2025.10.02更新

ストーリー・沿革

価値創造に関する情報ソースがAIによって要約されています。 情報ソース: 市光工業2024統合報告書

サマリ

電動化・自動運転の潮流を追い風に、ヘッドランプやリアランプの「高付加価値化」「新領域(e-Grille/路面描画/コミュニケーション・ライティング)」「システム提供」を三本柱に成長を狙う照明サプライヤー。HDライティングのフルシステム化や日本・ASEANの“マザー→ドーター”展開で製造力も磨き、PBR・ROE改善を伴う資本政策で長期価値の向上を図る。

目指す経営指標

2028年度:売上高1,400億円超(成長オプションの上積みを検討)

2028年度:営業利益率7%以上

2028年度:ROE12%超

株主還元目標:配当性向30%以上/DOE 2.5%(段階的に達成)

バリュエーション目標:PBR1.4、PER12倍(2028年)

環境:2050年カーボンニュートラル(CAP50)、2030年までに温室効果ガス45%削減(スコープ1–3合計、方針)

用語解説

■HDライティング
ハイビームの光を数万のピクセルで個別制御し、必要最小限だけ遮光して対向車や先行車の“まぶしさ”を抑えるグレアフリーハイビーム・システム。20万画素の照明モジュールと電子ドライバー、制御ソフトを含む“フルシステム”で提供され、従来方式より運転時のストレス低減効果が示されている。

■e-Grille
EV時代に進む“グリルと照明の境界消失”というデザイントレンドに合わせ、フロントグリルとライティングを融合させた同社開発の新領域製品。

■コミュニケーション・ライティング
自動運転を見据え、車両の「次の動き(意図)」を周囲の歩行者やドライバーへ、光やサイン表示で伝えるためのコンセプト。運転者不在でも安心感を高める外向けHMIの取り組みとして実証されている。

■ニアフィールドプロジェクション
車両のごく近傍(路面など)に光で情報を描き、右左折時や後退時の巻き込み防止など“予防安全”やコミュニケーションに役立てるソリューション。HDライティングと異なり多方向の照明に用いられる。

■システム・プロバイダー
同社が目指す提供形態。ランプ本体だけでなく、デバイスドライバーやECU等まで含めた“システム”として価値を提供し、電動化で変化する車両アーキテクチャに対応して内製化・高付加価値化を進める。

■マザードーター活動
日本のマザー工場(伊勢原・厚木=ヘッドランプ、藤岡=リアランプ)がASEANの工場を教育・支援し、オペレーション向上や品質不良低減を図る取り組み。

■自働化(人×機械のコラボレーション)
人の高度な技術・技能と機械を組み合わせ、生産ラインで“人が働きを動かす”思想の自動化を進める同社のものづくり方針。投資を抑えつつ高い生産性を確保する鍵と位置づける。

■QRQCボード
職場の安全管理や5S活動の見える化・即応を目的に活用するボード(Quick Response Quality Control)。安全最優先の職場づくりに用いられている。

■e-Face(外向けHMI)
ヴァレオと市光が共同で開発する、車外に向けて表情やテキストを表示するヒューマン・マシン・インターフェース。自動運転バスの実証で“不安の低減”効果が確認された。

■ストレススコア(市光工業独自算出)
夜間走行時の運転ストレスを、安静時の心拍と比較して評価する独自指標。HDライティング使用時に多くの被験者でストレス軽減が見られた。
2024年12月期有価証券報告書より

沿革

 

2 【沿革】

 

1903年6月

創業、白光蝋油および信号灯等の専門工場として運輸省へ納入開始

1939年12月

株式会社白光舎設立

1952年4月

東京都大田区矢口町に蒲田工場を新設、埼玉県蓮田市に蓮田製造所を新設

1956年7月

東京都大田区下丸子に多摩川工場を新設

1957年11月

株式会社白光舎から白光舎工業株式会社に商号変更

1958年12月

シールドビーム電球に関して東京芝浦電気株式会社と技術・販売提携を結ぶ

1959年3月

東京都大田区下丸子に丸子工場を新設

1961年10月

株式を東京証券取引所市場第2部に上場

1962年7月

神奈川県伊勢原市に伊勢原製造所を新設

1963年7月

一般補修部品販売部門を分離独立せしめ株式会社エバ・エースを設立
(2011年5月6日PIAA㈱に商号変更)

1964年5月

岐阜県中津川市に中津川工場(中津川製造所)を新設

1965年1月

群馬県藤岡市に藤岡製造所第1工場(現・ミラー製造所)を新設

1967年5月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所業務提携を結ぶ

1968年4月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所合併契約を締結

1968年10月

白光舎工業株式会社と株式会社市川製作所との合併により市光工業株式会社誕生 資本金14億円

1969年4月

藤岡製造所第2工場(現・藤岡製造所)を新設

1971年1月

経営多角化をはかるため非自動車部門へ進出

1971年4月

伊勢原製造所の隣接地に部品流通センターを新設

1971年8月

株式を東京証券取引所市場第1部に上場

1973年7月

群馬県邑楽郡に大泉工場(大泉製造所)を新設

1976年7月

伊勢原製造所にシールドビーム電球生産工場を新設

1987年4月

米国ケンタッキー州に子会社イチコウ・マニファクチャリング・インク(IMI)を設立

1990年11月

マレーシアに子会社イチコウ・マレーシア・SDN.BHD.(IMS)(現・連結子会社)を設立

1997年3月

インドネシアに子会社PT.イチコウ・インドネシア(PT.II)(現・連結子会社)を設立

2000年7月

ヴァレオ社と照明機器部門において包括的事業提携

2003年7月

中国に関連会社無錫光生科技有限公司(2015年8月15日市光(無錫)汽車零部件有限公司に商号変更)を設立

2006年3月

中国に関連会社市光法雷奥(佛山)汽車照明系統有限公司を設立

2006年12月

米国ケンタッキー州に子会社イチコウ・ミツバ・インク(IMIC)を設立

2007年2月

米国ケンタッキー州の子会社イチコウ・マニファクチャリング・インク(IMI)を清算

2008年8月

タイに子会社イチコウ・インダストリーズ・タイランドCo.,Ltd.(現・連結子会社)を設立

2009年9月

生産体制再構築のため、中津川製造所を閉鎖

2009年12月

生産体制再構築のため、大泉製造所を閉鎖

2010年10月

本社を現在地に移転

2011年8月

米国ケンタッキー州の子会社イチコウ・ミツバ・インク(IMIC)を清算

2012年8月

アイルランドに関連会社ヴァレオ市光ホールディングを設立

2012年12月

中国関連会社市光法雷奥(佛山)汽車照明系統有限公司の全持分をヴァレオ市光ホールディングに譲渡

2012年12月

湖北法雷奧車燈有限公司(2014年5月法雷奥市光(中国)車灯有限公司に商号変更)持分の15%分をヴァレオ・エス・エー(2020年3月ヴァレオ・エス・イーに商号変更)より取得

2014年12月

市光(無錫)汽車零部件有限公司の出資持分50%を追加取得し、完全子会社化

2015年11月

営業本部オートモーティブアフターマーケット部カスタマーパーツセールス課の一部事業を譲渡し、開発・生産に特化

2017年1月

ヴァレオ・バイエンによる当社株式に対する公開買付けにより、同社の連結子会社となる

2019年6月

厚木製造所を新設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年8月

ミラー事業を譲渡

2024年8月

PIAA㈱の全株式を譲渡

 

関係会社

 

4 【関係会社の状況】

〔親会社〕

名称

住所

資本金
(EURO百万)

主要な事業の内容

議決権の被所有割合(%)

関係内容

ヴァレオ・エス・イー
(Valeo S.E.)

フランス
パリ市

238

自動車部品事業

 

61.15

  [61.15]

役員の兼任等 有

ヴァレオ・バイエン
(Valeo Bayen)

フランス
パリ市

147

自動車部品事業

   61.15

 

 

〔連結子会社〕

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

九州市光工業㈱

大分県中津市

50百万円

自動車部品事業

100.0

自動車部品の製造販売を行っており、設備の一部貸与があります。

イチコウ・マレーシア・SDN.BHD.

マレーシア
ネグリ・センビラン州

9,000千マレーシアリンギット

自動車部品事業

70.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

PT.イチコウ・インドネシア

インドネシア
ウエストジャワ州

133,124,240千   ルピア

自動車部品事業

100.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.

タイ
ラーヨン県

1,446,000千バーツ

自動車部品事業

99.9

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

 

 

〔持分法適用関連会社〕

名称

住所

資本金又は出資金

主要な事業の内容

議決権の所有割合(%)

関係内容

ヴァレオ市光ホールディング

アイルランド
ダブリン市

15,000千ユーロ

中国市場におけるランプ事業の統括

15.0

中国市場におけるランプ事業の統括を行っております。
役員の兼任 有

法雷奥市光(中国)車灯有限公司

中華人民共和国
湖北省

20,744千ドル

自動車部品事業

30.0

自動車部品の製造販売を行っております。
役員の兼任 有

 

 

(注) 1.九州市光工業㈱、PT.イチコウ・インドネシア、イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.は特定子会社に該当しております。

2.上記関係会社の中には有価証券届出書、又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.議決権の所有(被所有)割合の[  ]は間接所有割合であります。

4.PT.イチコウ・インドネシアについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等

 

(1)売上高

15,523百万円

(2)経常損失

820百万円

(3)当期純損失

994百万円

(4)純資産額

1,101百万円

(5)総資産額

12,659百万円

 

5.イチコウ・インダストリーズ・タイランドCO.,LTD.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。

主要な損益情報等

 

(1)売上高

15,543百万円

(2)経常利益

2,941百万円

(3)当期純利益

2,537百万円

(4)純資産額

12,201百万円

(5)総資産額

17,979百万円

 

6.当連結会計年度において、当社の連結子会社であったPIAA株式会社は、全株式を売却したことにより連結の範囲から除外しております。