが中国企業と合併し、NANJING JINNING SANHUAN FDK CO.,LTD.に社名変更

2005年4月

FDK販売株式会社を吸収合併

2008年4月

FDKモジュールシステムテクノロジー株式会社を設立

2009年1月

ステッピングモータ事業をミネベア株式会社に譲渡

2010年1月

三洋エナジートワイセル株式会社(FDKトワイセル株式会社)と三洋エナジー鳥取株式会社(FDK鳥取株式会社)の全株式を取得し子会社化

 

 

2011年10月

合弁会社旭化成FDKエナジーデバイス株式会社を設立

2012年6月

FDK販売株式会社を設立

2013年4月

タイに現地法人FDK(THAILAND)CO.,LTD.を設立

2014年9月

マイクロウェーブ事業を株式会社オリエントマイクロウェーブに譲渡

2014年12月

FDKトワイセル株式会社を吸収合併

2015年2月

光部品事業およびFDK LANKA(PVT)LTD.を湖北工業株式会社に譲渡

2015年3月

本社を東京都港区港南に移転

2015年6月

合弁会社旭化成FDKエナジーデバイス株式会社の全株式を取得し完全子会社化

2015年7月

旭化成FDKエナジーデバイス株式会社をFDKリチウムイオンキャパシタ株式会社に社名変更

 

旧富士通テレコムネットワークス株式会社の電源事業を移管・統合

2015年10月

FDKリチウムイオンキャパシタ株式会社を吸収合併

2016年10月

FDK鳥取株式会社を吸収合併

2017年7月

FDKエナジー株式会社を吸収合併

2019年7月

電子事業の一部であるフェライト・コイルデバイス・積層パワーインダクタ・セラミックス部品(圧電部品)事業(海外子会社が営むこれらの事業に係る製品の製造および販売に関する事業等を除く)を長野日本無線株式会社に譲渡

2019年8月

合弁会社NANJING JINNING SANHUAN FDK CO.,LTD.の持分のすべてをMagsuper(Dong Guan)Corp.に譲渡

2020年10月

PT FDK INDONESIAの全株式をEnergizer International Group B.V.に譲渡

2021年9月

FDKエコテック株式会社の全株式を株式会社リサイクルクリーンに譲渡

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

2022年11月

FDK販売株式会社の全株式を中鋼天源股份有限公司に譲渡

2024年3月

包頭三徳電池材料有限公司(BAOTOU SANTOKU BATTERY MATERIALS CO., LTD.)の株式会社三徳出資持分を取得し、包頭富士電気化学有限公司(BAOTOU FDK CO., LTD.)に商号変更のうえ、連結子会社化

2025年3月

SILITECH TECHNOLOGY CORPORATIONの資本参加により同社が筆頭株主となる

2026年1月

FUCHI ELECTRONICS CO., LTD.を存続会社とし、FDK TAIWAN LTD.を消滅会社として吸収合併

 

(注)1.2005年4月に吸収合併したFDK販売株式会社と2012年6月設立のFDK販売株式会社の商号は同じでありますが、同一法人ではございません。

   2.2009年1月にミネベア株式会社に事業譲渡したFDK(THAILAND)CO.,LTD.と2013年4月設立のFDK(THAILAND)CO.,LTD.の商号は同じでありますが、同一法人ではございません。

   3.2025年3月までにSILITECH TECHNOLOGY CORPORATIONが実施した当社普通株式に対する公開買付けの結果、当社の発行済株式総数の45.00%(取得時における持株比率)を取得し、当社の筆頭株主となりました。これにより当社は同社の持分法適用会社となりました。

   4.2025年8月19日に、FDK(THAILAND)CO.,LTD.の清算手続きが結了しております。

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
又は出資金

主要な事業
の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有
割合
(%)

役員の
兼任等

営業上の取引

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

SILITECH TECHNOLOGY CORPORATION

 

台湾
台北市

百万台湾ドル

680

電子部品の

製造・販売

45.07

(0.00)

当社製品を購入しております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

FUCHI ELECTRONICS CO., LTD.

※1

台湾
桃園縣

百万台湾ドル

439

電子事業
 

100

当社の電子製品の製造・販売を行なっております。

㈱FDKエンジニアリング

※1

静岡県
浜松市浜名区

百万円

490

電池事業

100

当社の乾電池製造設備等の製作を行なっております。

FDK SINGAPORE PTE LTD

シンガポール

千シンガポール
ドル

300

電池・電子事業
(販売)

100

当社の製品の販売を行なっております。

FDK AMERICA,INC.

 

米国
カリフォルニ
ア州

千米ドル

1,000

電池・電子事業
(販売)

100

当社の製品の販売を行なっております。

FDKパートナーズ㈱

静岡県
湖西市

百万円

10

電子事業

100

当社の電子製品の外注加工等を行なっております。

 

XIAMEN FDK CORPORATION

※1

中国
福建省

千米ドル

16,800

千人民元

15,204

電池・電子事業

100

当社の電池製品および電子製品の製造・販売を行なっております。

FDK HONG KONG LTD.

 

中国
香港

千香港ドル

1,500

電池・電子事業
(販売)

100

当社の製品の販売を行なっております。

FDK ELECTRONICS GMBH

※1、※2

ドイツ
ミュンヘン市

千ユーロ

51

電池・電子事業
(販売)

100

当社の製品の販売を行なっております。

BAOTOU FDK CO., LTD.

※1

中国

内モンゴル自治区

千人民元

56,000

電池事業

94.40

(94.40)

当社の電池材料および希土合金の製造・販売を行なっております。

 

(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.※1:特定子会社に該当しております。

3.議決権の所有(被所有)割合の( )内は、間接所有割合で内数表示しております。

4.当連結会計年度において、FDK(THAILAND)CO.,LTD.の清算手続きが結了しております。

5.※2:FDK ELECTRONICS GMBHについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

FDK ELECTRONICS GMBH

 

①売上高

8,035

百万円

 

②経常利益

143

百万円

 

③当期純利益

114

百万円

 

④純資産額

1,035

百万円

 

⑤総資産額

3,008

百万円