人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数167名(単体) 268名(連結)
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平均年齢32.2歳(単体)
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平均勤続年数3.4年(単体)
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平均年収5,138,000円(単体)
従業員の状況
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2024年3月31日現在
(注) 1.「その他」は、特定のセグメントに区分していないx-Tech事業部の従業員であります。全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない管理部門の従業員であります。
2. 当連結会計年度より、当事業区分を「IT人材事業(国内)」「IT人材事業(海外)」「G2 Studios事業」「その他」に変更しております。そのため、前連結会計年度の数値を変更後の事業区分に組み替えて比較を行っております。
3. 平均臨時雇用者数については、従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。
4.従業員数が前連結会計年度末に比べ205名減少しておりますが、その主な理由は、株式譲渡によりG2 Studios株式会社を連結の範囲から除外したことによるものです。
(2) 提出会社の状況
2024年3月31日現在
(注) 1.従業員は当社から他社への出向を除く就業人員であります。
2.平均臨時雇用者数については、従業員数の100分の10未満のため、記載を省略しております。
3.「その他」は、特定のセグメントに区分していないx-Tech事業部の従業員であります。全社(共通)は、特定のセグメントに区分できない管理部門の従業員であります。
4.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
5.従業員数が前事業年度末に比べ39名増加しておりますが、その主な理由は、業容の拡大に伴い期中採用が増加したことによるものであります。
(3) 労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率
2024年3月31日現在
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサスティナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、事業活動を通じて「IT人材の不足」という社会課題の解決に取り組んでおります。経済産業省のIT人材需給ギャップ観測では、2030年には国内のIT人材が最大で79万人不足すると想定されており、IT人材の育成・確保は社会課題であると同時に、魅力あるサービス・プロダクトの提供や社内のDX化を推し進めたい企業の経営課題でもあります。IT人材のグローバルシェアリングプラットフォームを構築することで、国内外問わず多くの企業の持続的発展に貢献していきたいと考えています。
サスティナビリティ推進は、事業活動と社会貢献性の連携を可視化した「GEECHS Social Impact Flow」(注)を土台としております。国内外におけるIT産業の成長寄与、雇用創出による途上国や地方の経済活性化、IT人材の成長・創出による社会発展への貢献、国境を越えた協業による産業と雇用機会の拡大への貢献など、様々なソーシャルインパクトを創出できるよう、事業活動ならびにサスティナビリティ推進に向けた取り組みを進めております。
また、第17期におきましては、経営陣・サスティナビリティ推進担当部門・各事業部・経営管理本部との連携を強化し、事業活動におけるサスティナビリティ推進の進捗把握やサスティナビリティ開示の精度向上を目的とした、サスティナビリティ推進委員会を社内に設置いたしました。
これらを通じて、持続可能な社会の実現とギークスグループ全体の継続的な企業価値向上を目指してまいります。
(注)「GEECHS Social Impact Flow」の内容は、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ⑤ 持続可能な社会の実現への取り組み」に記載しております。
(2)戦略
当社グループは、持続可能な社会の実現・継続的な企業価値の向上の両立を目指し、5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。
①5つのマテリアリティ
a.技術リソースのシェア・流動化
企業の枠を超え、複数のプロジェクトに携わることができるITフリーランスの活用を通じ、課題解決に取り組みます。ITフリーランスの方々の技術スキル・経験・志向性、そして企業の案件をデータベース化し、「技術力をシェアするプラットフォーム」の役割を担うことで、雇用にこだわらない人材活用を啓蒙し、社会のIT人材不足を解消します。
取り組み施策(一例)
・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
・人材サーチ型のマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」
b.DX/IT人材の成長・リスキリング
Seed Tech事業では、2013年よりフィリピン・セブ島でのIT留学を開始。現在はプログラミングスクール「Seed Tech School」を提供し、IT人材の育成・母数拡大に貢献しています。また、SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供を通じ、オンライン学習を通じ、リスキリングの機会を提供、企業内でIT人材を育成する環境づくりを進めております。
取り組み施策(一例)
・SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」
・フィリピン・セブ島でのIT留学「Seed Tech School」
・フィリピン・セブ島でのオフショア開発
・ITエンジニアの育成プロジェクト「Seed Tech Camp」
c.フリーランスが安心して働ける環境の整備
ギークスでは、ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を2017年より運営するなど、ITフリーランスの声をもとに働き方を支援するサービスを生み出してきました。フリーランスというキャリアの選択を後押しし、安心して長く働き続けられる環境づくりを目指しています。
取り組み施策(一例)
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
・エンジニアを対象としたセミナー「TechValley」
・キャリアアドバイザーによるITフリーランスの伴走支援
d.コーポレートガバナンスの強化
ITフリーランスの活用という事業の性質上、健全性の高い組織を構築し、永続的に維持していくことが重要であると考えています。この認識とコンプライアンスの重要性をコーポレート・ガバナンスの基本的な考え方として、社会的信頼の確保に取り組みます。
取り組み施策(一例)
・安心・安全・公正な取引
・リスクマネジメントの強化
・セキュリティポリシーの遵守
e.パートナーシップの拡充
持続可能な社会の実現のため、ステークホルダーとのパートナーシップの拡充が重要であると考え、従業員・家族・ITフリーランス・パートナー企業・株主・社会との接点において、当社グループが果たす役割を最大化させます。
取り組み施策(一例)
・Culture Deckを基軸とした従業員の採用・育成・評価等の推進
・ギークスグループで働く従業員の家族を巻き込んだイベント等の実施
・「健康経営優良法人」及び「健康優良企業『銀』の認定」の継続取得
②環境への配慮
当社グループは、創業以来、環境負荷が少ない事業活動を進めてきましたが、持続可能な社会の実現に向け、これまで以上に地球環境へ配慮した事業活動を進めるべく、「環境宣言2030」を策定しました。SDGs達成目標年である2030年を意識した環境方針として、メンバー一丸となって環境負荷低減の取り組みを進め、また、CO2排出量や電気使用量、ゴミ排出量や複合機使用量等の情報開示も進めています。
「環境宣言2030」
ギークスグループは「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンのもと、ITフリーランスの働き方支援による技術リソースのグローバルシェアリングプラットフォームを主軸に、DX/IT人材を育成する事業を展開しております。創業より環境負荷の少ない事業ポートフォリオを構築してきましたが、持続可能な社会の実現に向け、SDGsの達成をはじめとした環境問題の解決にメンバー一丸となって取り組んでまいります。
③人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、年齢や性別などに関係なく様々な人材が活躍できる環境や仕組みの整備すること、また多様な人材が意欲を持って活躍する活力ある組織の構築を推進することを目的とし、ウェルビーイング・エンゲージメント・キャリアディベロップメントの3つの軸を中心として考えています。
a.ウェルビーイング(心身ともに健康に挑戦できる基盤づくり)
仕事に全力で取り組み、挑戦を続けるためには、心身ともに満たされていること、そして、さまざまなライフステージの変化があっても長く楽しく働き続けられる環境を整備することが不可欠だと考えております。特に、組織における多様性の確保は、イノベーションの創出に直結するだけでなく、多角的な視点からのリスク対応力を高めるなど、持続的な成長を実現する上での原動力となります。組織に存在する様々なジェンダー格差等の問題を可視化し、改善してまいります。
<指標>管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率
b.エンゲージメント(組織に愛着を持ち楽しみながら働く)
メンバーがギークスグループという組織に愛着を持ち、やりがいを持って楽しく働く環境を実現するためには、会社の方針や経営層の考え方への理解、一体感を感じる取り組みが必要と捉えています。2019年より株式会社アトラエが運営する組織力向上プラットフォーム「Wevox」を活用し、組織のエンゲージメントを月に1回の頻度で測定しています。チームやメンバーの状態を可視化し、思い込みではなく事実に基づいてコミュニケーションや施策をとることで、より良い組織づくりを目指しています。
<指標>「Wevox」エンゲージメント総合スコア
c.キャリアディベロップメント(自立したキャリア形成支援)
グループ会社であるシードテック株式会社が提供する法人向けSaaS型IT人材育成サービス「ソダテク」を当社グループ従業員に対する研修制度の一環として導入しております。これにより、従業員自身が、当社の主要事業であるIT人材事業において契約の目的とされる委託業務の内容を正確に理解・把握するとともに、個々人のスキル・能力の向上を目的として、自ら進んで学習できる環境を確保しています。このような研修機会を提供することは、企業価値及び競争における優位性を維持・向上させるものであり、ひいては持続可能な社会を目指す上で必要不可欠であると認識しており、これらへの投資・維持について継続的に取り組んでおります。
<指標>オンライン型プログラミング研修「ソダテク」受講率
また、当社の主幹事業であるIT人材事業(国内)においては、自律性・個別性・心理的安全性を重視し、人材育成・組織風土の醸成を進めております。
(3)リスク管理
当社グループにおいて、全社的なリスクを的確に把握し対応するため、半期に一度、リスク管理委員会を定例開催するほか、事案毎に適時開催しており、リスクの事前予防、発生時の被害の最小化、再発防止に関して議論するとともに、その結果を取締役会に報告しています。
サスティナビリティに係るリスクの識別、優先的に対応すべきリスクの絞り込みについては、広報/サスティナビリティ推進部にて詳細に検討し、当社グループに与える財務的影響、当社グループの活動が環境・社会に与える影響、発生可能性を踏まえ行われます。特定したリスクは、経営会議の協議を経て、全社の課題として解消に向けて取り組んでいます。また、今年度のサスティナビリティ推進委員会において、5つのマテリアリティ及び気候変動関連に対するサスティナビリティ関連のリスクと機会を識別し、リスク管理及び評価を進める体制の構築を進めております。
(4)指標及び目標
サスティナビリティ推進における戦略、指標及び目標につきましては、「GEECHS Social Impact Flow」と5つのマテリアリティを基軸とし、2025年3月期における重要取組項目を策定しております。
①技術リソースのシェア・流動化
・「geechs job」登録者数、取引企業数
②DX/IT人材の成長・リスキリング
・「SeedTechCamp」「SeedTechSchool」「ソダテク」の拡大
③フリーランスが安心して働ける環境の整備
・「フリノベ」提携サービス数
・ITフリーランスのサポートにおける伴走支援の可視化
④コーポレートガバナンスの強化
・強固でセキュアな情報管理体制の構築(例:ゼロトラストを基準とした情報管理体制の構築・全社員向けの教育・研修の実施など)
・安心・安全・公正な取引(例:毎年実施の反社チェックなど)
・透明性と責任(例:適切な情報開示など)
⑤パートナーシップの拡充
・Culture Deckを基軸とした採用・育成・評価等の推進
・ギークスグループで働くメンバーの家族を巻き込んだイベント等の実施
・健康経営宣言「銀の認定」および「健康経営優良法人」の継続取得
また、当社では、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次の通りであります。
(注)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率についての実績は、「第1 企業の概況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性の割合、男性労働者の育児休業取得率」に記載しております。