2025年3月期有価証券報告書より

事業内容

セグメント情報
※セグメント情報が得られない場合は、複数セグメントであっても単一セグメントと表記される場合があります
※セグメントの売上や利益は、企業毎にその定義が異なる場合があります

法人営業グループ ストラクチャードファイナンスグループ インターナショナルビジネスグループ マーケットグループ カスタマーリレーショングループ GMOあおぞらネット銀行
  • 売上
  • 利益
  • 利益率

最新年度

セグメント名 売上
(百万円)
売上構成比率
(%)
利益
(百万円)
利益構成比率
(%)
利益率
(%)
法人営業グループ 16,545 18.5 6,704 20.4 40.5
ストラクチャードファイナンスグループ 37,141 41.5 22,504 68.6 60.6
インターナショナルビジネスグループ 17,517 19.6 9,644 29.4 55.1
マーケットグループ 455 0.5 -3,853 -11.7 -846.8
カスタマーリレーショングループ 8,679 9.7 -1,799 -5.5 -20.7
GMOあおぞらネット銀行 9,210 10.3 -400 -1.2 -4.3

事業内容

3【事業の内容】

 当行グループは、2025年3月末日現在、当行、連結子会社24社及び持分法適用関連会社1社で構成され、銀行業務を中心に、金融商品取引業務、信託業務、投資運用業務、投資助言業務、M&Aアドバイザリー業務、ベンチャーキャピタル業務等の金融サービスに係る事業や債権管理回収業務を行っております。

 当行グループの事業に係る位置づけは次のとおりであります。なお事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」において掲げるセグメント区分のとおりですが、「第2 事業の状況」以外の箇所においては、従来と同様に「銀行業」及び「その他事業」の区分としております。

[銀行業]

・当行の本店及び支店において、預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、内国為替業務及び外国為替業務等の銀行業務を行っております。

・GMOあおぞらネット銀行株式会社においてインターネット銀行事業を、Orient Commercial Joint Stock Bankで銀行業務を行っているほか、あおぞら地域総研株式会社において経営相談業務を、海外子会社において貸出業務等を行っております。

・当連結会計年度において、金融業務を営むAozora Asia Pacific Finance Limited(住所:中華人民共和国 香港特別行政区)は、事業移管及び財産の分配を行ったのち消滅しており、連結子会社から除外しております。

[その他事業]

・当行の本店及び支店において信託業務を、各子会社において債権管理回収業務、金融商品取引業務、投資運用業務、投資助言業務、M&Aアドバイザリー業務及びベンチャーキャピタル業務等を行っております。

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

 

 

 

主要な関係会社

 

○:連結子会社 ◇:持分法適用関連会社

 

 

 

銀行業

 

 

 

 

 

 

 

○ GMOあおぞらネット銀行株式会社

(銀行業務)

 

 

 

 

 

○ あおぞら地域総研株式会社

(経営相談業務)

 

 

 

 

 

○ Aozora Asia Pacific Limited

(金融業務)

 

 

 

 

 

○ Aozora Europe Limited

(金融業務)

あおぞら銀行

 

 

 

 

○ Aozora North America, Inc.

(金融業務)

 

 

 

 

○ AZB Funding 12 Limited 他12社

(金銭債権取得業務)

(銀行業務・信託業務)

 

 

 

 

◇ Orient Commercial Joint Stock Bank

(銀行業務)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他事業

 

 

 

 

 

 

 

○ あおぞら債権回収株式会社

(債権管理回収業務)

 

 

 

 

 

○ あおぞら証券株式会社

(金融商品取引業務)

 

 

 

 

 

○ あおぞら投信株式会社

(投資運用業務)

 

 

 

 

 

○ あおぞら不動産投資顧問株式会社

(投資助言業務)

 

 

 

 

 

○ ABNアドバイザーズ株式会社

(M&Aアドバイザリー業務)

 

 

 

 

 

○ あおぞら企業投資株式会社

(ベンチャーキャピタル業務)

 

 

 

 

 

 

 

 

(注)( )内には、当行、連結子会社及び持分法適用関連会社が営んでいる主要な業務を記載しております。

 

  なお、株式会社大和証券グループ本社は、当行との間で資本業務提携契約を締結しており、当行のその他の関係

 会社となっております。

 

業績

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

 文中における財務数値の記載金額は、単位未満を切捨てにて表示しております。

 

(1)金融経済環境

 当連結会計年度における経済環境を見ると、欧米主要国の中央銀行はインフレ圧力の緩和等を背景に年度前半から軒並み政策金利の利下げを実施、世界経済は年度を通し底堅く推移しました。一方、米国による自国第一主義の加速、長期化するウクライナ情勢・中東情勢による地政学リスクへの警戒感など世界経済への影響が懸念されております。国内経済は、物価上昇の影響がみられるものの緩やかな回復基調を維持し、大手企業の賃上げ率も引き続き高水準となりました。日本銀行は賃金と物価の好循環により、2%の物価安定目標実現の見通しが高まったとして2024年7月・2025年1月と2度にわたり政策金利の利上げを実施しました。

 金融市場においては、国内の長期金利(10年国債利回り)が期初0.7%台でしたが、マイナス金利政策解除などを背景に年度前半は1%前後で推移しました。その後も、日銀追加利上げ期待などから概ね上昇傾向となり3月上旬には1.5%を超えて推移、期末は1.4%台後半となりました。日経平均株価は、期初39,000円台でしたが日本のデフレ脱却に向けた動きや東証の低PBR改善要請等を背景に7月には史上最高値更新となる42,000円台まで上昇しました。しかし、8月に米国景気悪化懸念が強まり一日として過去最大の下落幅を記録、一時31,000円台となり短期間で大幅な値動きとなりました。その後は、概ね37,000円を超える水準で推移、米国関税政策の不透明感などから期末は35,000円台となりました。ドル円相場は、期初150円台でしたが、年度前半は米国のインフレ高止まりによる円安進行が続き160円台まで上昇しました。その後、日銀の利上げや米国景気悪化懸念により一時140円台前半まで円高に転じたものの、米国長期金利上昇などから再び円安方向で推移し期末は140円台後半となりました。

 米国では、景気の底堅さを背景に長期金利(10年米国債利回り)は期初の4%台から高止まりしましたが、年度半ばにはFRB(米連邦準備理事会)による政策金利の利下げ実施により9月には一時3.6%まで低下しました。その後は根強いインフレ圧力などから再び上昇し、期末には4%台前半となりました。米国株式市場は、堅調に推移しダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は期初の39,000ドル台から12月には史上最高値更新となる45,000ドルまで上昇しました。その後、米国関税政策による景気減速懸念などを背景に下落基調となり、期末は42,000ドル台となりました。

 

(2)経営成績の状況の概要、及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

以下、「(2)経営成績の状況の概要、及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」において、「親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失」は「親会社株主純利益」と記載しております。

また、「連結粗利益」、「連結実質業務純益」及び「ビジネス利益」は以下の通り定義しております。なお、表中及びグラフ中の「1Q」、「2Q」、「3Q」及び「4Q」はそれぞれ以下の各期を示しております。

 連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(信託報酬+役務取引等収益-役務取引等費用)

      +(特定取引収益-特定取引費用)+(その他業務収益-その他業務費用)

 連結実質業務純益=連結粗利益-経費+持分法による投資損益

 ビジネス利益=連結実質業務純益+株式等関係損益等

(株式等関係損益等=株式等関係損益+投資損失引当金純繰入+株式派生商品損益)

 1Q:4-6月期 2Q:7-9月期 3Q:10-12月期 4Q:1-3月期

① 決算のポイント

・ビジネスの状況

- 円金利が正常化したこと、国内貸出を増加させたことにより、資金利益が増加

- コーポレートガバナンス改革によりM&A等が活発になり、LBOファイナンス手数料をはじめとする非資金利益が増加

- GMOあおぞらネット銀行(GANB)は黒字転換し、利益に貢献するフェーズへ

・B/S上の課題(レガシー資産)への対応状況

- 米国オフィス向けローンの破綻懸念先残高は計画に沿って約4割減少、追加の与信関連費用は限定的

- 外貨有価証券ポートフォリオは実質リスク残高をゼロとする運営を継続、償還に伴い含み損は減少

 

 

② 経営成績及び財政状態の分析

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 

2024年3月期

(億円)

2025年3月期

(億円)

比較

(億円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

1,339

△569

△1,908

投資活動によるキャッシュ・フロー

1,674

△1,478

△3,152

財務活動によるキャッシュ・フロー

21

465

444

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

3,035

△1,581

△4,616

現金及び現金同等物の期首残高

11,962

14,997

3,035

現金及び現金同等物の期末残高

14,997

13,415

△1,581

 

 当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加等により569億円の支出(前期は1,339億円の収入)となり、投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出が売却・償還による収入を上回ったこと等により1,478億円の支出(同1,674億円の収入)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、株式の発行による収入が配当金の支払による支出を上回ったこと等により465億円の収入(同21億円の収入)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当期末の残高は、前期末比1,581億円減少し、1兆3,415億円となりました。

 

 当行の主要な資金調達手段は、預金、譲渡性預金及び社債です。これらについて継続的に既存債務の借り換えを行うとともに、一定割合について短期資金での調達を行っております。当行は、資金調達方法を分散・多様化させることにより、資金調達の安定性の確保・向上に努めております。

 重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりです。今後の配当を含む株主還元については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。

 

④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当行グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

(イ)貸倒引当金

(ⅰ)当連結会計年度に係る連結財務諸表に計上した額

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

貸倒引当金

87,929百万円

71,025百万円

(ⅱ)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報

A 算出方法

 貸倒引当金の算出方法は、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」中の「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」 4.「(6)貸倒引当金の計上基準」に記載しております。

B 主要な仮定

(a)債務者区分の判定における債務者の将来の業績見通し
 個別債務者の債務者区分の判定については、外部環境の影響を勘案し各債務者の収益獲得能力、キャッシュ・フロー創出力を個別に検討し評価しております。特に、事業買収を行ったことにより、のれんが計上されている債務者については、買収対象となった事業が生み出すキャッシュ・フローの実現可能性を個別に検討し評価しております。

(b)不動産ノンリコースローン(特定の不動産及び当該不動産から生じるキャッシュ・フローのみを返済原資とする貸出金)における対象不動産の将来キャッシュ・フローの見積り

 対象不動産の将来キャッシュ・フローの見積りは、不動産ノンリコースローンの債務者区分判定における重要な要素であり、不動産賃料、空室率、割引率等を個別に検討し評価しております。

 なお、海外不動産ノンリコースローンについては、主に米国不動産市場の環境悪化等により市場の流動性が低下しており、中でも米国オフィス市場については、市場動向を踏まえ、市況の安定化は2025年度中と仮定しております。アフターコロナでの働き方が変化する中、市況が低迷している米国のオフィスを裏付資産とするノンリコースローンについては、物件売却等による処分に備えるため、2025年度中までの価格下落リスクを勘案した物件評価を行った上で、物件処分による債権回収等へ移行する可能性を考慮して債務者区分を判定し、物件処分による債権回収等へ移行する可能性の高い債権については、当該価格下落リスクを想定した処分価格の見積りをもとに貸倒引当金を計上しております。

C 翌連結会計年度に係る連結財務諸表に及ぼす影響

 個別債務者の業績変化や、米国不動産市場の動向変化等により、当初の見積りに用いた仮定が変化した場合は、翌連結会計年度に係る連結財務諸表における貸倒引当金に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(ロ)繰延税金資産の回収可能性

(ⅰ)当連結会計年度に係る連結財務諸表に計上した額

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

繰延税金資産

44,580百万円

51,583百万円

(ⅱ)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報

A 算出方法

 繰延税金資産は、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第26号)に基づく企業分類に応じて、将来の課税所得を見積り、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金のスケジューリングの結果、その回収可能性を判断し計上しております。

B 主要な仮定

 将来の課税所得の見積りは、当行グループの事業計画を基礎としており、これには各ビジネスの過去実績や直近の事業環境、事業方針を考慮しております。また、新中期経営計画におけるユニット毎の収益性や与信関連費用の見通し、日本銀行の金融政策を踏まえた金利見通しなどを主要な仮定としております。

C 翌連結会計年度に係る連結財務諸表に及ぼす影響

 将来の金融経済環境の変化等により、当初の見積りに用いた仮定が変化した場合は、翌連結会計年度に係る連結財務諸表における繰延税金資産に重要な影響を与える可能性があります。

 

(参考)

① 国内・海外別収支

 

 当連結会計年度の「国内」の資金運用収支は425億円、信託報酬は3億円、役務取引等収支は264億円、特定取引収支は31億円、その他業務収支は88億円となりました。

 「海外」においては、資金運用収支は75億円、役務取引等収支は△20億円、その他業務収支は△7億円となりました。

 この結果、相殺消去後の合計は、資金運用収支は487億円、信託報酬は3億円、役務取引等収支は242億円、特定取引収支は31億円、その他業務収支は91億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

31,817

11,758

1,502

42,074

当連結会計年度

42,595

7,513

1,397

48,710

うち資金運用収益

前連結会計年度

156,903

71,042

61,509

166,436

当連結会計年度

155,627

65,953

60,476

161,104

うち資金調達費用

前連結会計年度

125,085

59,283

60,006

124,362

当連結会計年度

113,031

58,440

59,079

112,393

信託報酬

前連結会計年度

370

370

当連結会計年度

374

0

373

役務取引等収支

前連結会計年度

22,150

△1,948

151

20,050

当連結会計年度

26,432

△2,023

131

24,277

うち役務取引等収益

前連結会計年度

28,656

5,641

8,502

25,794

当連結会計年度

34,096

5,462

8,421

31,137

うち役務取引等費用

前連結会計年度

6,506

7,589

8,351

5,744

当連結会計年度

7,664

7,485

8,290

6,859

特定取引収支

前連結会計年度

1,633

1,633

当連結会計年度

3,145

3,145

うち特定取引収益

前連結会計年度

11,552

247

11,304

当連結会計年度

3,706

3,706

うち特定取引費用

前連結会計年度

9,918

247

9,671

当連結会計年度

560

560

その他業務収支

前連結会計年度

△13,812

△691

△1,299

△13,204

当連結会計年度

8,847

△720

△1,002

9,130

うちその他業務収益

前連結会計年度

36,373

20

8,804

27,590

当連結会計年度

33,298

11

8,892

24,417

うちその他業務費用

前連結会計年度

50,186

712

10,103

40,794

当連結会計年度

24,450

731

9,895

15,286

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内に本店を有する(連結)子会社(以下「国内(連結)子会社」という。)であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外に本店を有する(連結)子会社(以下「海外(連結)子会社」という。)であります。

3.「相殺消去額(△)」には、収益・費用の相殺消去額及びその他の連結調整による増減額を含んでおります。

 

② 国内・海外別資金運用/調達の状況

 

 当連結会計年度の「国内」の資金運用勘定平均残高は5兆8,855億円、利息は1,522億円、利回りは2.58%となり、資金調達勘定平均残高は6兆9,270億円、利息は1,130億円、利回りは1.63%となりました。

 「海外」においては、資金運用勘定平均残高は9,850億円、利息は659億円、利回りは6.69%となり、資金調達勘定平均残高は9,667億円、利息は584億円、利回りは6.04%となりました。

 この結果、相殺消去後の合計は、資金運用勘定平均残高は5兆8,312億円、利息は1,577億円、利回りは2.70%となり、資金調達勘定平均残高は6兆9,001億円、利息は1,123億円、利回りは1.62%となりました。

(イ)国 内

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

6,153,349

156,903

2.54

当連結会計年度

5,885,567

152,280

2.58

うち預け金

前連結会計年度

32,716

1,346

4.11

当連結会計年度

28,143

983

3.49

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

222,980

812

0.36

当連結会計年度

53,644

325

0.60

うち買現先勘定

前連結会計年度

4

△0

△0.10

当連結会計年度

9

0

0.10

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

1,509,125

26,997

1.78

当連結会計年度

1,360,145

23,039

1.69

うち貸出金

前連結会計年度

4,115,238

121,920

2.96

当連結会計年度

4,160,051

122,074

2.93

資金調達勘定

前連結会計年度

6,835,372

125,078

1.82

当連結会計年度

6,927,032

113,020

1.63

うち預金

前連結会計年度

5,703,390

15,101

0.26

当連結会計年度

5,677,631

16,149

0.28

うち譲渡性預金

前連結会計年度

42,539

12

0.02

当連結会計年度

70,760

146

0.20

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

14,237

463

3.25

当連結会計年度

1,863

41

2.20

うち売現先勘定

前連結会計年度

51,450

2,838

5.51

当連結会計年度

29,293

1,518

5.18

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

286,182

15,050

5.25

当連結会計年度

310,241

15,318

4.93

うち借用金

前連結会計年度

547,784

1,469

0.26

当連結会計年度

662,236

2,820

0.42

うち社債

前連結会計年度

179,213

5,407

3.01

当連結会計年度

151,822

6,067

3.99

(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の国内(連結)子会社については、四半期毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

3.資金運用勘定は無利息預け金等を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額を控除しております。

 

(ロ)海 外

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

987,925

71,042

7.19

当連結会計年度

985,056

65,953

6.69

うち預け金

前連結会計年度

51,690

871

1.68

当連結会計年度

53,136

776

1.46

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち貸出金

前連結会計年度

936,234

70,170

7.49

当連結会計年度

931,920

65,177

6.99

資金調達勘定

前連結会計年度

963,361

59,283

6.15

当連結会計年度

966,756

58,440

6.04

うち預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

当連結会計年度

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

963,361

59,283

6.15

当連結会計年度

966,756

58,440

6.04

うち社債

前連結会計年度

当連結会計年度

(注)1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、海外(連結)子会社については、四半期毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.資金運用勘定は無利息預け金等を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額を控除しております。

 

(ハ)合 計

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り

(%)

小計

相殺消去額

(△)

合計

小計

相殺消去額

(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

7,141,275

1,054,794

6,086,481

227,945

61,509

166,436

2.73

当連結会計年度

6,870,624

1,039,392

5,831,231

218,234

60,476

157,757

2.70

うち預け金

前連結会計年度

84,407

23,937

60,469

2,218

694

1,523

2.51

当連結会計年度

81,280

21,451

59,828

1,759

656

1,103

1.84

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

222,980

222,980

812

812

0.36

当連結会計年度

53,644

53,644

325

325

0.60

うち買現先勘定

前連結会計年度

4

4

△0

△0

△0.10

当連結会計年度

9

9

0

0

0.10

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

1,509,125

67,805

1,441,320

26,997

33

26,964

1.87

当連結会計年度

1,360,145

51,298

1,308,846

23,039

540

22,499

1.71

うち貸出金

前連結会計年度

5,051,472

963,051

4,088,421

192,090

60,781

131,308

3.21

当連結会計年度

5,091,971

966,641

4,125,329

187,251

59,279

127,971

3.10

資金調達勘定

前連結会計年度

7,798,733

996,596

6,802,136

184,361

60,006

124,354

1.82

当連結会計年度

7,893,789

993,646

6,900,143

171,461

59,079

112,382

1.62

うち預金

前連結会計年度

5,703,390

32,785

5,670,605

15,101

717

14,384

0.25

当連結会計年度

5,677,631

26,799

5,650,831

16,149

637

15,511

0.27

うち譲渡性預金

前連結会計年度

42,539

42,539

12

12

0.02

当連結会計年度

70,760

70,760

146

146

0.20

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

14,237

14,237

463

463

3.25

当連結会計年度

1,863

1,863

41

41

2.20

うち売現先勘定

前連結会計年度

51,450

51,450

2,838

2,838

5.51

当連結会計年度

29,293

29,293

1,518

1,518

5.18

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

286,182

286,182

15,050

15,050

5.25

当連結会計年度

310,241

310,241

15,318

15,318

4.93

うち借用金

前連結会計年度

1,511,146

963,811

547,334

60,752

59,289

1,462

0.26

当連結会計年度

1,628,993

966,846

662,146

61,261

58,441

2,820

0.42

うち社債

前連結会計年度

179,213

179,213

5,407

5,407

3.01

当連結会計年度

151,822

151,822

6,067

6,067

3.99

(注)1.「相殺消去額(△)」は、グループ内取引として相殺消去した金額であります。また、利息についてはその他の連結調整による増減額を含んでおります。

2.資金運用勘定は無利息預け金等を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額を控除しております。

③ 国内・海外別役務取引の状況

 

 当連結会計年度は、役務取引等収益は311億円、役務取引等費用は68億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

28,656

5,641

8,502

25,794

当連結会計年度

34,096

5,462

8,421

31,137

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

8,284

541

417

8,409

当連結会計年度

9,791

542

538

9,795

うち為替業務

前連結会計年度

3,755

0

3,754

当連結会計年度

5,209

0

5,208

うち証券関連業務

前連結会計年度

4,981

90

4,891

当連結会計年度

5,994

78

5,916

うち代理業務

前連結会計年度

4,095

5,056

7,793

1,358

当連結会計年度

4,983

4,876

7,623

2,236

うち保証業務

前連結会計年度

147

12

134

当連結会計年度

150

12

138

役務取引等費用

前連結会計年度

6,506

7,589

8,351

5,744

当連結会計年度

7,664

7,485

8,290

6,859

うち為替業務

前連結会計年度

1,441

0

1,441

当連結会計年度

2,287

0

2,287

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.「相殺消去額(△)」には、収益・費用の相殺消去額及びその他の連結調整による増減額を含んでおります。

 

④ 国内・海外別特定取引の状況

(イ)特定取引収益・費用の内訳

 当連結会計年度は、特定取引収益は37億円、特定取引費用は5億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前連結会計年度

11,552

247

11,304

当連結会計年度

3,706

3,706

うち商品有価証券収益

前連結会計年度

247

247

当連結会計年度

85

85

うち特定取引有価証券収益

前連結会計年度

8,275

8,275

当連結会計年度

うち特定金融派生商品収益

前連結会計年度

3,029

3,029

当連結会計年度

3,621

3,621

うちその他の特定取引収益

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引費用

前連結会計年度

9,918

247

9,671

当連結会計年度

560

560

うち商品有価証券費用

前連結会計年度

9,918

247

9,671

当連結会計年度

うち特定取引有価証券費用

前連結会計年度

当連結会計年度

560

560

うち特定金融派生商品費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うちその他の特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.「相殺消去額(△)」には、収益・費用の相殺消去額及びその他の連結調整による増減額を含んでおります。

(ロ)特定取引資産・負債の内訳(末残)

 当連結会計年度は、特定取引資産は2,628億円、特定取引負債は2,091億円となりました。

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引資産

前連結会計年度

173,713

173,713

当連結会計年度

262,803

262,803

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち商品有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引有価証券派生商品

前連結会計年度

1,566

1,566

当連結会計年度

1,323

1,323

うち特定金融派生商品

前連結会計年度

172,146

172,146

当連結会計年度

261,480

261,480

うちその他の特定取引資産

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引負債

前連結会計年度

165,078

165,078

当連結会計年度

209,155

209,155

うち売付商品債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち商品有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引売付債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引有価証券派生商品

前連結会計年度

1,607

1,607

当連結会計年度

250

250

うち特定金融派生商品

前連結会計年度

163,470

163,470

当連結会計年度

208,904

208,904

うちその他の特定取引負債

前連結会計年度

当連結会計年度

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.「相殺消去額(△)」は、グループ内取引として相殺消去した金額であります。

⑤ 国内・海外別預金残高の状況

○預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

5,659,004

24,012

5,634,992

当連結会計年度

5,628,469

30,168

5,598,301

うち流動性預金

前連結会計年度

3,309,047

9,277

3,299,769

当連結会計年度

2,962,517

7,548

2,954,968

うち定期性預金

前連結会計年度

2,283,223

2,283,223

当連結会計年度

2,583,157

5,000

2,578,157

うちその他

前連結会計年度

66,733

14,734

51,999

当連結会計年度

82,795

17,619

65,175

譲渡性預金

前連結会計年度

141,380

141,380

当連結会計年度

74,600

74,600

総合計

前連結会計年度

5,800,384

24,012

5,776,372

当連結会計年度

5,703,069

30,168

5,672,901

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.「相殺消去額(△)」は、グループ内取引として相殺消去した金額であります。

4.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

5.定期性預金=定期預金

 

⑥ 国内・海外別貸出金残高の状況

(イ)業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

3,098,275

100.00

3,298,786

100.00

製造業

300,950

9.71

369,666

11.21

農業、林業、漁業

152

0.00

883

0.03

鉱業、採石業、砂利採取業

建設業

16,668

0.54

25,765

0.78

電気・ガス・熱供給・水道業

126,090

4.07

140,184

4.25

情報通信業

128,199

4.14

117,077

3.55

運輸業、郵便業

42,792

1.38

58,669

1.78

卸売業、小売業

85,987

2.78

75,646

2.29

金融業、保険業

363,825

11.74

411,033

12.46

不動産業

758,169

24.47

748,573

22.69

物品賃貸業

183,255

5.91

208,079

6.31

その他サービス業

162,957

5.26

168,009

5.09

地方公共団体

813

0.03

4,931

0.15

その他

928,411

29.97

970,263

29.41

海外及び特別国際金融取引勘定分

973,019

100.00

907,777

100.00

政府等

金融機関

その他

973,019

100.00

907,777

100.00

合計

4,071,295

  ――

4,206,564

  ――

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

(ロ)外国政府等向け債権残高(国別)

 該当ありません。

 

⑦ 国内・海外別有価証券の状況

○有価証券残高(末残)

種類

期別

国内

海外

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

52,528

52,528

当連結会計年度

128,590

128,590

地方債

前連結会計年度

29,080

29,080

当連結会計年度

33,700

33,700

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

社債

前連結会計年度

107,551

107,551

当連結会計年度

103,147

103,147

株式

前連結会計年度

46,143

15,018

31,125

当連結会計年度

47,476

17,519

29,957

その他の証券

前連結会計年度

990,904

24,627

966,276

当連結会計年度

1,082,834

22,771

1,060,062

合計

前連結会計年度

1,226,208

39,646

1,186,561

当連結会計年度

1,395,749

40,290

1,355,458

(注)1.「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内(連結)子会社であります。

2.「海外」とは、当行の海外店及び海外(連結)子会社であります。

3.「相殺消去額(△)」には、投資と資本の消去及びその他の連結調整による増減額を含んでおります。

4.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

⑧ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

 

 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、当行1社です。

 

  (イ)信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)

資   産

科目

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

貸出金

53,897

5.95

79,463

8.49

有価証券

170,977

18.87

184,441

19.72

信託受益権

4,806

0.53

4,530

0.49

受託有価証券

221,189

24.41

196,487

21.00

金銭債権

302,209

33.36

255,047

27.26

有形固定資産

73,263

8.09

72,787

7.78

その他債権

739

0.08

204

0.02

現金預け金

78,903

8.71

142,616

15.24

合計

905,987

100.00

935,579

100.00

 

負   債

科目

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

183,079

20.21

197,446

21.10

金銭信託以外の金銭の信託

132,401

14.61

218,635

23.37

有価証券の信託

221,372

24.43

196,680

21.02

金銭債権の信託

35,565

3.93

22,434

2.40

包括信託

333,569

36.82

300,383

32.11

合計

905,987

100.00

935,579

100.00

(注)1. 「信託受益権残高」は、信託勘定全体の信託受益権残高から、当行を委託者兼受託者とする信託から取得した信託受益権額を二重信託として控除しております。また、負債のうち対応する信託種別の元本残高から同額を控除しております。

   2. 元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。

 

(ロ)貸出金残高の状況(業種別貸出状況)(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

製造業

10

0.02

9

0.01

農業、林業、漁業

鉱業、採石業、砂利採取業

建設業

26

0.05

25

0.03

電気・ガス・熱供給・水道業

16,025

29.73

情報通信業

23

0.04

16

0.02

運輸業、郵便業

5

0.01

5

0.01

卸売業、小売業

149

0.28

68

0.09

金融業、保険業

不動産業

34,034

63.15

75,760

95.34

物品賃貸業

その他サービス業

3,448

6.40

3,415

4.30

地方公共団体

その他

172

0.32

162

0.20

合計

53,897

100.00

79,463

100.00

 

(ハ)有価証券残高の状況(末残・構成比)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

5,764

3.37

6,256

3.39

地方債

9,075

5.31

9,075

4.92

短期社債

社債

21,159

12.38

26,356

14.29

株式

その他の証券

134,977

78.94

142,753

77.40

合計

170,977

100.00

184,441

100.00

 

セグメント情報

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 

当行の連結子会社であるGMOあおぞらネット銀行株式会社の重要性が増したことから、当連結会計年度より、報告セグメントに「GMOあおぞらネット銀行」を追加しております。

また、当連結会計年度末より、内部管理上の変更により、ビジネス収益に株式派生商品損益等を含めることとし、「株式等関係損益等」に含めて表示しております。

なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後のセグメント区分、収益管理方法に基づき作成しております。

 

1.報告セグメントの概要

(1)事業セグメントを識別するために用いた方法及び報告セグメントの決定

当行グループは、業務別にビジネスグループを設置しており、ビジネスグループを集約し「法人営業グループ」「ストラクチャードファイナンスグループ」「インターナショナルビジネスグループ」「マーケットグループ」「カスタマーリレーショングループ」「GMOあおぞらネット銀行」を事業セグメントとしております。当行グループにおいては、これらすべてを報告セグメントとしております。

ビジネスグループ別の財務情報等は、取締役会により業務執行役員の中から選任されたメンバーで構成するマネジメントコミッティーにおいて定期的に報告され、業績の評価や経営資源の配分方針の決定等に用いられております。

 

(2)各報告セグメントに属するサービスの種類

「法人営業グループ」は、事業法人営業グループ、M&Aアドバイザリーグループのビジネスグループで構成されており、事業法人を中心とした法人顧客向けの貸出、預金、金融商品の販売、プライベートエクイティ投資業務、M&A関連業務その他の金融業務に従事しております。

「ストラクチャードファイナンスグループ」は、事業ファイナンスグループ、環境ビジネスグループ、スペシャルシチュエーションズグループ、不動産ファイナンスグループのビジネスグループで構成されており、買収ファイナンス、環境関連プロジェクトファイナンス、再生ファイナンス、不動産ファイナンス、その他専門性の高い金融業務に従事しております。

「インターナショナルビジネスグループ」は、インターナショナルファイナンスグループのビジネスグループで構成されており、海外投融資業務、その他専門性の高い金融業務に従事しております。

「マーケットグループ」はファイナンシャルマーケッツグループのビジネスグループで構成されており、顧客向けのデリバティブ商品・外国為替商品の販売業務、デリバティブ・外国為替のトレーディング業務並びにALM業務に従事しております。

「カスタマーリレーショングループ」は、金融法人・地域法人営業グループ、個人営業グループのビジネスグループで構成されており、金融法人、公共法人を中心とした法人顧客向けの貸出、預金、金融商品の販売、及び個人顧客向けの預金、投資信託・保険の販売その他の金融業務に従事しております。

「GMOあおぞらネット銀行」は当行の連結子会社で、スタートアップ企業、中小企業を中心とした法人顧客及び個人顧客向けの貸出、預金、為替、その他の金融業務に従事しております。

 

 

2.報告セグメント毎のビジネス収益、ビジネス利益又は損失、資産、負債の金額の算定方法

報告セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

連結粗利益、持分法による投資損益及び株式等関係損益等を合計した金額を「ビジネス収益」としております。

各報告セグメント間の資金運用・調達取引にかかる損益については、通貨別・期間別に平均調達レートをベースにして定めた本支店レートや、調達活動にかかる経費配賦比率をベースに算定しております。また、ビジネス活動に直接関係しない本社経費は各報告セグメントへ配賦せず、報告セグメント対象外の損益としております。

固定資産については、報告セグメントに配分しておりませんが、関連する費用については該当するセグメントに配分しております。

 

 

3.報告セグメント毎のビジネス収益、ビジネス利益又は損失、資産、負債の金額に関する情報

 

 前連結会計年度(自2023年4月1日 至2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

法人営業

グループ

ストラクチャードファイナンスグループ

インターナショナルビジネスグループ

マーケット

グループ

カスタマー

リレーション

グループ

GMOあおぞら

ネット銀行

報告

セグメント

合計

 

連結粗利益(収益)

15,720

41,580

14,997

△33,161

7,582

5,156

51,876

 

持分法による投資損益

2,342

2,342

 

株式等関係損益等

570

△12

2,189

△8,484

248

△4

△5,493

ビジネス収益

16,291

41,567

19,529

△41,646

7,830

5,151

48,725

経費

9,725

13,709

8,319

4,399

10,800

8,572

55,526

ビジネス利益

又は損失(△)

6,566

27,858

11,209

△46,046

△2,969

△3,420

△6,801

セグメント資産

1,123,844

1,806,654

1,103,567

2,426,912

128,841

581,638

7,171,459

セグメント負債

240,779

91,380

13

859,139

5,312,689

615,829

7,119,831

(注)1.一般企業の売上高に代えて、連結粗利益、持分法による投資損益及び株式等関係損益等を合計した金額を「ビジネス収益」として記載しております。うち連結粗利益は、連結損益計算書における資金運用収益、信託報酬、役務取引等収益、特定取引収益及びその他業務収益の合計から資金調達費用、役務取引等費用、特定取引費用及びその他業務費用の合計を差引いたものであります。うち株式等関係損益等は、株式等売却損益、株式等償却及び株式派生商品損益等を合計したものであります。当行グループでは、収益をビジネス収益により報告セグメント別に把握し管理しております。なお、資金取引においては受取利息と支払利息を純額で管理をしているため、セグメント間の内部取引については記載を省略しております。

2.報告セグメントの経費の算定上、減価償却費は、一部について他の経費と合算した上で報告セグメントに配分しており、減価償却費としては報告セグメント毎の把握・管理を行っていないため、その他項目への記載を省略しております。なお、前連結会計年度における減価償却費は7,174百万円です。

3.インターナショナルビジネスグループのセグメント資産には、持分法適用会社への投資金額31,027百万円が含まれております。

 

 当連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

法人営業

グループ

ストラクチャードファイナンスグループ

インターナショナルビジネスグループ

マーケット

グループ

カスタマー

リレーション

グループ

GMOあおぞら

ネット銀行

報告

セグメント

合計

 

連結粗利益(収益)

16,130

38,120

15,252

453

8,020

9,210

87,187

 

持分法による投資損益

2,265

2,265

 

株式等関係損益等

415

△979

2

659

96

ビジネス収益

16,545

37,141

17,517

455

8,679

9,210

89,549

経費

9,841

14,636

7,872

4,309

10,479

9,611

56,750

ビジネス利益

又は損失(△)

6,704

22,504

9,644

△3,853

△1,799

△400

32,799

セグメント資産

1,216,743

1,703,670

1,031,250

2,326,971

189,784

941,563

7,409,983

セグメント負債

265,836

101,689

21

1,034,782

4,835,857

946,549

7,184,737

(注)1.一般企業の売上高に代えて、連結粗利益、持分法による投資損益及び株式等関係損益等を合計した金額を「ビジネス収益」として記載しております。うち連結粗利益は、連結損益計算書における資金運用収益、信託報酬、役務取引等収益、特定取引収益及びその他業務収益の合計から資金調達費用、役務取引等費用、特定取引費用及びその他業務費用の合計を差引いたものであります。うち株式等関係損益等は、株式等売却損益、株式等償却及び株式派生商品損益等を合計したものであります。当行グループでは、収益をビジネス収益により報告セグメント別に把握し管理しております。なお、資金取引においては受取利息と支払利息を純額で管理をしているため、セグメント間の内部取引については記載を省略しております。

2.報告セグメントの経費の算定上、減価償却費は、一部について他の経費と合算した上で報告セグメントに配分しており、減価償却費としては報告セグメント毎の把握・管理を行っていないため、その他項目への記載を省略しております。なお、当連結会計年度における減価償却費は7,252百万円です。

3.インターナショナルビジネスグループのセグメント資産には、持分法適用会社への投資金額35,508百万円が含まれております。

 

 

4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

(1)報告セグメントのビジネス収益の合計額と連結損益計算書のビジネス収益計上額

(単位:百万円)

ビジネス収益

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

報告セグメント合計

48,725

89,549

報告セグメント対象外の損益及び収益・費用計上基準の相違による調整等

5,777

473

連結損益計算書のビジネス収益

54,502

90,023

 

 

(2)報告セグメントのビジネス利益又は損失の合計額と連結損益計算書の経常利益計上額

(単位:百万円)

ビジネス利益又は損失

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

報告セグメント合計

△6,801

32,799

報告セグメント対象外の損益及び収益・費用計上基準の相違による調整等

△556

△5,655

退職給付費用数理差異調整等

△564

494

与信関連費用等

△46,930

△9,445

上記以外の経常収支に関連するもの

36

△631

連結損益計算書の経常利益又は経常損失(△)

△54,816

17,561

(注)「与信関連費用等」として、貸出金償却、貸倒引当金繰入額、債権売却損益等の合計を記載しております。

 

(3)報告セグメントの資産の合計額と連結貸借対照表の資産計上額

(単位:百万円)

資産

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

報告セグメント合計

7,171,459

7,409,983

貸倒引当金

△37,475

△37,809

配分していない資産等

469,019

390,260

連結貸借対照表の資産合計

7,603,002

7,762,434

(注)配分していない資産等の主なものは、前連結会計年度については、外国為替51,267百万円、その他資産328,544百万円、固定資産42,121百万円、繰延税金資産44,580百万円であります。また、当連結会計年度については、外国為替46,420百万円、その他資産246,738百万円、固定資産41,460百万円、繰延税金資産51,583百万円であります。

 

(4)報告セグメントの負債の合計額と連結貸借対照表の負債計上額

(単位:百万円)

負債

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

報告セグメント合計

7,119,831

7,184,737

配分していない負債等

92,093

118,011

連結貸借対照表の負債合計

7,211,924

7,302,748

(注)配分していない負債等の主なものは、前連結会計年度については、その他負債77,401百万円、退職給付に係る負債10,912百万円であります。また、当連結会計年度については、その他負債81,350百万円、退職給付に係る負債10,353百万円であります。

 

 

5.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

(単位:百万円)

 

区分

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

経常収益

246,299

231,460

うち役務取引等収益(含む信託報酬)

26,165

31,511

貸出業務・預金業務

8,409

9,795

証券業務・代理業務

6,250

8,152

その他の受入手数料

11,506

13,563

(注)役務取引等収益(含む信託報酬)の貸出業務・預金業務関連収益は主に法人営業グループ及びストラクチャードファイナンスグループから、証券業務・代理業務関連収益は主にカスタマーリレーショングループから、その他の受入手数料は主にGMOあおぞらネット銀行から発生しております。なお、上表には、企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」等に基づく収益も含んでおります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自2023年4月1日 至2024年3月31日)

1.サービス毎の情報

(単位:百万円)

 

貸出業務

有価証券

投資業務

デリバティブ

業務等

その他

合計

外部顧客に対する経常収益

140,446

61,187

15,117

29,547

246,299

(注)一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

 

2.地域毎の情報

(1)経常収益

顧客との取引データのうち、資金運用収益、有価証券の売却益等及びデリバティブ取引関連収益等については、顧客の地域別に把握することが困難なため、地域毎の経常収益は記載しておりません。

(2)有形固定資産

当行グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3.主要な顧客毎の情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)

1.サービス毎の情報

(単位:百万円)

 

貸出業務

有価証券

投資業務

デリバティブ

業務等

その他

合計

外部顧客に対する経常収益

140,937

45,691

8,553

36,279

231,460

(注)一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。

 

2.地域毎の情報

(1)経常収益

顧客との取引データのうち、資金運用収益、有価証券の売却益等及びデリバティブ取引関連収益等については、顧客の地域別に把握することが困難なため、地域毎の経常収益は記載しておりません。

(2)有形固定資産

当行グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

3.主要な顧客毎の情報

特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメント毎の固定資産の減損損失に関する情報】

 前連結会計年度(自2023年4月1日 至2024年3月31日)

重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

 当連結会計年度(自2024年4月1日 至2025年3月31日)

重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

【報告セグメント毎ののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメント毎の負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。