2025年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    3,270名(単体) 21,887名(連結)
  • 平均年齢
    41.9歳(単体)
  • 平均勤続年数
    19.5年(単体)
  • 平均年収
    5,708,866円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2025年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

輸送用機器関連事業

20,444

(2,629)

情報サービス事業

1,276

  (239)

その他事業

167

    (7)

合計

21,887

(2,875)

 

(注) 1.従業員数は、就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含むほか、契約社員を含んでおります。)であります。

2.臨時雇用者数(パートタイマー、人材派遣会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を(  )外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2025年3月31日現在

従業員数(名)

平均年令(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

3,270

41.85

19.47

5,708,866

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含むほか、準社員・契約社員を含んでおります。)であります。

2.平均年間給与は税込支払給与額の平均であり、基準外賃金及び賞与を含んでおります。

3.当社は、輸送用機器関連事業に含まれるため、セグメント情報は記載しておりません。

 

(3) 労働組合の状況

2025年3月31日現在における主な労働組合への加入状況は以下のとおりであります。

名称            ミツバ労働組合

組合員数        2,668名

所属上部団体名  全日産・一般業種労働組合連合会

労使関係        安定しており特記すべき事項はありません。

 

名称            両毛システムズ労働組合

組合員数        600名

所属上部団体名  全日産・一般業種労働組合連合会

労使関係        安定しており特記すべき事項はありません。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の

育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1,3

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

2.6

57.1

69.4

68.8

75.6

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.男女賃金差異(%)は、「女性の平均年間賃金(総賃金÷人数)÷男性の平均年間賃金(総賃金÷人数)」の数式で計算しております。

4.男女賃金差異は、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異によるものであり、賃金制度や体系において性別による差異はありません。

 

 ② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に

占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1,3

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

㈱両毛システムズ

6.8

90.0

77.4

81.6

64.6

㈱タツミ

4.0

50.0

77.4

80.2

107.1

東日本ダイカスト工業㈱

63.9

69.4

96.2

㈱モミモ

6.2

75.3

79.2

80.2

㈱サンユー

76.4

81.4

77.9

㈱両毛ビジネスサポート

49.8

84.9

78.7

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.男女賃金差異(%)は、「女性の平均年間賃金(総賃金÷人数)÷男性の平均年間賃金(総賃金÷人数)」の数式で計算しております。

4.男女賃金差異は、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異によるものであり、賃金制度や体系において性別による差異はありません。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社は、次のとおり「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」及び「指標及び目標」の観点からサステナビリティに関する考え方を整理し、取り組んでおります。

なお、文中に記載の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在(2025年6月25日)において当社が判断したものであります。

 

(1) ガバナンス

当社はサステナビリティに関する重点課題を確認し、適切な運用を推進・統制するため、取締役会及び経営会議の下、代表取締役 副社長執行役員を議長とするESG会議を年4回開催し、当社グループにおいて発生し得るリスク及び機会に対する分析・評価を行い、サステナビリティ経営の方針、戦略及び推進計画策定のための議論を行っております。また、推進計画の進捗状況をモニタリングし、改善を指示しております。また、ESG会議の下部会議体として、各領域別に課題解決のための委員会を設置し、各分野のエキスパートが活動しております。特に気候変動問題は最重要課題の1つと考え、サプライチェーン全体で取り組むべく、執行役員を委員とするカーボンニュートラル委員会(年4回)を設置し、脱炭素社会への貢献に積極的に取り組んでおります。

 


 

コーポレート・ガバナンス体制図については、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」を参照ください

 

 

(2) 戦略

<ミツバビジョン2030とマテリアリティ(重要課題)>

当社グループは、「ミツバは、ミツバを愛しささえる人々とともに、社会と環境に調和した技術の創造を通して、世界の人々に喜びと安心を提供する」を企業理念として掲げ、数多くの車載電装品を開発・製造・販売し、モビリティ社会の発展とともに、世界の人々に喜びと安心を提供してきました。

この理念に基づき、「ミツバビジョン2030」を策定し、電動化への最適ソリューションで、脱炭素社会の実現に貢献し、共に成長し続ける企業グループを目指しています。

 


 

また、サステナビリティに関する課題は、社会や企業のリスクを減少するだけでなく、収益向上の機会につながる重要な経営課題であると認識しております。そのため当社グループの事業及びステークホルダーの双方の観点から様々な社会課題の重要度を検討し、マテリアリティ(重要課題)を特定しております。

このマテリアリティに基づき、着実に取り組みを推進し、企業としての持続的な成長と、社会課題の解決・社会的責任を果たすことを両立させてまいります。

詳細は、当社グループのウェブサイトをご確認ください。

https://www.mitsuba.co.jp/jp/sustainability/group_sustainability.html

 

・マテリアリティ特定プロセス

<STEP1>

GRIスタンダード等が重視する項目のうち、当社グループに関わる社会課題及び自主的に取り組んできた社会課題を抽出

<STEP2>

ステークホルダーの重要度及び当社グループの重要度から、マテリアリティを特定


<STEP3>

副社長執行役員を議長とするESG会議にて特定したマテリアリティを決裁

 

① 気候変動

当社グループでは、気候変動対策を最も重要な社会課題と認識しており、マテリアリティにも特定しております。当社グループが将来にわたって持続的に発展していくためには、気候変動の視点を取り入れた経営の更なる推進が必要になると考え、「ミツバ環境ビジョン2046」におけるCO2排出量の削減をさらに発展させた「ミツバカーボンニュートラル方針」を制定しております。

 


 

さらに、気候変動の視点を取り入れた経営のさらなる推進を目的として、TCFD提言に基づく分析を実施しました。

 

・シナリオ分析の前提

名称

1.5℃/2℃シナリオ

4℃シナリオ

シナリオの概要

・脱炭素社会に向けた移行が加速することにより、気温上昇が産業革命前の水準から1.5℃/2℃にとどまるシナリオ

・主に脱炭素社会への移行リスクが顕在化

・脱炭素社会に向けた現状を上回る施策が取られないことで地球温暖化が進展し、気温上昇が産業革命前の水準から4℃となるシナリオ

・主に気候変動による物理リスクが顕在化

世界観の概要

・炭素税の導入や再生可能エネルギーの拡大等、脱炭素社会への移行に向けた政策及び法規制等の変化により、企業の対応コストや追加投資が増加する

・四輪車や二輪車市場の電動化が急速に進展し、モビリティに対する顧客の嗜好も変化する

・脱炭素社会への移行に向けた政策及び法規制の導入は限定的

・四輪車や二輪車市場の電動化は一定程度進むも、その進捗は限定的

・気候変動の進展に伴い、気候パターンの変化、異常気象の激甚化・頻発化等により操業への影響が生じ、サプライチェーンリスク管理やBCPの見直しの重要性が高まる

主な参照シナリオ

・IEA World Energy Outlook 2022, Announced Pledges Scenario(APS, パリ協定の目標達成シナリオ), Net Zero Emissions by 2050 Scenario(NZE, ネットゼロ達成シナリオ)

・IPCC第6次評価報告書 SSP1-2.6

・IEA World Energy Outlook 2022, Stated Policies Scenario(STEPS, 現状の政策シナリオ)

・IPCC第6次評価報告書 SSP5-8.5

 

 

・気候変動に関するリスクと機会の特定、影響度の評価

重要な項目

リスク

時間軸

影響度

機会

時間軸

影響度

主に関連するシナリオ

脱炭素社会への移行に向けた

政策及び法規制

カーボンプライシング

炭素税導入・国境炭素税導入によるコストの増加

短期~

長期

エネルギー効率の高い生産設備への切り替えによる事業運営コストの低減

 

生産・物流の効率化による事業運営コストの低減

短期~

長期

1.5℃/2℃

サプライチェーン全体でのCO2削減要求の高まりによる調達コスト・対応コストの増加

短期~

長期

エネルギー

各国での再生可能エネルギー拡大によるエネルギーコストの増加

短期~

長期

省エネ・再エネ設備の開発・導入等による対応コスト・追加投資の増加

短期~

長期

 

 

 

 

重要な項目

リスク

時間軸

影響度

機会

時間軸

影響度

主に関連するシナリオ

四輪車や二輪車市場の電動化の

進展

(技術、市場、評判)

燃費・ZEV規制等の強化によるICE販売台数の減少、及びICE向け商品需要の減少

短期~長期

ICEの低燃費化、CO2排出量削減を目的に、車両の軽量化、エンジンの負荷軽減等への貢献

短期~中期

1.5℃/2℃

電動化等のCASEの進展によるOEM及び消費者の変化に対応できないことによる売上の減少

短期~長期

ユーザーへの価値提供を目的とした電動化商品の増加

CASEの進展に伴うモーターの電子制御化による商品付加価値の向上

短期~長期

1.5℃/2℃

脱炭素化に伴う軽量化や省電力に対応した新商品の拡大

長期

1.5℃/2℃

脱炭素社会への対応遅れによる、投資家や従業員、顧客等、ステークホルダーからの選好・ブランドイメージの低下

短期~長期

脱炭素化への貢献に関する効果的なステークホルダーコミュニケーションを通じた、ESG投資家の支持拡大、優秀な人材の獲得、顧客層の維持・拡大

短期~長期

1.5℃/2℃

異常気象等の物理リスク

異常気象(大雨・洪水等)による本社・生産拠点の被害、操業への影響

長期

災害時における安定供給の確保による顧客からの信頼

長期

4℃

異常気象によるサプライチェーンの寸断により、生産・販売が停止、売上が減少、及び原材料、部品の代替調達、並びに異常気象による世界的なパンデミック拡大等、対応コストが増加

長期

 

 

当社グループにとって、特に「四輪車や二輪車市場の電動化の進展」については、リスク・機会両面において事業への影響が大きいものと認識しています。このリスク・機会への対応方針としては、短・中期では、電動化への移行期に重要となるICEの低燃費化、CO2排出量削減ニーズに着実に対応して、事業環境の変化に耐え得る財務基盤を強化するとともに、電動車向け新製品の開発投資を積極化し、顧客の多様化など拡販戦略を実行します。

長期では、電動車向け製品ポートフォリオを売上・収益の中核に育てる等の取り組みを進めていきます。

「脱炭素社会への移行に向けた政策及び法規制(カーボンプライシング及びエネルギー)」と「異常気象等の物理リスク」については、下表のとおりいずれもサプライチェーン全体を意識した対応を進めていきます。

 

 

・対応策

重要な項目

対応策

脱炭素社会への移行に向けた政策及び法規制

カーボンプライシング

<サプライチェーン全体でのCO2排出量の削減>

・省エネ設備への計画的な更新を継続

・設備の電動化や加熱工程の削減、リサイクル材活用等、生産設備の製作・工程設計の段階から源流にさかのぼった改善活動を継続

・再生可能エネルギー活用(太陽光発電等)の積極推進を継続

・環境マネジメントシステム(EMS)を調達先等サプライチェーン全体に拡大

・調達先のCO2排出量の調査や削減策の特定、及びグループ拠点間の輸送に関わるCO2排出量の調査や削減等、サプライチェーンマネジメント全体での取り組みを推進

エネルギー

重要な項目

対応策

四輪車や二輪車市場の電動化の進展

<電動化への移行期に重要となるICEの低燃費化、CO2排出量削減ニーズへの対応>

・短・中期では、四輪・二輪ICEの低燃費化、CO2排出量削減ニーズを着実に捉え、各地域によって異なる脱炭素社会への移行過程を支えるとともに、製品の高収益化を通じて財務基盤を強化する(成長ポテンシャルのある「四輪:熱マネジメント系、シャーシ系(循環系等)」「二輪:エンジン補器系」等)

・二輪事業においては、ZEVの前段階として見込まれる高濃度エタノール車、FFM車(フレキシブル・フューエル・モーターサイクル)向け製品ニーズへ貢献

<電動化の進展に対応した新分野、新製品の開発・販売拡張>

・電子制御化ニーズの増加に伴い拡大するモーター需要に対し安定供給を通じて貢献

・事業ポートフォリオの多くを占める駆動方式によらない既存製品群を四輪・二輪電動車向けにカスタマイズし、新たな市場を開拓

・電動化ソリューション事業による四輪電動車向け製品(熱マネジメント/ADAS/自動運転向け)等、電動化に対応した高付加価値製品の開発・販売を加速

・中国・インドのEV・OEMの新規市場を開拓

・MaaS対応の次世代モビリティ関連への商品やサービス等

異常気象等の物理リスク

<サプライチェーン全体での災害対策の高度化>

・BCP(事業継続計画)及びBCM(事業継続マネジメント)の構築・実践

・異常気象等の物理リスク(本社・生産拠点の被害、操業への影響、サプライチェーンの寸断等)に備えた設備投資

・サプライチェーンマネジメントの強化

・異常気象によるパンデミック等への対応として、従業員の健康管理や感染症予防など健康経営施策のさらなる推進

 

 

人的資本

当社グループでは、「人を活かし、人に生かされる企業となる」を経営理念の一つとして掲げています。組織は人によって成り立ち、個人の成長なくして組織の成長はありません。「ミツバビジョン2030」で目指す新たな価値や喜びを創出するためには、多様な属性や価値観を受け入れ、尊重し、立場や組織にとらわれない闊達な交流を含む多様性(ダイバーシティ)の実現が不可欠であると考えています。これら考えのもと、当社グループでは人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針として、ミツバグループ人権労働方針を制定しております。

 

・ミツバグループ人権労働方針

 

ミツバグループは、「世界の人々に喜びと安心を提供する」という基本理念に基づき、多様性を受け容れ、各自の基本的人権を尊重します。

 

1.労働基本権の尊重

ミツバグループは、労働者の権利を尊重し、労使との対話のなかで、働く上でのさまざまな課題解決に努めます。

2.差別とハラスメントの防止

ミツバグループは、出生、国籍、信条、宗教、性別、人種、民族、年齢、知的・身体的障がい、病歴、趣味、学歴、社会的地位などによる一切の差別を認めません。また、ハラスメントなどによる非人道的な扱いを行いません。

3.児童労働・強制労働の禁止

ミツバグループは、各国・各地域の法令等に準拠して人の雇用を行い、児童労働・強制労働は認めません。

4.働きやすい労働環境の提供

ミツバグループは、労働時間や賃金等の労働基準に準拠し、各国・各地域の法令等の遵守に努めます。また、効率のよい労働環境を目指し、ワークライフバランスの実現を支援します。

5.安全衛生

ミツバグループは、すべての人々が安心して働けるように安全で衛生的な職場づくりに努めます。

6.ダイバーシティの推進

ミツバグループは、女性、外国人、障がい者など、多様な人材の採用や登用、環境整備を積極的に進めてきました。今後は、これまでの取り組みに加え、さらなるキャリア支援・働き方改革を推進し、社員の多様性を事業活動や社内風土改革へ活かすための人事施策を実行していきます。

7.健康増進

ミツバグループは、社員一人ひとりが豊かで充実した人生を送れるよう、いきいきと長く働ける職場をつくることが重要だと捉えています。そのために、心身の健康の維持・向上だけでなく、ライフイベント(ケガや病気)の際にも安心できる職場環境と体制づくりを推進していきます。

8.エンゲージメント

ミツバグループは、「人を活かし、人に生かされる」という経営理念の浸透を通じて、個人の価値観と企業の価値観の重なりが最大となるように取り組みます。会社が目指す方向について、社員同士が相互に理解し、互い認め合える仕組みや環境を整備していきます。

 

 

 

当方針を受け、安全衛生や健康経営については安全衛生・防災委員会及び健康経営推進委員会を通じて、職場環境の整備に取り組み、人材育成や多様性等については人事機能が戦略や計画を議論しております。

詳細は、当社ウェブサイトをご確認ください。

https://www.mitsuba.co.jp/jp/sustainability/index_human.html

 

 

(3) リスク管理

当社グループは、大規模地震をはじめとした自然災害や感染症の拡大、気候変動に関連するリスクなど、多様化するリスクを最小化するために、総合的なリスク管理の充実・強化に取り組んでおります。

サステナビリティに関する課題を含む事業のリスクについて、ESG会議にて定期的(年1回)に発生可能性、さまざまな影響度及びその対策状況から評価しております。特に重点となるリスクを洗い出し、責任部門や会議体を明確にし、軽減措置の立案及び取り組みを進めております。

また、経営に大きな影響を及ぼすリスクは「事業に関するリスク」「サステナビリティに関するリスク」「経営基盤に関するリスク」に分けて管理しております。詳細は、「3 事業等のリスク」に記載しております。

 

(4) 指標及び目標

当社は、サステナビリティに関するマテリアリティの課題解決に向けて、単年度の目標を設定しております。目標達成に向けた施策を関係部門・委員会で立案し、具体的な計画へ落とし込むとともに、その進捗をESG会議でモニタリングし、着実な取り組みの推進と改善へつなげております。

 

① 気候変動

脱炭素社会の実現に貢献するために、カーボンニュートラル方針で掲げた2030年にScope1,2グループCO2排出量を50%削減の達成に向けて意欲的に推進しております。

指標

目標

2024年度実績

関連する

マテリアリティ

グループCO2排出量

9.0(2018年度比)の

削減施策の立案及び推進

13.2%の施策積上げ完了

脱炭素社会の
実現への貢献

カーボンニュートラル取り組み強化施策の実行率(計画比)

グループ再生可能エネルギー導入方針制定・展開完了

製品1個当たりCO2排出量算出方法の整備完了

計画比100%実施完了

(方針制定・社内周知及び製品1個当たりCO2排出量算出方法の修正・標準化完了)

 

 

② 人的資本

当社では、上記(2)戦略において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する主な目標及び実績は、次のとおりであります。

指標

目標

2024年度実績

関連する

マテリアリティ

グループ労災発生件数

休業災害0

休業災害2

労働安全衛生

不休業災害10以下

不休業災害7

健康診断受診率

100(休職者除く)

100%(休職者除く)

人的資本の
最大化

グループ障がい者雇用率

2.7

2.8

リスキリング受講率

95

94

 

 

③ その他

指標

目標

2024年度実績

関連する

マテリアリティ

グループ水排出量

1,376ML

1,134ML

資源の有効活用

業界標準による製品規制

物質の管理体制評価スコア

3.5点以上

4.02点

有害物質使用の

低減

機密情報の情報漏えい

件数

0件

0件

情報セキュリティ

の強化

グループ腐敗防止活動の現状把握率(計画比)

主要な海外グループ会社の現状把握完了

計画比100%実施完了

(フィリピン・ベトナム)

コンプライアンス

BCP強化施策の実行率(計画比)

当社BCP体制の充実

(リスクの正しい認識と初動対応の充実)

計画比100%実施完了

(サイトごとのリスク検討会実施、BCPガイドライン骨子の見直しなど)

リスクマネジメント

お取引先のサステナビリティ活動強化施策の実行率(計画比)

CSR調達ガイドライン見直しと教育実施CSRアンケートの低評価企業の底上げ

計画比100%実施完了

(ガイドライン制定及びお取引先11社への改善支援完了)

持続可能な調達