2026年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

カーライフ事業 産業ビジネス事業 電力・ユーティリティ事業 ホームライフ事業
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
カーライフ事業 585,469 68.0 5,211 33.6 0.9
産業ビジネス事業 125,141 14.5 4,827 31.1 3.9
電力・ユーティリティ事業 71,384 8.3 2,569 16.6 3.6
ホームライフ事業 78,590 9.1 2,903 18.7 3.7

3【事業の内容】

当社企業グループは、当社、当社の親会社(伊藤忠商事株式会社)及び当社の子会社36社、持分法適用会社25社により構成され、当社グループの事業セグメントごとの取扱商品又はサービスの内容及び主要な関係会社名は次のとおりであります。なお、次の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。

 

事業

セグメント

取扱商品又はサービスの内容

主要な関係会社名

カーライフ事業

あらゆるカーライフニーズにお応えし、自動車と共に快適に暮らせる社会の実現を目指しております。

ガソリン、灯油、軽油、重油、電力、自動車販売、生活・車関連商品サービス、メンテナンス受託サービス、オートオークション事業

エネクスフリート㈱

㈱九州エナジー

大阪カーライフグループ㈱

日産大阪販売㈱

 

産業ビジネス事業

アスファルトや船舶用燃料、環境商材まで、産業や流通の基盤を支える様々なエネルギーをお届けしております。

アスファルト、船舶用燃料、石油製品輸出入、ターミナルタンク賃貸、法人向け給油カード、産業用ガス、ガス容器耐圧検査、AdBlue®(※)、リニューアブル燃料、GTL燃料、エネルギーサービス事業、PCB回収処理斡旋

伊藤忠工業ガス㈱

電力・

ユーティリティ事業

省エネルギーと快適性、経済性を追求し、電力関連事業・熱供給事業を推進しております。

発電事業、法人向け電力販売事業、再生可能エネルギー事業、自家消費型太陽光発電システム、家庭向け電力小売事業、熱供給関連事業、レンタカー事業、太陽光余剰電力買取サービス

㈱エネクスライフサービス

エネクス電力㈱

王子・伊藤忠エネクス電力販売㈱

東京都市サービス㈱

ホームライフ事業

LPガスから電力や多彩なスマートエネルギーまで快適で豊かで安心なライフスタイルをご提案しております。

LPガス・都市ガス販売事業、オートガス事業、再生可能エネルギー事業、家庭向け電力小売事業、住宅設備機器ECサイト事業

伊藤忠エネクスホームライフ㈱

㈱エコア

㈱エネアーク

㈱ジャパンガスエナジー

(※)AdBlue®(アドブルー®)とは、ディーゼル車の排気ガスを分解して無害化する際に使われる世界標準の高品位尿素水です。

®AdBlue(®アドブルー)はドイツ自動車工業会(VDA)の商標登録です。)

業績状況

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度において、組織変更に伴い報告セグメントの区分方法を見直した結果、従来は報告セグメントに配分していなかった持分法適用会社について、その区分を「カーライフ事業」へ変更しております。

なお、このセグメント変更に伴い、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分により組替えて表示しております。

 

当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)における日本経済は、日本銀行の段階的な利上げに伴う金利上昇や、為替市場における急激な変動が顕著となりました。さらに、中東情勢を始めとした地政学的リスクの影響による原油価格の大きな変動、及び国内株式市場の乱高下など、複数の要因が複雑に絡み合うことで、経済全体の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。

当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

資産合計

442,150

452,690

10,540

負債合計

239,403

242,155

2,752

資本合計

202,747

210,535

7,788

売上収益

924,481

851,235

△73,246

営業活動に係る利益

26,896

24,146

△2,750

当社株主に帰属する当期純利益

17,102

16,058

△1,044

 

(a)財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末比105億4千万円増加し、4,526億9千万円となりました。

当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末比27億5千2百万円増加し、2,421億5千5百万円となりました。

当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末比77億8千8百万円増加し、2,105億3千5百万円となりました。

 

(b)経営成績

当連結会計年度の経営成績は、売上収益は8,512億3千5百万円(前期比7.9%の減少)、営業活動に係る利益は241億4千6百万円(前期比10.2%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は160億5千8百万円(前期比6.1%の減少)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

カーライフ事業の売上収益は5,847億4千7百万円(前期比7.2%の減少)、営業活動に係る利益は98億5千1百万円(前期比14.1%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は52億1千1百万円(前期比7.6%の減少)となりました。

産業ビジネス事業の売上収益は1,173億3千1百万円(前期比12.8%の減少)、営業活動に係る利益は60億5百万円(前期比12.9%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は48億2千7百万円(前期比6.3%の減少)となりました。

電力・ユーティリティ事業の売上収益は713億8千3百万円(前期比8.0%の減少)、営業活動に係る利益は44億3千5百万円(前期比23.7%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は25億6千9百万円(前期比23.9%の減少)となりました。

ホームライフ事業の売上収益は777億7千4百万円(前期比5.5%の減少)、営業活動に係る利益は28億5千2百万円(前期比12.8%の増加)、当社株主に帰属する当期純利益は29億3百万円(前期比1.0%の減少)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

営業活動による

キャッシュ・フロー

31,709

45,071

13,362

運転資金等の増減

△10,387

7,367

17,754

実質営業キャッシュ・フロー

(※1)

42,096

37,704

△4,392

投資活動による

キャッシュ・フロー

△28,334

△14,922

13,412

預け金の増減-純額

△3,000

△3,000

実質投資キャッシュ・フロー

(※2)

△28,334

△11,922

16,412

フリー・キャッシュ・フロー

3,375

30,149

26,774

財務活動による

キャッシュ・フロー

△19,431

△22,188

△2,757

現金及び現金同等物の増減額

△16,056

7,961

24,017

為替相場の変動による現金及び

現金同等物への影響額

26

32

6

連結除外に伴う現金及び

現金同等物の減少額

△142

142

現金及び現金同等物の期末残高

13,931

21,924

7,993

(※1)営業活動によるキャッシュ・フローから、運転資金等(営業債権の増減、棚卸資産の増減、営業債務の増減、その他-純額)

   を除いたものです。

(※2)投資活動によるキャッシュ・フローから、親会社グループへの預け金に係る影響額を除いたものです。

 

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して79億9千3百万円増加の219億2千4百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は450億7千1百万円となりました。主な要因は、税引前利益260億1千5百万円、 減価償却費及び償却費217億9千1百万円、運転資金等の増減による収入73億6千7百万円、法人所得税の支払額76億5千7百万円によるものです。なお、営業活動によるキャッシュ・フローは前期比で133億6千2百万円増加しております。また、実質営業キャッシュ・フローにつきましては前期比で43億9千2百万円減少しております。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当社グループでは、投資戦略に基づき常に資本効率を意識した投資を進めております。

投資活動により支出した資金は149億2千2百万円となりました。主な要因は、投資の取得による支出20億7千4百万円、有形固定資産及び投資不動産の取得による支出134億8千7百万円、無形資産の取得による支出20億3千1百万円によるものです。なお、投資活動によるキャッシュ・フローは前期比で134億1千2百万円増加してお ります。また、実質投資キャッシュ・フローにつきましては前期比で164億1千2百万円増加しております。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当社グループでは、企業価値向上に向けグループ全体での財務活動の効率化を目指し、グループ金融制度(※

)により財務マネジメントを強化しております。

財務活動により支出した資金は221億8千8百万円となりました。主な要因は、リース負債の返済による支出104億7千6百万円、当社株主への配当金の支払額73億4千4百万円、非支配持分への配当金の支払額33億4百万円に よるものです。なお、財務活動によるキャッシュ・フローは前期比で27億5千7百万円減少しております。

(※)グループ金融制度とは、グループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。

 

③生産、受注及び販売の実績

当社グループの一部会社において、受注による製品の生産を行っているものの、これらの会社の生産実績及び受注実績の連結売上原価、連結売上収益に対する割合がそれぞれ僅少であるため、生産実績及び受注実績については記載しておりません。また、仕入実績は、販売実績と概ね連動しているため記載を省略しております。なお、販売実績については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」をご参照ください。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(a)経営成績等

a.財政状態

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産の残高は、前連結会計年度末比100億6千8百万円増加し2,104億8千7百万円となりました。その主要因は、現金及び現金同等物が増加したことによるものであります。

(非流動資産)

当連結会計年度末における非流動資産の残高は、前連結会計年度末比4億7千2百万円増加し2,422億3百万円となりました。その主要因は、持分法で会計処理されている投資等が増加したことによるものであります。

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債の残高は、前連結会計年度末比37億6千7百万円増加し1,677億6千1百万円となりました。その主要因は、営業債務が増加したことによるものであります。

(非流動負債)

当連結会計年度末における非流動負債の残高は、前連結会計年度末比10億1千5百万円減少し743億9千4百万円となりました。その主要因は、退職給付に係る負債が減少したことによるものであります。

(資本)

当連結会計年度末における資本の残高は、前連結会計年度末比77億8千8百万円増加し2,105億3千5百万円となりました。その主要因は、利益剰余金の増加等によるものであります。

b.経営成績

(売上収益)

当連結会計年度における売上収益は、前連結会計年度に比して732億4千6百万円減少し、8,512億3千5百万円となりました。主要因は、石油製品価格下落に伴う販売価格の減少等によるものであります。

(売上総利益)

売上総利益は、前連結会計年度に比して34億5千2百万円減少し、909億7千1百万円となりました。主要因は、カーライフ事業の新車・中古車販売台数及び台当たり粗利益減少によるものであります。

(営業活動に係る利益)

営業活動に係る利益は、前連結会計年度に比して27億5千万円減少し、241億4千6百万円となりました。主要因は、経費削減及び資産売却等があったものの、売上総利益の減益に加え、前期における太陽光発電所等に係る一過性利益の反動によるものであります。

(税引前利益)

税引前利益は、前連結会計年度に比して21億5千8百万円減少し、260億1千5百万円となりました。主要因は、営業活動に係る利益の減益によるものであります。

(当社株主に帰属する当期純利益)

当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比して10億4千4百万円減少し、160億5千8百万円となりました。主要因は、税引前利益の減益によるものであります。なお、当社株主に帰属する当期純利益は計画を達成することができました。

 

(b)経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

  当社グループの経営成績に影響を与える大きな要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります

 

(c)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

  当社グループは2023年4月に2023~2030年度までの8ヵ年を対象とする中期経営計画「ENEX2030」を策定し、2025~2026年度の2年間においては、当社株主に帰属する当期純利益(計画:2025年度160億円、2026年度165億円)、実質営業キャッシュ・フロー(計画:毎期380億円)、ROE(計画:2025年度、2026年度9.0%以上)、新規・戦略投資累計額(計画:500億円)を財務指標として位置づけておりました。当社グループの当連結会計年度における当社株主に帰属する当期純利益は161億円、実質営業キャッシュ・フローは377億円、ROEは9.1%、新規・戦略投資累計額は108億円となりました。

 

(d)セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 

a.カーライフ事業

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

売上収益

629,976

584,747

△45,229

営業活動に係る利益

11,469

9,851

△1,618

当社株主に帰属する当期純利益

5,638

5,211

△427

資産合計

183,434

182,538

△896

 

[CS事業]CS数は前期末より50ヵ所減少し、1,496ヵ所となりました。石油製品の販売数量は前期を下回りました。

[自動車関連事業]自動車ディーラー事業を行っている子会社の大阪カーライフグループ㈱において、新車・中古車ともに販売台数は前期を下回りました。

 

(ⅰ)財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、営業債権減少等により前連結会計年度末比8億9千6百万円減少し1,825億3千8百万円となりました。

 

(ⅱ)経営成績

売上収益は5,847億4千7百万円(前期比7.2%の減少)となりました。

営業活動に係る利益は98億5千1百万円(前期比14.1%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は52億1千1百万円(前期比7.6%の減少)となりました。これは主に、自動車ディーラー事業における新車・中古車販売台数の減少及び台当たり粗利益の減少によるものです。

 

b.産業ビジネス事業

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

売上収益

134,567

117,331

△17,236

営業活動に係る利益

6,892

6,005

△887

当社株主に帰属する当期純利益

5,151

4,827

△324

資産合計

61,944

65,130

3,186

 

[アスファルト販売事業]新たな商権獲得等により、販売数量は前期を若干上回りました。

[船舶燃料販売事業]外航船向け取引の一部縮小により、販売数量は前期を下回りました。

 

(ⅰ)財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、有形固定資産の増加等により前連結会計年度末比31億8千6百万円増加し651億3千万円となりました。

 

(ⅱ)経営成績

売上収益は1,173億3千1百万円(前期比12.8%の減少)となりました。これは主に、原油価格下落に伴う販売価格の下落や外航船向け取引の一部縮小に伴う販売数量の減少によるものです。

営業活動に係る利益は60億5百万円(前期比12.9%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は48億2千7百万円(前期比6.3%の減少)となりました。これは主に、産業ガス販売事業が好調に推移したものの、前期に好調であった需給オペレーションの反動によるものです。

 

c.電力・ユーティリティ事業

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

売上収益

77,602

71,383

△6,219

営業活動に係る利益

5,813

4,435

△1,378

当社株主に帰属する当期純利益

3,376

2,569

△807

資産合計

84,463

86,185

1,722

 

[電力小売事業]低圧の販売数量は前期並みとなりましたが、高圧販売において新規契約の獲得が順調に進んだことにより販売数量全体では前期を上回りました(※1)。なお、当社グループ全体の電力小売顧客件数は約318千件(前期末比約7千件増加)となりました。

[熱供給事業(※2)]販売熱量は前期を若干下回りました。

 

(ⅰ)財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、持分法適用会社からの取込利益増加等により前連結会計年度末比17億2千2百万円増加し861億8千5百万円となりました。

 

(ⅱ)経営成績

売上収益は713億8千3百万円(前期比8.0%の減少)となりました。

営業活動に係る利益は44億3千5百万円(前期比23.7%の減少)、当社株主に帰属する当期純利益は25億6千9百万円(前期比23.9%の減少)となりました。これは主に、前期に計上された大規模太陽光発電所に係る一過性利益計上の反動等によるものです。

(※1)電力小売事業の販売数量は高圧・低圧ともに取次数量を含みます。

(※2)熱供給事業とは、熱源プラントから複数の建物、オフィスビル等に、冷房・暖房等に使用する冷水・温水を導管で供給する事業です。

 

d.ホームライフ事業

(単位:百万円)

 

前期

2024年度

当期

2025年度

増減

売上収益

82,336

77,774

△4,562

営業活動に係る利益

2,528

2,852

324

当社株主に帰属する当期純利益

2,931

2,903

△28

資産合計

70,932

69,218

△1,714

 

[LPガス事業]直売顧客軒数は、約568千軒と前期末から約7千軒の減少となりました。LPガス販売数量は前期を若干下回りました。

 

(ⅰ)財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、現金及び現金同等物の減少等により前連結会計年度末比17億1千4百万円減少し692億1千8百万円となりました。

 

(ⅱ)経営成績

売上収益は777億7千4百万円(前期比5.5%の減少)となりました。これは主に、LPガス輸入価格の下落により販売価格が前期を下回ったことによるものです。

営業活動に係る利益は28億5千2百万円(前期比12.8%の増加)となりました。これは主に、利幅の改善及び営業活動の効率化に伴う経費削減等によるものです。当社株主に帰属する当期純利益は29億3百万円(前期比1.0%の減少)となりました。これは主に、持分法適用会社におけるLPガス輸入価格の下落に伴う在庫影響によって、前期比で持分法による投資損益が減少したことによるものです。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(a)キャッシュ・フロー

「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(b)資金需要

当社グループでは主な資金需要として、事業活動における短期運転資金に加え、各事業の成長と設備・維持を目的とした投資活動における設備資金等があります。

中期経営計画『ENEX2030』の8ヵ年においては新規・戦略投資に2,100億円、設備・維持に係る投資を700億円、計2,800億円の投資を計画しております。

2026年度の投資計画につきましては「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。

(c)財務政策

当社グループでは、コア事業から得られたキャッシュ・フローをもとに周辺事業の拡大、新規・戦略投資を積極的に推進してまいります。また、企業価値向上に向けたグループ全体での財務マネジメントの強化のため、グループ金融制度(※)を推進しており、グループ全体での財務活動の効率化、バランスの取れた資産ポートフォリオの形成、事業間のシナジーが創出できる体制の構築を目指しております。

当社グループにおける調達に当たっては、短期運転資金につきましては、金融機関からの短期借入又は短期社債(電子CP)の発行による調達を基本としており、設備資金等につきましては、金融機関からの長期借入又は社債による調達を基本としております。

当面の資金調達余力につきましても、潤沢な現金及び現金同等物に加え、十分な当座貸越枠並びに社債(CP)発行枠を確保しております。また、これまでも健全な水準を維持してきたネットDERは△0.11倍となっており、実質無借金となっております。

(※)グループ金融制度とは、グループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。

 

信用格付

当社は、資金調達を円滑に行うため株式会社日本格付研究所(JCR)から格付を取得しております。

                                  (付与日2025年8月27日)

 

格付

長期発行体格付

AA-(安定的)

コマーシャル・ペーパー

J-1+

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。

なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.見積り及び判断の利用」に記載しております。

 

セグメント情報

6.セグメント情報

   (1)報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは関連する事業分野で集約した「事業」にて組織しており、各事業は顧客・マーケット別に戦略を立案し、事業活動を展開しております。当社グループは事業により区分した「カーライフ事業」、「産業ビジネス事業」、「電力・ユーティリティ事業」及び「ホームライフ事業」の4つを報告セグメントとしております。

「カーライフ事業」は、ガソリン、灯油、軽油、重油、電力、自動車販売、生活・車関連商品サービスの販売、メンテナンス管理受託サービス、オートオークション事業を行っております。

「産業ビジネス事業」は、アスファルト、船舶用燃料、石油製品輸出入、ターミナルタンク賃貸、法人向け給油カード、産業用ガス、ガス容器耐圧検査、AdBlue®、リニューアブル燃料、GTL燃料、エネルギーサービス事業、PCB回収処理斡旋を行っております。

「電力・ユーティリティ事業」は、発電事業、法人向け電力販売事業、再生可能エネルギー事業、自家消費型太陽光発電システム、家庭向け電力小売り事業、熱供給関連事業、レンタカー事業、太陽光余剰電力買取サービスの提供を行っております。

「ホームライフ事業」は、LPガス・都市ガス販売事業、オートガス事業、再生可能エネルギー事業、家庭向け電力小売り事業、住宅設備機器ECサイト事業を行っております。

 

 当連結会計年度において、組織変更に伴い報告セグメントの区分方法を見直した結果、従来は報告セグメン トに配分していなかった持分法適用会社について、その区分を「カーライフ事業」へ変更しております。

 なお、このセグメント変更に伴い、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分により組替えて表示しております。

 

 

 (2)報告セグメントに関する情報

 報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「3.重要性がある会計方針」における記載と概ね同一であります。

 

 

前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

 

カーライフ

事業

産業ビジネス

事業

電力・ユー

ティリティ

事業

ホームライフ

事業

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの収益

629,976

134,567

77,602

82,336

924,481

924,481

セグメント間収益

2,346

8,628

16

1,020

12,010

△12,010

売上収益合計

632,322

143,195

77,618

83,356

936,491

△12,010

924,481

売上総利益

51,530

13,360

10,751

18,782

94,423

94,423

販売費及び一般

管理費

△41,912

△6,511

△6,238

△16,298

△70,959

312

△70,647

固定資産に係る損益

△265

△272

△112

△113

△762

△120

△882

その他の損益

2,116

315

1,412

157

4,000

2

4,002

営業活動に係る利益

11,469

6,892

5,813

2,528

26,702

194

26,896

金融収益及び金融

費用

△339

△19

9

△15

△364

△138

△502

持分法による投資

損益

△268

473

△228

1,802

1,779

1,779

税引前利益

10,862

7,346

5,594

4,315

28,117

56

28,173

当社株主に帰属する当期純利益

5,638

5,151

3,376

2,931

17,096

6

17,102

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び

償却費

△8,015

△2,291

△5,290

△4,031

△19,627

△1,927

△21,554

減損損失

△209

△148

△202

△559

△112

△671

資産合計

183,434

61,944

84,463

70,932

400,773

41,377

442,150

持分法で会計処理されている投資

11,109

3,780

5,511

23,372

43,772

43,772

資本的支出

3,738

2,091

4,127

3,257

13,213

3,084

16,297

使用権資産増加額

5,639

868

784

1,424

8,715

372

9,087

(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。

当社株主に帰属する当期純利益の調整額6百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であります。

資産合計の調整額41,377百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。

 

当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

 

カーライフ

事業

産業ビジネス

事業

電力・ユー

ティリティ

事業

ホームライフ

事業

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客からの収益

584,747

117,331

71,383

77,774

851,235

851,235

セグメント間収益

722

7,810

1

816

9,349

△9,349

売上収益合計

585,469

125,141

71,384

78,590

860,584

△9,349

851,235

売上総利益

49,808

12,565

10,199

18,399

90,971

90,971

販売費及び一般

管理費

△41,593

△6,860

△6,109

△15,814

△70,376

1,025

△69,351

固定資産に係る損益

1,649

△109

△88

△39

1,413

△23

1,390

その他の損益

△13

409

433

306

1,135

1

1,136

営業活動に係る利益

9,851

6,005

4,435

2,852

23,143

1,003

24,146

金融収益及び金融

費用

△294

1

△23

△33

△349

△174

△523

持分法による投資

損益

89

662

121

1,520

2,392

2,392

税引前利益

9,646

6,668

4,533

4,339

25,186

829

26,015

当社株主に帰属する当期純利益

5,211

4,827

2,569

2,903

15,510

548

16,058

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び

償却費

△8,040

△2,177

△5,263

△4,072

△19,552

△2,239

△21,791

減損損失

△460

△76

△536

△536

資産合計

182,538

65,130

86,185

69,218

403,071

49,619

452,690

持分法で会計処理されている投資

11,183

4,252

7,052

23,112

45,599

45,599

資本的支出

3,672

3,844

5,032

2,052

14,600

918

15,518

使用権資産増加額

7,178

1,872

489

1,458

10,997

333

11,330

(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。

当社株主に帰属する当期純利益の調整額548百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であります。

資産合計の調整額49,619百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。

 

   (3)製品及びサービスに関する情報

製品及びサービスの区分が報告セグメントと同一であるため、記載を省略しております。

 

   (4)地域別情報

前連結会計年度及び当連結会計年度において、本邦の外部顧客への売上収益が連結包括利益計算書の売上収益の大部分を占めるため、記載を省略しております。

 

   (5)主要な顧客に関する情報

前連結会計年度及び当連結会計年度において、外部顧客への売上収益のうち、連結包括利益計算書の売上収益の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。