2026.06.16更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 統合報告書2025

サマリ

ニチコンは、創エネ・蓄エネ・省エネを支える企業です。アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、小形リチウムイオン二次電池を展開しています。NECST事業ではEVパワー・ステーション®やトライブリッド蓄電システム®を開発しました。部品と完成品の両面から、家庭、車、医療、情報通信の変化を支えます。

目指す経営指標

・2025年度までに連結売上高2,000億円
・2025年度までに連結営業利益率10%以上
・設備投資は年間100億円規模を継続
・2026年3月期の業績予想として売上高1,800億円、営業利益60億円
・ROEを5.3%から8%以上へ改善
・ROICを4.9%から8%以上へ改善
・配当性向30%を目標
・2025年度の年間配当は1株当たり36円を予定

用語解説

■NECST事業
「Nichicon Energy Control System Technology」の略称を冠した事業です。回路製品やエネルギー関連製品を扱い、家庭用蓄電システム、V2Hシステム、急速充電器、医療用・学術用加速器電源などを展開しています。

■EVパワー・ステーション®
ニチコンが開発したV2Hシステムの商品名です。電気自動車やプラグインハイブリッド車にためた電気を家庭へ供給できます。家庭で電気自動車を充電する機能も備えています。

■V2Hシステム
「Vehicle to Home」の略称です。電気自動車やプラグインハイブリッド車と家庭をつなぎ、車の電気を家で使えるようにする仕組みです。停電時の備えや電力の有効活用に役立ちます。

■トライブリッド蓄電システム®
太陽光で発電した電気を、家庭、蓄電池、電気自動車やプラグインハイブリッド車で効率よく使うためのシステムです。発電、蓄電、車への給電を一体で制御する点が特徴です。

■コンデンサ事業
アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、小形リチウムイオン二次電池などを扱う事業です。家電、自動車、情報通信機器、産業機器などの中で、電気を一時的にためたり、安定して流したりする部品を提供しています。

■アルミ電解コンデンサ
電気を一時的にため、電子機器の動作を安定させる部品です。ニチコンでは幅広い製品群を持ち、車載機器、情報通信機器、産業機器など多様な分野に供給しています。

■フィルムコンデンサ
薄いフィルムを使って電気をためるコンデンサです。ニチコンでは、金属蒸着フィルムから独自に開発・生産するxEV用フィルムコンデンサを成長領域の一つとしています。

■小形リチウムイオン二次電池
充電して繰り返し使える小型の電池です。ニチコンの製品群の一つで、同社の革新的な製品・技術開発体制を示す代表的な領域として位置づけられています。

■導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサの一種です。車載ECUや生成AIサーバーなど、高い品質や性能が求められる分野で期待されています。ニチコンは高付加価値製品として利益拡大を図る方針です。

■導電性高分子アルミ固体コンデンサ
情報通信分野で使われる高付加価値コンデンサの一つです。AIサーバーの進化に対応する製品として位置づけられ、同社は製品力の強化を進めています。

■トップノッチ経営
「品質・コスト・納期・サービス・技術」など、あらゆる面で最上級を目指すニチコンの経営姿勢です。単に製品を作るだけでなく、顧客満足を高める総合力を重視する考え方です。

■考働
「考えて働く」という意味を込めたニチコンの造語です。経営理念の中で使われており、誠心誠意をもって自ら考え、行動する姿勢を表しています。

■突破力
停滞している現状を打破する力を表す言葉です。トップメッセージでは、大規模な組織改革、多様性の活用、部門を越えた交流を通じて高めたい力として語られています。

■部分最適
自分の部門や担当範囲だけに目が向き、会社全体にとって最も良い判断ができなくなる状態を指します。トップメッセージでは、大規模な人事異動を通じてこの状態を打破し、全体最適の視点を広げる狙いが語られています。

■全体最適
一つの部門だけでなく、会社全体にとって最も良い状態を目指す考え方です。ニチコンでは、部門の枠を越えた交流や人事異動を通じて、新しい気づきやアイデアを生み出す視点として重視されています。
2026年3月期有価証券報告書より

沿革

2【沿革】

年月

沿革

1950年8月

資本金3,000千円をもって㈱関西二井製作所を設立し、本社を大阪市に設置

1951年12月

本社を京都市に移転

1956年7月

京都工場を新設し、アルミニウム電解コンデンサの製造を開始

1957年4月

営業部門を分離し、関西二井販売㈱を設立

1960年10月

京都府亀岡市に亀岡工場(現 ニチコン亀岡㈱)を新設操業開始(現・連結子会社)

1961年4月

商号を日本コンデンサ工業㈱に変更(同時に関係会社関西二井販売㈱もニチコン販売㈱に商号変更)

1961年6月

滋賀県草津市に草津工場(現 ニチコン草津㈱)を新設操業開始(現・連結子会社)

1961年10月

東京・大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式を上場

1962年4月

本社を京都市中京区に移転

1962年6月

長野県南安曇郡豊科町(現 安曇野市豊科)に長野工場(現 ニチコン大野㈱長野工場)を新設操業開始

1962年9月

名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場

1966年8月

東京・大阪・名古屋証券取引所において市場第一部へ指定替え

1968年10月

福井県遠敷郡上中町(現 三方上中郡若狭町)にワカサ電機㈱(現 ニチコンワカサ㈱)を設立

(現・連結子会社)

1969年7月

福井県大野市に大野工場(現 ニチコン大野㈱)を新設操業開始(現・連結子会社)

1969年8月

岩手県紫波郡紫波町に岩手工場を新設操業開始

1969年8月

台湾に現地資本との合弁会社タイワン キャパシタ リミテッド(現 タイコン コーポレーション)を設立(現・持分法適用関連会社)

1970年9月

米国スプラーグ エレクトリック カンパニーとの共同出資により滋賀県高島郡(現 高島市)安曇川町にニチコンスプラーグ㈱を設立

1970年9月

米国シカゴにニチコン(アメリカ)コーポレーションを設立(現・連結子会社)

1972年5月

香港に現地法人ニチコン(香港)リミテッドを設立(現・連結子会社)

1973年12月

大韓民国に現地資本との合弁会社三和電機㈱を設立(現・持分法適用関連会社)

1978年9月

シンガポールにニチコン(シンガポール)プライベート リミテッドを設立(現・連結子会社)

1981年2月

岩手県岩手郡岩手町にニチコン岩手㈱を設立(現・連結子会社)

1987年10月

国内販売会社 ニチコン販売㈱を吸収合併すると共に商号をニチコン㈱に変更

(英文名 NICHICON CORPORATION)

1990年1月

英国ロンドンにニチコン(ヨーロッパ)リミテッドを設立

1990年3月

マレーシアにニチコン(マレーシア)センディリアン バハッドを設立(現・連結子会社)

1991年7月

ニチコンスプラーグ㈱をニチコンタンタル㈱に商号変更

1999年7月

長野県大町市に大町工場(現 ニチコン製箔㈱大町工場)を、福井県大野市に富田工場(現 ニチコン製箔㈱富田工場)を新設操業開始(現・連結子会社)

2000年2月

福井県大野市にニチコン福井㈱(現 ニチコン大野㈱福井工場)を設立

2000年3月

台湾にニチコン(台湾)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2000年4月

滋賀県草津市にニチコン滋賀㈱を設立

2001年2月

タイにニチコン(タイランド)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2001年12月

オーストリアにニチコン(オーストリア)ゲー・エム・ベー・ハーを設立(現・連結子会社)

2001年12月

中国無錫市にニチコン エレクトロニクス(無錫)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2002年6月

中国上海市にニチコン エレクトロニクス トレーディング(上海)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2002年12月

ワカサ電機㈱(現 ニチコンワカサ㈱)上中工場を閉鎖し、小浜工場(福井県小浜市)に集約

2003年4月

亀岡工場(京都府亀岡市)を分社化し、ニチコン亀岡㈱を設立(現・連結子会社)

2003年10月

草津工場(滋賀県草津市)を分社化し、ニチコン草津㈱を設立(現・連結子会社)

2003年10月

諏訪工場(長野県諏訪市)を閉鎖

2004年7月

中国天津市にニチコン エレクトロニクス(天津)カンパニー リミテッドを設立

2004年11月

京都市中京区に本社新社屋を建設

2005年4月

大野工場(福井県大野市)を分社化し、ニチコン大野㈱を設立(現・連結子会社)

2006年3月

ニチコン(ヨーロッパ)リミテッドを清算

2008年8月

中国深圳市にニチコン エレクトロニクス トレーディング(深圳)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2008年8月

ニチコン滋賀㈱が、ニチコンタンタル㈱を存続会社とする吸収合併により解散

 

 

年月

沿革

2009年1月

ニチコン朝日㈱が、ニチコン岩手㈱(現・連結子会社)を存続会社とする吸収合併により解散

2009年4月

富士通メディアデバイス㈱と締結した事業譲渡契約に基づき、中国蘇州市のエフピーキャップ エレクトロニクス(蘇州)カンパニー リミテッドが導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの生産を開始

2009年7月

中国無錫市に無錫ニチコン エレクトロニクス R&Dセンター カンパニー リミテッドを設立

2011年2月

中国宿遷市にニチコン エレクトロニクス(宿遷)カンパニー リミテッドを設立(現・連結子会社)

2012年2月

ニチコン福井㈱が、ニチコン大野㈱(現・連結子会社)を存続会社とする吸収合併により解散

2012年4月

インド カルナータカ州にニチコン エレクトロニクス(インディア)プライベート リミテッドを設立

2012年10月

大町工場(長野県大町市)、富田工場(福井県大野市)および穂高工場(長野県安曇野市)を分社化し、ニチコン製箔㈱を設立(現・連結子会社)

2012年10月

長野工場(長野県安曇野市)を分社化し、ニチコン長野㈱を設立

2013年2月

AVX Corporationとのタンタル固体電解コンデンサ事業の譲渡契約に基づき、事業譲渡が完了

2013年8月

ニチコン長野㈱を清算(同社事業はニチコン大野㈱に統合)

2015年6月

㈱ユタカ電機製作所の事業を譲り受け(現・連結子会社)

2016年5月

エフピーキャップ エレクトロニクス(蘇州)カンパニー リミテッドを清算

2017年4月

株式会社村田製作所との電源事業の譲り受けに関する意向確認書締結

2019年12月

2024年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(発行総額120億円)を発行

2020年11月

革新的技術開発等による温室効果ガス排出削減と災害対策における社会貢献活動が評価され、「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴いプライム市場へ移行

2022年5月

「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同

2022年9月

グリーンファイナンス(総額100億円)による資金調達を実施

2023年7月

ニチコン岩手㈱ 管理棟が竣工

2023年12月

ニチコン亀岡㈱ 生産棟「ES1」が竣工

2025年10月

ニチコン草津㈱ 安曇川工場(滋賀県高島市)稼働開始

2026年2月

ニチコン草津㈱ 安曇川工場の一部を貸与し、京都フュージョニアリング㈱の研究開発拠点の開設に協力

2026年4月

無錫ニチコン エレクトロニクス R&Dセンター カンパニー リミテッドを清算

 

関係会社

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

ニチコン製箔株式会社

長野県

大町市

百万円

80

(コンデンサ事業)

コンデンサ用電極箔の製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物の貸与

資金の貸付

ニチコン草津株式会社

(注)2

滋賀県

草津市

百万円

80

(コンデンサ事業)

パワーエレクトロニクス用フィルムコンデンサおよびxEV用フィルムコンデンサの製造

(NECST事業)

大型特殊電源および医療用/学術用加速器電源の製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物等の貸与

資金の貸付

ニチコン亀岡株式会社

京都府

亀岡市

百万円

80

(NECST事業)

V2Hシステム、EV・PHEV用急速充電器、機能モジュール、家庭用蓄電システムおよびPTCの製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物等の貸与

資金の貸付

ニチコン大野株式会社

(注)2

福井県

大野市

百万円

80

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサおよび小形リチウムイオン二次電池の製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物等の貸与

資金の貸付

ニチコン岩手株式会社

(注)2

岩手県

岩手郡

百万円

100

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサの製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物等の貸与

資金の貸付

ニチコンワカサ株式会社

福井県

小浜市

百万円

84

(NECST事業)

家庭用蓄電システムおよびスイッチング電源の製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

株式会社酉島電機製作所

滋賀県

草津市

百万円

30

(コンデンサ事業)

変圧器の製造販売

100

(5.9)

当社製品の製造等

役員の兼任あり

土地建物等の貸与

日本リニアックス株式会社

大阪府

高槻市

百万円

15

(NECST事業)

圧力センサの製造販売

100

(60.3)

土地建物等の貸与

株式会社ユタカ電機製作所

東京都

中央区

百万円

330

(NECST事業)

スイッチング電源および無停電電源装置の製造販売

100

役員の兼任あり

資金の貸付

土地建物等の貸与

ニチコン(アメリカ)
コーポレーション

米国

イリノイ州

千US$

3,000

当社グループ製品の販売

100

当社製品の販売

ニチコン(オーストリア)ゲー・エム・ベー・ハー

オーストリア

ウィーン市

千EUR

1,000

当社グループ製品の販売

100

当社製品の販売

役員の兼任あり

ニチコン(香港)リミテッド (注)2,7

中国

香港行政区

千HK$

5,000

当社グループ製品の販売

100

当社製品の販売

ニチコン(シンガポール)プライベート リミテッド

シンガポール

千SP$

8,000

当社グループ製品の販売

100

(31.2)

当社製品の販売

役員の兼任あり

ニチコン(台湾)

カンパニー リミテッド

台湾

台北市

千NT$

30,000

当社グループ製品の販売

100

当社製品の販売

ニチコン(タイランド)

カンパニー リミテッド

(注)5

タイ

バンコク

千BAHT

20,000

当社グループ製品の販売

49

当社製品の販売

役員の兼任あり

ニチコン エレクトロニクス トレーディング(上海)カンパニー リミテッド

中国

上海市

千US$

500

当社グループ製品の販売

100

(20)

当社製品の販売

ニチコン エレクトロニクス トレーディング(深圳)カンパニー リミテッド

中国

深圳市

千US$

300

各種コンデンサおよびスイッチング電源の販売に関連するサービス業務

100

(100)

役員の兼任あり

ニチコン(マレーシア)
センディリアン バハッド

(注)2

マレーシア

セランゴール州

千M$

63,000

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサの製造販売

(NECST事業)

スイッチング電源の製造販売

100

(44.5)

当社製品の製造販売

役員の兼任あり

資金の貸付

ニチコン エレクトロニクス(無錫)カンパニー リミテッド (注)2

中国

無錫市

千US$

75,000

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサの製造販売

(NECST事業)

スイッチング電源の製造販売

100

当社製品の製造販売

役員の兼任あり

ニチコン エレクトロニクス(宿遷)カンパニー リミテッド (注)2

中国

宿遷市

千US$

55,000

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサおよびxEV用フィルムコンデンサの製造

100

当社製品の製造等

役員の兼任あり

資金の貸付

無錫ニチコン エレクトロニクス R&Dセンター カンパニー リミテッド(注)6

中国

無錫市

千RMB

5,000

各種電源およびアルミ電解コンデンサの設計・開発

100

(100)

役員の兼任あり

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

三和電機株式会社

韓国

清州市

百万W

6,613

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサ等の製造販売

22.8

主要原材料の売上、

仕入

役員の兼任あり

タイコン コーポレーション

台湾

台北市

千NT$

473,800

(コンデンサ事業)

アルミ電解コンデンサの製造販売

35.2

(3.3)

主要原材料の売上

役員の兼任あり

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称等を記載しています。

2.特定子会社に該当しています。

3.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数です。

5.持分は100分の50以下ですが、実質的に支配しているため連結子会社としています。

6.無錫ニチコン エレクトロニクス R&Dセンター カンパニー リミテッドは、2026年4月20日付で清算が結了しています。

7.ニチコン(香港)リミテッドについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等は次のとおりです。

 

ニチコン(香港)リミテッド

(1)売上高  (百万円)

24,411

(2)経常利益 (百万円)

94

(3)当期純利益(百万円)

39

(4)純資産額 (百万円)

5,365

(5)総資産額 (百万円)

9,480