2024年3月期有価証券報告書より
  • 社員数
    1,200名(単体) 2,658名(連結)
  • 平均年齢
    39.2歳(単体)
  • 平均勤続年数
    10.2年(単体)
  • 平均年収
    8,018,157円(単体)

従業員の状況

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

半導体製造装置

1,463

(692)

計測機器

983

(465)

全社(共通)

212

(68)

合計

2,658

(1,225)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数です。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員数です。

 

(2) 提出会社の状況

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

1,200

39.2

10.2

8,018,157

(775)

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

半導体製造装置

842

(557)

計測機器

290

(180)

全社(共通)

68

(38)

合計

1,200

(775)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数です。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員数です。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。

 

(3) 労働組合の状況

当社の労働組合はJAMに加盟しています。なお、労使関係について特記すべき事項はありません。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注)1.

男性労働者の

育児休業取得率(%) (注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

2.1

57.1

55.3

77.4

69.6

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

3.正規雇用労働者 :社外への出向者、社外からの受入出向者、年度途中での入社・退職者、休職者を除く。

4.パート・有期労働者 :契約社員、パート、嘱託社員。

5.賃金 :通勤手当等を除く。

6.男女の賃金格差については、男性の賃金に対する女性の割合を記載しています。なお、同一資格における男女間の格差はなく、資格別人員構成の差によるものです。

 

 ② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注)1.

男性労働者の

育児休業取得率(%) (注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

㈱東精エンジニアリング

0.0

41.6

44.7

83.5

66.0

㈱トーセーシステムズ

0.0

100.0

69.9

70.9

103.6

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

3.正規雇用労働者 :社外への出向者、社外からの受入出向者、年度途中での入社・退職者、休職者を除く。

4.パート・有期労働者 :契約社員、パート、嘱託社員。

5.賃金 :通勤手当等を除く。

6.男女の賃金格差については、男性の賃金に対する女性の割合を記載しています。なお、同一資格における男女間の格差はなく、資格別人員構成の差によるものです。

 

サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)

 

2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次の通りです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1) ガバナンス及びリスク管理

当社グループは企業理念のもと、お客さまであるモノづくり企業の製造プロセスや省エネ・省資源製品に不可欠な精密測定機器、半導体製造装置の提供を通じて、社会の利便性向上と環境負荷低減に貢献してきました。

一方で、企業を取り巻く環境が大きく変化するなか、当社グループはサステナビリティが重要な経営課題であることを認識し、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目的とした取り組みの指針となるサステナビリティ基本方針を制定しています。

 

(サステナビリティ基本方針)

1. 環境問題への取り組み

提供する製品のライフサイクルを含む全てのバリューチェーンを通じて、CO2排出量削減、廃棄物削減と再利用促進、生物多様性を含めた地球環境保護などに取り組むことで、人と地球環境を大切にする社会の実現に貢献します。

2. 社会からの信頼の確立

あらゆる法令や規則を厳格に遵守し、公正な競争、お客様のニーズに合致した安全かつ高品質な製品・サービスの安定的な提供、製品や企業情報の適切な開示など誠実かつ公正な企業活動を遂行するとともに、お客様をはじめ事業活動に関わるすべてのステークホルダーの情報資産の管理・保護を徹底し、社会から高い信頼を得る経営を実現します。

3. 人権の尊重

性別、国籍などの個人の属性に関わらず、社会的に弱い立場にある人を含むすべてのステークホルダーの人権を尊重するとともに、多様な従業員がいきいきと働き一人ひとりの能力を最大限発揮できる、安全・健康で働きがいのある職場づくりを推進します。

4. 人財育成

従業員は、当社グループの財産です。従業員とともにWIN-WINの仕事で世界No.1の商品を創るためには、従業員一人ひとりがプロフェッショナル人財として自らの強みを最大限に発揮するとともに、多様な人財の多様な価値観を受け入れ、認め合い、お互いの強みを引き出し、ともに成長していくことが必要です。

当社は、そうした従業員の成長を支援するため教育研修をはじめとしたプログラムを用意するとともに、多様な人財が働きがいを感じられる職場環境の構築に取り組んでまいります。

5. 地域社会への参画と貢献

事業活動を通じて社会に貢献するとともに、企業市民として健全で持続可能な社会づくりのため、各地域の課題、ニーズに応じて解決に向けた社会貢献活動を実践することで、地域社会の活性化や生活環境の改善に向けた取り組みを推進します。

6. 公平、透明で効率的なガバナンス体制の構築と運営

株主の皆様の権利を尊重し経営の公平性・透明性を確保するとともに、企業理念の実現に向けて、コーポレートガバナンスを経営上の重要課題と位置づけ、迅速かつ的確な意思決定および監督機能の強化を図ります。また、中長期にわたる企業価値向上と経営の健全性維持のため継続的にコーポレートガバナンスの充実に取り組みます。

 

 

当社グループは、サステナビリティ活動の推進強化を目的として、2021年11月に体制を再編し、CSR推進委員会を発展させたサステナビリティ委員会を新設しました。

代表取締役会長CEOを委員長とする同委員会は、年2回の定期開催のほか、必要に応じ臨時で開催され、サステナビリティ活動に関する企画・立案・計画・実施を統括し、基本方針の策定や、運営体制の構築、目標・指標の設定/審議に加え、情報のモニタリングや調査を実施するとともに、執行役員会議や取締役会への報告・提言等の活動を推進しています。

本委員会の傘下には、7つの重要課題対応チームを設置しています。また、重要項目の検討や立案等が必要な場合には、本委員会の委員長がタスクフォースを任命し、対応を図っています。

 


 

 

(2) サステナビリティへの取組

事業と社会の持続可能性を追求する上で、社会課題や環境課題への対応が加速している時代の流れに則したマテリアリティ(重要課題)への対応が重要になっています。

当社グループは2022-2024年度中期経営計画の策定に伴い、従来のCSRマテリアリティを見直し、サステナビリティ基本方針に掲げる6つの観点から、新たに経営マテリアリティ(重要課題)として整理、特定しました。

ESG

マテリアリティ

サステナビリティテーマ

2024年度優先的な取組

(環境)

環境問題を解決する製品・事業活動

・地球温暖化防止

・省資源活動

・循環型社会の形成

・気候変動を経営リスクと位置付けた管理システム構築

・カーボンニュートラルを宣言

・SCOPE1/2削減(2018年度比2030年50%減)

・SCOPE3(cat-1/cat-11)削減目標の設定と実行

・水使用量の削減

提供した製品・サービスによる環境貢献

・地球温暖化防止

・省資源活動

(社会)

社会課題を解決する高付加価値製品

・製品責任

・品質管理の高度化と定着

・化学物質の適切な管理と使用

・サステナブル調達の推進

・サプライヤーエンゲージメントの向上

サプライチェーンの構築

・調達リスクの軽減

多様な人々が活躍でき、心身ともに健康で働きがいのある職場づくり

・従業員の働きがい

・人財育成

・ダイバーシティ

・安全健康

・災害事故0に向けた安全活動推進

・ダイバーシティ推進

・人財育成推進

・エンゲージメントの向上

・従業員の健康と安全向上

人権の尊重

・人権侵害の防止

・人権尊重活動強化

・人権デューデリジェンス拡充

・救済システムの構築

(ガバナンス)

企業活動を支える経営基盤

・事業の持続的成長

・競争力向上

・内部統制機能の維持・向上

・企業倫理・法令順守の厳格化

・適時、適切な情報開示

・健全な内部通報制度運営維持

・事業継続計画高度化(サプライチェーンへ拡充)

・サステナビリティ活動のグループ会社への展開

コンプライアンス

・公正、透明、迅速な企業活動

・贈収賄・腐敗防止

リスクマネジメントの強化

・災害等への危機管理

 

 

 

(3) 気候変動への取組とTCFDへの対応

当社グループは、気候変動がもたらす気温上昇や自然災害の激甚化等が社会経済に及ぼす影響は大きく、当社事業においても大きなリスクと考えています。一方で、気候変動への対応を進めることで、企業の強靭化や製品競争力強化につながるほか、事業の拡大といった機会にもなりえると考えています。

当社グループは、2021年8月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)対応プロジェクトを発足し、2022年3月にTCFDの提言への賛同を表明し、サステナビリティ委員会の重要活動として推進してきました。2023年11月にTCFD対応プロジェクトを発展させた気候変動対応ワーキンググループを発足し、気候変動が事業に与えるリスクと機会を分析し、課題を共有・展開するとともに、TCFDの枠組みに基づいた気候関連財務情報の開示を進めています。

 

① ガバナンス

当社グループは、気候変動を経営上の重要課題として認識しており、気候変動問題に関するリスク・機会の管理をサステナビリティ委員会で審議し、その内容を定期的に取締役会に付議・報告します。

サステナビリティ委員会の委員長は代表取締役会長CEOが務め、年2回定例のサステナビリティ委員会で審議するとともに委員長が必要と認める場合、取締役会に付議・報告します。

取締役会では気候変動にかかるリスク・機会の課題を共有し、目標管理や課題解決に向けた議論を行います。各取締役は、刻々と移りかわる気候変動関連の状況を把握するために、さまざまな機会や方法を通じて情報収集を行い、知見を深めています。

② リスク管理

TCFD対応プロジェクトでは、気候変動に関するリスク(移行/物理)の特定・評価を行っています。本プロジェクトは原則月に1回、その他緊急性に応じて開催し、サステナビリティ委員会へ報告します。事業経営に影響すると思われる事案に関しては、委員会より取締役会に速やかに報告し、審議されます。

その他の事業リスクを管理するリスク管理委員会とも情報共有し、社内全体の対応にあたります。

③ 戦略

当社国内事業所を対象にScope1とScope2の分析を行っています。

シナリオ分析は将来予測の不確実性を考慮し、複数のシナリオを参照して検討を行いました。2℃未満シナリオのもとでの対応では不十分との国際的な世論が形成されつつあり、1.5℃シナリオを視野に入れて分析を行いました。一方、1.5℃シナリオへの対応では、物理的リスクへの意識が希薄化することから、現状の経済活動を継続した場合に気温が上昇する4℃シナリオでの事業環境を想定しました。

※参照したシナリオ

  1.5℃シナリオ:(IEA ) NZE 、 1.5℃ 特別報告書  (IPCC ) SSP1-1.9

  4℃シナリオ:(IEA ) STEPS  (IPCC ) SSP2-4.5 、 SSP3‐7.0

 

 

(リスク機会と事業インパクトの分析)

シナリオ

リスク機会

 

イベント

内容

財務インパクト

発生時期

1.5℃

リスク

規制

カーボンプライシング

・炭素税導入による原材料・資機材・エネルギー・輸送費用等の上昇

・国境炭素税の導入により製品輸出への制約

▲▲▲

中期

市場

EV化

・従来の事業・製品(内燃機関関連部品向け計測器)の需要縮小

▲▲

中期

脱炭素化プレミアム

・脱炭素化に伴う材料価格の高騰、調達難、代替品確保に伴うコスト発生

・非化石エネルギーの調達難や調達コストの上昇

▲▲

中期

評判

脱炭素化対応の遅れ

・気候変動対応をはじめとするESG対応の遅れは資金調達や取引関係に悪影響

中期

機会

市場

EV化、電化・デジタル化

・EVの新たな素材・部品への計測需要が拡大・半導体利用が増加し、生産能力が拡張

▲▲▲

中期

再生可能エネルギー市場拡大

・再生可能エネルギー市場拡大に伴う計測機器需要の拡大

長期

資源効率エネルギー

生産設備

・工場内の省エネ対策(設備やプロセス)や資源の再利用により生産性向上と顧客の脱炭素化要望に対応

短期

製品サービス

低炭素製品・
サービス

・LCA観点による環境負荷の低減により市場での製品評価や優位性が向上

・顧客の軽量化ニーズを実現捕捉(計測製品需要拡大)

▲▲

短期

4℃

リスク

物理(急性)

激甚化災害の発現

・リスク対策費用(BCP対応)の増加

・被災による物的損害と復旧費用の発生

・被災による操業停止(自社・サプライヤー要因)

▲▲▲

中期

機会

レジリエンス

災害対応

・災害時における製品・サービスの安定供給により顧客生産体制の維持に貢献

▲▲

中期

 

凡例 財務インパクト:▲▲▲ 大、▲▲ 中、▲ 小 発現時期:短期2022~2024、中期2025~2029、長期2030~

 

④ 目標・指標

当社が排出するGHGの殆どは、工場運営に使用される購買電力換算分の二酸化炭素(CO2)であり、気候変動への影響を最小化するため、省電力に重点を置いた活動に取り組んでいます。

 

当社は2030年のScope1、2のCO2排出量を2018年度比で50%削減します。

 

今後、電化やデジタル化の動きが活発になり、半導体需要はますます拡大していくことが予想されます。脱炭素社会の実現に向けて、半導体が果たす役割は大きく、当社グループもそのようなニーズに応えていくことが重要であると認識しています。足元の状況を踏まえ、生産能力の拡大を企図しており、エネルギー消費の増加が見込まれますが、省エネ努力に加え、再生可能エネルギーをはじめとする低炭素エネルギーの利用を促進して、脱炭素化への取り組みを進めていきます。

 

(当社におけるCO2排出量)

 

前5か年計画

新5か年計画

2017年度

実績

2018年度

実績

2019年度

実績

2020年度

実績

2021年度

実績

2022年度

実績

2023年度

実績

排出量(t-CO2)

12,311

12,312

11,976

9,524

8,191

8,257

11,598

電力使用量(Mwh)

25,163

25,765

25,448

28,843

29,835

29,546

37,432

CO2排出量

生産高原単位(t-CO2/百万円)

0.181

0.160

0.191

0.129

0.080

0.074

0.111

 

 

当社グループのサステナビリティへの取り組みに関する詳細は、当社ホームページにて開示しています。

https://www.accretech.com/jp/sustainability/index.html

 

(4) 人的資本に関する戦略並びに指標及び目標

① 人財育成

従業員一人ひとりの成長は、当社グループが持続可能な成長を続ける上で不可欠なものであるという考えのもと、下記のとおり人財育成方針を定めています。

 

(人財育成方針)

当社グループのミッションは、

「世界中の優れた技術・知恵・情報を融合して世界No.1の商品を創りだし、皆さまと共に大きく成長していく」

「WIN-WINの仕事で世界No.1の商品を創ろう」です。

 

そして、そのミッションを果たすために求められる人財像は、以下のとおりです。

・お客さまの課題に向き合い、お客さまの課題を解決することで高い信頼を得られる人財

・多様な価値観を受入れ、相手の視点でものを見ることで、お互いの強みを引き出し、協力し合うことができる人財

・自らの思いを、技術や業務の革新につなげ、高い目標にチャレンジし、自律的に成長できる人財

 

当社グループは、最大の財産である従業員の成長を支援するため、以下の社内環境を整備し、施策を推進します。

・従業員の成長段階に応じた教育研修をはじめとした教育プログラムの提供

・現場でのチャレンジの場や上司とのコミュニケーションによる支援の場の設定

・多様な人財が働きがいを感じ、活躍できる環境づくりや各種施策の推進

 

(研修制度)

当社では、技術・営業・製造・サービス・管理の職種ごとにキャリアパスを設定しており、「従業員一人ひとりが、自主性に基づき教育研修に参加できる環境・機会(プラットフォーム)を提供する」、「会社が、従業員の成長タイミングに合わせ、必要な知識習得支援を行う」という考えに基づき、従業員の能力開発のためのさまざまな研修制度を設けており、人財育成に取り組んでいます。

 

研修は、共通研修、階層別研修、部門別研修に分かれており、それぞれの研修において、従業員がお互いに学びあう集合研修、実務を通じての成長を促すOJT、自律的な学びをサポートする自己啓発支援を実施しています。

・共通研修  : 全社共通で求められる知識・スキルの習得を目的として実施

・階層別研修 : 各職階において担当業務を遂行する上で必要となるスキルの習得を目的として実施

・部門別研修 : 組織別、業務別に必要となる専門性の高い知識を各部門で実施

 

 

 

共通研修(主要テーマ)

時間

人財育成力研修

1,625

360度フィードバック振り返り研修

639

シニアライフプランセミナー

219

e-learning

2,423

4,906

 

 

階層別研修(主要テーマ)

時間

新入社員研修

6,392

管理職研修

1,849

新任管理職向け研修

164

新任主任向け研修

339

新任主任補向け研修

406

女性正社員向けキャリア研修

938

10,088

 

 

部門別研修(主要テーマ)

下記研修をはじめ、各部署で必要に応じた教育を実施しています。

(社内)技術研修、機械設計研修、電気回路設計研修、SEAJ推奨安全教育

(外部)プログラミングセミナー、ソフトウェア関連セミナー、半導体関連セミナー

 

 

(自律人財の育成)

当社では、自律的に成長する従業員の育成に向け、上司に対して「人財育成力研修」を推進しています。その研修を通じ、上司に「成長を促進する対話力」を身に着けてもらいます。2024年3月末時点で、上司の58.6%が本研修を受講しており、部下育成に取り組んでいます。今後も引き続き、新たに上司となった従業員へ研修を実施していきます。

また、上司が自らの行動を客観的に振り返る機会として、360度フィードバックを年に一度実施するとともに、振り返り研修会を実施しています。

 

(自己啓発支援)

自己啓発の一環として、e-learningと通信教育を導入しています。コースは技術、ビジネス、マネジメント、PC、語学等のスキル、資格取得等幅広い分野の講座を用意し、従業員が身につけたいスキルを自ら選択し、受講することができます。e-learningは受講料無料、通信教育修了者には受講料の全額補助を行っています。コース内容や補助を充実させることにより、従業員の成長に合わせ、スキルアップの支援をしています。

 

② 多様性

当社グループは、多様な視点や発想が、互いを刺激しあって新たな価値を創造し、個人の能力の総和を超える相乗効果を得ることができると考えています。そのため、年齢、性別、人種、宗教、出身国、障がい者等を理由とする一切の差別的行為を防止するとともに、多様な人財が、安全・健康で働ける職場の実現に努めています。

そして、従業員一人ひとりの個性が尊重され、自身の持つ能力を最大限発揮でき、やりがいを持って働ける環境を構築していきます。

 

 

(女性活躍の推進)

当社は、中核人財として働く女性を増やすためには、女性正社員の採用拡大と環境整備が喫緊の課題と考えており「女性活躍推進に関する行動計画」(2021-2025年度)を策定し、2025年度末までに達成すべき目標を設定しています。また、女性従業員の活躍に向けた社内の意識醸成や女性従業員のサポートに取り組んでいます。

・採用者に占める女性割合(正社員) 20%

・従業員に占める女性割合(正社員) 10%

 

「女性活躍推進に関する行動計画」(2021-2025年度)は、当社ホームページにて開示しています。

https://www.accretech.com/jp/sustainability/esg/diversity.html

 

 

2021年度末実績

2022年度末実績

2023年度末実績

採用者に占める女性割合(正社員)

17.0

18.3

22.1

従業員に占める女性割合(正社員)

7.4

8.5

10.3

 

 

管理職に占める女性割合、男性の育児休業取得率、男女賃金の格差につきましては、「第1 企業の概況 5 従業員の状況」に記載しています。

 

<具体的な取り組み>

女性採用

・新卒採用にて、女性学生の志望度向上を目的として、若手女性社員のインタビュー動画を製作し配信

・新卒採用にて、理系女性との接点機会増加のためスカウトサービスを継続的に活用

・中途採用での女性採用拡大に向けて、HPを大幅にリニューアル

女性社員のキャリア開発支援

・女性キャリア開発研修の実施

(対象者83名のうち66.3%が受講。今後、新規入社者等へ継続的に実施していく。)

・上司向けの人財育成力研修にて女性部下育成に関する意識啓発を実施

上司が部下との個別面談を通し、女性活躍推進に取り組んでいる

・外部カウンセリングサービスを2022年4月より導入(女性に限らず、全従業員利用可能)

女性社員交流の場

・女性キャリア開発研修等の場を通じ、交流を促進

・女性新入社員には女性先輩社員をパートナーに選定し、定期的な面談等による交流を促進

 

(障がい者雇用の推進)

障がい者の方々が社会的に自立し活躍できる職場づくりに取り組んでいます。ハローワークとの連携や、就労支援機関や特別支援学校等との協力により、個々の適性に合った業務や職場への就労支援を行っています。

 

<具体的な取り組み>

雇用の創出

・障がい者が成長を実感し、会社へ貢献することを通じて、働きがいをもって就業できる職場づくりを目的として、2023年4月より、障がい者を中心とした職場を設置。サポート専任者を配置し、障がい者3名で稼働を始め、2024年4月時点で障がい者9名まで拡大。事業部門より、スキャン業務や組立業務等を委託され行っている。

・障がい者雇用への理解を深めるためのe-learningを実施し、障がい者のいない部署へ雇用への理解と業務創出について依頼

 

 

 

連携

・就労支援機関、特別支援学校等と協力して職場見学や実習の実施

・地域企業と障がい者雇用に関する情報交流を継続的に実施

支援

・受入部署の社員がサポーター養成講座に参加し、受入体制を強化

・障がい者支援専任者の採用

 

 

2021年6月

2022年6月

2023年6月

障がい者雇用率

1.95

2.07

2.17

法定雇用率

2.3

2.3

2.3

 

 

(外国籍及び中途採用者雇用)

当社において中途採用人財は既に欠かせない戦力となっています。また当社は国籍に関わらず優秀な人財を採用、登用しています。中途採用人財、外国籍人財いずれも多様な視点や発想及び海外との緊密な連携等に大きな力を発揮しています。

当社の管理職における外国籍従業員割合は0.8%、同中途採用者割合は43.7%です。

 

③ エンゲージメント

当社グループが変化の激しい環境の中で大きな成長を実現するためには、従業員が能力を最大限に発揮し、最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが重要と考えています。

当社では、従業員の創造力やチャレンジスピリットを育み、モチベーションの向上を図ることを目的として、改善提案表彰、技術表彰、新事業企画提案表彰の制度を設けています。受賞者については、社内報での特集や成功事例報告会での発表の場を設ける等、会社として創意工夫や新しい取り組みへの挑戦を評価していることを従業員へ周知しています。

また、当社では、従業員のエンゲージメントの状態を測定するため、2023年3月よりエンゲージメントサーベイをスタートしました。各部門と連携して、職場の実態にマッチするエンゲージメント向上施策を検討していきます。

 

④ 健康

当社グループは、人がその能力を最大限に発揮していきいきと働くためには、心身ともに健康で、家族も健やかであることが大切であると考えています。当社グループでは、従業員とその家族の健康な生活を後押しし、長時間労働を避けるための就労時間管理を厳格に行う等、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。

 

(ストレスチェック実施)

当社は毎年、定期健康診断、人間ドック、婦人科健診など社員の健康チェックを実施し、有所見者への再検査勧奨や特定保健指導を行っています。また、ストレスチェックについては、海外赴任者や出向者も含めて受検率が99%を超えており、自身のメンタル不調に早く気づいてもらうきっかけとして運用が定着しています。ストレスチェック結果については、法令に従った個人結果管理と本人へのフィードバック、高ストレス者への産業医面談を実施しています。さらに、組織分析を行い、リスクコンプライアンス委員会及び安全衛生委員会に報告の上、職場の環境改善に取り組んでいます。

 

 

 

(健康増進)

当社は、従業員が心身ともに健康で働けるよう専属産業医と連携し、面談等による従業員のフォローや所属部署長へのフィードバック、健康トピックの動画配信、衛生講話ビデオ、社内報での健康増進コラム連載等を進めています。

また、健康保険組合連合会東京連合会に「健康企業宣言」を行い、2020年8月に「健康優良企業 銀」を取得いたしました。

「健康企業宣言」は、当社ホームページにて開示しています。

https://www.accretech.com/jp/sustainability/esg/health.html

 

(ワークライフバランス)

当社グループは、従業員一人ひとりが仕事と生活を両立しながら活躍できる環境の整備を進めています。

当社は、子育てや家族の介護、病気やケガ等の事情を抱えた従業員を十分に支援するために、法定基準を大きく上回る独自の休業制度を設けています。

各種制度は、当社ホームページにて開示しています。

https://www.accretech.com/jp/sustainability/esg/work_life_balance.html