2026.06.25更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: INTEGRATED REPORT 2025

サマリ

市光工業は、自動車用ランプの専門メーカーです。HDライティングやデジタルシグナリングを軸に、安全で快適なドライブ環境を支えます。ヴァレオとの協業を活かし、システム・プロバイダーとして進化しています。

目指す経営指標

・2028年に売上高1,415億円超
・2028年に営業利益率7%
・2028年にROE12%超
・2028年に年平均成長率5.6%
・2028年に新規顧客&新プロジェクトで120億円
・2028年に新テクノロジーで80億円
・2028年に新テリトリー#1で90億円
・2030年までにCO2排出量を2019年基準値比17%削減
・配当性向30%・DOE2.5%

用語解説

■HDライティング
数万ピクセルに分割された光を個別に制御し、必要最小限の領域だけを遮光するグレアフリーハイビーム・システムです。対向車や先行車へのまぶしさを抑えながら、常にハイビームで走れる環境を目指す技術です。市光工業は、照明モジュール、電子ドライバー、ソフトウェアを含むフルシステムとして提供できる点を強みとしています。

■デジタルシグナリング
車両のランプや光の表示を使って、周囲に情報を伝えるライティング技術です。資料では、車両の状態や前方の走行環境を後方に伝える技術として説明されています。ランプを「照らす部品」から「情報を伝える部品」へ進化させる取り組みです。

■システム・プロバイダー
ランプ単体だけでなく、関連部品や制御技術まで含めて一体で提供する企業の位置づけを指します。市光工業の場合、HDライティングのように、照明モジュール、電子ドライバー、ソフトウェアを組み合わせて自動車メーカーに提供する姿を表しています。

■5 Axes(5軸システム)
顧客満足とオペレーション改善を実現するための、市光工業とヴァレオに共通する経営理念の推進ツールです。従業員エンゲージメント、製品開発、生産システム、サプライヤー・インテグレーション、トータル・クオリティの5つの観点で構成されています。

■オペレーショナル・エクセレンス
現場の管理や実行プロセスを徹底的に改善し、競争力を高める考え方です。市光工業では、5 Axesを通じて製品開発、生産、品質、サプライヤー連携を継続的に見直し、より良いものづくりにつなげています。

■ヴァレオ
市光工業の親会社であるフランスの大手自動車部品メーカーです。市光工業はヴァレオのライト・ディビジョンに所属しており、研究開発、共同購買、生産技術、グローバル拠点の活用などで連携しています。

■日本流
市光工業が資料内で用いている表現で、日本とアジアに根ざした経験や顧客対応力を指します。ヴァレオの先端技術をそのまま導入するのではなく、日本の自動車メーカーや市場のニーズに合わせて磨き込む姿勢を表しています。

■TATA AutoComp Systems(TACO)
インドのTATAグループ傘下の自動車部品部門です。市光工業はTACOとの合弁契約により、インド市場への参入を進めています。TACOの現地ネットワークと、市光工業の技術力や日系メーカーとの関係を組み合わせる狙いがあります。

■新テリトリー
市光工業が成長戦略の中で使っている表現で、新たな地域市場への展開を指します。資料では、インド市場が「新テリトリー #1」として示されています。成熟した日本市場に加え、成長が見込まれる地域で事業を広げる考え方です。

■CAP50活動
CO2排出量削減や水使用量削減などを含む、ヴァレオグループと連携した環境活動です。市光工業は、2050年までのカーボンニュートラルへの貢献を掲げ、2030年までに2019年基準値比でCO2排出量を削減する目標を示しています。

■マザードーター活動
日本の工場を「マザー工場」とし、アセアンの工場を教育・支援する活動です。ヘッドランプは伊勢原・厚木工場、リアコンビネーションランプは藤岡工場がマザー工場となります。品質改善や人財育成を進めるための、市光工業のものづくりの仕組みです。

■電子ドライバー
ランプを点灯・制御するための電子部品です。市光工業は、車の電動化などによる車両構造の変化を成長機会と捉え、ヴァレオとの協業を活かして、こうした対象部品の自社開発や付加価値の確保を進めています。
2025年12月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1903年6月

創業、白光蝋油および信号灯等の専門工場として運輸省へ納入開始

1939年12月

株式会社白光舎設立

1952年4月

東京都大田区矢口町に蒲田工場を新設、埼玉県蓮田市に蓮田製造所を新設

1956年7月

東京都大田区下丸子に多摩川工場を新設

1957年11月

株式会社白光舎から白光舎工業株式会社に商号変更

1958年12月

シールドビーム電球に関して東京芝浦電気株式会社と技術・販売提携を結ぶ

1959年3月

東京都大田区下丸子に丸子工場を新設

1961年10月

株式を東京証券取引所市場第2部に上場

1962年7月

神奈川県伊勢原市に伊勢原製造所を新設

1963年7月

一般補修部品販売部門を分離独立せしめ株式会社エバ・エースを設立
(2011年5月6日PIAA㈱に商号変更)

1964年5月

岐阜県中津川市に中津川工場(中津川製造所)を新設

1965年1月

群馬県藤岡市に藤岡製造所第1工場(現・ミラー製造所)を新設

1967年5月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所業務提携を結ぶ

1968年4月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所合併契約を締結

1968年10月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所との合併により市光工業株式会社誕生 資本金14億円

1969年4月

藤岡製造所第2工場(現・藤岡製造所)を新設

1971年1月

経営多角化をはかるため非自動車部門へ進出

1971年4月

伊勢原製造所の隣接地に部品流通センターを新設

1971年8月

株式を東京証券取引所市場第1部に上場

1973年7月

群馬県邑楽郡に大泉工場(大泉製造所)を新設

1976年7月

伊勢原製造所にシールドビーム電球生産工場を新設

1987年4月

米国ケンタッキー州に子会社イチコウ・マニファクチャリング・インク(IMI)を設立

1990年11月

マレーシアに子会社イチコウ・マレーシア・SDN.BHD.(IMS)(現・連結子会社)を設立

1997年3月

インドネシアに子会社PT.イチコウ・インドネシア(PT.II)(現・連結子会社)を設立

2000年7月

ヴァレオ社と照明機器部門において包括的事業提携

2003年7月

中国に関連会社無錫光生科技有限公司(2015年8月15日市光(無錫)汽車零部件有限公司に商号変更)を設立

2006年3月

中国に関連会社市光法雷奥(佛山)汽車照明系統有限公司を設立

2006年12月

米国ケンタッキー州に子会社イチコウ・ミツバ・インク(IMIC)を設立

2007年2月

米国ケンタッキー州の子会社イチコウ・マニファクチャリング・インク(IMI)を清算

2008年8月

タイに子会社イチコウ・インダストリーズ・タイランドCo.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

2009年9月

生産体制再構築のため、中津川製造所を閉鎖

2009年12月

生産体制再構築のため、大泉製造所を閉鎖

2010年10月

本社を現在地に移転

2011年8月

米国ケンタッキー州の子会社イチコウ・ミツバ・インク(IMIC)を清算

2012年8月

アイルランドに関連会社ヴァレオ市光ホールディングを設立

2012年12月

中国関連会社市光法雷奥(佛山)汽車照明系統有限公司の全持分をヴァレオ市光ホールディングに譲渡

2012年12月

湖北法雷奧車燈有限公司(2014年5月法雷奥市光(中国)車灯有限公司に商号変更)持分の15%分をヴァレオ・エス・エー(2020年3月ヴァレオ・エス・イーに商号変更)より取得

2014年12月

市光(無錫)汽車零部件有限公司の出資持分50%を追加取得し、完全子会社化

2015年11月

営業本部オートモーティブアフターマーケット部カスタマーパーツセールス課の一部事業を譲渡し、開発・生産に特化

2017年1月

ヴァレオ・バイエンによる当社株式に対する公開買付けにより、同社の連結子会社となる

2019年6月

厚木製造所を新設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年8月

ミラー事業を譲渡

2024年8月

PIAA㈱の全株式を譲渡

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

〔親会社〕

名称

住所

資本金
(EURO百万)

主要な事業の内容

議決権の被所有割合(%)

関係内容

ヴァレオ・エス・イー
(Valeo S.E.)

フランス
パリ市

245

自動車部品事業

 

61.11  

[61.11]

役員の兼任等 有

ヴァレオ・マネジメント
(Valeo Management)

フランス
パリ市

2,837

自動車部品事業

   61.11

 

 

〔連結子会社〕

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

九州市光工業㈱

大分県中津市

50百万円

自動車部品事業

100.0

自動車部品の製造販売を行っており、設備の一部貸与があります。

イチコウ・マレーシア・SDN.BHD.

マレーシア
ネグリ・センビラン州

9,000千マレーシアリンギット

自動車部品事業

70.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

PT.イチコウ・インドネシア

インドネシア
ウエストジャワ州

133,124,240千   ルピア

自動車部品事業

100.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.

タイ
ラーヨン県

1,446,000千バーツ

自動車部品事業

99.9

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

 

 

〔持分法適用関連会社〕

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

ヴァレオ市光ホールディング

アイルランド
ダブリン市

15,000千ユーロ

中国市場におけるランプ事業の統括

15.0

中国市場におけるランプ事業の統括を行っております。
役員の兼任 有

法雷奥市光(中国)車灯有限公司

中華人民共和国
湖北省

20,744千ドル

自動車部品事業

30.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

 

 

(注) 1.九州市光工業㈱、PT.イチコウ・インドネシア、イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.は特定子会社に該当しております。

2.上記関係会社の中には有価証券届出書、又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.議決権の所有(被所有)割合の[  ]は間接所有割合であります。

4.PT.イチコウ・インドネシアについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等

 

(1)売上高

16,590百万円

(2)経常損失

386百万円

(3)当期純損失

554百万円

(4)純資産額

682百万円

(5)総資産額

10,903百万円

 

5.イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等

 

(1)売上高

14,782百万円

(2)経常利益

3,392百万円

(3)当期純利益

2,969百万円

(4)純資産額

16,185百万円

(5)総資産額

21,184百万円