人的資本
OpenWork(社員クチコミ)-
社員数811名(単体) 2,176名(連結)
-
平均年齢43.9歳(単体)
-
平均勤続年数14.0年(単体)
-
平均年収9,170,025円(単体)
従業員の状況
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2024年3月31日現在 |
セグメントの名称 |
従 業 員 数(人) |
|
リース・割賦 |
1,941 |
(82) |
ファイナンス |
||
その他 |
||
全社(共通) |
235 |
(12) |
合計 |
2,176 |
(94) |
(注)1.当社グループでは、セグメント毎の経営組織体系を有しておらず、同一の従業員が複数のセグメントに従事しております。
2.従業員数は就業員数(当社グループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時従業員(パートタイマーおよび派遣社員)は年間の平均人数を( )外数で記載しております。
3.全社(共通)として記載している従業員数は、特定セグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
4.前連結会計年度に比べ従業員数が212人増加しておりますが、主としてRent Alpha Pvt. Ltd.の株式取得に
伴い連結子会社が増加したこと等によるものです。
(2)提出会社の状況
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2024年3月31日現在 |
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数 |
平均年間給与(円) |
||
811 |
(60) |
43.9 |
14年 |
2ヶ月 |
9,170,025 |
セグメントの名称 |
従 業 員 数(人) |
|
リース・割賦 |
632 |
(51) |
ファイナンス |
||
その他 |
||
全社(共通) |
179 |
(9) |
合計 |
811 |
(60) |
(注)1.当社では、セグメント毎の経営組織体系を有しておらず、同一の従業員が複数のセグメントに従事しております。
2.従業員数は就業員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時従業員(パートタイマーおよび派遣社員)は年間の平均人数を( )外数で記載しております。
3.平均年間給与(税込)は、賞与および基準外賃金を含んでおります。
4.全社(共通)として記載している従業員数は、特定セグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
一部の国内連結子会社において労働組合があります。なお、労使関係について特記すべき事項はありません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
当事業年度 |
||||
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.4. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1.5. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
11.6 |
75.0 |
53.8 |
66.5 |
80.8 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
尚、当社定義(当事業年度中に子が1歳の誕生日を迎える男性労働者の内、前事業年度から1歳の誕生日前日までの間に育児休業を開始した男性労働者育児休業等の取得割合)は100%であります。
3.集計対象には当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含んでおります。
4.管理職に占める女性労働者の割合については、出向者を出向元の労働者として集計しております。
5.労働者の賃金について、正規雇用労働者は総合職と業務職の二つの職系を合わせて比較しております。
賃金の差異の要因としては、男性の方が勤続年数の長さや管理職に占める割合が大きいことから生じております。
当社では、賃金体系や評価基準において性別による差異を設けていません。
②連結子会社
当事業年度 |
|||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率 (%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
みずほ東芝リース(株) |
6.3 |
0.0 |
61.7 |
89.0 |
83.6 |
みずほオートリース(株) |
0.0 |
66.7 |
57.1 |
76.4 |
- |
ユニバーサルリース(株) |
0.0 |
- |
87.9 |
66.8 |
154.5 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.「-」は対象となる従業員が無いことを示しております。
サステナビリティに関する取り組み(人的資本に関する取組みを含む)
2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、「ニーズをつなぎ、未来を創る」という経営理念に基づき、事業活動を通じてステークホルダーの皆さまと共有できる価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
環境・社会課題への取り組みの重要性はますます高まっており、当社グループは更なる持続可能な社会の実現と成長を目指していくため、社会と当社グループのそれぞれの機会とリスクの観点から、優先的に取り組むべき6つの重要課題(マテリアリティ)を特定し、これらのマテリアリティに対する取り組みを事業戦略と一体化させて推進しております。
気候変動や健康・福祉、都市・インフラ・モビリティ等の社会環境課題に対し、新たなテクノロジーの活用やサプライチェーン支援、モノ・サービスの利用価値の提供等も用いて循環型社会へ移行を推進しながら解決に貢献していきます。これらすべてを支える基盤として、人材・教育・ガバナンスの強化・拡充や人権ポリシーの浸透・徹底にも努めてまいります。なお、本項に含まれている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
マテリアリティ |
主要な取り組み |
脱炭素社会実現への貢献 |
・発電・送電・蓄電・利用のマネジメントシステムの構築 ・再生可能エネルギー事業へ参画しビジネスフィールドを拡大 ・省エネ、エネルギー効率化ソリューションの拡充 |
健康で豊かな生活への貢献 |
・医療メーカーとのアライアンスを通じた、メンテナンスやデータ分析など と一体化したサービスの提供 ・施設、設備、機器を内包したトータルソリューションの提供 |
生活を支える社会基盤づくりへの貢献 |
・インフラ整備、モビリティ普及のためのソリューション提供 ・防災や災害に備えた設備導入の仕組みづくり ・スマートシティ、地方創生事業への参画 |
循環型経済の牽引 |
・サプライチェーンの中のあらゆる段階での支援 ・メーカーとの連携によるライフサイクルコスト低減 ・モノの利用価値の最大化(サブスクリプション、シェアリングなど) |
テクノロジーによる新しい 価値の創出 |
・ビックデータやAIを利用したプラットフォームの提供 ・スタートアップ企業への出資を通じた新ビジネスの創出 ・テクノロジーを活用した業務効率化 |
あらゆる人が活躍できる 社会・職場づくり |
・キャリア採用による多様な人財の確保、女性の活躍支援 ・労働時間と勤務場所の自由度の向上 ・ガバナンス、内部統制の強化 ・人権ポリシーの浸透・徹底 |
(1)ガバナンス
当社グループは、サステナビリティに関わる全社横断的な審議を行うサステナビリティ委員会を設置しております。当委員会は、サステナビリティ統括責任者および人事・総務グループ長を共同委員長とし、財務・主計グループ長、企画グループ長、リスク管理グループ長、ⅠTシステム・事務グループ長、法務コンプライアンスグループ長、および、ESGに関わる各部門の担当役員で構成し、議題に応じてほかの関係者も出席して、幅広い議論を原則四半期ごとに行っております。
具体的には、ESGを含むサステナビリティに関わる情報共有、サステナビリティ経営の基本方針・目標の立案、計画の実行状況のモニタリングと対策協議等を行い、気候変動への対応やサステナビリティへの取り組み、環境変化に対応した経営等についての議論を行っております。
(2)リスク管理
当社グループは、業務に伴って発生するリスクを、定量的管理を行うフィナンシャルリスクと、定性的管理を行うオペレーショナルリスクに分け、各々のリスク管理体制を定めるとともに、フィナンシャルリスク、オペレーショナルリスクを一元的に管理する総合的なリスク管理体制を構築しております。フィナンシャルリスクについては、信用リスク・市場リスク・アセットリスク・エクイティリスクに区分したうえで、カテゴリごとにリスクキャピタルを配賦する管理の枠組みをもとに、リスクの所在と大きさをモニタリングしております。また、オペレーショナルリスクについては、事務リスク・システムリスク・法務リスク等のリスク事象の発生、対応、予防の状況等をモニタリングしております。
当社グループは、サステナビリティに関するリスクをオペレーショナルリスクと捉え、リスク管理委員会および総合的なリスク管理体制のもとで、既往のリスク管理プロセスへの反映を開始しておりますが、今後も関係機関の分析手法や研究成果を踏まえ、高度化を検討してまいります。
(3)戦略/指標および目標
当社グループは、事業に与える影響の大きさという観点から、「気候変動対応」、「人的資本」および「人権」を特に重要と捉えており、以下にその取り組み内容を記載いたします。
①気候変動対応
a.シナリオ分析
当社グループは、気候変動に伴うさまざまなリスク・機会を、戦略上の重要な観点のひとつとして捉え、「脱炭素社会実現への貢献」 をマテリアリティとして特定し、短期だけでなく中長期の時間軸でも気候変動の影響を評価・分析しております。影響を受ける時期については、1~5年程度を短期、10年程度を中期、30年程度の時間軸を長期と想定しております。当社グループにとっての気候変動に伴う移行リスク・機会と物理的リスク・機会の影響は、主に下表に示すとおりです。
また当社グループにおいては、これらのリスク・機会との関連が強い電力セクターと不動産セクターを対象に、定性的なシナリオ分析を行い、より具体的な影響の評価や対応策を策定しております。
<電力セクター>
|
1.5~2℃シナリオ |
4℃シナリオ |
リスク |
2030年以降、炭素税導入・炭素排出規制強化・エネルギーミックスの変化等を通した化石燃料の削減が想定されるため、電力会社の収益性への影響が想定されるが、当社の場合、与信コストへの影響は限定的 なお、当社は火力石炭発電等に関する事業運営は行っていない |
将来的に洪水被害が頻発するため、発電設備等への損害が想定される。また、原油価格の上昇により発電コストが上昇し、電力会社の収益性に影響が想定されることから、当社与信コストへの間接的影響が想定される。ただし、当社事業への直接的影響は限定的 |
機会 |
再生エネルギー事業の成長が見込まれることから、事業参入や投資機会の拡大が期待される |
- |
対応 |
[機会を活用するための施策] ・太陽光のみならず、バイオマス、水力、風力等、様々な再エネビジネスに対し、事業リスクを取って開発 ・蓄電池や水素等の新しい電源にもリーチを拡大 ・事業運営管理ノウハウの蓄積や新技術の導入により、保有事業の収益の極大化を図る ・補助金等を活用した設備投資 ・座礁設備や中古パネル等のリサイクルビジネスの収益化 |
[リスク低減策] ・当社を取り巻く環境変化に応じたセクターポリシーも踏まえて、個別案件に対する多面的で慎重なリスク判断の実施 |
1.5~2℃以下シナリオでは、電力会社の収益性への影響が想定されますが、当社に影響するリスクは限定的な一方、機会の面では再生エネルギー事業の成長が見込まれます。4℃シナリオでは、将来的な洪水被害の頻発による発電設備等への損害が想定され、また、電力会社の収益性低下から、当社への負の影響も想定されます。
<不動産セクター>
|
1.5~2℃シナリオ |
4℃シナリオ |
リスク |
省エネ水準規制の厳正化による設備投資の増加や、ZEB(*1)/ZEH(*2)の義務化によるコスト上昇が想定され、テナントに転嫁できない場合等は長期的にはお客さまの事業への影響による当社与信コストへの影響が想定されるが、リスクは限定的 |
将来的に洪水被害が頻発するため、当社関連物件が被災した場合には不動産の資産価値の毀損や修繕コスト等が発生することが想定され、お客さまの事業への影響による当社与信コストへの影響が想定される |
機会 |
物件によっては競争力の向上、また、低炭素への意識の高まりによる高環境性能に対する賃料の増加が想定されるため、ビジネスの拡大が見込まれる |
立地条件・防災性能向上等により災害に強い物件の場合は、競争力が向上することが想定され、当社の事業への影響も想定される |
対応 |
[機会を活用するための施策] ・環境を配慮した不動産への投融資を強化する ・アライアンスを活用し、物件開発フェーズまでビジネス領域を広げていくことで環境対応による機会を捉えていく |
[リスク低減策] ・より詳細なハザードマップ等の活用によるファイナンス・投資リスク判断 ・長期保有案件に関してはより慎重な信用力評価を行う |
1.5~2℃以下シナリオでは、物件によっては競争力の向上等が想定され、環境性能の優位性を確保することによりお客さまの脱炭素社会への移行をサポートする等、当社グループのビジネスの拡大が期待されます。4℃シナリオでは、将来的に当社グループが関与する物件が洪水等による被害を受けた場合には不動産の資産価値の毀損等が想定され、当社グループへの負の影響も想定されます。
*1 ZEB:Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
*2 ZEH:Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
これらの結果も踏まえ当社グループは、より具体的に気候変動の影響を考慮し、経営計画等に反映し、再生可能エネルギーの普及と、新たな社会インフラの再構築による環境負荷の低減を目指した事業の拡大に取り組んでおります。
脱炭素に向けたファイナンスを推進し、エンゲージメントを通じて、お客さまが気候変動を含む
SDGs/ESGへの取り組みを進めることを支援しつつ、自らも事業領域を広げていくことで、お客さまのニーズに沿ったソリューションを提供し、環境対応による機会を捉えてまいります。
脱炭素および関連する気候変動やエネルギー問題は、世界的な最重要課題であり、当社グループにおいても、排出しているCO2削減に関して目標を立てて取り組むことのみならず、再生可能エネルギーによる発電の推進や、資源・エネルギー・製品を可能な限りリサイクルし廃棄物の発生を最小限化する循環型経済の実現を目指すことで、社会的なCO2排出抑制に貢献していくため、下記の指標および目標を設定しております。
※気候変動対応に関する詳細は、当社ホームページに掲載している「統合報告書2023」をご参照ください。
b.指標および目標
再生可能エネルギー発電設備容量確保 |
1GW(2025年度) |
|
SCOPE1,2 CO2排出量削減* |
排出量ゼロ(2030年度) |
|
ケミカル・マテリアル資源循環率 |
85%以上(2027年度) |
|
*単体+国内連結子会社7社
2023年度は主要ビル使用電力の再生エネルギー化や拠点の統廃合等により、排出量を削減しました。
今後も引き続き排出量削減の取り組みを重ねてまいります。
②人的資本
当社グループでは、社員一人一人を大切な財産(人財)と捉え、経営理念である「Mission」「Vision」「Value」を実現するため、心理的安全性を高め、当社グループで長く活躍する社員の育成と社員が活躍できる職場環境を創出することが重要な経営戦略の一つと考えています。
a.人財育成方針
現在、デジタル社会への移行が進んでいる中、事業環境は急速に変化し、不確実性も増しています。このような環境下において、当社はグループ連携を軸とした積極的なビジネス領域の拡大を志向しています。
当社として更なる変革に挑戦するため、更なるビジネス領域の拡大や、取引先の潜在ニーズやその多様化を的確に捉えたソリューション提供、そして取引先の社会課題の解決に向けたビジネス戦略の推進を目指します。
戦略実現に向けて、当社の風土を「自発的・自律的にチャレンジするカルチャー」へと変革を図ると共に、下記の人財戦略の取り組みを有機的に結合させながら、今後の事業を支える人財ポートフォリオの実現を目指します。
・多様な価値観、スキルを持つ国内外の人財の採用強化と定着
・社会的課題の解決を志し専門性を備えた人財や次世代経営者候補の育成
・適切な評価・処遇の運用による人財登用
・戦略に基づく適材適所の実現
戦略を実現するために、当社が求める人財像は以下の通りです。
<求める社員像>
・共に挑戦し、共に変革し、共に成長していく人
<求める能力・資質>
・チャレンジ精神旺盛で、自発的かつ主体的に物事に取り組むことができる能力と資質
・さまざまなニーズや課題に向き合い、専門性を背景に適切なソリューションを提供し、実現することができる能力と資質
・多様性を尊重し、協調性と柔軟性を持って相手に接することのできる能力と資質
b.社内環境整備方針
当社は日本に基盤を持つ企業として、少子高齢化による労働力の減少などの直面する課題に対応していく必要があります。また、当社はアジア地域を中心に海外展開を進めており、国籍や性別、年齢などにとらわれず、多様な人材と価値観を積極的に取り入れ、活かしていくことが重要と考えています。
さらに、より成長し、組織風土を変革していくためには、社員一人一人が自律的に学び続けることが必要です。
キャリア機会の提供や、仕事への誇りが持てる、活躍できる職場環境を創り続けることを通して、社員一人一人が「やりがい」「働きがい」「充実感」のある組織を目指します。
<目標>
・社員がゆとりや豊かさを実感できるような、快適で安全な働きやすい環境を確保します
・職場で共に働く人々が互いに尊重しあい、差別・ハラスメントのない職場を作ります
具体的には、『採用』『育成』『サクセッションプラン』『ダイバーシティ』『健康経営』『エンゲージメント』『労働時間や勤務場所』などの観点から、取り組みを進めていくことが重要と考えています。
また、サステナビリティに関する考え方や取り組みにおいて、そのマテリアリティの一つとして「あらゆる人が活躍できる社会・職場づくり」を特定し、「人」を大切にすることを最優先に考えた経営にも取り組んでいます。
これらの実現に向けて、社員の育成・能力開発・多様性の尊重等、以下のような取り組みを進めています。
・採用
新卒採用
各々の個性を重視する選考を基本方針として、「知的好奇心をかき立て、率先して行動できる人財」を採用しています。
キャリア採用
近年、アライアンスパートナーとのビジネス領域の拡大や、他社との競合の激化など、当社グループを取り巻く環境は常に変化しており、ビジネスの量的拡大や多様性を支えるために専門性の高い人財の獲得を強化しています。
キャリア採用の社員の経験や知見は、周囲の社員に刺激を与え、当社グループ全体の更なる前進に大きく貢献しています。
・育成(教育研修)
新人~管理職の各階層が必要とする知識やスキルを客観的に把握するために、キャリアプランを「見える化」しています。社員一人一人が確実に段階を踏んで成長できるよう、ステップに応じた様々な研修プログラムを用意し、人財の育成に努めています。
現在、ビジネス領域の拡大や新たなビジネスの実装に向けてデジタル技術を活用し、DXに対応する人財を育成するために、ITシステム部門と連携してDX人財育成を推進しています。2023年度からはDX関連の専門的なコンテンツが豊富な外部e-Learningを導入し、さらに資格取得の奨励策を拡充するなど、社員が積極的にITリテラシーを向上させることに取り組んでいます。
・サクセッションプラン
「コーポレートガバナンス・コードの重視」「計画性を持った経営層の育成」「透明性のある役員選出」という観点から、後継者育成計画(サクセッションプラン)を進めています。次世代経営者候補を明確化するとともに、計画的に時間をかけて丁寧に育成するためのプログラムを作成し、対象者をマネージャー層にまで拡大して、より中長期的な育成を図っています。
・ダイバーシティ(多様性の尊重)
女性の活躍推進
現在、当社では毎年の新卒総合職採用者の約半数を女性で占める状況であり、また、女性管理職の比率に関しては、2025年度までに15%を目標として掲げ、2024年3月末時点では11.6%に達しています。
女性社員の活躍と女性管理職の増加を積極的に推進していくことを目的に、事業年度毎にテーマを決めた取り組みを継続的に実施しています。ワークショップや他社で活躍する女性管理職との座談会の開催、女性社員の自律的なキャリアメークを企図したキャリアポータルサイトの開設などを行っています。
また、ライフイベントの両立に関しても、育児休業取得に関する相談窓口を設け、出産・育児に関する制度案内の配布や対象となる男性社員に育児休業取得に関する個別説明を行うなど、女性社員・男性社員を問わず、仕事と育児の両面に向けたサポートを行っています。
これらの取り組みにより、次世代を担う子供の育成支援に積極的に取り組む企業として、2020年12月に「プラチナくるみん」の認定を受けています。
シニア社員活躍推進
経験を積んだ社員が豊富な知識や知見を最大限発揮できるよう、2019年度から65歳定年制を取り入れています。
さらに、シニア社員向けにライフデザイン研修を実施し、自己のキャリアを見直すことで自己啓発を促すとともに、将来を見据えた包括的なライフプラン設計のサポートも行っています。
障がい者雇用
障がい者雇用にも積極的に取り組んでおり、障がい者の能力やポテンシャルを重視し、適切なサポートを提供することで、多様な人財の活躍を実現しています。また、一般社団法人日本パラ陸上競技連盟とオフィシャルパートナーとして障がい者スポーツの支援を行っており、障がい者への偏見・差別意識の排除、多様性の理解にも努めています。
・健康経営への取組み
2023年より「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に2年連続で認定されました。健康経営宣言を制定し、「健康管理」「生活習慣」をテーマとしたセミナーの開催や、健康増進アプリの導入、社員が実際に参加して健康を意識するイベントなどによる、効果的で持続的な健康の自己管理を呼びかけています。
快適で安全な働きやすい環境の確保のためには心の健康が重要であるとの認識のもと、年に1度、ストレスチェックも行っています。
・エンゲージメントの強化
社員の意識や心理状態をタイムリーに把握し、より働きがいのある職場を実現していくために、3か月毎にエンゲージメントサーベイを実施しています。社員一人一人がエンゲージメントの概念を深く理解し、会社主導ではなく自らが主体的に活動する風土を醸成することを目指して、各種施策を行っています。
・労働時間と勤務場所の自由度の向上
テレワークの推進やサテライトオフィスでの勤務、有給休暇制度の充実などにより、ワークライフバランスの取れた柔軟な働き方を促進しています。また、オフィス環境のABW化(Activity Based Working)を進め、社員がその時々の仕事の内容に応じて最も効率的な場所で仕事ができるワークスタイルを確立する取り組みを進めています。
c.指標および目標
専門人財の拡充 |
+80名超(2025年度) |
人財育成のための資本投下 |
3倍以上(2025年度/2022年度比) |
デジタルIT人財の育成 |
200名以上(2025年度) |
有給休暇取得率 |
80%以上(2025年度) |
女性管理職比率 |
15%(2025年度) |
男性の育児休業取得率(当社定義) |
100%(毎年) |
<実績>
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
新卒採用人数 |
30人 |
37人 |
24人 |
22人 |
キャリア採用人数 |
24人 |
22人 |
18人 |
22人 |
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
女性社員数 |
269人 |
295人 |
316人 |
321人 |
女性社員比率 |
36.4% |
37.6% |
38.8% |
39.6% |
新卒女性採用比率 |
53.3% |
59.5% |
58.3% |
45.5% |
女性管理職比率 |
5.7% |
7.3% |
7.9% |
11.6% |
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
時間外労働および休日労働時間(月平均)* |
21時間38分 |
21時間20分 |
18時間25分 |
18時間05分 |
有給休暇取得率 |
60.7% |
68.2% |
65.0% |
70.8% |
* 法定外残業時間
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
男性育児休業取得率** |
42.9% |
100% |
50.0% |
100% |
女性育児休業取得率 |
100% |
100% |
100% |
100% |
** 当社定義:該当年度に子が1歳の誕生日を迎える男性社員の内、該当年度の前年度から1歳の誕生日前日までの間に育児休業を開始した男性社員の割合
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
教育研修費対前年度比 |
- |
- |
+47.2% |
+32.5% |
1人当たり研修費 |
- |
37,210円 |
52,760円 |
70,180円 |
|
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
エンゲージメントスコア(全社)*** |
- |
70 |
70 |
69 |
*** 年度平均
人材育成方針及び社内環境整備方針に係る指標については当社においては具体的な取り組みと関連する指標のデータ管理を行っているものの、現時点では連結グループに属する全ての会社では行われていないため、単体での記載としております。
③人権
当社グループは、社会課題を率先して解決し、持続可能な社会の実現へ貢献していくことを目指しており、自らの経営理念を実現していく上で、人権の尊重が不可欠の前提であると認識しています。「みずほリースグループの企業行動規範」を制定し、役員および社員の具体的な行動指針を示すとともに、人権に対する当社グループの責任と決意を対外的に示すべく「人権ポリシー」を策定しております。
2023年度は、自社グループを対象とした人権デュー・デリジェンスを実施しました。
社員一人一人の人格や個性を尊重し、一切のハラスメント行為を断じて許さず、働きがいのある職場環境の維持に努めるべく、ホットラインや各種相談窓口にて問題行為への継続した対応を実施し、今後さらに防止・軽減・モニタリング等に向けて取り組んでまいります。