2026年5月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

(単一セグメント)
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度
単一セグメントの企業の場合は、連結(あるいは単体)の売上と営業利益を反映しています

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
(単一セグメント) 31,155 100.0 4,420 100.0 14.2

 

3 【事業の内容】

当社グループの主な事業は、日本国内の上場会社のディスクロージャー関連事業と、日本国内および米国を中心とした通訳・翻訳事業です。

具体的には、ディスクロージャー関連事業は、株式上場申請書類などのIPO(新規上場)関連サービスから、金融商品取引法や投資信託法関連サービス、株主総会招集通知などの会社法関連サービスに加え、統合報告書などのIR(インベスター・リレーションズ)、事業報告書や株主通信などのSR(シェアホルダー・リレーションズ)といった任意開示関連サービスを手掛けるとともに、国内企業の海外投資家向けIR支援サービスを提供しております。

通訳・翻訳事業では、国際会議やイベント、シンポジウム等における通訳サービスのほか、一般的な翻訳サービスに加えて欧米企業が日本でサービスを提供する際の読み手への高い訴求力が求められるローカライズやトランスクリエーション(マーケティング/クリエイティブ色の強い翻訳)サービスも提供しております。

 

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社と子会社20社の計21社で構成され、当社グループの事業分野は、「ディスクロージャー関連事業」、「通訳・翻訳事業」の2つのセグメント区分としております。

また、「ディスクロージャー関連事業」については、主に制度開示関連の「金融商品取引法関連製品」「会社法関連製品」、任意開示関連の「IR関連製品」「その他製品」の4つに区分しています。

その主要製品は、ディスクロージャー関連書類の制作印刷物であり、それらに付帯するWizLaboをはじめとする各種書類作成支援ツールの企画制作販売、コンサルティングおよびその他のサービス等の提供を行っております。

 

事業区分および主な製品、サービス

主要会社

ディスクロージャー関連事業

 

主に金融商品取引法関連製品/会社法関連製品/IR関連製品等

宝印刷株式会社(連結子会社)

主にディスクロージャー関連書類の制作業務

仙台宝印刷株式会社(非連結子会社)

主にディスクロージャー制度およびIRに関する調査研究、コンサルティング等

株式会社宝印刷D&IR研究所(非連結子会社)

ディスクロージャー関連の人材育成を目的とする検定試験の運営、講演会等の企画等

一般社団法人日本IPO実務検定協会(非連結子会社)

主にIPO予定会社および上場会社向けコンサルティング、申請書類の作成支援等

株式会社タスク(連結子会社)

主に開示書類入力代行アウトソーシングサービス、開示書類を作成する前段階の決算業務やIFRS開示のコンサルティング等

株式会社TSSコンサルティング(連結子会社)

ディスクロージャー関連ソフトウェアの開発・保守等

株式会社スリー・シー・コンサルティング(連結子会社)

ディスクロージャー・イノベーション株式会社(連結子会社)

投資信託(国内・外国)、外国債券等の金融商品ディスクロージャー支援サービス等

株式会社ジェイ・トラスト(連結子会社)

システム開発、WEBサイト制作等

株式会社イーツー(連結子会社)

 

 

通訳・翻訳事業

 

主に通訳・翻訳サービス、通訳機材・会議機材運用事業等

株式会社サイマル・インターナショナル(連結子会社)

主に通訳・翻訳人材派遣紹介事業等

株式会社サイマル・ビジネスコミュニケーションズ(連結子会社)

主に翻訳サービス等

株式会社十印(連結子会社)

TOIN AMERICA INC.(連結子会社)

TOIN EUROPE B.V.(連結子会社)

十印(上海)信息技術有限公司 (非連結子会社)

主に通訳・翻訳サービス等

TRANSLASIA HOLDINGS PTE. LTD.  他3社(いずれも非連結子会社)

 

 

■セグメント別売上高 構成比 

 


 

 

事業の系統図および主要な会社名は、次のとおりであります。

 


 

 

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

業績状況

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

2025年5月23日に行われた株式会社ジェイ・トラストとの企業結合について前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の継続や堅調な企業業績等を背景に、雇用・所得環境の改善など景気は緩やかな回復が続きましたが、中東紛争など地政学リスクの影響や、米国の政策動向、原材料・エネルギー価格の高止まり、物価上昇など、依然として不透明な状況が続いております。

こうした状況のもと、当社グループのディスクロージャー関連事業に関係が深い国内株式市場においては、国内景気の本格的な回復及び業績好調な半導体関連株への期待等を背景に6月下旬に日経平均株価は40,000円台を回復し、以降、堅調に推移し、5月には中東情勢の緊迫緩和への期待とAI・半導体関連株の好調等の影響から史上初の66,000円を突破するなど、高水準で推移しました。

このような事業環境において、多様化・高度化する情報開示に対するシステムへのAIを活用した技術革新等を含めた対応要請、オンライン化、事業体のグローバル化への動きは今後も一層進展していくものと考えております。

ディスクロージャー関連事業では、企業価値の拡大を目指すお客様のニーズにお応えするべく、決算開示実務の一層の利便性向上を推進する統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo(ウィズラボ)」の導入社数の増加に注力するとともに、「ネットで招集」や株主総会の動画配信(ライブ・オンデマンド)を始めとする株主総会プロセスの電子化への対応、各種製品・サービスへのAIを活用した先進的テクノロジーの組み入れ対応にも引き続き取り組んでまいりました。また、資本コストを意識した経営の実現に向け積極性を増すステークホルダーとの対話、海外投資家に向けた英文での会社情報の開示への一層の取り組みに際して必要となるIR支援・翻訳サービスのほかにも、サステナビリティ情報を含む非財務情報開示の充実化への需要に対応した統合報告書の作成支援や環境関連のコンサルティング等、各サービスにおける提案力・制作体制・品質の強化を進めてまいりました。このほか、日常の定形的な業務等においてはRPAによる自動化、効率化をより一層推進し、年間合計で5万時間超をRPAによる業務代行に移行することができました。

通訳・翻訳事業では、通訳事業においては、日本での国際会議、大型イベントが寄与したほか、オンラインでの社内会議が安定的に推移したことにより、オンサイトでの会議、オンラインとの組み合わせによるハイブリッド型会議など、様々な形式で顧客数が増加しております。翻訳事業においては、引き続き受注件数が増加しており、業務体制の強化に努めるとともに、通訳・翻訳業界におけるAIの影響のリサーチを行い、変化する顧客ニーズに対応するAI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz(サイマルウィズ)」や「AI通訳」の販売に注力してまいりました。

 

その結果、当連結会計年度の売上高は31,154百万円(前連結会計年度比1,476百万円増、同5.0%増)となりました。利益面については、営業利益は4,420百万円(同371百万円増、同9.2%増)、経常利益は4,584百万円(同345百万円増、同8.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に固定資産売却益を計上したこと等により3,382百万円(同693百万円減、同17.0%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高又は振替高を相殺消去し記載しております。

(ディスクロージャー関連事業)

当セグメントにおきましては、株主総会招集通知や統合報告書の売上が増加したことに加え、新たに株式会社ジェイ・トラストを連結子会社化したことにより、売上高は22,851百万円(同1,090百万円増、同5.0%増)、セグメント利益は3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)となりました。

「ディスクロージャー関連事業」を製品区分別にご説明いたしますと、次のとおりであります。

・金融商品取引法関連製品

資産運用会社等による金融商品に係るディスクロージャーのサービス提供を行う株式会社ジェイ・トラストを連結したことにより、売上高は9,586百万円(同858百万円増、同9.8%増)となりました。

・会社法関連製品

株主総会招集通知の売上が増加したことにより、売上高は6,822百万円(同316百万円増、同4.9%増)となりました。

・IR関連製品

統合報告書の売上が増加したものの、事業報告書等の売上が減少したことにより、売上高は4,857百万円(同49百万円減、同1.0%減)となりました。

 

・その他製品

企業の開示プロセス支援に係るシステム関連の売上が減少したことにより、売上高は1,585百万円(同35百万円減、同2.2%減)となりました。

 

なお、当セグメントの売上高はお客様の決算期が3月に集中していることに伴い季節的変動があり、第1四半期及び第4四半期の売上高が他の四半期に比べて多くなる傾向があります。

 

(通訳・翻訳事業)

当セグメントにおきましては、売上高は8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)となりました。

通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持から、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。AI通訳サービス関連につきましても年度目標を超える売上を達成しております。通訳事業全体での売上高は、対前連結会計年度を上回っております。

翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」による受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充等、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。

また、利益面では、外注費は増加したものの、それを上回る売上高の増加と業務効率化による販管費の抑制により、セグメント利益は468百万円(同80百万円増、同20.6%増)となりました。

 

 

また、当連結会計年度における財政状態の概況は次のとおりであります。

・資産

流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,326百万円(5.1%)減少し、24,784百万円となりました。これは、仕掛品が57百万円増加し、現金及び預金が1,451百万円減少したことなどによります。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて3,670百万円(26.1%)増加し、17,742百万円となりました。これは、オフィスビル取得等により有形固定資産が2,789百万円、退職給付に係る資産が1,451百万円それぞれ増加し、のれんが306百万円、投資有価証券が421百万円それぞれ減少したことなどによります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて2,343百万円(5.8%)増加し、42,527百万円となりました。

・負債

流動負債は、前連結会計年度末に比べて30百万円(0.4%)増加し、7,598百万円となりました。これは、未払法人税等が310百万円増加し、未払費用が284百万円減少したことなどによります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて232百万円(12.3%)増加し、2,121百万円となりました。これは、繰延税金負債が299百万円増加し、長期借入金が78百万円減少したことによります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて263百万円(2.8%)増加し、9,720百万円となりました。

・純資産

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,079百万円(6.8%)増加し、32,806百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益3,382百万円の計上による増加と、剰余金の配当1,747百万円による減少などによります。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,451百万円(7.6%)減少し、17,590百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

・ 営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果得られた資金は3,763百万円(前連結会計年度比13.8%減)となりました。

収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益5,151百万円、減価償却費1,227百万円であり、支出の主な内訳は、投資有価証券売却益603百万円及び法人税等の支払額1,501百万円であります。

・ 投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果使用した資金は3,060百万円(前連結会計年度は1,271百万円の獲得)となりました。

収入の主な内訳は、投資有価証券の売却及び償還による収入926百万円であり、支出の主な内訳は、有形・無形固定資産の取得による支出3,998百万円であります。

 

・ 財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果使用した資金は2,156百万円(前連結会計年度比91.3%増)となりました。

支出の主な内訳は、配当金の支払額1,744百万円であります。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

当社グループは、「第5  経理の状況 1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり「ディスクロージャー関連事業」、「通訳・翻訳事業」の2つを報告セグメントとしております。

なお、「ディスクロージャー関連事業」の生産、受注及び販売の実績につきましては従来と同様に、金融商品取引法関連、会社法関連、IR関連、その他の4製品区分別に記載しております。

 

a. 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

製品区分別の名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

ディスクロージャー
関連事業

金融商品取引法関連

9,586,201

109.8

会社法関連

6,822,192

104.9

IR関連

4,857,840

99.0

その他

1,585,460

97.8

ディスクロージャー関連事業 計

22,851,696

105.0

通訳・翻訳事業

通訳・翻訳

8,303,261

104.9

合  計

31,154,957

105.0

 

(注) 金額は、販売価格によっております。

 

b. 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

製品区分別の名称

受注高
(千円)

前年同期比
(%)

受注残高
(千円)

前年同期比
(%)

ディスクロージャー
関連事業

金融商品取引法関連

10,827,717

125.0

4,706,362

135.8

会社法関連

7,002,758

105.4

1,673,413

112.1

IR関連

4,935,734

106.6

1,312,991

106.3

その他

1,584,233

96.1

276,075

99.6

ディスクロージャー
関連事業 計

24,350,443

112.8

7,968,843

123.2

通訳・翻訳事業

通訳・翻訳

8,295,261

104.9

10,397

56.5

合  計

32,645,704

110.7

7,979,241

123.0

 

 

 

c. 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメント別及び製品区分別に示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

製品区分別の名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

ディスクロージャー
関連事業

金融商品取引法関連

9,586,201

109.8

会社法関連

6,822,192

104.9

IR関連

4,857,840

99.0

その他

1,585,460

97.8

ディスクロージャー関連事業 計

22,851,696

105.0

通訳・翻訳事業

通訳・翻訳

8,303,261

104.9

合  計

31,154,957

105.0

 

(注) 最近2連結会計年度において、総販売実績の10%以上を占める販売顧客に該当するものはありません。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(財政状態の分析)

当連結会計年度末の総資産については、前連結会計年度末に比べて2,343百万円(5.8%)増加し、42,527百万円となりました。これは主に、オフィスビル取得等により有形固定資産が2,789百万円、退職給付に係る資産が1,451百万円それぞれ増加したことなどによります。

負債については、前連結会計年度末に比べて263百万円(2.8%)増加し、9,720百万円となりました。これは主に、未払法人税等が310百万円、繰延税金負債が299百万円増加したことなどによります。

純資産については、前連結会計年度末に比べて2,079百万円(6.8%)増加し、32,806百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益3,382百万円の計上による増加と剰余金の配当1,747百万円による減少などによります。

(経営成績の分析)

当社グループの当連結会計年度の売上高は31,154百万円(前連結会計年度比1,476百万円増、同5.0%増)となりました。その要因についてセグメントごとにご説明いたしますと次のとおりであります。

なお、セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を相殺消去し記載しております。

 

a. ディスクロージャー関連事業

当セグメントにおきましては、株主総会招集通知や統合報告書の売上が増加したことに加え、新たに株式会社

ジェイ・トラストを連結子会社化したことにより、売上高は22,851百万円(同1,090百万円増、同5.0%増)、セグメント利益は3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)となりました。

製品区分別に売上高をご説明いたしますと、次のとおりであります。

・金融商品取引法関連製品

当製品の売上高は9,586百万円(同858百万円増、同9.8%増)となりました。

主な増加要因は、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入顧客数が増加したことや、資産運用会社等による金融商品に係るディスクロージャーのサービス提供を行う株式会社ジェイ・トラストを連結したことによります。当社グループの専門性を生かし、決算業務の支援から開示書類の作成支援、制度開示用書類作成システムの入力代行サポートまで幅広い対応を行うことで売上が増加いたしました。また、2025年は新規上場会社数に対する当社シェアが51.5%と過半数を超える件数の上場支援を手掛けております。

 

・会社法関連製品

当製品の売上高は6,822百万円(同316百万円増、同4.9%増)となりました。

主な増加要因は、株主総会招集通知の売上が増加したことによります。お客様の多くが3月決算会社のため、株主総会関連製品の納品が5月から6月に集中します。近年は株主総会招集通知の早期開示傾向の影響により、関連する売上が5月に移行する動きが見られます。前連結会計年度は上場会社で株主との建設的な対話促進等を理由として早期提供の傾向がより顕著となりました。

・IR関連製品

当製品の売上高は4,857百万円(同49百万円減、同1.0%減)となりました。

主な減少要因は、株主通信・事業報告書の不作成企業が増加したことによります。一方で財務・非財務情報を結び付けて企業価値向上の取り組みを発信する場として統合報告書を発行する企業数、当社受注企業数ともに堅調に増加しております。

・その他製品

当製品の売上高は1,585百万円(同35百万円減、同2.2%減)となりました。

主な減少要因は、企業の開示プロセス支援に係るシステム関連の売上が減少したことなどによります。

 

b. 通訳・翻訳事業

当セグメントにおきましては、売上高は8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)となりました。

通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持から、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。AI通訳サービス関連につきましても年度目標を超える売上を達成しております。通訳事業全体での売上高は、対前連結会計年度を上回っております。

翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」によ

る受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充等、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。

 また、利益面では、外注費は増加したものの、それを上回る売上高の増加と業務効率化による販管費の抑制に

より、セグメント利益は468百万円(同80百万円増、同20.6%増)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。

当社グループにおける資金需要の主なものは、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金および設備投資資金であります。当社グループの資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フローであります。

当社グループは、営業活動により獲得したキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計を重要な資金の調達源として位置づけております。

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フロー及び投資活動によるキャッシュ・フローは、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の機能向上に係るシステム開発や有形・無形固定資産の取得などによる支出を、「WizLabo」の導入顧客数増加や株主総会招集通知、統合報告書等の売上増加に伴う収入が上回ったことにより、702百万円の収入となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額1,744百万円などにより、2,156百万円の支出となりました。以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比1,451百万円減少し、17,590百万円になりました。

なお、当社グループは十分な水準の手元流動性を確保しております。一方で、今後の事業展開に伴う新たなる資金需要に対しての機動的対応策として金融機関からの借入も選択の範囲においております。当社グループと各取引金融機関は現在良好な関係にあり、新たなる借入負担に対する余力を備えております。

 

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、資産の評価や引当金の計上など一部に将来の合理的な見積りが求められているものもあります。これらの見積りは当社グループにおける過去の実績・現状・将来計画を考慮し、合理的と考えられる事項に基づき判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは2027年5月期から2029年5月期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を「新・中期経営計画2029」として2026年7月8日開催の取締役会にて策定しております。

その計画期間最終期となる2029年5月期における経営数値目標は、売上高500億円、営業利益82億円、営業利益率16.4%、親会社株主に帰属する当期純利益57億円、ROE15.3%として設定しております。

なお、本見通しは2026年7月8日現在において見積もったものでありますが、現時点で変更はございません。

 

セグメント情報

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、持株会社である当社が立案したグループ全体の経営戦略に基づき、当社子会社である各事業会社が取り扱う製品・サービスについて戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは各事業会社が取り扱う製品・サービス別セグメントから構成されており、「ディスクロージャー関連事業」、「通訳・翻訳事業」の2つを報告セグメントとしております。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「ディスクロージャー関連事業」は、主にディスクロージャー並びにIR関連物の制作・印刷およびそれに関連するサービスの提供を行っており、主に宝印刷株式会社、株式会社タスク、株式会社スリー・シー・コンサルティングにより構成されております。

「通訳・翻訳事業」は、通訳、翻訳サービスに加えて、ローカライズやトランスクリエーション(マーケティング/クリエーティブ色の強い翻訳)サービスを提供しており、主に株式会社サイマル・インターナショナル、株式会社十印により構成されております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

なお、報告セグメント間の取引は連結会社間の取引であり、市場実勢価格に基づいております。

また、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度の数値については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

ディスクロージャー

関連事業

通訳・翻訳事業

計

売上高

 

 

 

 

 

金融商品取引法関連製品

8,727,610

-

8,727,610

-

8,727,610

会社法関連製品

6,505,273

-

6,505,273

-

6,505,273

IR関連製品

4,907,338

-

4,907,338

-

4,907,338

その他製品

1,621,154

-

1,621,154

-

1,621,154

通訳・翻訳事業

-

7,917,408

7,917,408

-

7,917,408

顧客との契約から生じる

収益

21,761,376

7,917,408

29,678,785

-

29,678,785

外部顧客への売上高

21,761,376

7,917,408

29,678,785

-

29,678,785

セグメント間の内部売上高
又は振替高

17,878

1,243,590

1,261,468

△1,261,468

-

計

21,779,255

9,160,998

30,940,253

△1,261,468

29,678,785

セグメント利益

3,361,849

388,429

3,750,279

298,542

4,048,821

セグメント資産

22,003,302

6,832,332

28,835,635

11,348,325

40,183,960

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

805,466

203,300

1,008,766

59,167

1,067,933

  のれんの償却額

-

209,514

209,514

-

209,514

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

  (注)3

915,823

44,493

960,316

10,051

970,368

 

(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。

(1) セグメント利益の調整額298,542千円には、持株会社(連結財務諸表提出会社)とセグメントとの内部取引消去等△1,332,885千円、各報告セグメントに配分していない持株会社に係る損益1,631,428千円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額11,348,325千円は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社(連結財務諸表提出会社)の現金及び預金、並びに投資有価証券等であります。

(3) 減価償却費の調整額59,167千円は、主に全社資産に係るものであります。

(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額10,051千円は、主に全社資産の設備投資額であります。

2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

3.有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、新規連結に伴う増加額を含んでおりません。

 

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

ディスクロージャー

関連事業

通訳・翻訳事業

計

売上高

 

 

 

 

 

金融商品取引法関連製品

9,586,201

-

9,586,201

-

9,586,201

会社法関連製品

6,822,192

-

6,822,192

-

6,822,192

IR関連製品

4,857,840

-

4,857,840

-

4,857,840

その他製品

1,585,460

-

1,585,460

-

1,585,460

通訳・翻訳事業

-

8,303,261

8,303,261

-

8,303,261

顧客との契約から生じる

収益

22,851,696

8,303,261

31,154,957

-

31,154,957

外部顧客への売上高

22,851,696

8,303,261

31,154,957

-

31,154,957

セグメント間の内部売上高
又は振替高

6,996

1,306,239

1,313,235

△1,313,235

-

計

22,858,692

9,609,500

32,468,193

△1,313,235

31,154,957

セグメント利益

3,786,388

468,501

4,254,889

165,154

4,420,044

セグメント資産

27,215,955

7,212,204

34,428,160

8,099,230

42,527,390

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

964,487

202,072

1,166,560

60,737

1,227,297

  のれんの償却額

96,777

209,514

306,292

-

306,292

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

  (注)3

3,965,607

75,663

4,041,270

58,345

4,099,616

 

(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。

(1) セグメント利益の調整額165,154千円には、持株会社(連結財務諸表提出会社)とセグメントとの内部取引消去等△1,137,878千円、各報告セグメントに配分していない持株会社に係る損益1,303,033千円が含まれております。

(2) セグメント資産の調整額8,099,230千円は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社(連結財務諸表提出会社)の現金及び預金、並びに投資有価証券等であります。

(3) 減価償却費の調整額60,737千円は、主に全社資産に係るものであります。

(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額58,345千円は、主に全社資産の設備投資額であります。

2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

3.有形固定資産及び無形固定資産の増加額のうち、主なものはオフィスビルの取得によるものであります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

ディスクロージャー関連事業

通訳・翻訳事業

計

当期償却額

-

209,514

209,514

-

209,514

当期末残高

483,889

1,691,275

2,175,164

-

2,175,164

 

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

ディスクロージャー関連事業

通訳・翻訳事業

計

当期償却額

96,777

209,514

306,292

-

306,292

当期末残高

387,111

1,481,760

1,868,872

-

1,868,872

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2025年6月1日  至  2026年5月31日)

該当事項はありません。